まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

3467. 計算、続き

2021年07月22日 | 日記

 昨日は移動日で、新幹線の中はかなり混んでいました。途中で見た東名高速もかなり混んでいるみたいだし、降りてから見たバスも混んでいる感じ。
 一応、東京都は緊急事態宣言中だったか。
 東京オリンピックの開会式は明日で、予選などはすでに始まっています。

 PSNのフレでは少なくとも2人はPS5を手に入れているはずですが、オンラインでPS5を見ることはほとんど無いです。私の楽観点予想では夏休み前にもしかしたらPS5は普通に売られるようになると思っていましたから、大外れです。今もとある量販店からPS5の抽選販売のメールが来ます。とある実店舗でも抽選販売のポスターが貼られていたか。
 要するに、継続して売られてはいるけれど普及と言うにはまだまだの感じです。

 表題に戻って。私が例の古典幾何学本の翻訳の際に大いに参考としている1969年刊の数学公式集には電子計算機の部が60ページほどもあります。世界初のマイコンと言われるインテル4004の一般販売開始が1971年ですから、その直前の話。1970年は大阪万国博覧会の年ですから、日本は高度成長が一旦落ち着いた感じの頃です。

 その電子計算機の応用分野として紹介されているのは、連立一次方程式、固有値計算、代数方程式(ニュートン法など)、常微分方程式、偏微分方程式です。つまり、この頃の数学界が注目していたのはこれらの具体的計算でした。もちろん、工学・技術的にも極めて重要な領域ですし、今でもスーパーコンピュータと呼ばれる装置の主な計算時間はこれらの計算に費やされていると思います。
 ハードの話は次回回しにするとして、プログラミングの章はアセンブラー、FORTRAN、ALGOL、操作システム(OSのこと)の構成になっています。FORTRANは当時のFORTRANなので、ひたすら計算効率を重視していて、現代FORTRANとは感じが違います。もちろん、この計算機言語が世の中を変えてしまいましたから、歴史的重要性は極めて高いです。

 ALGOLは当時はアルゴリズム記述言語として紹介されていたと思います。多分、処理系はあったと思いますが、私は使ったことはありません(つまり記憶してない)。複文がbeginとendで囲まれるスタイルはここで始まると思います。帰納的呼び出しと訳されていますが、再帰呼び出しのことで、これは当時のFORTRANには出来ませんでした。
 このALGOLには最適化を阻む文法があるとのことで、速度も重視したのが後に有名となったPASCALです。なぜか日本ではPASCALは教育用言語とされてしまい、私がとある国産大型機で見たPASCALは教科書に書いてあるプログラムが動けば良いみたいな冗談みたいに見える代物でした。少し以前のパソコンを知っている方なら今は無きBORLAND社のTurbo PASCALを覚えていると思います。こちらはもろに実用狙いでした。私も後に短期間使用することがあって、快適だった記憶があります。
 内容的にはほぼC言語です。ただし、C言語は現場たたき上げの感じがするのに対して、PASCALは学術出身の感じ。元となったALGOLは今は博物館の展示物の感じで、しかし、電子計算機を語る方には必須の知識だと思います。ちなみに、関数などの変数の名前呼び出しというのは、今で言うマクロだと思います。LISPではマクロはごく普通に使われているので、現在の技術を持ってすればALGOLは使える言語と思いますが、多分、効率は良くてもプログラマ側がついて行けないと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする