マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

女優さん

2010-06-15 22:24:03 | 映画
先週末の映画興行成績は「告白」が2週連続1位だったそうで。
凄いですね~中島監督の時代来たね。
公開週以上の興行成績で、こういう現象は口コミで評判が広まっている証拠。
辛口で有名な「超映画批評」でも松たか子さん、木村佳乃さんの演技を絶賛しております。あくまで今のところですが、各映画賞の主演女優賞は今年も松さんがもっていくのかな?

この数年の傾向か、あるいは元からそうだったかもしれませんが、女優さんが主演を張る作品て全体の中で極めて少ないんですよね。
特に30代過ぎると良い役って回ってこないと聞きますし。
結局中年以降の女性の物語のニーズがないからなのかもしれません。
だからこのような女優さんが主演で良質な作品が興行的にも成功するのって、すこぶる良い傾向だと思います。

一方「FLOWERS」は初登場8位と奮わず…。
うちの妹でさえ「誰が見に行くのこういう映画」って言ってました。
女優陣は大変豪華ですが、“6大女優”という看板にも異論ないのですが、たくさん宣伝を見かけましたけどどんな内容の映画かさっぱりわからないですよね??
出てくるのは6人の女優さんの美しいショットだけで、6人以外に共演している俳優さんとか全然わかんないし…「TSUBAKI」の宣伝の流れなんだなっていうのもまるわかりだし。資生堂さんは何がしたいのか。この調子だと「UNO」の4人でも映画作りそうだね。

いや批判がしたいんじゃなくて、多額の製作費をかけているんでしょうからお金も時間ももったいないと思うんですよ。今は景気が悪くて観客もシビアなんですから、企画をちゃんと練らないと、余程面白そうじゃないとわざわざ映画館で見る気にならないと思う。この辺り、「告白」は上手だったと思う。

最近わかってきたんだけど、映画の出来、不出来ってある程度公開前からわかるもんなんですね。
プレスにはずいぶん前から試写って行ってるし、一般向けの試写会も多いし、傑作の場合は公開前からなんとなくその評判が洩れ伝わってくる。そうでない場合は…公開前は静かですよね。テレビでたくさんPRしてるとかそういうのとは別にね。
とにかくこの偶発的に発生した女優対決は勝負があったようでございます。
役者さんにとってキャリアの上で何より大切なのは作品選びですね。言うまでもなく。

そういえばこの春私を泣かせた「半分の月がのぼる空」
今アンコール上映をやっているそうでございます。
こういうケースこそ作品の力、口コミで評判が広がった典型ではないでしょうか。