愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

卒業生来訪

2022年09月24日 | 運営
9月23日(金)は秋分の日で祝日です。しかし、大学は授業日でした。近年、月曜日を中心に、祝日を授業日にすることが常態化しています。祝日の授業日、たまにゼミの卒業生が大学に訪ねてきてくれますが、今回、3年前に卒業した石黒君が私の研究室を訪ねてくれました。

現在の仕事、居住地での生活、将来の目標など様々な話題を提供してくれました。当然大学時代の思い出話をしましたが、石黒君は「ゼミは楽しかったです。通常の授業では、学生は教員の説明を聞いてそれを覚えて試験で再現するだけ。ゼミでは、自分で調査し、思考し、プレゼンテーションする。その後、同級生や先輩・後輩と議論する。これが大学らしい活動で、いい経験でした」と語ってくれました。そして、自らで調査やプレゼンテーションをする能力を身に着けると、社会に出てから役立つと強調しました。

こちらからはゼミの現況を話しました。ゼミの雰囲気が、以前のように活発に議論する様子ではなくなっていること、学生たちに活動を決定してもらうと何もやらない方向に行くことなどを説明すると、「懇親会、合宿、その他の課外活動ができないのは、つまらない。ゼミらしい活動ができず後輩たちはかわいそうです」「多分元に戻すには何年もかかると思います。学生に決めさせず、先生が決めてどんどん活動を進めたほうが良いと思います。学生はそもそも合宿や発表会の意義を理解していないとい思うので、自発的にやろうとはしないでしょう」と話しました。

石黒君の卒論はビジカンで最優秀賞に選ばれました。その年は卒業式を実施しませんでした。卒業式が挙行されていたら、式後の学部ごとの学位記伝達の場で、ビジカン表彰の賞状を併せて伝達されたはずです。彼はそれがないことをずいぶんと残念に思ったそうです。しかし、合宿は毎年実施できたし、研究発表会にも何度も参加できた。これらは本当にいい経験で、今のゼミ生の現状と比較すれば、幸運だったそうです。

自分の卒論はたまたま最優秀に選ばれたが、他のゼミ生の卒論も出来の良いものがいくつもあり、ゼミ生間で卒論の読み合わせをしたり、質問をし合ったりという時間は楽しかったと話してくれました。現在のゼミ4年生にはこんな雰囲気は全くありません、ゼミの伝統が崩れつつあります。立て直すためには、卒業生の力を借りながら、教員が率先するしかないのかもしれません。

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