goo blog サービス終了のお知らせ 
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■ 史上最悪のリニューアル? (gooメール)  ~ これは酷い ~

突然のNTTドコモからのメール。

「平素はドコモのサービス・商品をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、弊社で提供しておりますgooメールサービスにつきまして、近年のサービス利用状況を鑑み今後継続的にサービスを提供していくことが困難となりましたため、提供を終了させていただきます。
1998年のgooフリーメールの提供開始から多くのお客さまにご利用いただきましたこと、心より御礼申し上げます。お客さまには大変ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ドコモは今後もお客さまへの一層のサービス向上に取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」

だって・・・。

「今後もお客さまへの一層のサービス向上」って、いったいどんなサービスが残っているのか・・・。

■提供終了サービスと提供終了日
・gooメール:2026年2月25日 午後1時(予定)

以前↓の記事で、
「やっぱり本音はgooメール止めたいって事か?
そうだとしたらやり口がエゲツなさすぎる。」

と書いたけど、やっぱりでしたね。

まぁ、ダメダメ企業のダメダメサービス、予想はしてたことだけど、
あまりにいろいろ使いすぎていて、どのくらいメール変更手続きをすればいいか正直イメージできない。
それにこれまでの膨大なメールデータの移行もどうすれば???。

Yahooニュース 5/13(火) 12:41配信
見出し:「gooメール」来年2月サービス終了で「困る」「痛手」の声 四半世紀以上の歴史に幕

gooブログはまあまあ使いやすかったけど、gooメールは操作性最悪。
リニューアル毎に酷くなっていったから、ユーザーからとうに愛想尽かされてたと思う。
こちとら仕事に使っていなかったら、とうの昔にサヨナラしていた。

まぁ、ブログも引っ越したし、メールも別メーラーがあるので、このどうしようもない企業とようやく縁が切れるのはある意味ラッキーだと思う。
ここまでユーザーをないがしろにすると、なんとなくこの企業の末路も想像されるけど、そんなこと知ったこっちゃないもんね。

ブログのリンク張り直しもこれからだし、しばらくはまとまった記事はUPできないと思います(泣)

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2023-06-01 UP

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平素よりgooメールをご利用いただき誠にありがとうございます。
gooメールでは、2023年5月29日(月)に以下の機能の改修および終了を予定しています。

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4月にこのメールを受け取ったとき、嫌な予感はしていたが、どうやらまたやらかしたらしい。
メールが使い物にならないんですけど・・・。

ホントに学習しないは、この会社・・・。
リニューアルする度に酷くなってく。
(現在、先方窓口とやりとり中)

↓ 先回りして、また入れときます(笑)
■【脳漿炸裂ガール】96猫Ver


エキサイトする、前回2019年のユーザーコメント欄 → こちら
「どんだけ技術力無いの? ただのwebメールだよ? 半年もあればそこらの個人でも組んでますよ?」
↑ 上記コメント欄より引用

今回もまた、これ言えそう。
多くのユーザーはとっくに愛想つかして他社に乗り換えてると思うし、あまり問題にならんかも・・・。
でも、未だにこんな使い勝手の悪いメーラー使いつづけている人は、それなりに理由がある筈だから、それだけにタチが悪い。

※ エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
の企業ミッションは、公式Webによると「私たちは、お客様の想いと行動を徹底的に『科学』し、知識と経験に基づく高い『技』をもって、驚きと感動のある『すごい!』サービスを創造し、お客様の現在と未来をつなぐ『発見』を提供します。」だそうです。

「知識と経験に基づく高い『技』」があるかはわかりませんが、確かに毎回リニューアルの度に「驚きのある『すごい!』サービス?」をもたらしてくれる企業であることは間違いないと思います。

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2019/04/04UP

つ~か、↓こんなのが
よくある質問で寄せられてる時点で終わってるじゃん。メーラーとして。
どれも致命傷。

いわれたとおりにやっても、2ページ以降印刷できないんですけど・・・。
それに何これ?→送信済みフォルダの一覧表示に送信先は表示されません
ふつうにあり得ないでしょ。
「お手数をお掛けしますが、送信済みメールを開いて送信先を確認してください。」
↑ユーザーを意図的に怒らそうとしているとしか思えない。
やっぱり本音はgooメール止めたいって事か?
そうだとしたらやり口がエゲツなさすぎる。

未だにこの不具合(というかメーラーとして崩壊)についてオフィシャルなコメントないし、企業として最低最悪の対応。

CSR (wikiへリンク)
説明責任 (同)

まぁ、ここまでど最悪なリニューアル(?)やらかしたら、さすがに温厚なユーザーさんたちも黙ってないですね。↓
エキサイトするコメント欄

↑この記事タイトル、2015年1月リニューアルのときにつけたやつだけど、それよりはるかに酷いわ、今回の。

戻した方がいいって、まじで。(続ける気あるなら、だけど・・・)


2019/03/28UP

goo事務局から昨日AMに連絡がきた。
けっこうレスポンス速い、と思ったら、以前のやりとりで、対応が速くて的確だと思ったスタッフからだった。
このスタッフはこちらのいわんとしていることは十分に理解している雰囲気だが、
現時点では今後の対応について確たることは言えない様子だった。(苦しそう(笑))
ただ、下記の不具合への対応については、担当部署で検討しているとの由。(するしないも含めて、だと思う。)
なにか動きがあれば、電話が入ることになっています。

それとは別に先ほど新たな不具合発生。
クライアントに送った添付ファイル付メールで、エラー(550 High probability of spam)発生でファイルが削除されて受信。
Webメールなので、相手方の設定によっては迷惑メールボックス直行したり、こういうこともなきにしもあらずだが、
送付先はリニューアル前に何百回とファイルのやりとりをし、これまで一度もこういう不具合は発生していない。
クライアントから、「ひょっとしてウィルス感染(笑)?」と突っ込まれてしまいました。
信用問題だよ、まぢで・・・(怒)

添付したファイル、セキュリティスキャンしても「脅威なし」だし、
Gmailで送付したら何の問題もなく送れたし・・・。

これについては、関連通信データをgooに送って解析中。
これは使い勝手の問題じゃないので、ことはさらに重大。
最悪、Gmailで送り直せばなんとかなると思うが、仕事の効率著しく阻害。
いっそのことGmailに移行したいが、メアド変更の手続きが諸々たいへんすぎて気が重い。
しばらくはgooの対応の様子見かな?

2014.07.03羅小白高雄夢時代(畢畢畢+一級棒+姊姊)

イライラしてる方、↑でもみて気分を晴らしてください(笑)

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3/25のgooブログリニューアル、現時点では予想したほど悪くなく、ひとまずはほっと一息。
今回、いろいろ追加機能付いてるけど、ほとんどカスタマイズ機能で、使わなければ基本操作に影響なし。
インターフェイスデザインが若干変わってるけど、メニューの位置はほとんど変わらず、違和感もすぐに消えると思う。
なにより、「基本操作メニューの位置を動かさない。」というスタンスがいい。(ほとんど見ないで感覚で操作してるのでこれ重要。)
操作スピードも若干はやくなった感じもするし、こういうのが「リニューアル」だと思う。
それにしても、gooブログは無料(わたしはプレミア版で有料だけど)でgooメールは有料。
対応内容が逆では?


2019/03/26UP

この状況じゃ仕事にならんので、サポートに電話した。

1.送信済みメール一覧で宛先(送信先)が表示されない件
(答え)”仕様”だそうです。(わたしだけではない感じ)

2.日付がガタガタの件
(答え)”仕様”だそうです。(これもわたしだけではない感じ)

3.一画面で5つくらいしか表示されない件
(答え)「一覧の分割表示」で「左右に分割」か「分割なし」を選択ください。

3.については、まあ我慢できるレベルにもっていけた。
※「分割なし」選択しないと、メール本文きちんと印刷できません。たぶん。

1.について
論外。送信済みメール一覧で宛先(送信先)が表示されなくてどうする????
いったい何考えてんだが意味わからず。
とくにスマホの場合、本文もろくに表示されないのだから、誰に送ったメールかほとんど識別不能。
メーラーとしてあり得ない仕様。

2.について
これは憶測だが、古いメールの添付ファイル削除すると、その削除日時がログされて、そのデータでソートされて表示される。
こんなのテストすれば、まずいってこと数分でわかるじゃん。

対応者のおびえた口ぶりからして、相当な問合せ(クレーム?)が入っている模様。
「お客さまのおっしゃられた内容は、すべて担当部署にお伝えさせていただきますので・・・」としか言えないサポートスタッフがむしろ気の毒になった。

だめだよこのメーラー、おわってる。

「一刻もはやく元に戻して!」「一刻もはやく元に戻して!」「一刻もはやく元に戻して!」

goo事務局へのお問い合わせ
0570-064-984(有料サービス専用ダイヤル)
*受付時間は、平日10:00~18:00となります。
*通話料はお客様負担となります。

goo Simseller(シムセラー)に関するお問い合わせ
0570-666-072(有料サービス専用ダイヤル)
*受付時間は、平日10:00~17:00となります。
*通話料はお客様負担となります。

※他にもつながりやすい直通番号あるけど、とりあえず秘密

広報部署にも連絡した。

当方「今回のgooメールリニューアルにおいて、大きな問題が発生していることは企業として認識されていますか?」
先方「はい認識いたしております。お客さまにはたいへんご迷惑をおかけしております。」

今後の対応策が出次第、電話で連絡させることにした。(まぁ、当分かかってこないと思うが・・・)


2019/03/26UP

さきほど(3/25)唐突にリニューアルされた。

送信済みメール一覧で宛先が表示さずに自分のメアドが表示される。
ふざけるな、送信メール一覧で宛先(送信先)が表示されなくてどうする????

まさか、POP使ってデータ転送したんじゃないだろうな??

日付はいちいちソートしなおさないとガタガタだし、
一画面で5つくらいしか表示しないし
スクロールは遅いし、
ほとんど実用にならないレベル

さっき試しにGmail(無料)みてきたけど、こっちの方が100倍使いやすい。
さすがにもうダメかも・・・
こうやって嫌がらせしてユーザー減らして、しかるべきタイミングでメール事業から撤退っちゅううがった見方あるけど、ほんとにそう思えるような信じがたい改悪。

「元に戻して!」「元に戻して!」「元に戻して!」

不安定感がハンパなく、なにが起こってもおかしくない感じ。
これ、仕事で使ってる人相当きついと思う。
宅ふぁいる便みたいに運営企業が懺悔してニュースになれば、「すみません、ご存じかと思いますけど『宅ふぁいる便』が使えないもので・・・」と相手先に言い訳がきく。
どうせ、元に戻すとしても(しないか・・・)時間かかるんだし、素直に非を認めてニュースにしてほしい。これで少しは哀れなユーザーが救われる。


2019/03/24UP

なんか、このページへのアクセス日に日に増えているので、
やっぱり事態は相当深刻なのだと思う。
(ちなみに現時点で、当方は幸いにして まだリニューアルされていないので、その酷さ加減は実感していないけど・・・。
いつリニューアルするかわからないって、ふざけるな・・・、リニューアルするなら一番最後にしてくれっ! つったのがさりげに効いたのかもしれぬ(笑))

「お客さまのおっしゃられるような事象※につきましては、他にお問い合わせはいただいておりません。」ってテクニカルサポートから初っ端は冷たくあしらわれたので、相当早い段階だったと思う。
(※勝手に新URLに飛ばされて、スマホからログインできない事象)

「gooメール」のトラブルの経緯 ~サービス投入優先、品質が後回しに~(日経コンピュータReport)
「反省するべき点はきわめて多い。ご迷惑をおかけした利用者の皆様には、深くお詫びする」。(gooメール事業部署事業部長)
っていいながら、ぜんぜん活かされてないじゃん。今回も・・・。
親方日の丸。当事者意識なし。そして技術力、ホントにあるのか????

このときは、あまりの苦情の殺到にインターフェース元に戻した前歴あるので、今回もお願いしたい。
NTTレゾナント、gooメールの不具合対策にシンプル版提供へ「5月末提供へ全力」
んなことに「全力」出すなら、ちゃんとテストしてからやれよ。 といいたい。
シンプル版、チェック中。(gooメールからのお知らせ)
相当こたえたみたいだけど、また同じ事やるか??

