AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

クリエーティブと営業力(2)

2013-10-31 03:03:24 | オリエン門の戯言



当時 大手薬品メーカ様にお酢の代表的企業様それに大手住宅メーカ等、各企業でクリエーティブ担当に新聞 雑誌それにラジオに企業広報等等。もうこれだけでもオーバーフローでした。当時の局長M様から言われていた事「営業では幾つものタイプに別れる。
クライアントから崇拝される営業は5%くらいで多くても8%はいないだろう。この崇拝される営業は全てにおいて信頼されるし、彼等の言う事やる事に間違いは無い。だからクライアントは尊敬もするし、信頼もするんだよ。召使奉公の営業がおおよそ60%を占めるだろう。彼等はクライアントの個人的な手伝いもしながら、信頼性を高めていく営業だ。そして残りの30%くらいは、営業も出来ない営業マン達で、必要としない。(これも当時の事ですから今の諸状況はわかりませんのであしからず。)」M様がNYの現地関連企業の社長になる送別パーティで、「堕落は部長から始まる。局長などは接待に謝罪に明け暮れる。だから僕はチャレンジしたいからこの道を選んだ。」こう言い切れるところが凄い人でした。半沢直樹に敵対する不条理な上司はそういないと思います。自分の上司がそういう群れる平目ばかりだったら、直ぐにやめた方が良いでしょう。遅かれ早かれ同じ様な不条理な上司になってしまうかも知れません。如何に良い上司の背中を見れるか?がその後の自分の生き方にも影響します。スタッフが言っていることが正しければ、それを上司に言う。上司の言っていることが正しければ、それをちゃんとスタッフに伝える。クライアントが正しければ、それを社内協力スタッフに伝えること。逆にスタッフが正しければ、それを自分の言葉でクライアントを説得、正すこと。何時も両方から見られていることを忘れたら、AEとは呼ばれないんですね。


電子書籍の変換率(1)

2013-10-31 02:46:18 | メディアの一向一揆



毎日新聞の余録にこんな江戸川柳が載っていました。
「貸本屋 唐と日本を背負てくる」
和漢の書籍を背負って得意先を回る貸本屋を詠んだ江戸川柳である。高く積んだ本を風呂敷に包んで運ぶ貸本屋10+件は、天保(てんぽう)時代の江戸で約800軒もあったという▲「貸本屋 将棋さす内ただ読まれ」は分かりやすいが、さて「筆まめな得意にこまる貸本屋」とは何か。要は本に書き込みをする客が貸本屋10+件を困らせたらしい。庶民の識字率の高さと旺盛(おうせい)な読書欲、とくに女性が本を読んでいる姿は幕末に来日した欧米人を驚かせた。▲貸本屋がなかった農村では蔵書家の豪農が村人に本を貸し出す場合もあった。青木美智男(あおきみちお)著「日本文化の原型」(小学館)によると、今の埼玉県の旧家から出てきた貸出台帳からは近隣の名主(なぬし)や一般の農民が多くの実録物や読本(よみほん)などを借りている様子がうかがえた。▲時には農民の要望に応えて本を購入したこともあったようで、こうなるともう図書館である。町でも村でも好奇心豊かな本好きに高価な本を読んでもらう仕組みをごく自然に作り上げてきたご先祖たちだ。(毎日新聞 10月26日 余禄より)
折しも、読書週間でもある。
電子書籍の普及率は国内でおよそ34、5%とのこと 電子タブレットが如何に紙のページに捲る様に作り込んでもやはり違和感が残るのは私みたいな年寄りばかりのせいだろうか?
私より前の世代は英単語を1ページ覚えたらその辞書のページを食べてしまっていました。
やはりアナログとデジタル、 世の中がデジタル化されればされるほどにアナログに戻るものであります。