咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

新撰組血風録・・・その2

2011-04-19 23:27:23 | レビュー
 17日の夕方、プロ野球・北海道日本ハムが 8-4 で千葉ロッテを下す朗報。ドラフト1位指名・斎藤祐樹投手が初勝利1番乗り・・・・その40数分後、同じく早大野球部で同じ釜の飯を喰った広島の新人・福井優也投手も巨人を相手に初勝利。

 変則開催で長らく続いた小倉競馬のフィナーレ「別府特別」で、吉田隼人騎手が騎乗するジャカランダデラスが最内枠から好スタート、最後の直線で二の脚を使って渋太く逃げ切りウマタンをゲット・・・・逆転勝利。

 この二つの嬉しい余韻に浸りながら、NHKBSプレミアムで毎週日曜日に放送される「新撰組血風録」の第3回を満喫した・・・・・。



(出典:NHK 公式HP)


 二人局長の壬生浪士組(後の新撰組)における内紛を描いた本編、その前半部分のクライマックスともいえる・・・・・芹沢鴨一派の横暴な振る舞いを壊滅させようとする近藤勇一派との死闘。


 鬼の副長と呼ばれた土方歳三の苦悩、どうして鬼となり厳しい処し方をしなければならないのか、ならなかったのか、それは、第1話からじっくりと描かれている。

 実在の土方歳三の函館戦争時の残された写真からすると、大変“男前の人物”に写っており・・・・・とても、鬼の副長とは思えないような穏やかな顔に見える。

 相対して、近藤勇は、切れ長の目ときりりと引き締まった口元、新撰組を率いて来た厳しいリーダーとしての雰囲気を垣間見ることができる。


 それは、ともかくとして死に場所を求めている芹沢鴨、京の町の人々を震え上がらせる傍若無人の振る舞いには、さすがの京都守護職・松平容保にとっても目にあまる所業といえる。

 芹沢局長には、隊の規律を厳しくし統制をはかろうとする副長・土方とは相いれないものがあった・・・・しかしながら、局長としての立場から、厳しい掟を渋々受け入れざるを得ない。

 双方についている隊士たちも、両局長が認めた局中法度に従わなくてはならない。その余りにも厳しい規律をタテに芹沢一派を追い詰めていく緊迫した内容で、この第3話が見事に描かれており、芹沢鴨・豊原功捕さんとこのドラマの主人公土方歳三・永井大さんの二人の殺陣・・・・良かった。

 クライマックスとなる今回の第3話、この二人の鬼気迫る殺陣で最高潮に盛り上がっていた。

 その男臭い“壬生屯所”の中で、妖艶な雰囲気を出している紅一点・お梅の悲しい性(さが)も見事に描かれ・・・・井上和香さんがうまく演じていた。


 この事件が落着して以後、いよいよ「新撰組」という名前の隊名が正式に発足したとの設定・・・・・・。

 これから、新撰組が京の都で公式に認知される大事件・・・・「池田屋騒動」が今後巻き起こるが、この頃が「新撰組」として一番輝いた時期だったと思える。

 徳川幕藩体制の衰退と共に会津藩預かりの「新撰組」も・・・・・・・

 いずれにしてもこのBSプレミアム・時代劇は、その第1弾として成功しつつあるように思われる。

 BSプレミアムが視聴できない方々には、いずれ総合テレビにおいて再放送が行われるものと思われる。(夫)

 
参考資料:NHK 公式HP他


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コメント
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