まだリニューアルしてないところは、とりあえず一旦中止して欲し (でもボックス容量は増やしてね近いうちに・・・(笑))


2019/03/07UP

このページ、このところアクセスが増えている、ということはやっぱり今回のリニューアルも問題ありということか・・・。
当然、速攻で電話して意見しましたよ、今回も・・・。
ただ、その後の対応(弥縫策だけど・・)がこの会社にしてはまともだったので、黙ってましたが・・・。

いきなり古いバージョン非対応の新アドレスに飛ばすのはまずいでしょう。なんぼなんでも・・・。
新バージョン、まだ使ってないけど、きっと使いにくくなってるよ(笑)
シンプル イズ ベスト、これ鉄則。(メールボックス容量UPは嬉しいけど・・・)

やっぱり予想どおり、今回も酷いことになっているようです。
阿鼻叫喚のtwitter
「これは…どんな無能なヤツらが作ったんだ…?w 学生でももう少し良いもん作れるぞw」(twitterから引用)・・・ワロタ
こちらも阿鼻叫喚(「元に戻して!」の悲痛な叫び多数。)
事前アナウンス&事後フォローなさすぎ。

今回のインターフェース、相当酷いらしい。
かなり前だが、あまりの苦情の殺到にインターフェース元に戻した前歴あるので、今回もお願いしたい。
(余計なことやらんでいいって! 前のままでボックス容量だけ増やすだけで・・)

当方は幸いにして? まだリニューアルされていないけど、あー、気が重い

いま知ったんだけど、gooブログ3/25にリニューアルですって!
嫌な予感しかしない。(バックアップデータとりあえず作成した。信用度0だから・・・。)

先回りして、また入れときます(爆)


---- 2015/01/09時点 ----

gooメールが昨日(1/8)午後リニューアルしました。
これがまたとんでもない内容。gooメールは2010年にリニューアルしたときに大混乱を巻き起こしたが(記事)、おそらくそれ以上のパニックが起こっているのでは。

最悪なのは、事前にロクな案内もなく旧バージョンからの返信&転送がいきなりできなくなったこと。
以前の送受信データを使ってのメール作成&送信(添付ファイル付のときは転送)は、ごくごくふつうの作業でしょう。
これができない・・・。(閲覧のみ)

なので、可及的すみやかに新バージョンにデータ移行しなければならないじゃが、これが異様にむずかしい。
これ、あっさり出来る人、どれだけいるのか知りたい。
じゃによって、この時点でどういうことになるかは、ITのスペシャリストじゃなくても容易に予想がつくと思うけどね・・・。
(技術的なリスクマネジメントできなくても、しっかり利用規約改定はしている、さすがに大企業!)

しかも、受信フォルダーと送信済フォルダーとアドレス帳データの移行方法がそれぞれちがう。
「送信済」フォルダーの移行はすごいですよ~。基本的に受信箱経由でしかデータ移行できないらしく、フィルター機能使って送信済データ抽出して「送信済」フォルダーに格納しないと復元?できない。

さっきまで悪戦苦闘してたけど、いまのところ、移行した「送信済み」フォルダーで旧「送信箱」の宛先が表示されず(発信者が表示される)、だれに出したメールかわからない状況。(これ直るかどうか問合せ中だが現在のところなしのつぶて。)

【後日確認】
「送付済み」BOXで宛先データ(CC、BCC含む、添付データもOK)は移行されています。
ただし、今回のデータ移行はPOP方式で、「転送」と同じ手法でやっているとみられ、そうなると送付先メールの頭に自動的に送信者のメアドが添付されるので、それで、"宛先"欄に自分のメアドが表示されてしまうのでは?
だとすると、自己メアドデータを削除すれば元に戻る(本来の宛先が表示される)と思うのだが、やり方わからないし、もしできたとしても個別削除では気の遠くなるような作業になりそう。
「送信済み」BOXの”宛先”の自己メアドを一括削除する方法が知りたい。
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でもって、非デフォルト(カスタム)とはいえ、この超リスキーな局面で「ダウンロード後にサーバー上のメッセージを削除」という機能をおくセンスが凄すぎ。
だって今、ユーザーに消させなくても、3ヶ月もしないうちにそちらで勝手に削除するんでしょ?
間違ってチェック入れて移行失敗したらどうするのよ?
技術者なら「フールプルーフ」って言葉くらい知ってるでしょ?

リニューアル前の案内メール中で、
「 **** リニューアルの2015年1月8日(木)前にお客様に実施いただくことはありません **** 」
って、リニューアルと同時に旧メールからいきなり返信・転送できなくなるんだったら、事前にやること大ありじゃがな。

企業側の都合でリニューアルするのに、なんで金払ってるユーザー側がこんな慣れない手作業せにゃならぬの? それも正月明けのこのクソ忙しい時期に。
NTTほどの技術力があれば、データ移行をサポートするスクリプトくらい簡単に設置できそな気もするが・・・。

でもって、旧メールシステムは「2015年3月24日(火)の翌日以降にメールデータを順次削除します。」だそうです。
そのうえ「2.データの移行(旧版→リニューアル版へ移行) ※希望される方のみ」ですって。
いまどき、過去メールデータの移行希望しない人ってどれだけいるのかしら?(無料メールならともかく、これって一応、課金メールですが・・・)

ふつうに考えれば、混乱を避けるために新旧バージョン併用(どちらもフル機能使える)期間を必ずおくでしょう。
それがいきなり×。返信できない=使えない。具体的な事前告知は皆無。
わざと混乱を招いているとしか思えない対応。

でもって、おそらくあせったユーザーがデータ移行に殺到し、
「ただいま、旧版gooメールへのPOPアクセスが集中しております。ご不便をおかけしますが、データ移行はしばらく時間をおいてから再度実施いただきますよう、ご理解とご協力のほどお願いいたします。」
だって・・・(笑)。

それにこれだけ大規模なデータ移行強いるのに、POP(ふつうのメール送受信の手法)つかわせるか?
旧バージョンはもはやつかいものにならないし、削除期限切られてるんだから、アクセス殺到してサーバーパンクするのあたりまえでは。
goo側の勝手気ままなリニューアルなんだし、サーバー側でBOXごと移行するのが筋というものかと。


新導入機能はどうでもいいものばかり、唯一欲しかったメールボックス容量UPは対応なし。
(目的は機能強化ではなく、おそらくセキュリティ面からか企業側のサーバー負担の軽減だと思う。)
このメールはシンプルさが売りだったので、べつにいまさらメーラー風のインターフェースなんて欲しくないし。
前のままで全然問題ないし。(gooメールに新しい機能や変化を求めているユーザーなんているのかしら?、容量増加は別として。)
どうしてもセキュリティ対応が必要なら、フォームをいじらずそれだけやれば?

なんだかなぁ、「さらに使いやすく、より安定したサービスを目指して」というのがどうやら今回のリニューアルのキャッチらしいが、個人的には(あくまで現状だが)「さらに使いにくく、より不安定なサービス」となったばかりか、ごく基本的なメールサービスの機能さえ果たしていないように感じる。

天下のNTT様の子(孫か?)会社がこのていたらく。前回の反省がまったく活かされていない。
(NTT系だから結局こういう対応になってしまうという捉え方もあるけどね。)
もともとユーザー対応の不得手な会社で、だからこんなサイト作られたりする。

有料化したとき浮遊ユーザーはみな切り捨てたし、今残っているのはブログなどとセット契約してたり、メアドを簡単に変えられないなど他社に移れないユーザーばっかり(わたしもその一人ですが・・・)という強気の姿勢見え見え。
まぁ、「本社(部)が決めたことだから、協力企業はそれに従うこと」って上意下達は、NTT様ならあたりまえの感覚かもしれないけど、今回の相手は発注先じゃなくて、一応お金を払っているお客じゃが・・・。
(「認識が甘い」といわれても反論できないかもですが、大切なデータ扱っているから、わざわざこの有料サイトにしている人もいると思います。)


近々にこのブログ、他社に移しちゃうかもしれません。


----1/10時点の状況----

やはりというか、当然というか、大変なことになっている模様です。ほとんど阿鼻叫喚状態。
まだまだ言いたいことはいっぱいあるのですが、そのほとんどについてこのサイトに的確かつ論理的なコメントが網羅されているので、これでこの件についてのカキコはやめます。 (コメントが表示されないときは、上から6行目の「コメント」をクリックすると出てきます。)

しかし、なんぼなんでもユーザーが可哀想すぎでは???。(ちなみにtwitterも阿鼻叫喚。)


わたしも被害者の一人で、とても冷静にはなれないのですが、メールというもはや日常不可欠なツールが企業の「ありえない暴挙」に晒されたとき、人々がどういう反応をするかという、社会実験にはなっていると思います。(→ このサイト、その意味からも一読の価値ありだと思います。企業側、このコメント群はCI的にひじょ~に厳しい感じするけど、前回同様消せないだろうな。)

ふつうに考えるととりあえず旧バージョンを一刻もはやく復旧 ~ リニューアル後の新版送受信メールは、当然goo側が旧版に入れ込む ~ するしか手はないと思うけどね。
まぁ、それやったとしても、これで決定的となったユーザーのNTTグループへの不信感は決して消えることはないと思うが・・・。
いずれにしてもgoo側の対応が見ものです。
(この状況で、リニューアル関係者はまさか優雅な3連休とっているとは思えないし、早急にしかるべきアナウンスがあるかと。)


エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
の企業ミッションは、公式Webによると「私たちは、お客様の想いと行動を徹底的に『科学』し、知識と経験に基づく高い『技』をもって、驚きと感動のある『すごい!』サービスを創造し、お客様の現在と未来をつなぐ『発見』を提供します。」だそうです。
「知識と経験に基づく高い『技』」があるかはわかりませんが、確かに「驚きのある『すごい!』サービス」をもたらしてくれる企業であることは間違いないと思います。


----1/11時点の状況----

あまりに悲惨なので、もう1発だけおカキコします。

いや~、凄いですね。凄すぎる!
まさに阿鼻叫喚地獄。(→ こちら (コメントが表示されないときは、上から6行目の「コメント」をクリックすると出てきます。)
「親御さんからの想い出のメールがすべて飛んでしまった(かも)」って、お気の毒すぎてもはや言葉もない。

依然としてgooからの回答メールはなし。

この3連休で仕事のレポ2本仕上げなくちゃならんのだが、過去の送信済データをかなりつかう。
いまは、旧Vers.が閲覧だけはできるのでどうにかなるけど(検索はなんとなくこわくてできない)、これがgooによって強制削除されてしまった暁にはいったいどういうことになるのか、考えただけでも身の毛がよだつ。
あまりのショックに手が止まってしまい、仕事が進みません(泣)

メールって、受信箱だけじゃなくて、送信箱もそれと同じようにとっても大切なの。データベースなの。1分前に出したメールも5年前に出したメールも同一条件で瞬時に検索できないと意味がないの。

だからリニューアル事前案内で「1.メール検索の充実(パソコン版/スマートフォン版) メールの検索について、宛先、CC、差出人、件名、添付ファイル有無、日付のほか本文検索ができます。」って誇らしげに謳っているんでしょう? その矛盾に気づかないの?
それ以前にgooメール運営スタッフって、本当にgooメールつかったことあるの?

超ありえないけど、百歩譲ってデータ移行をユーザーがやるとしても、スペック的に送信箱やユーザー作成のオリジナルBOXを復元できないんじゃ、改悪といわざるを得ない。
これはどう考えてもメディア事業部だけで収まるとは思えない。
株主筋のNTTコムグループのみならず、その持株会社のご本尊様まで火の粉が飛んでいっちゃうかもよ。
だって、gooってNTTの一事業だと思っている人、意外に多いと思うので・・・。

「脳漿炸裂ガール」


新版、つかってみると違和感の嵐。「そのうち慣れる」的な意見もあるけど、すくなくとも個人的には合わないと思う。(「慣れる」と「使いやすい」は違う。)
もともと、Outiook系の煩雑さが嫌いで、シンプルな操作性のgooメールに移ってきたからなぁ。
シンプルモードに統一されて、スマホとの親和性もそこそこあって、なんの不満もなかったのに・・・。残念無念。
(シンプルモード統一時(2011年5月31日)、「今後は『簡単で軽い操作感』が特徴のシンプルモードをgooメールのインターフェースとして、より一層の改善を図り、皆さまに提供してまいります。」(公式ブログより)って、ついに方向感を定めたように見えたのに、いったい何が起こったんだろう。)

それと慣れ親しんだメール環境が吹っ飛んだのが痛い。(文字化けも痛いけど)
旧版ではほとんど無意識でつかいこなしていて、メールソフトを操作しているなんて感じ、一切なかったもんな。
なるほどデフォってカスタマイズ外されるっていうのは、こういうことなのか・・・。
よ~くわかりました。

----1/12----

さて、gooメールスタッフさん。
ユーザーにとって悪夢の3連休が終わりました。
そちらは優雅に3連休楽しまれたようですから、13日はしっかりとした対応、頼みますよ。
(こちらは結局、3連休のミッション終わらんかった。でも、「gooメールのせいですよ!」とは言えんからなぁ・・・ (大泣))

----1/14----

ユーザーを混乱に陥れて6日も放置したあと、ようやくgooからの案内がでました。
これだそうです。
で、「POP受信設定時のエラーメッセージ別の解消方法はこちら」だそうです。
でも、わからない人は依然としてわからないままでは?

