AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

クリエーティブの営業力(1)

2013-10-07 23:51:24 | オリエン門の戯言




クリエーティブ局から営業局へ転局した時期がございました。当時 営業強化で数十人の中堅が転局したのですが営業に行きますと「クリエーティブは会社の一部」である事を実感させられました。広告総予算 1クール 5億円としますとCM制作費 およそ5000万円となります。その5億を営業が各局に振り分けるのです。新聞 雑誌媒体 テレビ ラジオ 販促(SP)クライアントに最適なメニューを用意するのです。
営業に行ってわかったこと。
それは、「クリエーティブのスタッフの話は聞きますが、営業の話は聞かない。」
もう一つは、「営業は競合プレゼン特に媒体がらみですと本領を発揮するが、クリエーティブ プレゼン、特に担当クライアントが競合でないと全く任せっきりとなる。」
(これは今の広告代理店 事情ではありません。2000年の頃の話です。)
クリエーティブ時代にプレゼンをする前に、担当営業に聞きますこと。
「前段はどうしますか?」おおよそ8割が「君に任せるよ。」でした。
唯一前段をやってくれたのは、新橋の老舗お茶漬けの担当営業の方でした。この方は外資系の競合プレゼンでも最後の最後まで「手を抜かない」優れた営業気質の方でした。
こういう方と組みますとまずは負けません。的確なプロデユース能力が備わっておりました。