今年の首都圏近郊の桜は、天候に恵まれたせいかいつになく長く楽しめた気がしている。東京では10日続けて晴れが続いているとラジオが言っていたが、ここのところ高気圧に覆われて、風も心地よく穏やかな日和が続いている。この時期は、大抵天気が安定せずによく花散らしの雨が降るものだが、今年は恵まれている様子だ。
鉄道撮影にお邪魔する新鶴見界隈も、この時期、意外にも桜が多いことに気づかされる。ただし車輛とともに撮影することは難しく、桜と一緒に列車の記録写真を写すことは向かないだろう。
掲載写真は、最近国鉄色復活機が増えてきたEF65PFとともに新町界隈の桜を撮影。桜の木を写真の主題に置き、肝心の65PFは隅っこに追いやったが、こんな写真でも、国鉄色の主張にハッとさせられる。もしこれが、白っちゃけた更新色だったら桜に負けてしまっただろうに、やはり国鉄特急色の心地よさに気づかされるのである。ここにも一つ普段は気づかない新しい発見があった。
2018-03 EF652066 東海道貨物線/川崎新町付近