問題の本質は「移行できない」ということではないです。
まさか気づかないわけないよね。韜晦だよね。

となると、あらま、THE END! といった感じですかな・・・。
う~ん、こういうやり方もあるのか・・・。びっくり。

CSR (wikiへリンク)
説明責任 (同)




もう、ど~でもいいやって感じかな?(笑)
でも、これがまかり通るんだったら、日本はぜんぜんサービス大国じゃないですね・・・


<しょうもないやりとり_20150206>
> メール本文欄に記載されている関連リンクは
> 解除ができない仕様となっております。

操作性や認識性に影響を与える付加機能を追加する場合は、カスタムとするか、デフォルトにしたとしても解除する機能を必ず付けてください。
勝手に付けられた必要もない機能を外したいユーザーはたくさんいます。

個人的にはgooメールユーザーの大多数は、旧Vers.に戻すことを望んでいると確信していますが、どうしても戻せないならば、せめて、旧Vers.のインターフェースに近づけるべく早急に改良を進めてください。

ソフトウェアはすべからくそうですが、とくにメールソフトは「シンプル イズ ベスト」です。
ユーザーの声に少しは耳を傾けてください。

とまぁ、とりあえず言うだけは言ってみる・・・(笑)


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■ 一部引っ越ししました。

画像を含めた引っ越しがようやくおわりました。
約19,000枚の画像を写すのに、約1週間かかりました。
19,000枚のうち、何らかの理由で写せなかったのは16枚。
これならぜんぜん許せる範囲です。

画像のファイル名を振り直し、記事の画像URLをすべて自動で書き換えるという荒ワザです。
おそらく19,000枚の画像と画像URLを含む記事をすべて照会してtextを書き換えるという工程で、サーバーの自動処理といえども時間がかかったのもなるほどうなづけます。

あとは自己記事内リンクですが、やっぱり手動対応のようです。
めぼしいリンク(インデックス記事など)だけは、なんとか11月までには置き換えようかと思います。

近いうちに、はてなブログへのリダイレクト(転送)処理をかけますので、それ以降は自動的にはてなブログに転送されます。

はてなブログ

ひきつづき、よろしくお願い申し上げます。

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2025-05-03 UP

goo blogからはてなブログへの引っ越しで、自己記事内リンクが移転先ブログに反映されないので、goo blogに問い合わせしました。

その回答は以下のとおりです。

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せっかくお問い合わせいただいたにも関わらず大変申し訳ございませんが、
gooでは記事リンクの移行方法を提供しておりません。

移行データにて引っ越しができますのは、
・記事
・画像(一部サービスのみ)
・コメント(一部サービスのみ)
となっております。

通常のウェブサイトのリンクは
遷移先が閉鎖しない限りブラウザにてアクセスが可能ですので、
移行先でもそのままご利用いただくことが可能です。

一方、goo blogの記事リンクでは、遷移先がgoo blogとなりますので
移行先で押下するとgoo blog内の該当記事へ遷移いたします。

そのため、2025年11月18日に予定のサービス終了後は
goo blogのウェブサイトは閉鎖され、
記事リンクそのものが無効となります。

解決方法としましては、
該当する記事リンクを「はてなブログ」内の記事リンクに
手動にて置き換えていただくほかありません。

お客さまには大変お手数をおかけしますが、
ご了承いただきますようお願い申し上げます。

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↑ ということは、ブログ内の自己記事リンクをすべて手動で貼り直せってことか???

なんぼなんでもこれはありえない。
ブロガーの方は、インデックス(ポータル)記事からそれぞれの記事に飛ばしている人もたくさんいるかと。
それを全部手動で貼り直せって、いったいどういう了見なんだか。

やっぱりNTT、やることがえげつなさすぎる。
膨大なリンクを貼り直す気力はとてもないので、本年11月のgoo blog閉鎖後は、移転後のはてなブログで、おそらくインデックス記事から各記事へのリンクや記事から関連記事へのリンクはできなくなるかと思います。

有料ブログなのに企業の都合で突然勝手に閉鎖して、この仕打ちかよ。
長らくgoo blogを使ってきたことが、悔やまれてなりません。

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goo blogには過去20年以上もの貴重な記事の蓄積がありますが、今回引っ越しをあきらめて消えてしまう記事や、読みにくくなってしまうブログがたくさんでるかと思います。
こういう無責任きわまる対応しかできないなら、NTTはblog事業からもっと早くに撤退すべきだった。
まぁ、いまさらなにをいっても詮ないことですが、NTTの責任は重いと思います。

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2025-05-01 UP

いちおう、スマホでgooblogと同程度の大きさのフォント表示、画像表示ができるようになりました。
ただし、PCモードではgooblogより画像がやや小さくなります。
デザインと設定を調整していけば、PCモードの画像も大きくできるかもしれませんが、まずはスマホでの読みやすさを優先したいので、とりあえずはこの設定でいきます。

苦闘中の方もいるかと思いますので、備忘録的に設定手順を書いておきます。

1.管理画面の左サイドバーで「デザイン」を選びます。
2.「Smooth」(デフォルト)など、レスポンシブデザイン対応のデザインを選びます。
3.サイドバー上の工具マーク(カスタマイズ)を選びます。
4.サイドバー下の「高度な設定」「デザインCSS」をクリックします。
5.CSS記述スペースの一番下の行に「.entry-content {font-size:18px;}」を記述します。
6.サイドバー上のスマホマーク(スマートフォン)を選びます。
7.サイドバー下の「高度な設定」「詳細設定」で「レスポンシブデザイン」にチェックを入れます。
8.サイドバー上の「変更を保存する」をクリックします。

なお、上記のようなCSS記述の追加をすると、はてなブログ技術的フォローの対象外となりますので自己責任です。
念のため・・・。

チェック用記事(はてなブログ)

※画像の移動は開始してから丸一日経過ですが、まだ20%くらいしかできていません。
完了まで5日程度はかかりそうです。

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2025-04-30 UP

スマホでみたとき、フォントが小さくて読みにくいです。
デザインCSSをいじればフォントはなんとか大きくできますが、今度は画像が小さくなりバランスがよくありません。
最適解はあるとは思いますが、他にデザインモードなどパラメーターを計3つほどいじるので、●×●×●で、おそらく百近いパターンのなかから探し出すこととなり、時間がかかります。

また、動画の埋め込みタグもgooblogとかなり違っていて、記事構成にストレスがかかりそうです。
(汎用の埋め込みコードが効かないのではないか??)

本当にブログの引っ越しは余計な手間がかかります。
よくぞやらかしてくれたgoo、といった感じです。

当分、ボリューミーなおかきこはできそうにありません(泣)

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はてなブログにとりあえずは引っ越ししました。
引っ越し先サイトはこちら

ただし、現時点は画像や自己ブログ内リンク先はgooblogのものになっていて、はてなブログ移転後の画像や記事にうまくリンクできるかはわかりません。

はてなブログの使い方がよくわからんので、しばらくはこのブログ(gooblog)に新規投稿し、後日新規記事もはてなブログに移動します。

ひきつづきよろしくお願い申し上げます。


【ライブ映像】吉澤嘉代子「泣き虫ジュゴン」
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■ goo blogサービス終了について

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

昨日、突然goo blogのサービス終了(本年11月)がアナウンスされました。
いかにもNTT系らしいやり方ですが(笑)、いたしかたありません。

このブログは本年11月に消去されますが、それまでに他のブログへの引っ越しを計画しています。
ブログ記事が現フォーマットのままうまく移動できるかは定かでないですが、やるだけのことはやってみます。

ひきつづき、よろしくお願いします。

■ 追記(2024/04/16)
引っ越しデータの作成を申請しましたが、たいへん混み合っているとのことで、いつになることやら・・・。
テキストでデータセーブする機能があったのですが、サービス終了告知時点でなくなってるし。
さすがにNTT系だわ、やり口がえげつない。

引っ越し先は思案中です。
この記事みる限り「はてな」かな?
「Ameba」は以前すでに開設しているのですが、ちょっと書きにくくて・・・。
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■ 東京高速道路(KK線)(泣)

さきほど(2025年4月5日22時)、東京高速道路(KK線)が廃止となりました。

YAHOO! JAPAN ニュース
見出し:首都高、KK線は今週末5日夜に廃止。八重洲線も約10年通行止め、新・都心環状ルート整備を推進

首都高都心環状線のバイパス的な役割を担っていたこの路線、仕事で多用していたので影響大です。

ただでさえ高速道路系インフラの整備が遅れている日本で、よりによって虎の子の首都高を廃止して遊歩道にしてしまうとは・・・。
いったいなにを考えているのやら。
(まぁ、老朽化などいたしかたない部分もあるかもしれぬが、代替道路開通は10年後って、気の長いハナシすぎる。)

KK線は比較的空いていましたが、夕方などはけっこう通行量があり、繁忙期には渋滞も。
この路線の廃止により、都心部の首都高の渋滞はまちがいなくより激しさを増すでしょう。

この路線の廃止による影響については、おいおいウォッチしていきたいと思います。


■ 八重洲線長期通行止め・東京高速道路(KK線)廃止の詳細動画(5分版)


■ 2025年4月5日東京高速道路(KK線)廃止!および高速八重洲線の長期通行止め開始 [4K/道路の動画]
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■ この国の行く末



仕事でマーケット資料をまとめ中、現在の人口ピラミッドを目の当たりにしてあらためて愕然としました。

団塊ジュニアとロスジェネ世代が団塊の世代と同じように子供をつくっていれば、図の赤い三角のようにZ世代にボリュームが出ていたはずです。
そうなると、団塊ジュニアとロスジェネ世代を支える層が彼らの下の世代に存在したことになります。

ところが現実には、この層にほとんどボリュームは感じられません。

ボリューム層であるロスジェネ世代が子供をつくらなかった背景はいろいろあるかと思いますが、やはり経済的に不安定な非正規雇用のもとでは、子供はつくりにくかった(つくれなかった)ということはあるかと・・・。

いまとなっては詮ないことですが、1990年代(以降)にもう少し人々にやさしい政策がとられていれば、いまとはまったく違った日本の姿があったのかもしれません。

厚労省資料政府白書などをみると、
江戸時代の日本の人口は3千万程度。
幕末で4千万、明治から急伸し第2次世界大戦終結時で7千2百万人。
戦後さらに伸び1967年で1億人を突破。
2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じ、2040年頃には1億人を切り、2050年には9千7百万人、2060年には6千4百万人~3千5百万人。
2050年代に終戦時の人口7千万人、低めに推移すれば2060年には江戸時代の人口に戻る可能性を示唆する人口推計がなされています。

人口を減らす政策はある意味簡単かもしれませんが、いったん減少トレンドに入ったものを増やすとなると並大抵ではありません。

江戸時代と同じ人口でも、人々が幸せに暮らせる社会。
そういう価値観の転換が求められていくのかもしれません。


関連する内容なので、くっつけてみました。↓
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2025-02-07 UP

NHK NEWS WEB 2025年2月7日 20時00分配信
見出し:家計調査 前年比実質1.1%減 物価高で食料など節約傾向

(記事より)
・家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%と、比較可能な2000年以降で最も高くなり
・(牛肉・豚肉から)割安感のある鶏肉にシフト
・(野菜など)高値となっている品目で購入を控える動き
・米は5キロ入りの商品の平均の価格は前の年のおよそ2倍に上昇
・買い物に使う予算が限られている中で、米が大きな割合を占めているので、日持ちする商品などは買うのを後回しに

これって食生活変わるよね。
でもって、これでもいいとなりゃ、なかなかもとには戻らないかも。
そしてグルメ王国・日本を支えるのは、もはや超富裕層&インバウンドだけという・・・。

いったい日本はどこに向かっているのでしょう・・・。


■ 【風が吹けば 桶屋が儲かる】 ≪読み聞かせ≫

米国には「バタフライ・エフェクト」というカオス理論もありますね。
・ブラジルで飛ぶ蝶の小さなはばたきが、めぐりめぐって影響し、米国でタイフーン(あるいはテキサスで竜巻)が起きる。

だからどんなにムダな消費に思えても、お金を使うことはめぐりめぐってなにがしかの景気浮揚に役立つということかと。
(節約はその逆。)
でも、日本人は「節約の快感」「コスパ」や「合理的なカネの使い方」に慣れてしまったから、ここからの景気浮揚のむずかしさはハンパじゃないと思う。

一方、現下の米国の超物価高は積極財政の行きすぎ(=マネーのバラマキすぎ)という説もあり、これにはそれなりの納得力があるのかもしれない。
経済の舵取りは本当にむずかしい。


【日本が“財政破綻”をしない理由】なぜこの国は積極財政に踏み切れないのか?|プライマリーバランス黒字化は本当に“正しい”のか|貨幣の起源を探る|財務省と財政均衡理論の関係【中野剛志】

本当に頭のいい人のハナシはわかりやすい。
こういうキレッキレの人物が経産省にいても、いかんともしがたい?
でも、こういう人が国家の中枢?にいることは、光明でもあるのかもしれず・・・。


■ 松田聖子 制服(1982年)


■ 吉澤嘉代子 - 氷菓子(2023年)
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■ 日本の行く末?

