AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

電子書籍の変換率(1)

2013-10-31 02:46:18 | メディアの一向一揆



毎日新聞の余録にこんな江戸川柳が載っていました。
「貸本屋 唐と日本を背負てくる」
和漢の書籍を背負って得意先を回る貸本屋を詠んだ江戸川柳である。高く積んだ本を風呂敷に包んで運ぶ貸本屋10+件は、天保(てんぽう)時代の江戸で約800軒もあったという▲「貸本屋 将棋さす内ただ読まれ」は分かりやすいが、さて「筆まめな得意にこまる貸本屋」とは何か。要は本に書き込みをする客が貸本屋10+件を困らせたらしい。庶民の識字率の高さと旺盛(おうせい)な読書欲、とくに女性が本を読んでいる姿は幕末に来日した欧米人を驚かせた。▲貸本屋がなかった農村では蔵書家の豪農が村人に本を貸し出す場合もあった。青木美智男(あおきみちお)著「日本文化の原型」(小学館)によると、今の埼玉県の旧家から出てきた貸出台帳からは近隣の名主(なぬし)や一般の農民が多くの実録物や読本(よみほん)などを借りている様子がうかがえた。▲時には農民の要望に応えて本を購入したこともあったようで、こうなるともう図書館である。町でも村でも好奇心豊かな本好きに高価な本を読んでもらう仕組みをごく自然に作り上げてきたご先祖たちだ。(毎日新聞 10月26日 余禄より)
折しも、読書週間でもある。
電子書籍の普及率は国内でおよそ34、5%とのこと 電子タブレットが如何に紙のページに捲る様に作り込んでもやはり違和感が残るのは私みたいな年寄りばかりのせいだろうか?
私より前の世代は英単語を1ページ覚えたらその辞書のページを食べてしまっていました。
やはりアナログとデジタル、 世の中がデジタル化されればされるほどにアナログに戻るものであります。
 

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