マジョルカピンク

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音尾さん祭り

2010-06-07 23:22:58 | テレビ
昨日のサンサンは生放送ならではの珍しい趣向で面白かったです。
ただし私はその時間ちょうど腹をこわしていてメールどころじゃなかったですが…残念。
きっと相当数のメールがあったのでは?お疲れさんでござんした。本当はリスナーのどなたかが言っていたように、龍馬伝のとっておきのエピソードでも聞きたかったところではありますが。昨日は大河で奇跡のNACSさんオンリーのシーンがありまして、大変おいしい回でした。

亀弥太ーーーー(泣)!
ってことで、もう音尾さん大活躍の週末で。
昨夜の龍馬伝は池田屋事件。亀弥太、新撰組に倒れるの巻。
壮絶な最後でした。志半ば、無念なり。
毎週毎週ますます目が離せなくなっている龍馬伝ですが、昨夜も盛りたくさん。
長次郎結婚。半平太と以蔵の哀しい再会。お龍再登場。桂小五郎再登場。神戸の操練所設立。弥太郎にベビー生まれる。かわゆい。
亀弥太をたくさんフィーチャーしていただいた回だったのですが、後藤象二郎、陸奥陽之助にも見せ場ありました。青木さん、平岡さんて失礼ながらこれまで見た作品の中ではいい役者さんという印象はあっても、そこまで鮮烈な印象無かったんですが。すっごくイイですよね龍馬伝での演技は。
陸奥は頭は切れるがシニカルっぽい描かれ方していますが、今後龍馬の片腕になっていく男ですよね。
あと、青木さんもまさに怪演で。狂気にみちたギラギラした感じが只者ではない感じ。
後藤象二郎もこの段階じゃ考えられないけど、いずれは龍馬と手を取り合っていくよね。
それに比べると音尾さんはずっと土佐勤王党の一人として、半平太や収次郎らと同じシーンに出ていたにもかかわらず、いきなりこの回クローズアップされたので、唐突な印象が否めないかも。これまでの描きこみが足りないし、役者としての知名度もまだまだですからね。異例の大抜擢といえるかもしれませんね。

元々龍馬伝が始まった頃から、池田屋事件辺りをどう描くのかなという興味はありました。
幕末を象徴する大事件であり、この事件以降佐幕派が勢いを取りもどし、蛤御門の変につながり、長州と薩摩が対立きっかけをも作った出来事ですから、もうちょっと丹念に描くのかと思いましたが意外にあっさり。
尤もこの事件に関しては龍馬は部外者なので、龍馬の視点から池田屋を描くとこういう感じでいいのかな。
有名な「御用あらためであーる!」もなく、階段落ちも音声だけ。
龍馬が踏み込んだときはすでにむごたらしい惨劇の跡があるばかり…とあくまで視聴者にイメージを喚起させるという斬新な演出。
そしてすべてが終わったと思われる返り血を浴びた浅黄色の羽織に、「誠」の旗の殺人集団。ご存知、新撰組。何の音楽も説明もなし。ひたすら怖い。そしてカッコイイ。
説明なくても自ずとわかるよ。先頭が近藤で向かって右が沖田、左が土方だね。沖田総司、大虐殺のあと唄口ずさんでる…こ…怖~い(笑)
この新撰組がね。出番少ないのに迫力も存在感もすごいんですわ。
不思議なもんで、新撰組側から歴史をみれば攘夷派は京に火をつけ帝を誘拐しようというとんでもない奴ら。でも攘夷の側からみれば新撰組こそ戦前の特高にも似たお上からの回し者って感じなんですな。
まあ歴史をみても、政争を起こす輩が革命の士なのかテロリストなのかは見る立場によって微妙なところでございます。それゆえに、幕末は面白いんだよね。
本当なら土佐の下士たちと庶民出身の剣士が多かった新撰組は心が通じ合うはずだがなあ。
さて池田屋事件に巻き込まれ命を落とす亀弥太。迫真の演技でございました。
音尾さんお疲れさんでした!
幕末はめまぐるしく政情が変わり、それとともに龍馬たちの運命も大きく変わっていきますよね。龍馬の物語としては薩長同盟あたりがハイライトでしょうから、まだまだこれから色んな展開が待ち受けているんでしょうね。

そしてもうひとつ「タンブリング」
こちらは音尾さん出演と聞いて、ん?何の役で?と思いましたが、うちの妹は理解してました。そうです音尾さんといえば高校のときは男子新体操部だったのでした。
ハナタレで以前高校時代の大会のVTRを見たことあるんですが、こん棒をひとつもキャッチできてなくて(笑)でも堂々の演技でしたが。
今回もその経験を如何なく発揮したコーチの役でね。昔とった杵柄で、見事な演技を披露。嫌なヤツをうまーく演じていましたよ。
このクールは「Mother」にも出てたし、音尾さんなにげに3作品にかけもちご出演。すごいね。
大河に出演できたことは役者として大きな財産になったことと思います。今後も活躍に期待しておりますよー。