端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

読み解く

2019-05-24 | 趣味

美味しい 灘のお酒をいただいた この人 富雄さんです。

いつも 女房に二合までですよと きつく言われています。

「あんた そんなこと言っても このほろ酔い気分をどうしてくれる」 とぼやいても 古い女房に届くわけはありません。

女房が 雪隠に入ったすきに 掛けの通いをもって 徳利を持って 音のしないように 素足で 向かいの酒屋まで 行ってきます。

ちょっと飲み足りないのです。 

そり証拠にはお目目の淵がほんのり赤いでしょ。

なんて 読み解く私。

その裏には ちゃんと物語の解釈が 入っています。

何やら学のない私でも わかる文字 古狸 馬の小便 これだけ読めれば 察しがつきます。

これは 粋な殿方の 羽織の裏です。

所有者は 栞さんです。

二人で展示会をするたびに 展示して私が 一席お客さんに 講釈をしていました。

バックに 仕立てようかと 思いましたが こんな珍品 そのまま眺めたほうがいいと思っています。

粋な お金持ちの旦那が こんな仕立ての羽織を着て 沢山の女性を座らせて 肩を滑らせるように 羽織を脱いだ時

「アラ 旦那素敵な 羽織」 と姐さんたちに 持てたに違いありません。

古い布を眺めて あれこれ思いを巡らすのも 楽しいものです。

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