NHK NEWS WEB 2025年2月7日 20時00分配信
見出し:家計調査 前年比実質1.1%減 物価高で食料など節約傾向

(記事より)
・家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%と、比較可能な2000年以降で最も高くなり
・(牛肉・豚肉から)割安感のある鶏肉にシフト
・(野菜など)高値となっている品目で購入を控える動き
・米は5キロ入りの商品の平均の価格は前の年のおよそ2倍に上昇
・買い物に使う予算が限られている中で、米が大きな割合を占めているので、日持ちする商品などは買うのを後回しに

これって食生活変わるよね。
でもって、これでもいいとなりゃ、なかなかもとには戻らないかも。
そしてグルメ王国・日本を支えるのは、もはや超富裕層&インバウンドだけという・・・。

いったい日本はどこに向かっているのでしょう・・・。


■ 【風が吹けば 桶屋が儲かる】 ≪読み聞かせ≫

米国には「バタフライ・エフェクト」というカオス理論もありますね。
・ブラジルで飛ぶ蝶の小さなはばたきが、めぐりめぐって影響し、米国でタイフーン(あるいはテキサスで竜巻)が起きる。

だからどんなにムダな消費に思えても、お金を使うことはめぐりめぐってなにがしかの景気浮揚に役立つということかと。
(節約はその逆。)
でも、日本人は「節約の快感」「コスパ」や「合理的なカネの使い方」に慣れてしまったから、ここからの景気浮揚のむずかしさはハンパじゃないと思う。

一方、現下の米国の超物価高は積極財政の行きすぎ(=マネーのバラマキすぎ)という説もあり、これにはそれなりの納得力があるのかもしれない。
経済の舵取りは本当にむずかしい。


【日本が“財政破綻”をしない理由】なぜこの国は積極財政に踏み切れないのか?|プライマリーバランス黒字化は本当に“正しい”のか|貨幣の起源を探る|財務省と財政均衡理論の関係【中野剛志】

本当に頭のいい人のハナシはわかりやすい。
こういうキレッキレの人物が経産省にいても、いかんともしがたい?
でも、こういう人が国家の中枢?にいることは、光明でもあるのかもしれず・・・。


■ 吉澤嘉代子 - 氷菓子
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■ 史上最悪の会見?

フジテレビの会見、長~いですね(笑)

記者も、もう少しまともな質問できないのかな?
やたらに感情的だし、何が訊きたいかよくわからんし。
「他人が発言しているときは静かに聞きましょう」って、小学校で習わなかったかな?

でもって、応える方も進行方もグタグタだし。

長時間会議は参加者の無能の証明。会見も同じかと・・・。
”タイパ”を声高に叫ぶ人ほど、時間をムダにつかってたりする喜劇(笑)
それに6時間1度も休憩なしって、これも別の意味で人権侵害では?
まぁ、休憩入れたら余計に長引くって目論見もあったとは思うが・・・。

「記者クラブ」は個人的には廃止した方がいいと思うが、これじゃどうだか・・・。
逆効果だわ。

なんか、いまの日本社会のダメさ加減を目の当たりにしてる気がする。

*****
2025/01/27 23:50

まだやってるよ(笑)
この調子だと意地でも日付変わるまでやるか? 
と思ったけど、本当にそうなりそう。

記者さんたちもいい加減にしたら?
明日から、たぶん猛烈な記者叩きがはじまる。
ある意味、日本を変える会見になるかもね。

*****
2025/01/28 01:10

こんなダラダラした会見垂れ流してると、フジテレビのイメージもますます低下。
こんな長時間の会見、ふつうに人権侵害でしょ。
てか、これだけ低レベルな質問に長時間晒されて、あまりにかわいそうっていう同情買い戦略か?
荒んだといってもまだまだ人のよい日本人、こういう晒し場みるとすぐに同情モードに転ずるから。

記者だって、社名と名前名乗っての質問だから、これまで質問してないとしても、もうやめた方がいいと思う。
ここに及んで社名と記者名出すのは、もはや超ハイリスクだから。
そんなこともわからんかね。

それに、これ国外に配信されてるんでしょ。
たぶん多くの人々が笑ってるよ。
日本の生産性の低さや人権軽視をさらけ出すこんな会見、国益を失っているのはまちがいなし。
「世界一長い会見、ギネスで狙ってみました」とさいごに自虐ジョークかまして笑いで乗り切るか・・・(笑)

「もう日付も替わってだいぶたったし、みなさんそろそろ終わりにしましょう。」
と提案して場を終わらせた記者が、おそらくいちばん名を上げると思う。

片や報道しなければならないことが世の中にあふれているのに、まったく報道されなかったり・・・。
●●できない理由について、このかたちで会見開いてほしい(笑)


■ 本当の音 (LIVE 2014 / kokia's 2014 spring concert)
〔 From 『moment』(2011)〕

何もかもが飾り立てられ 本当の姿を失ってしまった
私の棲む世界は このままじゃ
あまりにも 悲しすぎる

↑ 2011年にKOKIAが描き出したこの景色は、2025年のいま、さらにはっきりと浮き彫りになっている。
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■ ココリコミラクルタイプ

You-Tubeのおすすめに、なぜか突然ココリコミラクルタイプがでてきて抜けられなくなった。
ホントに面白かったわ、この番組。
ほとんどが、いまではコンプライアンス&ハラスメ的にNGっぽいけど・・・(笑)

【ココリコミラクルタイプ】 「豹変彼女~麻雀編~」


【ココリコミラクルタイプ】 「S子②」


【ココリコミラクルタイプ】 「折れないカップル」


【ココリコミラクルタイプ】 「夢のない男」


【ココリコミラクルタイプ】 「父の再婚」


脇役も含めた演技力、音楽、効果音・・・、どれも文句のつけようなし。
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■ 青蛙堂鬼談 / 岡本綺堂



ひさびさに気に入りの小説を読み返してみたので一稿。

筆者はどちらかというと小説よりもノンフィクション派ですが、文体に惚れこんだひとりの作家がいます。

岡本綺堂(おかもと きどう)。

小説家とも、劇作家とも括られるこの人は大正から昭和初期にかけて代表作を遺し、『半七捕物帳』の作者としても知られています。
筆者が好きなのは綺堂の小編で、とくに怪奇譚。

-----------------------
綺堂は元旗本の子弟として育ち、英語が堪能で、中国にも渡り、長く新聞記者をつとめて新歌舞伎の作者としても第一人者だった。
このような経歴が、平明でムダのないリズミカルな文体を生み出したのだと思う。
たとえば名作として知られる『青蛙堂鬼談』(せいあどうきだん)の序段から引用してみると

「午後四時頃からそろそろと出る支度をはじめると、あいにく雪はまたはげしく降り出して来た。その景色を見てわたしはまた躊躇したが、ええ構わずにゆけと度胸を据えて、とうとう真っ白な道を踏んで出た。小石川の竹早町で電車にわかれて、藤坂を降りる、切支丹坂をのぼる。この雪の日にはかなりに難儀な道中をつづけて、ともかくも青蛙堂まで無事たどり着くと、もう七、八人の先客があつまっていた。」

この短い節のなかで、語り手のこころの動き、東京の雪景色と道行きをまじえ、出支度から、もう行き先の青蛙堂には七、八人の先客がいることまで語り尽くしている。
並みの技倆ではない。

『青蛙堂鬼談』はいわゆる「百物語」的な展開だが、その振り出しはこんな感じ。

「それが済んで、酒が出る、料理の膳が出る。雪はすこし衰えたが、それでも休みなしに白い影を飛ばしているのが、二階の硝子戸越しにうかがわれた。あまりに酒を好む人がないとみえて酒宴は案外に早く片付いて、さらに下座敷の広間へ案内されて、煙草をすって、あついレモン茶をすすって、しばらく休息していると、主人は勿体らしく咳(しわぶき)して一同に声をかけた。」

『中国怪奇小説集』の「開会の辞」でも似たような展開がみられる。
昭和のはじめ、午後一時から夜中の十二時過ぎまで、茶菓晩餐をはさみつつ延々と怪談を楽しむ風流人たちがいたことをこの書きぶりは示しており、案外、時間に余裕のあったこの時代の方が文化的に贅沢であったような感じがしないでもない。

「青蛙堂は小石川の切支丹坂、昼でも木立の薄暗いところにある。広東製の大きい竹細工の蝦蟆を床の間に飾ってあるので、主人みずから青蛙堂と称している。(略)この青蛙堂の広間で、俳句や書画の会が催されることもある。怪談や探偵談などの猟奇趣味の会合が催されることもある。」
「ことしの七月と八月は暑中休会であったが、秋の彼岸も過ぎ去った九月の末、きょうは午後一時から例会を開くという通知を受け取ったので、あいにくに朝から降りしきる雨のなかを小石川へ出てゆくと、参会者はなかなかの多数で」(略)
「例のごとくに茶菓が出る。来客もこれで揃ったという時に、青蛙堂主人は一礼して今日の挨拶に取りかかった。『例会は大抵午後五時か六時からお集まりを願うことになって居りますが、こんにちはお話し下さる方々が多いので、いつもより繰り上げて午後一時からお出でを願った次第でございます。』」
「それが終わってきょうの講演者が代わるがわるに講話を始めた。火ともし頃に晩餐が出て、一時間ほど休憩。それから再び講話に移って、最後の『閲微草堂筆記』を終わったのは、夜の十一時を過ぐる頃であった。さらに茶菓の御馳走になって、十二時を合図に散会。秋雨蕭々、更けても降り止まなかった。」



綺堂の状況描写は動的でたくみだが、どこかにしんとした静謐感が流れている。
この世界に曳き込まれるとなかなか抜け出すことができず、気がつくと完読している。

とくにこれから事がはじまるまえの、一片の情景の切りとり方が凄い。

「叔父は承知して泊まることになった。寝るときに僧は雨戸をあけて表をうかがった。今夜は真っ暗で星ひとつ見えないと言った。こうした山奥にはありがちの風の音さえもきこえない夜で、ただ折おりにきこえるのは、谷底に遠くむせぶ水の音と、名も知れない夜の鳥の怪しく啼き叫ぶ声が木霊してひびくのみであった。更けるにつれて、霜をおびたような夜の寒さが身にしみて来た。」(「くろん坊」(光文社文庫『鷲』収録)より)

水の音と夜の鳥を配することで、かえって飛騨の山奥の夜更けの静寂と、闇のふかさを浮き彫りにしている。

綺堂の怪談の多くはすっきり解決しないでおわる。
描写は的確で語り漏らすことがないのだが、なぜそのような怪異がおこるかについての説明がない。
もやっとしたなぞかけが、読後、じわじわとした怖さにかわっていく。
これが綺堂の怪談の身上だと思う。

綺堂の登場人物の語り口は大概に上品だ。
たしか「山の手の武士階級のことば」と表現した評論家がいたと思うが、これはおそらく綺堂が旗本の家に育ったというところが大きい。

「いえ、どうも年をとりますとお話がくどくなってなりません。前置きはまずこのくらいに致しまして、本文(ほんもん)に取りかかりましょう。まことに下らない話で、みなさまがたの前で仔細らしく申上げるようなことではないのでございますが、席順が丁度わたくしの番に廻ってまいりましたので、ほんの申訳ばかりにお話をいたしますのですから、どうぞお笑いなくお聴きください。」

これは「青蛙堂鬼談」でも傑作と評される「猿の眼」の導入で、年配の女性の上品で落ち着いた語り口から怪談に曳き込む手法をもちいている。

英語や中国語を知り尽くしたうえで、日本語のうつくしさを表現できる作家。
もっと読まれてもいいと思う。
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【 コラム 】 温泉施設のえらい順(笑) 【Renewal UP!】

ついでに前後の温泉記事も手を加えずにそのままアゲてみます。
近年、温泉施設の休廃業が相次ぎ、インバウンド向け高級宿が人気となって、もはやこういう区分けも無意味なのかもしれませんが、当時(2006年頃)の温泉マニアがどういう価値感で温泉をまわっていたのか、記録の意味でお読みくださいませ。

せっかくなので、該当すると思われる施設の入湯レポにリンクしてみました。
(すでに休廃業となった施設がかなりありますが、その旨の記載をしていない記事もあります。あしからず。)

それにしても全リスト (INDEX)、酷いですな、UP済の記事がぜんぜんリンクされてないじゃん。
筆者でさえ、過去記事になかなかたどりつけない・・・(笑)
そのうち更新します。

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2012/11/06 UP

 
 
【写真/左上から】四万温泉「積善館」(群馬) / 沢渡温泉「共同浴場」(群馬) / 喜連川温泉「道の駅きつれがわ」(栃木) / 横浜「若宮湯」(神奈川)

2006年7月にUPしたものです。
大勢は変わっていないかと思いますが、一部に変化があるので加筆のうえ再UPです。 

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いいお湯に自信をもって人を案内すると意外に反応が悪く、不本意にもスカ湯に連れていくと意外に喜ばれたりすることがあります。
好みのお湯は人それぞれと言われればそれまでですが、温泉好きと民間人(^^;)の好みの差はたしかにあると思います。

そこで、今回は温泉好きと民間人で温泉施設ごとにえらい順(笑)をだして遊んでみました。
なお、この内容は個人的独断と偏見にもとづくものなので、まちがってたらごめんなさい。(と、先に謝っておく・・・ ^^;; )

[記号のみかた]
A : 偉い!、グレート、好き、行きたい
B : なかなか、興味あり、けっこうよく行く
C : 認めず、近寄りたくもない、存在じたい知らない
↑ : 評価上昇中
→ : 評価安定
↓ : 評価下降中

■ 施設タイプ <温泉好きバージョン> / 〔民間人バージョン〕

----------------------------------------------------------
■ 共同浴場 < 特A→ > / 〔 B↑ 〕  
温泉道(笑)の保守本流。コアなマニアはジモ専大好き。このところのマスコミのあおりで民間人にも人気急上昇、一部でマナー悪化、地元住民との軋轢発生。観光客向けバリ循施設もあり要注意。
例 → 伊東温泉 「湯川第一浴場・子持湯」(静岡県伊東市)
例 → 草津温泉 「凪の湯」(群馬県草津町)

■ 仮設浴場 < 特A→ > / 〔 C→ 〕
温泉はむやみに手を掛けないのがいちばん。コンクリ浴槽に塩ビパイプから無造作に直引き源泉が叩き込まれていたりする。
無料か低料金。本施設になるとたいていお湯が悪くなる。
例 → 清河寺温泉 「いずみの湯」(さいたま市西区、現・さいたま清河寺温泉)
例 → 前橋荻窪温泉「會乃山温泉」(群馬県前橋市、現・あいのやまの湯)

■ 野湯 < A→ > / 〔 C↑ 〕
いわゆる”野湯派”では特A級。情報なさげでウラ情報けっこうある。有名になると決まって荒れる。
本格的なやつはシロートではとうてい到達できず、硫化水素が立ちこめてたりして命がけ。
※それなりに入ってはいますが、一切記事化しておりません。

■ ひなび系宿・湯治宿 < A→ > / 〔 B↑ 〕
いわゆる”ロケ派”では特A級。最近はマスコミでも人気、秘湯系はおばさまグループ主体にけっこう混む。
東北と九州が本場なのか? 湯治宿はお湯に定評のある宿が多い (当然か・・・ ^^;; )
例 → 塩原元湯温泉 「ゑびすや」(栃木県那須塩原市)
例 → 柴原温泉 「菅沼館」(埼玉県秩父市)

<その後>
温泉女子を中心に”プチ湯治”が人気に・・・。スローフードやフードマイルズをとり入れ時流に乗ったお宿も・・・。

■ 和風老舗旅館 < A~B→ > / 〔 B↑ 〕
”和ブーム”に乗って一気にブレーク。法師や四万、箱根の老舗などは若いカップルにおこもり占拠されてる。
自家源泉&しっかりした湯守さんがいたりするのでお湯はだいたい上質。ただし高いので数をこなす温泉マニアには敷居が高い。
観光庁様が”おもてなしの宿”などと称し、有識者や某大手代理店とタイアップしてクローズアップしたりするが、よほど日本旅行に慣れていないとコストパフォーマンスとれないかも・・・(笑)
例 → 堂ヶ島温泉 「対星館」(箱根町宮ノ下)
例 → 下賀茂温泉 「伊古奈」(静岡県南伊豆町)

■ デザイナーズ旅館 < B↓ > / 〔 A↑ 〕
いわゆる”お姉~ちゃん好み”の宿で、近年増殖中。伊豆高原あたりがメッカなのか?
以前は老舗が業態転換するケースがメインでお湯にもこだわる宿が多かったが、最近は粗製乱造気味で、湯量もないのに全室部屋付露天をつくったりする。(この傾向は2012年現在も進行中。)
料金高いし、たいてい日帰り不可なので温泉好きの関心は概して薄い。

■ ふつうの温泉旅館 < B→ > / 〔 B↓ 〕
いわゆるふつうの温泉宿。個性はうすいが、渋い浴槽に無造作に自家源泉をかけ流してたりするので、お宿によっては温泉好きに人気。料金リーズナブルなのも○。
とくに大型温泉地のかけ流し宿は再評価されている。日帰り入浴できるお宿が多く、温泉好きにはありがたい存在。
B&Bや素泊まり化がすすみ、温泉好きのベースキャンプ化も進行中?
例 → 折立温泉 「大鼻旅館」(新潟県魚沼市)
例 → 伊豆山温泉(走り湯) 「偕楽園」(静岡県熱海市)

外観は総じてショボく露天がなかったりするので、民間人のウケは悪い。デザイナーズ系にシフト中。
シフトかけられなかった施設の廃業が近年とくに目立つ。

■ 温泉銭湯 < A~B↑ > / 〔 C→ 〕
温泉湧出都市の財産。東京の黒湯、甲府のモール泉、熱海の食塩泉、諏訪の単純温泉など、地域を代表する泉質が安価で楽しめる。
外観や浴室に優れた意匠をもつものがあり、専門の”銭湯マニア”も存在する。
ただし、地元指数ゲキ高で共同浴場以上にマナーを問われることがあり、民間人にとっては敷居が高い。(というか、それ以前にみつけられない ^^; )
例 → 上諏訪温泉(湯小路源湯) 「大和温泉」(長野県諏訪市)
例 → 大江戸東山温泉(東京都目黒区)

■ 民間小型日帰り施設 < B→ > / 〔 C↑? 〕
経営者の見識や源泉の資質により名湯からスカまで玉石混交。
地元指数高いので民間人はあまり近寄らなかったが、最近はメジャーガイド類にも掲載されるようになり認知度UPか?
例 → フカサワ温泉(山梨県昭和町)
例 → 佐久山温泉 「きみのゆ」(栃木県大田原市)

■ ビジホの湯・健康ランド < B→ > / 〔 C→B→ 〕
なぜかB級施設が多く、とくに女性からは嫌われがち。でも、自家源泉ザコザコだったりするのでなかなかに捨てがたい。わりに空いてるのも○。
例 → 水戸武蔵温泉(仮称)(水戸健康ランド温泉) 「ホテル 水戸ラドン温泉」(茨城県水戸市)
例 → 黄金温泉 「黄金温泉健康センター」(山梨県甲府市)

<その後>
アパホテル、ドーミーインなどが温泉付ビジホ戦略を展開し、新しくて小綺麗な温泉ビジホが増加してイメージアップ。
自家源泉日帰り不可だったりするので温泉好きの宿泊ターゲットとして見逃せないが、首都圏に限っていうと総じて湯づかいはいまいち。

■ 温泉スパ銭 < B↑ > / 〔 A↑ 〕
チェーン展開で近年大増殖中。ほとんど金太郎飴的ハリボテ和風、総盛り込み幕の内浴場でファミリー系民間人の好物。
かけ流し槽をつくるのがトレンドだが、週末PMは大混雑順番待ちで酷いお湯になったりするので、温泉好きは平日夜か週末朝イチに行く。
多くは自家源泉で、最近は湯づかいが競合差別化のポイントとなっているので、かけ流し槽が増え温泉好きの評価上昇中とみられる。
例 → 熊谷天然温泉 「花湯スパリゾート」(埼玉県熊谷市)
例 → 京ヶ島天然温泉「湯都里」(群馬県高崎市)

例 → 二宮温泉 「みどりの湯 船橋・田喜野井店」(千葉県船橋市)
↑ この温泉マニアにはたまらないクセモノ湯だった、「みどりの湯 船橋・田喜野井店」が2021年10月31日をもって閉店していました。(→報道記事
温泉施設は「温泉スパ銭」といえども、商業系や住居系に比して決してコスパがいい業態ではありません。
外資も入って収益施設のコスパが厳しく問われる昨今、温泉施設の将来は明るいものではないのかもしれません。

■ 公共系宿泊施設 < C↑ > / 〔 A↓ 〕
一部に”公共の宿マニア”という熱烈ファンがいるが、最近は民間の優れ宿も料金が落ちてきているので人気はやや下降気味か? バリ循カルキ湯メインだが、さりげに自家源泉の施設が多く、湯づかいも見直されてきているので、一部の温泉好きで評価上昇中?。
例 → 磯部温泉 「かんぽの宿磯部」(群馬県安中市)

■ 団体様御用達箱形豪華歓楽温泉ホテル < C→B?→ > / 〔 B↓ / 大手グループ入りはA~B→〕
社員旅行でよくお世話になる。客離れが深刻。タラバ蟹食べ放題格安ツアーの舞台になったりする。でも、もともと力のある宿(=自家源泉何本も持ってたり、配湯量が多い)が多いので、お湯を大事にして立ち直ってほしい。
例 → 南房総(白浜)女来島温泉 「グランドホテル太陽」(千葉県南房総市)

<その後>
伊東園様やおおるりグループ様、大江戸温泉物語様など365円均一料金のみ放題食べ放題チェーンの買収の格好の対象となる。
伊東園様やおおるりグループ様は意外に湯づかいがよかったりするので、温泉好きの評価はやや上昇気味か?
(安いので湯めぐりのベースキャンプにつかわれたりする。)

大手グループ入りすると圧倒的なコストパフォーマンス&怒濤の営業力で集客を急回復させる例が多い。
大手グループ入りしていない一部の独立系お宿は、アジアを中心とした来日団体客をつかみ一息ついていたという見方もあるが、震災や領土問題などでふたたび予断を許さない状況か?
例 → 日光湯元温泉 「おおるり山荘」(栃木県日光市)

■ センター系日帰り施設 < C↑ > / 〔 B→ 〕
一部の温泉好きからは蛇蝎のごとくきらわれる。公共がらみなので、どうしても安全サイドで循環+塩素大量投入気味になる。
さりげに新規掘削の自家源泉が多く、最近はかけ流し槽を設置するケースも増えてきているので、評価はやや上昇気味か?。
例 → 喜連川温泉(4号源泉) 「道の駅きつれがわ」(栃木県さくら市)

<その後>
ばりばりカルキの施設はさすがに少なくなっているが、和風スパ銭に慣れた目からみるとやっぱり無機質。
設備更新時期を迎えている施設も多く過渡期か?


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【 2006年のヒット曲 】

■ I'll be there - 倖田來未


■ 粉雪 - レミオロメン


■ I believe - 絢香


まだまだメロやアレンジに魅力があったし、曲調にもバラエティ感があった。
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【 コラム 】 「五感+αで楽しむ」 第1回 〔 湯色 〕

お正月休みに温泉地に行かれる方も多いと思います。
このブログの本分は「温泉」なので(笑)、たまには温泉記事いれてみます。

とはいっても、11(16)年前の記事をそのままアゲただけです。
まぁ、こういうマニアックな楽しみ方もあるよ、ということで読み流してくださいまし。

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2012/11/07 UP

 

【 コラム 】 「五感+αで楽しむ」
2006年4月に「湯色」、2007年2月に「にごり湯(濁度)」をUPしたきり、筆者の怠慢により(笑)そのままになっていましたが、「湯色」でググると1位に出てきたり、ときおり「続編は??」と訊かれたりするので、5年ぶりに再開します。

時間がたっているので、最初からリニューアルしつつUPしていきます。
※事例としてあげた温泉には、現在、廃業または休業となっているものもあります。
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温泉の楽しみ方はいろいろありますが、よくいわれるのが”五感で楽しむ”というもの。
そこで、見る、味わう、嗅ぐ、触れる、聴くの五感と、これに浴感(温熱冷感や濃度感その他)を併せた6つの視点からみてみたいと思います。
このテーマは奥が深く、全国の名湯を入り倒してからでないと取り組めないよ~な気もしますが、いつになるかわからんので(笑)とりあえずいきます。(で、事例は入湯数の多い関東中心です。。。)

なお、「別冊宝島 本物の温泉ここが一番!」(この本、石川理夫氏編著の名著で、いまでも私の湯巡りのバイブル)の「温泉は五感全体で味わい楽しむ」というコラムでこのテーマを取りあげ情緒豊かな文章で解説されていました。
どうしても内容が似てしまいますが、なるべく泉質面と具体的な温泉の紹介にふみこんでまとめてみたいと思います。
ボリュームがでそうなので、連載でいきます。
(写真は月岡温泉(新潟)と月の湯温泉(静岡))
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【 コラム 】 「五感+αで楽しむ」の予定INDEX (UPは順不同になる可能性あり)

1.見る
1-1).湯色
1-2).にごり湯(濁度)
1-3).湯の花と析出
1-4).浴場と湯船

2.味わう
2-1).泉質・成分と味
2-2).飲泉

3.嗅ぐ
3-1).泉質・成分と湯の香
3-2).湯づかいと湯の香

4.触れる
4-1).湯ざわり
4-2).とろみとアワつき

5.聴く
5-1).湯屋の響き
5-2).ロケーション

6.浴感

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1.見る
これはいちばんわかりやすいので、最近は気の利いた温泉ガイドには載っています。
温泉の色味を構成する要素には、湯色、濁度、湯の花などがあります。順にみていきます。

1-1).湯色

a).白
ふつうは硫黄泉系でにごり湯。
みるからに効きそうな乳白色のにごり湯はすこぶる人気が高く、白骨、乳頭、那須湯本などがその代表格。
肌が透けないので混浴向きでもある。おもにイオウコロイドにより白濁するといわれ、新鮮な湯口のお湯は透明なことが多い。
で、「白濁はお湯がなまった証し」とされることもあるが、硫化水素型ではすぐに白濁するものもあるので一概にはいえないようだ。
ただ、薄めの単純硫黄泉の白濁はなまりによることが多いのであまり歓迎できない。
硫黄泉系でなくても、まれに気泡で一部白濁しているお湯があり、潤沢なアワつきが楽しめる。(フカサワカアナパリ(山梨)、清河寺仮設(埼玉)など。)

 
(写真は万座温泉(群馬)と白骨温泉(長野))

b).赤
おもに鉄分による。新鮮な鉄泉は緑がかった薄にごりだが、酸化するにつれ赤茶のにごり湯となって強烈な印象を与える。
(溶存態(Fe^2+) → 懸濁態(Fe^3+))
こうなると特有のサビ臭やギシギシとした湯ざわりも出て、湯慣れない人にはかなり抵抗のあるお湯になる。
よく洗い流さないと下着まで赤茶に染まってしまうので要注意。
天狗(長野)、伊香保(群馬)、小赤沢(新潟)などが代表格。関西では有馬の金泉が有名。
また、千手(新潟)やすみよし(山梨)など、透明なモール泉系で赤味を帯びるものもある。

  
(写真は天狗温泉(長野)と鹿島セントラル温泉(茨城))

c).褐色~茶~黄(透明系)
有機質を含むモール泉に多い。甲府あたりのモール泉には黄金色透明の非常に美しい湯色をしたものがある。
国母山城(山梨)など。新潟妻有エリアにもこの手のお湯が多い。
茶色のにごり湯を除鉄濾過すると黄色透明になることがあるが、概していまいち。

  
(写真は山城温泉(山梨)とじょんのび温泉(新潟))

d).褐色~茶~黄(にごり湯系)
鉄分が多い化石海水系や土類含みの重炭酸土類泉や食塩泉などで、除鉄をしていない場合にふつうにみられる。
このへんの色味はかなりと微妙で、お湯の状態や光線の加減ですぐに変化する。
ふつうは鉄分が多いとにごりもつよまる。たくさんあるので代表例は省略。

  
(写真は伊香保温泉(群馬)と湯ノ網温泉(茨城))

e).灰色
これはわりに珍しい。硫黄まじりの濃いめの塩類泉などでみることがある。
泉質と湯づかいにめぐまれてはじめて出る湯色なのでおすすめ。「灰色のお湯にハズれなし」の格言が成り立つかも・・・。
奈良田(山梨)、いわき湯本(福島)、塩原福渡(栃木)などが代表格か?。

  
(写真は光源の里温泉(山梨)と水神の湯(長野))

f).緑(翠)色
pH高めの硫黄泉は鮮度がいいと綺麗なエメラルドグリーン(翠色)となり、絶品のイオウ臭とあいまって極上湯となる。
鮮度が落ちてくるとバスクリーン的な緑黄色となるが、これは湯中の藻類のクロロフィルによるものらしい。
月岡咲花(新潟)、熊の湯野沢戸倉上山田上諏訪温泉(湯小路)(長野)などが代表格。
硫化水素泉系白濁湯が緑色を帯びることもあり、芦乃湯(神奈川)、蔵王(山形)などでみられる。
鮮度の高い鉄泉系も緑がかった薄にごりとなり、総社(群馬)、「アクアリゾート清里 天女の湯」(山梨)、前橋ゆ~ゆの絶好調時など、貝汁味臭とともに鮮度感を楽しめる。

  
(写真は屋敷温泉(長野)と潮来水原温泉(茨城))

g).青~水色
関東ではすくない。メタけい酸を多く含むイオウ泉系でみられるといわれ、pH低めの硫化水素泉系白濁湯が青みを帯びて青磁色のにごり湯となることがある。
また、重炭酸土類泉系の極上湯でもみられることがあり、「青色のお湯にハズれなし」の格言も成り立つか?。
阿蘇垂玉の露天は見たこともない群青色がかったささにごりのすばらしい湯色をしていた。浅間隠鳩ノ湯鹿沢万座(群馬)、那須高雄塩原塩の湯(栃木)、奥飛騨温泉郷(岐阜)など。
別府鉄輪「神和苑」の鮮やかな青湯は有名。

 
(写真は垂玉温泉(熊本)と奥飛騨福地温泉(岐阜))

h).黒
黒湯が代表。黒湯はにごっているように見えるが、コーラ色透明の湯色が重なっているので濁度じたいは低い。
もともと赤~茶系が濃くなったものなので、麦茶色 → ワインレッド → チャコール → 黒系のラインが多く、グレー → 黒と変化するものはすくない。
松の湯(神奈川)、養老(千葉)、(埼玉)、小川(茨城)などが漆黒。
イオウ系では”墨湯”といわれる個性的な黒色がでることがあり、塩原元湯「大出館」の「墨の湯」は有名。
おそらく浮遊物の硫化による黒変が原因かと思われるが詳細不明。

 
(写真は新宿十二社温泉(東京)と塩原元湯(栃木))

i).無色
無色透明のお湯は温泉らしくないと嫌う向きもあるが、なかなかどうして名湯も多い。
とくに純度の高い硫酸塩泉系のお湯は澄み切って湯船の底がよくみえる。湯中に沈めた指先が屈折率の加減か青白く発光するのも趣がある。
硫酸塩泉系の代表格は湯宿・猿ヶ京(群馬)、大網(栃木)など。

  
(写真は川治温泉(栃木)と宮城野温泉(神奈川))

※ 湯色のバリエーションについては、コラム「湯色七変化」をご覧ください。

【 コラム 】 「五感+αで楽しむ」 第2回 〔 にごり湯(濁度) 〕
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■ 秋の湯

8年前(2015/8/30)に書いた記事ですが、ようやく秋っぽくなってきたので少しく追記してアゲてみます。



【写真 上(左)】 秋の箱根塔ノ沢
【写真 下(右)】 秋の信州崖の湯

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 秋来ぬと目にはさやかに見えねども
   風の音にぞおどろかれぬる

(古今集・巻4・秋歌上 藤原敏行朝臣)

8月の暑気もようやく一段やわらいで、夏休みもあとわずか。
そぞろ寒、鰯雲、暮の秋、待宵、立待月、十六夜、野分、秋霖、秋袷、鳩吹、下り梁、秋簾、鹿垣、初雁、鶺鴒、赤蜻蛉、藪枯し、刈萱・・・
きもちもしっとり落ちついて、秋を詠むことばの情感は、四季のなかでもまた一入。

それにしても、四季の折々をつづる日本語のうつくしさは、いったいどうしたことでしょう。

 葦辺なる荻の葉さやぎ秋風の
   吹き来るなへに雁鳴き渡る

(万葉集巻十 2134)

はるか西暦700年の昔、これほどの感性を備え、詠いのこした庶民(?)が暮らしたこの国、まこと驚嘆せざるを得ません。

大陸の秋は短いといわれます。
これに対して、季節の変化をやわらげる海原にかこまれたわが国では、秋はゆっくりと日を置きながら深まっていきます。
そして山海の入り組む風土のもと、山々から里へと綾なすように紅葉の彩りを広げていきます。
深田久弥氏が名著『瀟洒なる自然』で絶賛されたように、林相ゆたかな色とりどりの紅葉に彩られる日本の秋は、世界に冠たるわが国の資産だと思います。


【写真 上(左)】 東信の紅葉
【写真 下(右)】 奥鬼怒の紅葉

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そこから一里余りを降った望月で、或る日もっと広々とした眺望が欲しく、私は坂を上って丘の上へ出た。
蕎麦が花咲き柿の実がいよいよ重くなる信州の夏の終り、丘の上は晴朗な風と日光との舞台だった。
北方には絵のような御牧ガ原の丘陵を前にして、噴煙をのせた浅間から烏帽子へつらなる連山の歯形。
南にはその美しい円頂と肩とを前衛に、奥へ奥へと八ヶ岳まで深まりつづく蓼科火山群と、豊饒の佐久平をわずかに隠したその緩やかな裾。
さらに西の方にはきらきら光る逆光につかった半透明の美ヶ原溶岩台地、そして東は遠く淡青いヘイズの奥に蛍石をならべたような物見・荒船の国境連山と、其処に大平野の存在を想わせる特別な空の色。
それは晴れやかな、はろばろとした憂鬱な、火山山地の歌であった。

(尾崎喜八著 「山の絵本」 たてしなの歌 より)
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■ One Reason - milet




さてさて秋といえば温泉。
「紅葉の温泉」は、毎年飽きもせず旅行雑誌の巻頭を飾ります。

秋の温泉が快適なのは、気温が下がってくるのもさることながら、空気が乾いてくることも大きいのです。
湯浴みの快適さというのは、じつは「からだにこもった熱をいかに発散していくか」ということと高い相関があります。
この「からだにこもった熱」は空気中の湿度が高いと汗として蒸発しにくく、抜けが悪くなります。
夏場、湿度の高い日に熱中症が多発するのと同じ理屈です。

わたしは滅多に湯当たりはしないのですが、ごくごく希に湯当たりするのは決まって真冬のしんしんと降る大雪の露天です。
夏場は湿度が高くても、外気で冷ましたり、水を浴びたりして熱を散らすことができますが、大雪のときは外気で巧く冷ますことができず、気温が低いので豪快な水浴びもままなりません。
逆にカンカン照りの真夏でも、湿度が低めで風があれば、予想以上に快適な湯浴みが楽しめます。夏場の甲府盆地の湯巡りが快適なのはこれによります。
(はなしが逸れました。四季折々の湯浴みの醍醐味については稿を改めてまた書きます。)

「天高く馬肥ゆる秋」の ”天高く” とは、空気中の湿度が減って空気が澄み、空が高くなった感じを指しています。
このような日の湯浴みは、まさに日本の秋の醍醐味といえましょう。

虫の音、名月、紅葉、そしてとりどりの秋の味覚・・・。
日本の秋の幕開けです。


↑ と、前向きに〆られたのはおそらく新型コロナ禍前まで。

長引いたコロナ禍、ロシア・ウクライナ戦争、未曾有の物価高、下落続きの実質賃金・・・と、一般庶民は気の休まる間のない日々がつづいています。
10月導入予定のインボイスで、おそらく景況は悪化しさらなる物価上昇も予想されているので、呑気に「秋の温泉!」などと浮かれている場合ではなくなるかもしれません。

「家族でのんびり温泉旅行」でさえ、庶民には手の届かない贅沢になってしまうかも・・・。
いつか景況が上向くときがあったとしても、お客を受け入れるお宿がどれだけ残っているか、はなはだ疑問です。


(じつは、新型コロナ禍前から、日本の温泉地はやばい状況にあった。)
2009年10月末にお気に入りだった渋川温泉 「保科館」が閉館したときに書いた記事です。
よろしければどーぞ。→ こちら



【 BGM 】
■ Long Island Beach - 杏里


■ bouquet - @ゆいこんぬ(歌ってみた)


■ LOVE BRACE - 華原朋美
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副都心線直通ダイヤ(東武東上線ダイヤ改悪)

やっぱりアクセス増えてきましたね、この記事(笑)
でも、これは10年前(2013年3月)の改正(改悪)についての記事で、今回(2023/03/18)の「地獄の改悪」についてのものではありません。

今回(3/18)の「地獄の改悪」については裏ネタもいろいろ持っているのですが、あまりの改悪っぷりに脱力して書く気が起こりません。
しばらく様子をみて、どこかのタイミングでどうしてこんなことになったのか、裏ネタ絡めつつ考察してみたいと思います。(地上誘導とか・・・)
まぁ、今回の改正(改悪)を一言でいうと、「東上線の地価爆下げダイヤ」(朝霞市と板橋区、川越以遠除く)つぅところでしょうか・・・。
固定資産税下がるのだけが救いか・・・(まさか下がらないなんてこと、ないよね)

それにしても2012年6月30日改正のダイヤ↓ いま振り返ると天国すぎるわ・・・。


【大ダイヤ改正】東武東上線、最高に最悪!?


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2013/03/15 UP
ひさびさのカキコなのに温泉ネタじゃなくてすみません。



明日(3/16)から東京メトロ副都心線と東急東横線の直通運転がはじまります。
新ダイヤはいかに・・・。
ということで、渋谷発副都心線のダイヤを比較してみました。
上が新ダイヤ、下が旧ダイヤです。

一目みてわかるのは、夜20時以降の赤字の列車が極端に減っていること。
(平日は20:36以降全廃)

赤字の列車とは急行です。
これは、渋谷を出ると新宿三丁目、池袋、小竹向原、和光市しか停まらないたいへん速達性の高いものでした。
それが、通勤急行に置き換えされたうえに、本数も減ってしまいました。

(急行停車駅)
渋谷、新宿三丁目、池袋、小竹向原、和光市/和光市まで4駅
(通勤急行停車駅)
渋谷、新宿三丁目、池袋、小竹向原、氷川台、平和台、営団赤塚、営団成増、和光市/和光市まで8駅

とくに影響が大きいのは東武東上線方面です。(小竹向原分岐の西武線は急行でも通勤急行でも実質的な差はない。)

通勤有効時間帯といわれる平日17時以降でくらべてみました。
17時台 直通通急2本 → 直通通急1本、和光市行通急2本
18時台 直通通急2本 → 直通通急1本、和光市行通急1本 
19時台 直通通急3本 → 和光市行通急2本 
20時台 直通急行1本、和光市行急行2本 → 和光市行通急2本 
21時台 直通急行2本、和光市行急行2本 → 直通通急2本、和光市行通急1本 
22時台 和光市行急行1本 → 直通通急1本、和光市行通急1本 
23時台 なし → 和光市行通急1本 

渋谷発20~21時台というのはすこし残業するとふつうにこのくらいになるという、帰宅のゴールデンタイムです。
これがこのていたらく、しかもこれからはほとんど東横線から直通してくるので確実に座れる保証もありません。
東上線から副都心線経由で渋谷・新宿方面に通勤している人にとっては確実に改悪になると思います。

個人的には便利な急行が全時間帯で増発されると期待していただけに、新ダイヤをみたときにはほとんど目が点。

「急行の前後の普通列車が混雑するので急行をなくした。」という説もありますが、さほど混んでたとも思われないし、
今回は空いているハズの土休日でも19時以降の急行(とくに東上線直通)が大幅に減っています。
(たしかに線内回避駅がすくないですが、別に平行ダイヤ(急行などの優等列車が各停を追い越さずにのろのろ走るダイヤ)でもいいじゃん。)

土休日で横浜方面から東上線に直通する夜時間帯の急行は
渋谷発時刻で20:12、22:07のかなしいかなわずか2本!
これでは横浜行って、中華街で夕食楽しんで直通でスイスイ帰宅、というのは夢のまた夢。お話になりません。

いま、沿線価値を決める大きなファクターは、新宿、渋谷エリアへの速達性。
だから、今回の改正を一言でいうと、「東上線の地価下げダイヤ」っつうところでしょうか・・・。
正直、移行にともなう様子見の仮ダイヤであることを祈りたいです。

直通列車を極力減らし、かつ1本たりとも優等列車にせず、かたくななまでに副都心線直通列車の利便性を上げようとしない東武東上線(東武鉄道東上業務部)。
池袋までの自己路線の乗客減を回避するのがその目的でしょうが、大きな目でみると、結局は沿線価値を下げ、地盤沈下が進みかねないということにいい加減気づいて欲しいものです。


最終日(3/15)の東横線渋谷駅

ダイヤ改正(悪?)のたびに吠えている(笑)気もするけど、だってぜんぜん良くならないんだもん。
明治神宮前駅は急行停まるよになったけどね、土休日だけ・・・。
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■ 伝説の熱湯

昨晩、なぜか下諏訪温泉の「旦過の湯」のレポがアクセスランキングに入っていたので、久々に読んでみました。

そのなかに「熱湯というと、高崎天神の湯(揚湯試験時の52℃)をはじめ、群馬鎌田温泉「千明旅館」、山梨「草津温泉」、新潟かのせ温泉「赤湯」、川原湯温泉「笹湯」、熱川温泉「臨泉閣」、湯河原温泉「若草荘」などが記憶にありますが、それらとくらべても遜色のない熱湯です。」というコメントがありました。

筆者は熱湯好きで、45℃くらいまではなんということもないのですが、さすがにこれを越えてくると思うところはあります。
熱湯といえば関東では那須湯本温泉の「元湯 鹿の湯」の48℃槽や湯河原温泉「ままねの湯」が人気ですが、これは人気がありすぎて浴客でしょっちゅう撹拌されているためか、さほどの熱湯とは思えません。

本当の熱湯とは、浴客もまれな小さな浴槽に無調整の熱湯源泉が滔々と掛け流しされているような場面で遭遇します。

こういうところはたいてい絞り投入されていますが、それでも優に50℃はあります。
投入量が多めに設定されていると60℃オーバーもあって、かなり危険な状況です。
ふつうは湯揉みで対応するのですが、湯揉みでは太刀打ちできず泣く泣く加水ということも・・・。

泉温はさほどでもなくても、掛け流し量が多い場合は湯揉みが効かず、これはこれで厳しい戦いとなります。


今回は、過去記事に埋もれている”伝説の熱湯”(筆者のなかでの)の記事を、3つほどまとめてそのままもってきました。
寒い冬に、きもちだけでもあたたまってください(笑)

なお、これらのお湯は現在、休廃業等により入れない可能性があります。
レポ内容はあくまでも入浴時点のもので、営業継続している施設も現在は状況が変わっている可能性があります。

こういう個性あるお湯が姿を消してしまった?ことは、熱湯マニア(笑)としてほんとうに残念です。
なお、壮絶な湯揉み対決をした熱川温泉「臨泉閣」が強く記憶に残っているのですが、これは未レポなので、近いうちにレポしたいと思います。


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1.湯の小屋温泉 「葉留日野山荘」 (群馬県みなかみ町(旧 水上町))



<湯の小屋温泉 「葉留日野山荘」>
(群馬県みなかみ町(旧 水上町)藤原6289、9:30~20:00(厳冬期要事前TEL)、500円、0278-75-2210)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)

北毛、藤原エリアの懐ふかく、湯の小屋温泉が湧いています。
かつてこの地は「葉留日(はるひ)の里」と呼ばれ、鎌倉時代に奥州藤原一族が隠れ住んだところと伝わります。

交通の便がよくなった今日でも、上越新幹線「上毛高原」駅からバスで80分、上越線「水上」駅からでも同じく60分、利根川づたいに奥利根の山々を分け入ってようやく到達。
ここより奥に集落はなく、名実ともに北関東最奥のお湯です。
ただし、道は悪くないので、厳冬期をのぞけばマイカーでも問題ありません。

湯の小屋にはいくつかの日帰り可能な湯宿があってここもそのひとつ。
廃校になった分校を改装した湯宿で、そこかしこに学校の面影が残っています。
母屋で受付し、別棟の湯小屋へ・・・。


【写真 上(左)】 浴場棟
【写真 下(右)】 浴室入口

ゆったりとした男女別の浴場は、清掃のいきとどいた気分のいいもの。
二面採光のあかるい浴室に、黒みかげ石枠鉄平石貼5-6人の渋い浴槽ひとつとシンプル。
かなりの熱湯浴場ですが、天井が高く通気がいいのでこもりはありません。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 女湯の湯口

土曜の10時。前客がいなかったらしく、浴槽は47℃ほどもあるかと思われるゲキ熱湯で満たされていました。
カラン6(温泉?)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。

加水はしたくなかったので、ひたすら湯もみに励みなんとかからだを沈めます。
石膏の析出がでた岩の湯口から熱湯を30L/minほども投入で、槽内注排湯はなく全量をオーバーフローのかけ流し。
ものすごいかけ流し量で内床は洪水状態。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 男湯の湯口

きれいに澄み切ったお湯にはうす茶の浮遊物。
微塩味に弱い石膏味と、ほこほことした石膏芒硝系の湯の香が香る鮮度感の高いお湯。
硫酸塩泉特有のとろみときしきしに、アルカリ泉系のヌルすべをまじえたすこぶる入りごこちのいいお湯です。

個性はさほどないものの、奥行きを感じるなかなかにいいお湯で、浴場の雰囲気も捨てがたいものがあるのでおすすめ。
なお、湯の小屋周辺の多くの施設はおそらく1号泉か1.2号泉混合泉を使用していますが、ここは貴重な2号泉単独使用です。

藤原~照葉峡~湯の小屋~坤六峠~尾瀬戸倉とぬける道は、とくに紅葉の時季にはすばらしいドライブコースとなるので、これとからめて入浴するのもいいかもしれません。(紅葉の盛りは例年10月中~下旬)

アルカリ性単純温泉 63.4℃、pH=8.2、湧出量不明、成分総計=0.479g/kg、Na^+=114mg/kg、Ca^2+=21.8、F^-=4.7、Cl^-=95.2、SO_4^2-=110、HCO_3^-=54.4、CO_3^2-=10.0、陽イオン計=144.09、陰イオン計=274.3、メタけい酸=95.3、メタほう酸=9.4 <H12.6.20分析> (源泉名:湯の小屋温泉2号泉)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし 循環ろ過:なし 消毒剤使用:なし

〔 2009/12/04 (2006/07入浴) 〕


E139.5.34.090N36.52.10.140


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2.草津温泉 「凪の湯」 (群馬県草津町)



<草津温泉「凪の湯」>
(群馬県草津町泉水区、無休?、24h(清掃等で不可時間あり)、無料、0279-88-0001(草津町観光課))
紹介ページ (草津観光協会)
紹介ページ (@nifty温泉)

共同浴場は観光用ではありません。地域住民の生活のお風呂です。
つねに“もらい湯”の心を忘れずにご利用下さい。
(草津観光協会HPより)

草津を代表する有名浴場、「西の河原露天風呂」
ここでは当然、「西の河原源泉」をつかっていると思っている人も多いかと思いますが、じつはここでつかっているのは現在の草津の主力源泉で湯量の多い「万代鉱源泉」。
「西の河原源泉」をつかうお宿は意外にすくなく、共同浴場ではここ「凪の湯」のみです。


【写真 上(左)】 西の河原公園-1
【写真 下(右)】 西の河原公園-2

やませみさんの情報によると、ここは以前「凪の湯」という自家源泉をつかっていましたが、「凪の湯泉源」は低温化により封鎖され、現在は「西の河原源泉」が引湯されています。
ちなみに「凪の湯」の泉質は、酸性-Al-SO4・Cl泉でpH=2.3、TSM(溶存成分計)=1.06g/kg(出所:同上)


【写真 上(左)】 住宅地図
【写真 下(右)】 まんじゅう攻撃と「凪の湯」への曲がり口

草津の目抜き通りのひとつ、湯畑から西の河原公園へ抜ける「西の河原(公園)通り」で、ひときわ有名な「まんじゅう攻撃」(^^;;)
そのまんじゅう屋さんのすぐ脇の路地を入ったところにあります。

観光客でごったがえす通りからすこしく入っただけなのに、あたりは落ち着いたたたずまい。
草津でも好きなポイントのひとつです。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 脱衣棚

石積み木造の趣ある湯屋建築。建物の両側の階段をおりると浴場です。左が男湯、右が女湯。
脱衣所、浴室ともさして広くなく、上部に湯抜き用の連子窓があるだけなので昼間でも暗く洞窟風呂のよう。


【写真 上(左)】 湯気にけむる冬の夜の凪の湯
【写真 下(右)】 湯口

木造2人ほどの浴槽がひとつ。これは草津の共同湯のなかでもっともこぶりなもの。
奥の金属パイプから熱湯源泉をこれでもか!というくらいの大量注入で切欠からの大量流し出し。
わたしが入ったときはいつもコックがロックされていて、絞ることさえできませんでした。
当然、お湯はゲキ熱、ふつうに47℃ほどはあります。
まるで「どうじゃ、入れるもんなら、入ってみい!」とばかりに、しゃかりきになって熱湯をキープしていると思えるほどの湯量&湯温であります。

気合い入れまくって湯もみだけで入ったこともあるし、あきらめてホースで加水したこともあります。
ま~、いずれにしても、すぐに入って出る、ということはとうていできないのでしばらく浴場にとどまることになります。

そうこうしているうちに、たいてい何組かの観光客がものめずらしげにやってきます。
でもって、たいてい「ここは無料で入れるのか?」的なことを尋ねてくるので、「無料だけど、めちゃくちゃ熱いっすよ・・・」なぞと答えると、だいたいお湯に手をつっこんだあと、あきれた顔をしつつ退散していきます(笑)

草津の共同湯は熱いのがあたりまえですが、これだけコンスタントに熱いのは「凪の湯」くらいでは?
「草津でいちばん熱い共同湯」としてあげる温泉好きが多いのも、なるほどうなづけます。
(ただし浴客の増える夕方はさすがに入れる湯温になるのでは? ・・・ 夕方入ったことないので不明。)

ここも当然、アメニティ類はいっさいありません。


【写真 上(左)】 切欠からの大量流し出し
【写真 下(右)】 湯色

ほぼ無色透明のお湯には湯の花はほとんどなく、酸性泉系のつよいレモン味としぶ焦げイオウ臭にタールじみた臭いとよわい金気臭が混じります。
このタール臭+弱金気臭がこの源泉の個性かと思います。

酸性泉特有のぬるぬる感が強く、イオウより酸性が表にでたイメージのお湯ですが、おなじく酸性泉のイメージのつよい「万代鉱源泉」にくらべるとピリピリ感はよわくて、よほど奥のふかい浴感があります。
また、お湯の力感じたいは「湯畑源泉」より上かと思います。

熱いですが、個人的には好きな浴場のひとつ。
ただ、あのすさまじい注入量を絞ってもらえると、もっと入りやすくなるのですが・・・。

<西の河原源泉/草津温泉旅館協同組合オフィシャルHP「ゆもみねっと」より>
酸性・含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) 49.5℃、pH=2.0、湧出量測定せず(自然湧出)、成分総計=2.00g/kg、H^+=10.0 (32.18mval%)、Na^+=81.4mg/kg (11.48mval%)、Mg^2+=41.4 (11.05)、Ca^2+=93.8 (15.19)、Mn^2+=1.45、Fe^2+=15.0、Al^3+=70.2 (25.32)、F^-=14.2、Cl^-=499 (45.34)、SO_4^2-=668 (44.79)、HSO_4^-=225、陽イオン計=348 (30.8mval)、陰イオン計=1406 (31.1mval)、メタけい酸=229、メタほう酸=13.2、硫酸=5.7、硫化水素=4.7 <H15.4.30分析> (源泉名:西の河原源泉(町有))

〔2009年10月18日UP (2006年から数回入湯)〕




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3.湯河原温泉 「若草荘」 (神奈川県湯河原町)



湯河原温泉 「若草荘」
住 所 :神奈川県足柄下郡湯河原町宮上749
電 話 :0465-62-3576
時 間 :10:00~16:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (「どこどこ」by 社団法人小田原青色申告会)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (神奈川の温泉宿(求人ジャーナル社))


【写真 上(左)】 右端の路地に入ります
【写真 下(右)】 県道からの分岐

湯河原の山手にある自家源泉の宿。
湯河原にはめずらしくPは広めで、温泉場からのアプローチも急坂なので車で攻めるのがベター。
温泉場に入る橋を左に分けてすぐの斜め右手に入る路地(入口に「亀屋」の看板、「光陽館」の裏手)を進み坂をのぼった先、住宅地のなかに見えてきます。


【写真 上(左)】 アプローチの途中
【写真 下(右)】 看板

建物の裏手に誇らしげに温泉櫓が立っていてはやくも期待が高まります。
こぢんまりとしたお宿でお宿の人も親切な感じ。


【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 ロビー

ロビーよこに浴室がふたつ。
HPによると浴室は3つ(1階の”狸の湯”(男女)と3階の”黎明の湯”)あるらしいですが、このときは「黎明の湯」には気づきませんでした。
また、ここは源泉を利用した砂風呂(2階)でも知られています。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 湯口のうえのタヌキ

1階の”狸の湯”のふたつの浴室は脱衣所共通だったような気がしますが、定かではありません。
正面の浴室は狭くて暗め。


【写真 上(左)】 禁断の(笑)ゲキ熱浴室
【写真 下(右)】 湯口

狭いうえに石造りのちいさな浴槽に超熱湯を大量投入しているので、もの凄い熱気の天然サウナ状態。
とてもさわれないほどの熱湯が内床にザンザンあふれだしていて、浴室に足を踏み入れることさえできません。
なんとしても湯口写真ゲットしたかったので、イスとオケを踏み石にして(^^;;)どうにか撮影成功。
浴槽に浸かるどころか、浴室に居ることじたいきびしいものがあります。
これまでいろいろなお湯に入っていますが、ここまで凄まじい浴室はここがはじめて(笑)

ということで、この浴槽の攻略は断念。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

右手にやや広めで明るい浴室。こちらは窓があけられていて熱気が抜けています。
鉄平石貼4-5人の浴槽がひとつとシンプル。
水カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。
土曜11時で独占でした。

白い石膏の析出がでた岩組みの湯口からゲキ熱湯を絞り投入で、槽内注排湯はなく全量をオーバーフローのかけ流し。
湯口のうえには信楽焼のタヌキが居座り、よこにはコップがおかれています。
こちらはかなり熱めながら、多少の湯もみで入れる常識的な(^^;)熱さでした。


【写真 上(左)】 洗い場
【写真 下(右)】 石膏の析出

お湯はかなり個性的なものです。
きもち緑がかってうすく懸濁し白とうす茶のこまかな湯の花が舞っていて、湯中の指先がつよく青白に発光しています。
芒硝石膏味で塩味はほとんど感じず。
芒硝臭に独特な鉱物臭がまじって、なんとよわいながらくらぶち相間川的な香りになっています。
硫酸塩泉的なきしきしとアルカリ泉的なヌルすべを感じ、後者のほうが卓越しています。
つよいとろみは、メタけい酸&硫酸塩由来か?

熱湯ということもありますが、お湯に勢いがあるのであたたまりがハンパではなく、ときおりカランの水を浴びながらの入湯。
浴槽からすぐに追い出されるが、水浴びしてひとごこちするとまたぞろ入りたくなるあと曳き湯でもあります。
濃度感もしっかりとあって、温泉場の源泉よりクセもの系で、湯河原では「南明園」とならぶキャラの立ったお湯だと思います。

しかし、浴室脇で湧く82.5℃の高温源泉を加水しないで提供するとは気合いが入っています。
お湯に対するお宿の見識は、HPの案内(下記)からもしっかりと伝わってきます。
また、こういうお宿がしっかり残っているのも湯河原温泉の底力なのかと・・・。

4ケタあたりまえの湯河原で500円は良心的だし、お湯も個性あふれるものなので温泉好きなら一浴の価値ありかと。
ただし、熱湯が苦手な方にはおすすめしませんが・・・。

〔源泉名:若草源泉(台帳番号 湯河原第156号)〕
Na-塩化物泉 82.5℃、pH=8.3、湧出量不明、成分総計=2.89g/kg
Na^+=797mg/kg、Ca^2+=170、Fe^2+=0.08、Cl^-=1290、SO_4^2-=350、HCO_3^-=57.0、メタけい酸=142、メタほう酸=15.5、遊離炭酸=0.47 <H14.11.18分析>
 
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置等使用:なし 消毒処理:なし
コンコンと涌き出づる良質な源泉を濾過も追い焚きも循環もせず、
40数年間一度も止めずに使用しています。(HPより)

〔 HPより 〕
みかんの木が映える若草山の中腹に、良質で豊富な源泉のお宿がございます。
薄めず、濾過せず、巡回(ママ)せず、昔ながら、湯治旅館の本分を違えず
岩風呂・家族風呂・砂風呂と、歴史のある本物のお湯をご用意しました。

ようこそ若草荘へ。
その昔、元湯湯治旅館として多くのお客様に愛され、頑なに守られた温泉を
より多くの方に解放し、お手軽な料金でご利用いただける事が私達の本望です。

■ブランドグルメ
〔 湯河原の担々やきそば 〕
湯河原の開湯伝説にあらわれるたぬきにちなんで産み出された湯河原のご当地麺、“担々(タンタン)やきそば”。
食べたことないのですが、Web情報によると「練りごまやトウバンジャンなどを主原料とした香ばしいピリ辛の味つけが特徴」だとか・・・。
湯河原柑橘系と温泉玉子系の2系統あるのも斬新。
B級グルメブームの昨今、ひょっとして大ブレークするかも・・・(もうしてる??)

〔 2010/11/27UP (2008/11入湯) 〕


E139.4.27.830N35.8.49.328
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■ 冬場もつかえるハーブ-3

■ 冬場もつかえるハーブ-1
■ 冬場もつかえるハーブ-2
にときおり多数のアクセスをいただくので、続編をつくってみました。

今年は天候不順で、梅雨~夏場にけっこうハーブを枯らしましたが、ここに来て俄然元気をとり戻してきています。
欧州系ハーブの原種の生育適温は10~15℃ともいわれ、冬場の南向きのベランダは陽射しが射し込み、北風も遮られてハーブにとって快適な環境となります。


↑ 冬の定番、フェンネル&チャービル。


■ 好品種のご紹介

・マスチック・タイム


おそらく香りのよさではハーブでもベスト1を競う好品種で、香水の原料にされるほどです。
ただし樹勢は強くなく、とくに夏場の高温多湿に弱いです。
また、強くて十分な日照を必要とします。
今年も例によって夏場に枯らしましたが、梅雨どきに挿し木でバックアップしたので挿し木のやつは生き残りました。
この品種はなかなか入手できないので、枯らすとやっかいです。

ハーブの多くは挿し木できるので、稀少品種はバックアップがベターです。
ただし、やりすぎると栽培スペースがなくなります(笑)

↓ バックアップ中のローズマリー


・ローズマリー・スカイ
・ローズマリー・サドバリーブルー
・ローズマリー・シシングハースト

・タイム・フレンチサマー


おそらくコモンタイム系の改良種と思われます。
葉の茂りが密ですが蒸れに強く、あっさり夏越しに成功しました。
栽培しやすく、香りや風味はコモン種に引けをとらない好品種だと思います。

・アルテミシア・トレゴン


個人的には、ハーブの王者はタラゴン(エストラゴン)だと思いますが、これはすこぶる栽培がむずかしく、いままで何回枯らしたかわかりません。(多年草ですが、日本では実質一年草だと思う。)
09.でその代用品として4シーズンタラゴンをご紹介しましたが、この品種はそれよりもタラゴンの風味に近いです。(というか、ほとんどコモンタラゴンと差がない。)
これは樹勢が強く、なんとあっさり夏を越しました。タラゴンで夏越しに成功したのは初めて。
こいつは期待の新品種だと思います。

・セージ・マキシマ


丸葉のセージですこぶる香りがいいです。
マキシマとあるので大型種とも思いましたが、いまのところおとなしくコンパクトにまとまっています。
夏場も樹勢が落ちず、コモン系セージとしては育てやすい好品種だと思います。

・ヘリクリサム・カレープラント


カレープラントはカレーそっくりの香りで人気のハーブですが、高温多湿に弱く夏越しはけっこうやっかいです。
これは改良種と思われる品種で、夏場の炎暑下でも平気で樹勢を保っていたのにはびっくり。
カレーの香りは標準種より強いです。

・レモンユーカリ


素晴らしいレモン香を放ち、その香りのよさはレモンバーベナーと双璧です。
背が高くなり樹形が乱れがちなので栽培スペースが必要です。

・パイナップル・ミント


けっこうメジャーなミントですが、独特の香りと上品な草姿をもつのでご紹介します。
ミントながら意外に神経質で、知らないうちに姿を消していたりします。
ミントのくせに蒸れに弱いので、強剪定気味に乾かして育てるのがポイント。

■ ローズマリーの品種
ホームセンターや園芸店でふつうもっとも品種が多いのは、ミントとローズマリーです。
ミントは似た香りのフルーツの名前がついていたりするので(パイナップルミントとかバナナミントとか)イメージしやすいですが、ローズマリーは育成者の名がつけられていることも多くそうはいきません。
どれを買ったらいいのかわからん状態に陥ります。

そこで、おすすめの品種をいくつかご紹介してみます。
耐寒性の弱い品種もありますが、関東周辺ではほとんどの品種が野外で冬越しできます。

・ロックウッド デ フォレスト


アメリカで選抜。単にウッド種ともいい這性ともいわれますが、じっさいはかなり立ち上がります。
ローズマリーを思いっきり使い倒したい方にはこの品種をお奨めします。
成長が早く樹勢が旺盛で、強剪定にも耐え寒さにも強いです。
葉色が濃厚で、ローズマリーとして標準的な香りと風味が安定しています。
花色は株や生育条件により幅がありますがおおむね濃いめのブルーで鑑賞用としても向いています。
実用性と観賞性を兼ね備える優れた品種です。
コーリンハム(ウッド)・イングラムという品種もときにウッド種と呼ばれて混乱していますが、こちらは半立の垂下性で、コルシカ島選抜なので耐寒性は弱いです。

・ダンシングウォーター


半匍匐性で成長はかなり早いです。
ただし、こちらはウッド種に比べると香りにやや個性があって、料理への汎用性はやや劣ります。
名前のとおり跳水が踊るように波打つ樹形は優美で、薄紫色の花は上品で花付きもよく観賞用にも向いています。

・ベネンデン・ブルー


別名をコルシカン・ブルーともいい、細葉の半立性小型種で濃紫色の華麗な花をつけます。
ツンとした芳香をもち、細かく刻んでスパイス用途に向いています。
葉の香油分が多く、春先などは触れなくても香りが漂うほどです。
耐寒性があり、樹勢は旺盛で育てやすく、樹形も優美な好品種です。

ローズマリーには他にも多くの種類があります。
フランスのオフィシナリス(原種)、英国のミス・ジェサップス、イタリアのトスカナ・ブルー、米国のサンタバーバラなど、各国の料理に合わせての品種の使い分けも面白いです。


↑ 『ローズマリーブック』(1998年、ほるぷ出版、桐原春子氏著)
ハーブ研究家、桐原春子氏の名著です。
おそらくこれまで日本で出版されたハーブ本のなかで、もっとも多くのローズマリー品種が収録されています。

■ ローズマリーの花
ローズマリーの品種の多くは冬~春先に開花します。
ローズマリーの葉や樹形は品種による差がさほどないので、おもに花色と香りで品種を識別します。

・ローズマリー・ホワイト

樹勢は強くなく花量も少ないですが、今季はよく咲いています。

・ローズマリー・マジョルカピンク

かわいいピンクの花を咲かせます。独特の香りがあるので花がなくても識別できます。
香り・風味ともにクセがあるので料理には不向きです。

・ローズマリー・スーパーエメラルド

たしかかなり昔に大手食品メーカーが開発した品種。樹勢は旺盛で、濃い青紫色の花をたくさんつけます。

※インスタント・カメラで撮ったので画質はいまいちです。すみませぬ。
栽培したほとんどの品種の花を一眼レフで撮っているので、タイミングをみて後日アップしたいと思います。


■ 朝食に添えてみました。

・パセリ、フェンネル、ローズマリー(ウッド)


・タラゴン、タイム・タボール、タイム・オレンジバルサム、チャービル


・サラダに全部のせ(笑)
これだけ載っけたら、香りと風味が強すぎてさすがにキツイです。

■ 和ハーブ


今年は、アサツキとワケギを植えてみました。
どちらも冬場でもしっかり育ち、小ネギ、青ネギよりも上質な香りと風味があるのでおすすめです。
(とくにアサツキは買うとけっこう高い。)


毎年定番のミツバは夏越しし、葉数が増えてきました。

■ ビオラ
・今季は早くからビオラが売っていたので、例年より多めに仕込んでみました。
丈夫で花付きのよい新品種がたくさん発売されています。


3色植え


ローズマリーとビオラ


原種系のビオラ

ハーブの寄せ植えに最適な品種です。

三色ビオラ、タイム・ロンギカウリス、ラムズイヤーの寄せ植え



【 BGM 】
■ We Live For Love - Tim Heintz


■ Peaceful - Pat Kelly


■ Angels Crossing - Tom Grant
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