内心の座標算出で平面三角形の場合を説明しました。拡張の方向は2つで、一つは3次元以上のユークリッド空間の方向で、とりあえず任意の四面体の4頂点の座標から内心の座標を求める方法。もう一つは球面三角形の内心の座標を求める方向です。今回やりかたったのは球面四面体の内心を求めることです。
何に役立つのかというと、正多面体と半正多面体、4次元の正多胞体と半正多胞体の表示(コンピュータグラフィックス)に使います。もっと高次元にも拡張したいですが、表示の都合上、今は4次元まで。できれば8次元に面白い図形があるのでそちらもやりたいですが、話がややこしくなるので後回しにします。
まずはユークリッド四面体の内心の位置ベクトル。予想として、
`I = (a`A + b`B + c`C + d`D) / (a + b + c + d)
の形になりそうです。`A等は四面体の頂点の位置ベクトル(座標)です。問題はaとかbのスカラ値の正体。四面体の辺は6本あるので、それでは無いと想像できます。
4個あるのは面です。面と言えば面積ですから、たとえばaは頂点Aの反対側の面の面積であると予想できます。で、表計算ソフトで計算させると、どうやらそのようです。
ようです、って、証明にも何にもなってないです。単に数値計算で確かめただけです。まあ、平面三角形の場合は面積を経由させたので、こちらも面角を2等分した面で四面体を2個に分割する方針で証明できるような気がなんとなくしますです。数学用語で言う、明らかに、というやつ。
勝手に類推を進めると、n次元のn+1単体では、n+1個の頂点座標とn+1個の胞(単体を境界するn-1次元の単体)の容量(長さ、面積、体積の系列)で内心の座標が計算できると思います。
胞の容量は頂点座標の行列式で計算できます。つまり次元が上がると、この方法では急激に計算量が増えますが、上述のように今は4次元までしか考えないので高々3次の行列式ですからそれほど計算時間は食わないはずです。
これ以上の追求は私には無理っぽいので、この方向の話(ユークリッド単体の内心)はここまでです。なお、この感じで数学のレポートを書くと、夏休みの宿題レベルであってもまず間違いなく門前払いを食らうと思います。あくまで個人で責任が取れる範囲でご活用下さい。
何に役立つのかというと、正多面体と半正多面体、4次元の正多胞体と半正多胞体の表示(コンピュータグラフィックス)に使います。もっと高次元にも拡張したいですが、表示の都合上、今は4次元まで。できれば8次元に面白い図形があるのでそちらもやりたいですが、話がややこしくなるので後回しにします。
まずはユークリッド四面体の内心の位置ベクトル。予想として、
`I = (a`A + b`B + c`C + d`D) / (a + b + c + d)
の形になりそうです。`A等は四面体の頂点の位置ベクトル(座標)です。問題はaとかbのスカラ値の正体。四面体の辺は6本あるので、それでは無いと想像できます。
4個あるのは面です。面と言えば面積ですから、たとえばaは頂点Aの反対側の面の面積であると予想できます。で、表計算ソフトで計算させると、どうやらそのようです。
ようです、って、証明にも何にもなってないです。単に数値計算で確かめただけです。まあ、平面三角形の場合は面積を経由させたので、こちらも面角を2等分した面で四面体を2個に分割する方針で証明できるような気がなんとなくしますです。数学用語で言う、明らかに、というやつ。
勝手に類推を進めると、n次元のn+1単体では、n+1個の頂点座標とn+1個の胞(単体を境界するn-1次元の単体)の容量(長さ、面積、体積の系列)で内心の座標が計算できると思います。
胞の容量は頂点座標の行列式で計算できます。つまり次元が上がると、この方法では急激に計算量が増えますが、上述のように今は4次元までしか考えないので高々3次の行列式ですからそれほど計算時間は食わないはずです。
これ以上の追求は私には無理っぽいので、この方向の話(ユークリッド単体の内心)はここまでです。なお、この感じで数学のレポートを書くと、夏休みの宿題レベルであってもまず間違いなく門前払いを食らうと思います。あくまで個人で責任が取れる範囲でご活用下さい。