先日ラグビー小説を読んだ後に感じたことをブログに書きました。その続きです。今大学ラグビー界で破竹の勢いを示しているのが帝京大学ラグビー部です。大学選手権で前人未到の9連覇を成し遂げました。
その成功要因として,選手のフィジカル強化,有力選手のリクルートなどと並んで,選手の自主性の確立があげられています。同部の岩出雅之監督は,体育会の悪癖といえる理不尽な上下関係を廃し,上級生と下級生とのコミュニケーションを密にする雰囲気を作るとともに,選手が自ら考え,その結果を言葉にして説明するように仕向けて,選手の自主性を向上させたそうです。上意下達のコミュニケーションの中,ただ指示を待ち,指示の通りに練習や試合をする選手では,自ら考えないので,指示されたことをこなす以上の成長はできない。岩出監督はそれを改善し,選手に自分たちでやるべきことを具体化して意識させ納得した上で取り組ませるようにしたそうです。選手たちは自ら進んで考えて行動するようになると,練習や試合を楽しむようになった。それが強さにつながった。自主的に取り組むと,きついことでも楽しさを感じるということなのでしょう。
勉学でも同じだなと感じます。ゼミでも,今,自分たちで研究テーマを見つけてもらい,課題を導出して,どんな作業をやるべきか考えてもらっています。ただ,まだまだ不徹底で,指示待ちのゼミ生が存在しています。まだ楽しむ姿勢がないのかなと感じています。
成熟していない学生には,細かな指示を与え,おぜん立てをして,こちらが定めた課題を取り組ませたほうがいいのかなと迷うことはあります。教員の立場では,このおぜん立て方式のほうが,教育上の成果が,学生にも自分にも見えやすいので,よい教育方法のように思えます。うちの学部でも,そういう教育を好む学生は多くいます。ただ,それが本当に学生が深く考えることにつながる教育方法なのだろうかと疑問に思うことがあります。そして,本当に学生が勉学を楽しむことになるのか。
学力・意欲の低い学生が,自分で課題を考え出し自らを追い込むようになることは大変難しいことのように思いますが,結局はこれが本人の能力を高める近道なのではないかと思っています。
その成功要因として,選手のフィジカル強化,有力選手のリクルートなどと並んで,選手の自主性の確立があげられています。同部の岩出雅之監督は,体育会の悪癖といえる理不尽な上下関係を廃し,上級生と下級生とのコミュニケーションを密にする雰囲気を作るとともに,選手が自ら考え,その結果を言葉にして説明するように仕向けて,選手の自主性を向上させたそうです。上意下達のコミュニケーションの中,ただ指示を待ち,指示の通りに練習や試合をする選手では,自ら考えないので,指示されたことをこなす以上の成長はできない。岩出監督はそれを改善し,選手に自分たちでやるべきことを具体化して意識させ納得した上で取り組ませるようにしたそうです。選手たちは自ら進んで考えて行動するようになると,練習や試合を楽しむようになった。それが強さにつながった。自主的に取り組むと,きついことでも楽しさを感じるということなのでしょう。
勉学でも同じだなと感じます。ゼミでも,今,自分たちで研究テーマを見つけてもらい,課題を導出して,どんな作業をやるべきか考えてもらっています。ただ,まだまだ不徹底で,指示待ちのゼミ生が存在しています。まだ楽しむ姿勢がないのかなと感じています。
成熟していない学生には,細かな指示を与え,おぜん立てをして,こちらが定めた課題を取り組ませたほうがいいのかなと迷うことはあります。教員の立場では,このおぜん立て方式のほうが,教育上の成果が,学生にも自分にも見えやすいので,よい教育方法のように思えます。うちの学部でも,そういう教育を好む学生は多くいます。ただ,それが本当に学生が深く考えることにつながる教育方法なのだろうかと疑問に思うことがあります。そして,本当に学生が勉学を楽しむことになるのか。
学力・意欲の低い学生が,自分で課題を考え出し自らを追い込むようになることは大変難しいことのように思いますが,結局はこれが本人の能力を高める近道なのではないかと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます