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■ 新那須温泉(稲川混合泉) 「ホテルグリーンパール那須」 〔 Pick Up温泉 〕



新那須温泉(稲川混合泉) 「ホテルグリーンパール那須」
住 所 :栃木県那須郡那須町湯本213
電 話 :0287-76-2523
時 間 :13:30~20:00(要時間問合せ)
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (JTB)

那須湯本から南が丘方向にすこし下ったところにある荒川区の保養施設を日本ビューホテル事業(株)が運営し、区民以外にも日帰り開放しているもの。
場所は説明しにくいので↓の地図を参照ください。
ここはオフ会のときに栃木の温泉のエキスパート、流れ星さんの先導で入りました。


【写真 上(左)】 瀟洒なロビー
【写真 下(右)】 男湯入口

ゆったりとして豪華な館内。メンテもよくきいていて居ごこちよさげ。
浴場は、男女別の大浴場(男湯は2階で女湯はたしか1階)と貸切露天「緑の真珠」があって、貸切露天は1回40分で宿泊者無料、日帰り客は料金1,000円。利用時間は13:30~16:30、20:00~24:00。
この日は大浴場のみ入りました。


【写真 上(左)】 男湯温泉槽
【写真 下(右)】 男湯の沸かし湯槽

ゆったりとした浴室に石造り10人ほどの大浴槽と、黒みかげ石枠タイル貼のイオウ流し用の真湯の沸かし湯と思われる浴槽ふたつが並んでいます。
温泉槽はゆるやかなカーブを描く、なかなか趣のあるつくり。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 排湯

クリーム色の析出のでた黒みかげ石の湯口から熱湯を20L/minほども投入し、石のすきまの排湯口から上面排湯。
にごり湯につき槽内注排湯は不明ですが、お湯の感じ&掲示からしてかけ流しかと思います。
カラン11、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で独占~2人。

ほぼ適温~ややぬるのお湯は透明度10cmほどのきもち鼠色がかった乳白色にごり湯で、湯面には白い結晶が浮かび、湯中には白と黒(少量)の湯の花が舞っています。
浴槽まわりはイオウの析出で白くコーティングされています。
つよめの苦味によわいたまご味。鹿の湯とちがいpHが高いので酸性レモン味は感じられません。
ラムネ臭+しぶ焦げイオウ臭で、分析データや見ためほどイオウ臭はつよくないものの、浴後は肌にしっかりイオウ臭が残ります。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 引湯ルートの案内

イオウ泉特有のするするとした湯ざわりにとろみが効いたお湯ですが、鹿の湯にくらべるとなんとなく軽い浴感で、これはpH=6.0という中性泉の特徴がでているからかも・・・。
イメージからするとむしろ高雄に近いかもしれません。

ここは新那須温泉供給(株)の源泉を使用しています。(他に「那須マウントホテル」、「ラフォーレ那須」などが使用している模様。)
総硫黄(単純合計方式)、実に124.6mg/kgはやませみさんの「温泉の化学」を参照すると、奥万座、月岡「泉慶」につぐ数値。
いずれにしても、全国屈指の硫黄泉であることは間違いないでしょう。

設備はいいし、料金はリーズナブルだし、いかにも「温泉」といったイメージのお湯なので、宿泊しても満足度は高いのではないでしょうか。

〔 源泉名:稲川1~4号 苦土稲川1・2号、県電気局B-3、八幡崎1号混合泉 〕
単純硫黄温泉(硫化水素型)(Ca-SO4・HCO3型) 54.4℃、pH=6.0、545.0L/min、成分総計=1.205g/kg(溶存物質計=0.847g/kg)
Na^+=41.5mg/kg (18.20mval%)、Mg^2+=21.3 (18.17)、Ca^2+=120.3 (60.49)、Fe^2+=0.2、Cl^-=15.7 (4.79)、HS^-=10.1、SO_4^2-=320.3 (67.76)、HCO_3^-=145.2 (24.19)、陽イオン計=195.7 (9.93mval)、陰イオン計=493.4 (9.84mval)、メタけい酸=157.4、遊離炭酸=243.5、硫化水素=114.5 <H17.4.15分析>

<温泉利用掲示>
加水:することがある 加温:なし 循環利用:なし 消毒処理:なし

〔 館内掲示 〕
「温泉はどこからくるのでしょう?」という案内掲示がありました。
これによると、奥の沢源泉は那須ロープウェイの上手大丸三角堰あたり、第一源泉は高雄温泉と八幡温泉の中間あたりの第一源泉合流槽、紅葉橋源泉は八幡温泉と殺生石の中間くらいのところにそれぞれ図示されています。
分析書記載の源泉名と相違があるのではっきりしませんが、いずれにしても、鹿の湯より上部のいくつかの源泉を混合しながら流下させ、湯本下の宿や別荘に配湯しているものと思われます。
(なお、新那須温泉供給(株)HPによると、同社の温泉監視システムは、・奥の沢源泉/・大丸上三角堰/・大丸タンク/・大丸下三角堰/・第一源泉/・紅葉橋源泉などに設置されているので、上の案内と合致します。)

■ブランドグルメ
〔 那須の高原アスパラ 〕
那須地域内の畜産農家から供給される完熟堆肥をつかって丁寧につくられる那須のブランド野菜で、やわらかく甘味があるので市場で高い評価を受けています。
出荷期間は3月下旬~10月中旬。春に収穫される「春芽」は、冬の間蓄えた養分のためにとても甘くてジューシー、夏に収穫されるものは「夏芽」と呼ばれ味が濃いのが特長とされています。

〔 2010/12/31UP (2006/06入湯) 〕

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■ 湯の森温泉 「湯の森所沢」 〔 Pick Up温泉 〕



湯の森温泉「湯の森所沢」
住 所 :埼玉県所沢市下安松945-1
電 話 :042-945-1826
時 間 :10:00~翌9:00 (朝風呂5:00~8:30(受付~7:30)/ 不定休
料 金 :800円(65歳以上、6:00~18:00:500円)、土日祝900円、朝風呂600円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)

2002/08/11にレポしていますが、2010年に再入湯して湯づかいがだいぶん変わっていたので再レポです。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 外観

県道179号所沢青梅線沿いにある複合施設「ヒューマックスパビリオン所沢」内にある2002/04温泉導入の日帰り温泉施設。
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩15分。
Pは556台とたっぷり。P店2階のフロントへエスカレーターでのアプローチ。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 温泉の案内

食事処、マッサージなどが併設されていて、雰囲気はスパ銭というより健ラ的。
奥側の「岩の湯(紅葉くれないの湯)」と手前の「ひのきの湯(春がすみの湯)」は日替わりの男女交替制で、この日の男湯は「岩の湯」でした。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 内湯

脱衣所はひろびろでつかい勝手よいもの。
内湯はドリームバス、ローリングバス、バブバンドル、エステバス、リラックスバス、バイブラバスなど真湯の機能浴槽全開。
スペースじたいはさほど広くないので、浴槽をぎっしりと詰め込んだ感じ。
でも、天井高めでこもりがないのと洗い場がセパレートされているのは優。

高温サウナ、スチームサウナ、ソルティサウナとサウナ系も充実。当然水風呂も。
ただ、人気の人工炭酸泉がないのはちとさびしいところか・・・。
カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時で10~40人と夕方に近づくにしたがって混んでいきました。
客層はほとんど常連さん的でサウナが人気。年輩客が目立ちます。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 内湯の湯口

扉の外に坪庭風の露天。塀と屋根に囲まれているので開放感はないものの、風は通ります。

温泉利用はたぶんこの露天だけです。
青鉄平枠石敷10人弱の浴槽に石灰華系の析出のでた青鉄平の湯口から大量投入で、巨大切欠からのザンザコ排湯。
湯口のおくにはパイプが2本あって、右のは止まっていました。
HPには「源泉掛け流し」とあり、お湯の感じからしてもかけ流しかそれにちかい湯づかいかと思います。

適温~ややぬるのお湯はうすく茶黄がかって、こまかな気泡とうす茶の浮遊物がただよいます。
かすかな甘味、僅微苦味によわい重曹味。やわらかな湯の香のうらにかすかな消毒臭。
重曹泉系のツルすべが明瞭で、よわいながらとろみも感じられて”美人の湯”の看板にいつわりなしかと・・・。
前回(2002年)にくらべると湯づかいが格段によくなっていて、かなりの満足度。
ただ、それだけに人気もあって週末や夕方は込み合いそうなのが難点か。


【写真 上(左)】 露天の湯口&湯色
【写真 下(右)】 内湯小浴槽

じつはこれだけではありません。
問題の浴槽は、浴場入口脇にこぢんまりとある3人くらいのみかげ石枠タイル貼の小浴槽です。
ここはおそらく真湯(たぶん井水)が湛えられているのですが、底面注入でザンザンのオーバーフローはおそらく加温かけ流しと思われます。


【写真 上(左)】 内湯小浴槽の豪快なオーバーフロー
【写真 下(右)】 内湯小浴槽の湯色

ややぬるめのお湯は、ごくわずかに懸濁し白いこまかな浮遊物を浮かべています。
味不明でほぼ無臭(カルキはまったく感じず)。
温泉槽とは対照的なきしきしとした湯ざわりと指先の青白発光があって硫酸塩成分を含んでいる可能性があります。
軽めの浴感ながら染み入るようないいお湯で、じつは温泉槽よりこちらの方にながくいました。

このエリアは、ほとんどの施設がかけ流し槽をもっているので、やはり対抗上かけ流し導入をしたのかも・・・。
お湯のイメージはモール泉で、お湯の資質じたいは同系の彩ゆ記(埼玉スポーツセンター)に及ばないものの、井水かけ流し槽がここの価値を高めています。
ホームグラウンドの彩ゆ記や志木おふろの王様などに飽きたときなど、レパートリーに入れてもいいお湯だと思いました。

〔2002夏のレポ〕
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お盆近くの猛暑の昼下りで空いてるかと思いきや、男湯20人以上とけっこう盛況。
温泉は露天(岩風呂 or 檜風呂)のみで、本日の男湯は岩風呂でした。
湧出量450L/minということでかなり期待してたのですが、強カルキ臭にガッカリ。
これほどのカルキ風呂は久しぶりです TT

岩風呂は7.8人の大きさで、鉄分で赤く色づいた石の湯口から大量注湯。
大量のオーバーフローをグレーチング側溝で受けており、かけ流しかもしれませんが、このカルキ臭からするとこれを循環しているかと思います。(槽内吸湯はないみたい)
時折、側溝で排出しきれなくなり、床全体にあふれてきますがこれは非循環でしょう。

熱めのお湯は、淡黄色透明で細かな白い浮遊物、微かな甘味、強カルキ臭で弱いツルすべ。
でも、温泉らしいやさしい浴感は感じられます。
くせのない素直な泉質なので、カルキ臭に蹂躙されてよさが消し飛んでいる感じ。

さほど大きくない浴槽だし、その気になれば源泉かけ流しはできると思います。(揚排湯規制がキビシイのかな?)
自宅から近いし安いので、強カルキ臭がなければ通いのお湯になるのにとても残念です。

〔 源泉名 : 湯の森温泉 〕
単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 泉温・pH不明(弱アルカリ性)*、450L/min(1100m掘削)、成分総計=0.695g/kg
Na^+=178.8mg/kg (93.72mval%)、Fe^2+=1.5、Cl^-=67.0 (22.58)、HCO_3^-=352.1 (68.94)、CO_3^2-=19.8、陽イオン計=190.2 (8.28mval)、陰イオン計=441.2 (8.37mval)、メタけい酸=53.3、メタほう酸=9.8 <分析日不明>
*やませみさんの資料によると、33.4℃ pH=8.3。

■ブランドグルメ
〔 所沢の焼だんご 〕
所沢の名物として知られる『焼きだんご』。
一説に、太田道灌が武蔵野で鷹狩りをした折、いまの所沢あたりで地元の人がだんごを焼き、醤油をつけて出したのが始まりとも伝わる歴史あるもの。
所沢の焼きだんごは、荒挽きした米粉を熱湯で練って丸めて蒸したものを竹串に刺して炭火で焼き、煮詰めた生醤油で付け焼きしてつくられます。
芳ばしい醤油の香りと歯ごたえがあり、名物”狭山茶”との相性も抜群です。
もともとは4本刺しですが、いまは3本や5本刺しのものもあります。
市内には多くのお店が点在しています。
(所沢市観光協会「ところのチクコミ情報」などを参考。)

〔 2010/12/31、2010/02の入浴にて内容補強のうえ再UP (2002/08/11レポ (2002夏入湯)) 〕


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■ 星野温泉 「トンボの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



星野温泉 「トンボの湯」
住 所 :長野県北佐久郡軽井沢町星野
電 話 :0267-44-3580
時 間 :10:00~22:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :1,200円(GW・8月1,500円)
オフィシャルHP
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (じゃらんnet)

「軽井沢の温泉」として以前から知られていた星野温泉が2002年4月、コンセプト型日帰り温泉として大々的にオープンさせたもの。
おそらく軽井沢、いや長野県内でも最強の人気日帰り温泉と思われます。

ここは、以前「せせらぎの湯」「太陽の湯」というのがあって入湯していますが、「トンボの湯」ができてから、そのあまりの人気ぶりにおそれをなして未湯がつづいていました。
2006年7月の平日に初入湯。その後もなぜかレポがのびのびになっていて、オープンしてから実に8年以上もたってからのレポになります(^^;;;)

場所はあまりに有名、かつわかりやすいので説明はパス。人気温泉ゆえ、トップシーズン週末夕方などP待ちもあるようです。

2009年7月オープンした個性派飲食&雑貨集積「ハルニレ テラス」のさらに奥。
Pは何ヶ所かありますがたいてい誘導員がでているので、その指示に従うことになります。
手前に、創作和食ダイニング「村民食堂」。

星野リゾート全域を『エコモダンの温泉街』というコンセプトで統一しているらしく、女性ごのみの雰囲気横溢。
”軽井沢に来ている”という期待感にしっかり応えてくれます。
さすがに『観光カリスマ』というか『エコリゾートのカリスマ』として、全国の観光地を精力的にプロデュースする(株)星野リゾート社長、星野佳路氏のお膝元の施設だけのことはあります。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 夜の外観

ファサードは美術館のようなシャープなフォルムを見せていて軽井沢モード全開。
建築家・東利恵氏の設計で「宿場」をイメージしているそうです。
なお、混雑ゆえ館内写真はありません。こちら(HPのフォトギャラリー)をご覧ください。

館内の構成はメモ忘れでよく覚えていないので、いきなり浴場に飛びます。
ゆったり休むところがないわりに1,200円(ハイ・シーズン1,500円)はさすがに高いと思いましたが、軽井沢の超人気施設だけにこのくらいに設定しないと混雑で大変なことになりそう。
逆に、この料金設定でP待ちさせるほどの人気を集めているのだから大したもの。さすがにカリスマ経営者の本拠施設です。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 男湯

男湯と女湯が別棟になっていて、寒いときや雨天の待ち合わせなどどうするんだろう?と考えた記憶あり・・・。
村民食堂で夕食をとりましたが、ここも値段のわりに味に感心するところはありませんでした。
ただ、スタッフの応対は親切なもので好感がもてました。

さて、温泉です。
脱衣所の飲泉所では浴場と同一の源泉を流していて、上質な味臭に期待が高まります。

三角形の高窓に連子欄間風の桟、木と石の質感が活かされた内湯のつくりは窓外に緑を配したすばらしいもの。絵になります。
こういう浴室空間はありそうでなかなかありません。

大ぶりでたっぷりふかめの内湯は伊豆石敷かと思いましたが、HPによると十和田石。(伊豆石(軟質系)と十和田石はともに凝灰岩石材でかなり似ている。)
檜のふちに十和田石の上品な青味が映える、清楚でいい浴槽です。
木桶をつかう音が浴室に小気味よく響いて、音響効果までも計算されているかのよう。

露天へは回廊経由のアプローチ。回廊のところどころにベンチがあって涼めます。
左手おくにサウナ、右手が露天。
露天も数10人いける大ぶりなもので石組み石敷。手前の一角は仕切られて水風呂になっています。
水風呂は15℃ほどと冷たく、カルキ臭は感じませんでした。(湧き水使用)

カラン内湯に23、露天に5の計28。
平日19時で10~25人とPの混雑のわりには空いていました。

内湯は中央の赤茶に変色した石の湯口からの投入で槽内注吸湯は確認できず、たしか側溝への上面排湯。
露天は赤茶に変色した岩の湯口から熱湯の投入&底面注入で上面排湯。
掲示類は”かけ流し”で、お湯の感じからしてもかけ流しかと・・・。

お湯は内湯で適温~やや熱、露天は適温~ややぬるで、きもち内湯のほうがお湯がいいような気がしました。
ただ、内湯・露天とも浴槽に5人ほどしか入っていないのに、浴槽が大ぶりなせいか湯口そば以外はさほどの鮮度感を感じられませんでした。
言い換えると、湯口そばのお湯はすぐれもので鮮度感ばっちり。これは湯量・湯温とすぐれた泉質のなせるワザかと・・・。
ただ、湯口から離れたところなど、土日の混雑時はどういうお湯になるのでしょうか・・・??。

お湯はきもち翠がかって微濁し、白と茶色の湯の花が大量に浮遊しています。
微たまご味+重曹味+微芒硝味?+微苦味+αの複雑な味。
よわい甘イオウ臭にミシン油系アブラ臭とハーブの”ルー”に似た香りが加わるすこぶる質感の高い湯の香で、これが内湯にただよっているのは圧巻。
ただ、イオウ臭は浴場湯口より飲泉所のほうがあきらかにつよいものがありました。

ツルすべというよりイオウ系のするするとした湯ざわりが卓越し、しっかりとしたとろみも感じられます。浴後はややぺとつきがでてよく温まります。

お湯は塩壺に似ていますが、塩壺がどちらかというと重炭酸土類系のイメージなのに対して、こちらはイオウ重曹泉系のイメージでかなりキャラが立っています。

軽井沢の温泉は意外に湯づかいのいいところが多いですが、ここもそう。
料金1,200円は評価のわかれるところかと思いますが、”軽井沢”&”星野リゾート”のブランドパワーをもってすれば、まったく問題ないのかも・・・。
(ま~、わたしは再訪することはないと思いますが・・・(笑))

〔 源泉名:星野5号、星野新6号、志賀1号泉及び共同井戸の混合泉 〕
Na・Ca-炭酸水素塩・塩化物温泉 50.6℃、pH=7.53、487.5L/min*(掘削揚湯203~601m)、成分総計=1142mg/kg
Na^+=215.4mg/kg (72.81mval%)、Mg^2+=22.5 (14.38)、Ca^2+=20.7 (8.00)、Fe^2+=0.2、Cl^-=107.4 (23.61)、HS^-=0.04、SO_4^2-=28.1 (4.60)、HCO_3^-=560.9 (71.62)、陽イオン計=282.4 (12.87mval)、陰イオン計=697.2 (12.83mval)、メタけい酸=119.4、遊離炭酸=31.4、硫化水素=0.01 <H14.3.6分析>
*) 星野5号=160L、星野新6号=62.5L、志賀1号泉=210L、共同井戸=55L

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり(季節的加温(10月~4月頃まで)) かけ流し 殺菌処理:あり(薬剤添加なし、酸化還元処理)


【写真 上(左)】 コケに覆われる別荘地の庭
【写真 下(右)】 旧軽の一画

■ブランドグルメ
〔 軽井沢の霧下のキャベツ 〕
軽井沢というとカラっとした高原の空気を思い浮かべますが、意外に霧や湿気の多いところ。別荘地を歩いてみるとコケに覆われた庭が多いのにおどろきます。
軽井沢で栽培されるキャベツは、このような風土にちなんで”霧下のキャベツ”といわれ、そのみずみずしさから珍重されています。
キャベツの芯をくり抜いて野沢菜、大根、人参などの具材を詰め込んだ”キャベツ姿漬”も軽井沢の名物として知られています。

〔 2010/12/31UP (2006/07入湯) 〕


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■ 湯の平温泉 「松泉閣」 〔 Pick Up温泉 〕



湯の平温泉 「松泉閣」
住 所 :群馬県吾妻郡六合村入山4043
電 話 :0279-95-3221
時 間 :10:00~13:00(要事前連絡)
料 金 :500円(露天のみ)
紹介ページ (日本秘湯を守る会)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (六合地区観光情報)

ず~と前から気になっていた、吾妻、六合村の湯の平(ゆのたいら)温泉。
ここには一軒宿「松泉閣」があって日帰り入浴も受け付けていますが、時間が短いので延び延びになっていました。


【写真 上(左)】 P周辺
【写真 下(右)】 インターホン

2006年7月の11時、TEL確認をしたうえで満を持して突入。
R292、「道の駅六合」のすぐ先から斜めに入る狭い道をすこしく走るとPがあります。
あまり広くないので混みあっているときは道の駅に停めて歩いていくのも手かと・・・。
Pのよこにインターホンがあって、お宿に通じています。


【写真 上(左)】 索道
【写真 下(右)】 橋に向かって下っていきます

ここからお宿まではアップダウンのアプローチなので、宿泊客は荷物専用の索道で荷物を運んでもらえるようです。
積み込み場から伸びる索道の先は、白砂川対岸の深い緑のなかに消えていました。


【写真 上(左)】 牧水の句
【写真 下(右)】 新竜宮橋

Pからいったん白砂川にかかる吊り橋(新龍宮橋というらしい)まで降り、お宿まで登り返します。(約400m)
途中、木板に
『九十九折けはしき坂を降り来れば ●橋ありてかかる峡の深みに 牧水』 
とありました。
牧水は大正十一年秋、草津・四万・法師・老神などの温泉に立ち寄り「みなかみ紀行」をものしていますが、そのときに詠まれたものかもしれません。


【写真 上(左)】 白砂川
【写真 下(右)】 橋からの泉源

吊り橋から見下ろす白砂川はエメラルドグリーンの神秘的な色味で、朱色の吊り橋といいコントラストをなしています。
白砂川は、上流に草津や野湯派の聖地ガラン谷温泉など数多の泉源をもつ「温泉の川」なので、いろいろな成分が入り混じってこのような色になるのでしょう。
左手上流がわに湯けむりを上げているのが湯の平温泉の泉源で、そのおくが目指す露天風呂。


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 連絡通路

ただ、橋からの直アクセスは不可で、いったん宿まで登っていかねばなりませぬ。
ようやくたどりついたフロントで受付。日帰り入浴は原則露天のみとなっています。
ここから廊下を渡り、こんどは露天に向かって長い階段をおりていきます。
階段を降りずに左手に行くと日帰り入浴不可の岩風呂です。


【写真 上(左)】 岩風呂
【写真 下(右)】 見えてきました

下りきって小広く開けたところに露天、左が女湯、右が男湯でおのおの木造の脱衣所があります。
Pからここまで相当な時間がかかるので、時間に余裕をもって攻めるのがベターかと・・・。


【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 飲泉所?

女湯側に泉源があって、源泉標識(1号泉)もありました。
女湯手前の飲泉所?には、温泉臭香り立つゲキ熱源泉が注がれています。


【写真 上(左)】 泉源?
【写真 下(右)】 源泉標識

土曜11時で贅沢にも男女湯とも独占。
カラン、シャンプーなどアメニティ類はないので、純粋にロケとお湯を楽しむ浴場です。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 別の角度から

浴槽構成は男湯と女湯で若干ちがいます。
女湯は、メイン浴槽(コンクリ&石造り12人位、適温)と小浴槽(同5-6人、ぬるめ)の2槽。


【写真 上(左)】 女湯大浴槽と白砂川
【写真 下(右)】 女湯小浴槽

男湯はコンクリ&石造り25人以上の大ぶりな浴槽ひとつです。
目の前の白砂川は瀞をなしてエメラルドグリーン、まわりは一面の緑のすばらしいロケ。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 男湯からの白砂川

ここは「日本秘湯を守る会会員宿」ですが、その資格は充分です。
ただ、川沿いの泉源近くなので、湯面には虫の死骸などが浮いています。
虫ぎらいにはちと辛いものがあるかも・・・(^^)
また、夏場はアブとの対決は避けられないかもしれません。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 注入口

男湯は2ヶ所以上の底面注入で川側への排湯。べつに湯口2つがありますがつかわれていませんでした。
底面注入の湯量は変動し、ときおり気泡とともに熱湯が大量にでてきます。
ただ、浴槽が広いので、鮮度感はさほどでもなく場所により湯温がちがいます。


【写真 上(左)】 白砂川への排湯
【写真 下(右)】 男湯の湯色

ほぼ無色でかすかに懸濁したお湯にはうす茶と白の湯の花。
芒硝味と微塩味とかすかなたまご味が混じって喉ごしよく美味。
しぶ焦げイオウ臭とミシン油臭が入り混じる湯の香は川原湯のそれに近いもので、さらにつよいかも・・・。
きしきし+ヌルすべの湯ざわりで温まり感がハンパじゃなく、よく発汗します。
浴後はややぺとつき、汗がなかなか引かないので、どちらかというと冬向きのお湯かもしれません。


【写真 上(左)】 析出
【写真 下(右)】 ここも泉源?

熱湯ということもありますが、浴感的にも総計=1.12g/kgとはとても思えない力感のあるお湯で、尻焼・花敷系のおだやかなお湯を想像していたので正直びっくり。


【写真 上(左)】 浴場あたりから白砂川と新竜宮橋
【写真 下(右)】 看板

六合のお湯では応徳温泉 「くつろぎの湯」とともにキャラの立った一湯で、温泉マニアは必浴かと・・・。

〔 源泉名:湯の平温泉第1号源泉 〕
Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 71.2℃、pH=8.3、測定せず(動力)、成分総計=1.12g/kg
Na^+=202mg/kg (55.35mval%)、Ca^2+=139 (43.76)、Cl^-=229 (42.18)、HS^-=1.0、SO_4^2-=412 (56.01)、CO_3^2-=12.0、陽イオン計=346 (15.9mval)、陰イオン計=655 (15.3mval)、メタけい酸=102、メタほう酸=15.1、硫化水素=0.0 <H14.3.19分析> 

■ブランドグルメ
〔 六合村製あけびドリンク 〕
山里の秋の定番あけび。
六合にはあけびをつかっためずらしいあけびドリンクがあるそうです。
わたしはまだ飲んだことがないのですが、「やさしい飲み口のフルーツのネクターみたい」で「180mlの小瓶ですが、これ1本にあけび5・6個が使われている」とのこと。(食べログ群馬の口コミ情報より)。
季節限定品なので見つけたら即買いかも・・・。

〔 2010/12/27UP (2006/07入湯) 〕


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■ (湯郷)三島温泉 「湯郷三島温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



(湯郷)三島温泉 「湯郷三島温泉」
住 所 :静岡県三島市徳倉1195
電 話 :055-988-0600
時 間 :10:00~22:00 / 無休
料 金 :700円(土日祝日・特定日は3時間まで)(平日17時~ 500円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)

旧緑営グループの温泉施設の多くを引き継いだ東日本温泉(株)が運営するゴルフ場併設のお湯で、以前は「三島温泉会館」と呼ばれていたもの。
このあたりは箱根外輪山の南麓で、富士、箱根、伊豆のちょうど中間点にあたりますが、かえってエアポケット的な立地になっています。
でもって、場所はかなりわかりにくいですが、三島カントリークラブ(旧 三島スプリングスCC)に隣接してあるので、これを目印にすれば到達できます。

また、JR三島駅北口から無料送迎バスも出ています。
JR三島駅北口(新幹線口・一般乗降場)発
9:30 10:20 15:20 〔所要約20分〕(平成21年9月1日現在)


【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 手前がクラブハウス

Pはゴルフ場と共用なのでかなり混み合っていました。
クラブハウスとは別棟の建物で、Pのおくにあります。
ここはガイド類にあまり載っていないお湯で、しかも平日だったのでガラガラかと思いきや、館内には意外と客がいました。
日帰りプランに力を入れているので、食事をとりながらゆっくり過ごす地元客が多いのかも・・・。
スタッフの応対もなかなか親切でした。


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 浴場入口

浴場は3階で、別料金ですが家族風呂もあります。
廊下手前が富士山をのぞむ「富士の湯」、おくが駿河湾をみわたす「駿河の湯」で男女週替わり交替制、この日の男湯は「富士の湯」でした。
三島・沼津方面の夜景がきれいとのことなので、夜は「駿河の湯」が狙い目かと。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯

脱衣所はけっこう広めでメンテばっちり、ただロッカーがちとちいさめかな?。
内湯はやや狭めで正面に内湯(赤みかげ石枠石敷10人以上)、手前にサウナ、左手が洗い場で右手露天の手前に水風呂。

扉を開けると露天。
予想外に広くて眺望もあり、開放感あるいい露天ですが、このときは曇っていて残念ながら富士山は見えませんでした。
石枠鉄平石造20人以上の大ぶりなL字型の浴槽がひとつ。
トドるスペースもたっぷりとあります。
カラン14くらい、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日13時で3人~7人。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 富士山は見えませんでした・・・

内湯はうすく石灰華のでた赤みかげ石、露天は複雑な色味のついた岩組みの湯口から適温のお湯をかなりの量投入+底面注入で底面吸湯。
そこそこのオーバーフローはあるものの、ベースは循環でしょう。
お湯は露天のほうが若干いいように感じました。
ただ、自家源泉で200L/minもでているなら、非加温でもいいのでかけ流し槽がほしい気もします。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯口

湯温は内湯でやや熱~ややぬる、露天で適温~ややぬる。
無色透明のお湯には白い浮遊物がけっこうただよっていて、硫酸塩泉っぽい指先の青白発光があります。
微芒硝味によわい薬品味がまじり、おだやかな石膏臭のうらによわいカルキ臭が感じられます。
カルキは湯口でも感じましたが、さして気になるほどではありません。

高pHの重曹泉系ながらヌルすべはほとんど感じず、むしろ硫酸塩泉系のきしきし感とやわらかな湯ざわり。
若干のとろみがあってよくあたたまり、何度か水風呂と往復しました。
この水風呂がなかなかで、冷たいですが鮮度感ある水をザンザコにかけ流すきもちのいいもの。


【写真 上(左)】 内湯の湯色
【写真 下(右)】 水風呂

お湯はうすめの重曹泉系なのでやや奥行きに欠ける気がしないでもないですが、なかなかどうして悪くありません。
メタけい酸=90.2がかなりがんばっているような・・・。
三島には気軽に入れる日帰り湯が意外とすくないので、このあたりに来たときは寄ってみるのもいいかも。

〔 源泉名:不明(三島市徳倉字片平山1195-601) 〕
アルカリ性単純温泉 27.6℃、pH=8.6、200L/min(1,200m掘削揚湯)、総成分=0.203g/kg
Na^+=21.3、Ca^2+=7.0、Fe^2+=1.0、Cl^-=9.4、SO_4^2-=9.1、HCO_3^-=54.9、CO_3^2-=4.8、メタけい酸=90.2 <H10.7.29分析>

<温泉利用掲示>
加水:掲示なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 HPより 〕
井戸水・水道水を使っていない100%天然温泉です。
清潔さと適温を保つために、毎日、浴槽内・配管内を徹底的に消毒し、湧き出る温泉を熱交換機で加熱して循環させています。

■ブランドグルメ
〔 三島のうなぎ 〕
富士の伏流水が湧き出す三島は古くから水の都と呼ばれ、この清冽な湧水にうなぎを打たせて臭みや脂を落としました。
これが三島のうなぎのおいしさの秘密といわれます。
市内各所にうなぎの名店があり、ご当地バーガー「うな飯バーガー」も開発されています。

〔 2010/12/26UP (2009/11入湯)) 〕


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■ 筑波山温泉(双神の湯) 「つくば湯」 〔 Pick Up温泉 〕



筑波山温泉(双神の湯) 「つくば湯」
住 所 :茨城県つくば市筑波64-9
電 話 :029-866-2983
時 間 :10:00~22:00 / 原則無休
料 金 :1,050円(土日祝1,260円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)

茨城の名山、筑波山周辺にはいくつかの温泉施設があります。
ここは筑波山の山腹にある宿「彩香の宿 一望」が併設する日帰り温泉施設。

東京方面からだと、ほんとうは常磐道「土浦北IC」~表筑波スカイラインが最短ですが、表筑波スカイライン(610円)の課金を回避するため、R125~北条市街~県道139筑波山公園線経由でアプローチしました。
ところがこの筑波山公園線、県道とは名ばかりの延々とつづく急坂と仕舞いには路面がうねりだすもの凄い道で、運転に不慣れな人にはまったくおすすめできません。
「基本的に自動車で走ることを前提とした設計になっておらず、狭隘区間・推定25%以上の急坂が連続する。スリップを防ぐため段差付きのコンクリート舗装がなされているが、民家の入り口などで大きく路面が波打っていて、まさに階段の踊り場のようになっており、車高の低い車・パワーのない車では極めて危険である。」(wikipediaより)というほどのもの・・・(笑)
(その凄さはこちらをご覧ください。)


【写真 上(左)】 こんな道です
【写真 下(右)】 北条から筑波山

ただ、筑波山神社への参道「つくば道」だったすこぶる風情のある道なので、運転好きには走り甲斐があるかも・・・。
ちなみに、あとで調べてみると表筑波スカイラインは2004年10月1日から無料開放されていたのでした(orz)

筑波山の山腹を走る県道42沿いにありすぐわかります。
料金1,050円(土日祝1,260円)とお高いですが、Web割チケ利用で105円引になります。(それでも高いが・・・)
館内には浴場のほか飲食処、売店、卓球ルーム、ゲームコーナー、カラオケ、タイ古式マッサージなどがあります。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 外観&筑波山

階段をおりた階下が浴場。左が女湯「椿の湯」、右が男湯「萩の湯」。
べつに家族風呂(貸切露天風呂、2,000円/45分)あり。
HPの写真を見るかぎりけっこうよさげで、人数割り増しもないようなので、家族づれなど奮発して入ってしまうのも手か?

脱衣所はかなり狭めでごったがえしています。
内湯もこぢんまりとしていますが、露天のスペースはそこそこ広め。
ここからのぞむ筑波山の眺めはすばらしいもので、これだけの絶景をもつ露天はなかなかありません。
それだけにベンチがほしいところ。
(ただし、男湯の浴槽からは眺められず、端の方まで行ってはじめて見えます。女湯露天はさらに絶景で、パワースポット的ないわれもあるらしい・・・。)

内湯ゾーンに内湯(みかげ石枠タイル貼10人位、適温)、ジャグジー槽ととなりあって水風呂とサウナ。
露天ゾーンに露天(みかげ石枠石敷10人弱、ぬるめ)という構成。
露天は茨城名物(?)の多角型です。

カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で20人ほどもいる盛況。
湯なれていない客が多く、洗い場などアワだらけ・・。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天

内湯は塩ビパイプからの投入&ジェット×2からの注入で底面吸湯でオーバーフローなし。
湯口に「循環湯」とありました。
露天は岩組みから突き出た塩ビパイプからの投入でオーバーフローなく切欠からの上面排湯と槽内排湯?。

お湯は露天のほうがぜんぜんいいのでこちらのレポです。
無色透明のお湯にはこまかな気泡とわずかに白い浮遊物。
味不明でよわいながら秩父あたりのお湯によくある紙パルプ臭を感じ、おそれていたカルキはほとんど感じませんでした。
よわいきしきしと湯中の指先の青白発光があって、なかなかに滋味のあるお湯です。
相当な鮮度感があり、源泉起源じゃないと思いますが湯口そばではよわいアワつきもありました。
絶妙なぬる湯なので入っていてきもちがいいです。

pH=10.1という高アルカリ泉ながらヌルすべが感じられないのは、成分濃度が総計=0.126g/kgとうすいことと、SO4、土類をそれなりに含んでいるためか??。
微妙にフックのある浴感で、このあたりは↓の面白い泉質によるものかもしれません。

pH=10.1はかなりの高アルカリ泉。
これを受けてメタけい酸はすべてメタけい酸水素イオンとして算定、しかもこれが陰イオンの主成分をなしています。
(陰イオンでこれだけmval%が分散している分析書はちょっと記憶にない。)
-----------------------------------------
鉱泉分析法指針(環境省)によると、
メタけい酸は、
pH値9.7未満のとき H_2Sio_3(メタけい酸)
pH値9.7以上11.7未満のとき HSio_3^-(メタけい酸水素イオン)
pH値11.7以上のとき Sio_3^2-(メタけい酸イオン)
として定量値から計算しイオン表に記入することとされています。
(8-4 弱電解質の計算)
-----------------------------------------

特殊成分を比較的多く含み、F^-=3.3mg/kgとRn=7.31M.E.(マッヘ単位/kg)は温泉法規定を上回っています。
なので、仮に泉温25.7℃が25℃未満に低下したとしても、ふっ素(2.0mg/kg以上)と放射能(ラドン5.5マッヘ単位/kg以上)で規定に乗るので温泉の地位にゆるぎはありません。
とくにこのあたりで放射能の規定泉というのはなかなかに貴重です。
HS^-=0.8mg/kgもあと0.2mg/kgあれば総硫黄で規定泉。
というほどの面白い泉質です。(うすいですけど・・・ ^^; )
さすがに霊峰、筑波山お膝元のお湯というべきか・・・。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 水風呂

水風呂はカランから投入で槽内注排湯なし。
カランがタオルで固定されていて、ザンザンオーバーフローのかけ流し状態になっていました(^^)
この水風呂がすぐれものです。
無色透明、わずかに芒硝薬味を感じ臭いはほとんどなし。
鮮度感抜群でよわいきしきしも感じられます。
オーバーフローを受ける内床の排水口まわりに石膏&石灰華の析出らしきものがあるので、相当量の成分を含む井水かと思われます。

露天のお湯もなかなかですが、この水風呂はさらによかったので、じっさいのところここにいちばん入りました(^^;)

調べた範囲では筑波南麓には筑波温泉(「筑波温泉ホテル」(入湯済未レポ)の自家源泉?)と筑波山温泉(双神(ふたがみ)の湯)の2源泉があります。
(財)茨城県中小企業振興公社の公式HPによると、双神の湯は、山腹の4つの宿(筑波山ホテル青木屋、筑波山江戸屋、つくばグランドホテル、ホテル一望)が協同で設立した筑波山温泉供給(株)が、平成12年3月、地下1700mまで掘削して掘り当てたもの。
なお、「双神の湯」の名は、筑波山の両峰「男体山」「女体山」にちなむものらしい。(筑波山は山そのものが神格化されている。)


【写真 上(左)】 水風呂の析出
【写真 下(右)】 タンクローリー

「現在は、最大で1日約40トンのお湯を汲み上げ、受水槽にためている。まだ配管設備が整っていないため、汲み上げたお湯はタンクローリーでホテルなどに運んでいる。」とのこと。
泉源は筑波山神社脇(字宮脇)にあるらしく、「つくば湯」のよこにタンクローリーが停まっていたので、ひょっとしてローリー利用かもしれません。
また、28L/minを4軒で分湯とすると加水が考えられるところですが、水風呂の水質からすると希釈水じたいがすこぶる良質なものなので、仮に加水があったとしてもこれだけの湯質を保っているのかもしれません。

コストパフォーマンスを考えると評価のわかれるお湯だと思いますが、筑波山観光の帰りなど、利用してみるのも面白いかも・・・。

〔 源泉名:筑波山温泉 〕
アルカリ性単純温泉(Na-(HSiO3)型) 25.7℃、pH=10.1、28L/min掘削揚湯、成分総計=0.126g/kg
Na^+=34.9mg/kg (88.89mval%)、Al^3+=0.6 (4.09)、Ca^2+=1.8 (5.26)、F^-=3.3 (9.83)、Cl^-=4.5 (7.51)、OH^-=2.2 (7.51)、HS^-=0.8 (1.16)、SO_4^2-=6.7 (8.09)、HCO_3^-=17.7 (16.76)、CO_3^2-=8.7 (16.76)、HSiO_3^-=43.5 (32.37)、陽イオン計=38.5 (1.71mval)、陰イオン計=87.5 (1.73mval)、メタけい酸=-、メタほう酸=-、Rn=7.31M.E.(マッヘ単位/kg) <H13.2.27分析>

■ブランドグルメ
〔 筑波山の御神木・つくばうむ 〕
つくばの有名菓子工房「コートダジュール」のオーナーシェフ中山満男氏と筑波山旅館組合青年部のコラボレーションで生まれたつくば限定のオリジナルバームクーヘン。
厳選素材で作られているとのことで、きっと美味しいでしょう。(筑波山の温泉旅館6軒と筑波山神社周辺の売店で限定販売とのことで、なんとなく売り切れのことが多そう・・・)

〔 2010/12/26UP (2009/08入湯) 〕


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☆ AORの名曲! Vol.4

「AOR 名曲」でググるとさらにひきつづいて1位にいるので、ここぞとばかりに(笑)「AORの名曲! Vol.4」いきます。
今回は、どちらかというと冬向きのやつを曲調を幅広くとってチョイスしてみました。

冬の夜にじっくりとど~ぞ。
※ YouTubeの試聴(クリック)は自己責任にてお願いします。

01.Something About Christmastime - Bryan Adams

■ カナダのRock Singer、Bryan Adamsの1985年のクリスマスソング。
アルバム未収録で認知度低いが、すばらしいメロディラインの佳作。

02.The Glow Of Love - Change

■ イタリア・ミラノ(Milan)のDisco Producer、Jacques Fred Petrus & Mauro Malavasiは'80年代にChange、B.B. & Q. Band、High Fashionなどの洗練されたDisco Groupを送り出し一世を風靡した。
ChangeはのちにNew-Yorkに拠点を移し、MilanとNew-Yorkのテイストをあわせもつこ洒落たDisco Tuneを量産。
これは1980年のALBUM『The Glow Of Love』収録曲でLuther VandrossのVocalが秀逸。

03.Hard To Say It's Over - Sheena Easton

■ Sheena Eastonはエッヂの効いた曲が多いイメージだが、意外にバラードにもいいものがある。
これは『A Private Heaven』(1984年)収録のナイスなスロー・チューン。

04.I Will Always Come Back To You - First Call

■ CCM系ユニット。日本ではあまり知られていないが粒の揃ったAlbumを多数もつ。

05.Cold As Christmas (In the Middle of the Year) - Elton John

■ Elton Johnの数あるALBUMのなかでも傑作とされている『Too Low for Zero』(1983年)収録曲でメロディラインが抜群。
冬の曲じゃないけどね。

06.Has It Come To This - Amy Keys

■ ルックスばっちりのBCM系Artist。
1989年デビューアルバム『Lover's Intuition』収録の佳曲で、艶のある伸びやかな声質が個性的。

07.Tender Love - Force MD's

■ New-York出身のヴォーカル・グループ。 ヒップホップレーベル、Tommy Boy Records所属ながらコーラスが綺麗で、メロディアスなバラードを得意とした。
これは代表的なバラード曲。(2010年のLIVEらしい。)

08.Wait For Me - Hall & Oates

■ いわずと知れた'80年代を代表するビッグネーム。個人的には「Private Eyes」以前の曲のほうが好き。
Daryl Hallのファルセットが冴え渡る名演。

09.Late At Night - George Benson & Vicki Randle

■ ふつうguitaristの範疇で語られる人だが'80年代初頭から中期にかけてAOR的な名盤を多く残した。
これは1983年発表のALBUM『In Youe Eyes』収録で、「真夜中のふたり」という邦題がつけられていた雰囲気あふれるバラード。
このALBUMは、Paul Jackson, Jr., David Spinozza(g)、Richard Tee, David Paich, Robbie Buchanan, Steve Porcaro, Greg Phillinganes(key)、Marcus Miller, Will Lee, Anthony Jackson, Nathan East(b)、Steve Gadd, Jeff Porcaro, Carlos Vega, Steve Ferrone(ds)、David Sanborn, Randy Brecker, Jerry Hey(horns)etc.とBack Musicianの豪華さがただごとじゃなく、安定したパフォーマンスと、楽曲のよさが堪能できる名盤。

10.Words And Music - Tavares

■ マサチューセッツ州出身のファミリー・グループで、5人兄弟全員がリードを取れるという実力派。
Disco Tuneに代表曲が多いが、'80年代に入ってからはSlow Numberに佳作を残している。
これは1983年リリース『Words & Music』収録の気合い入った名バラード。
たしか希代のメロディメーカーKenny Nolanの作品だと思うが、LPが手元にないので確信もてず。

■ 全リスト
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■ 大平台温泉 「山楽荘」 〔 Pick Up温泉 〕



大平台温泉 「山楽荘」
住 所 :神奈川県足柄下郡箱根町大平台601
電 話 :0460-82-2930
時 間 :要事前確認
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (箱根全山)

箱根温泉郷、塔ノ沢と宮ノ下のあいだにある大平台温泉
箱根細工の名産地として知られたこの集落はながらく温泉をもっていませんでした。
昭和24年、地元の有志たちによって宮ノ下地区で温泉を掘り当て引湯を開始、昭和37年には大平台地区内の早川河床でついに地区内泉源を得て、現在では地区内のいくつかの源泉と宮ノ下からの引湯の混合泉が「箱根大平台温泉組合供給温泉」として共同配湯されています。
なお、以前レポした「対岳荘」は、自家源泉使用です。

ここはなんといっても共同浴場「姫の湯」が有名ですが、ここのお湯はどうもピンとこなかったので、小さな湯宿を攻めてみました。


【写真 上(左)】 大平台温泉街
【写真 下(右)】 大平台の住宅地図

大平台温泉街のいちばん奥まったところにひっそりとある部屋数5のこぢんまりとしたお宿。
大平台は小規模なお宿が込み入った路地に点在していてわかりにくいので、場所は下記の地図を参照ください。
アプローチはせまいですが、Pは数台分あります。

日帰り客は多くないらしく、日帰り入浴を乞うと女将さん?はちょっとびっくりした感じでしたが、すぐに「どうぞどうぞ」と親切に迎え入れてくれました。
館内はすみずみまで清掃が行き届き、気分がいいです。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 上手の貯湯槽

浴室はふたつあり手前の浴室に貸し切りで入れました。
浴場はちいさいので、原則貸し切りのような感じもします。
浴室のすぐ上手に貯湯タンクらしきものがみえます。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

こぢんまりとした浴室に黒みかげ石枠伊豆石貼2人の浴槽ひとつとシンプル。
石膏の析出のでた黒みかげ石の湯口から熱湯を絞り投入で、浴槽ふちから静かにあふれだし。
べつに熱湯の側面注入もありましたが、お湯の感じや掲示類からしてかけ流しでしょう。
(側注は槽内の温度ムラをなくすための撹拌用源泉注入だと思う。)


【写真 上(左)】 注入口
【写真 下(右)】 石膏の析出

カラン2、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
休日11時で貸し切り。

無色透明のお湯はとにかく熱く、かるく50℃以上はあったかと思います。
湯もみだけではとうてい太刀打ちできず、泣く泣く冷水カランから投入。
44℃くらいにうめてからおもむろに身を沈めます。
当然入ると大量オーバーフローで、内床は池状態に・・・。


【写真 上(左)】 浴槽&オーバーフロー
【写真 下(右)】 うずを巻く内床の排湯口

よわい芒硝臭に芒硝塩味でヌルすべととろみと強いあたたまり。浴後はさっぱり爽快感。
「温泉に入った~~」という感じの力づよくもやわらかなお湯でかなり気に入りました。
お湯的には「姫の湯」よりぜんぜん上かと・・・。

浴後、「熱すぎたかしら?」と問う女将さんに「ええ、でも水入れさせてもらったので入れました。泉温があるので加熱代がかからないのでいいですね。」と応じると、「それでも配湯料がかかるので・・・。」と笑っておられました。

それにしても日帰り客も少なそうなのに、昼間から非加温源泉かけ流しとは贅沢なものです。
「姫の湯」の混雑を避けたい向きには最適な1湯かと思います。

〔 源泉名:箱根大平台温泉組合供給温泉 〕
Na-塩化物泉 67.7℃、pH=8.4、湧出量不明、成分総計=1332mg/kg
Na^+=379mg/kg、Ca^2+=27.9、Fe^2+=0.03、Cl^-=593、SO_4^2-=53.7、HCO_3^-=72.9、CO_3^2-=1.43、陽イオン計=437、陰イオン計=722、メタけい酸=141、メタほう酸=30.77 <H15.8.4分析>
 
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置等使用:なし 消毒処理:なし

■ブランドグルメ
〔 辻国豆ふ店の豆腐 〕
大平台にある創業昭和30年の老舗豆腐店、辻国豆ふ店。
「豆腐は水が命」といわれますが、ここは大平台の名水「『姫の水』と源泉を同じくする水を使っていることから製品の全てを『姫とうふ』としました。」とのこと。(HPより)
その場で食べられる”おぼろ豆腐”のほか、揚げたての”がんも”や豆乳の美味しさにも定評があるようです。

〔 2010/12/12UP (2007/05入湯) 〕


E139.4.35.300N35.14.1.000
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■ 猿ヶ京温泉 「高原ハウス」 〔 Pick Up温泉 〕



猿ヶ京温泉 「高原ハウス」
住 所 :群馬県利根郡みなかみ町相俣243-5 (旧 利根郡新治村)
電 話 :0278-66-0090
時 間 :要事前確認
料 金 :500円
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (みなかみ町観光協会のブログ)

猿ヶ京温泉街からすこし外れたところにある湯宿。
体育館があるので、おもにスポーツ合宿や林間学校につかわれているようです。
1度目は林間学校でお子さま占拠で断念。
2度目は団体客が入ってお湯を抜いてしまったとのことでロスト。
3度目のトライでようやく入湯。

ちなみに、ここは1日限定20食の自家製蕎麦が絶品らしく、蕎麦処には「真心庵」という名前がついています。(タイミングが合わず食べたことなし。相当人気があるらしい。)


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 干し柿

場所はコープシャトウの先、国道から北東にすこし入った左手。看板がでているのですぐにわかります。
奥鬼怒川俣の「きぬ姫」、福島矢吹の「いやさか」、塩原の「河童」など、飲食処のお湯はたいてい空いていてお湯がいいですが、ここもそう。


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 女湯入口

廊下のおくに男女別の浴場。手前が女湯、おくが男湯で脱衣所、浴室ともにこぢんまり。
総タイル貼りのなかなかに渋い浴室です。


【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 男湯

タイル貼4-5人の浴槽で石膏の析出のでた岩の湯口から投入し、槽内注排湯なしのザンザコオーバーフローはおそらくかけ流し。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 女湯の湯口

カラン2(温泉では?)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜11時で男女湯とも独占でした。

きれいに澄み切ったお湯は絶妙の湯温で白い浮遊物がただよい、湯中の指先が青白く発光しています。
石膏味臭に芒硝気がまじり、きしきし+ヌルすべの湯ざわりが楽しめるしっかりとした硫酸塩泉です。
適度なとろみもあってやさしい入りごこちのお湯で、とにかく鮮度感が高いのできもちがいいです。


【写真 上(左)】 男湯の湯口
【写真 下(右)】 カランも温泉?

猿ヶ京は老舗の湯宿がつかう「共有泉湯島(共同)」源泉と(旧)村有1号泉、2号泉が主力源泉で、ここは1号泉と2号泉の混合泉をつかっています。
なお、猿ヶ京温泉の分析書によく「(有)赤谷湖遊船源泉」というのが載っていますが、これは旧新治村の第三セクターの源泉管理会社(合併後みなかみ町に移管)で町営源泉(2号泉?)を指すと思われます。
また、2号泉の所在は相俣1644-1なので、ここは猿ヶ京温泉街より泉源に近いのでは?

こぢんまりとした浴場も好ましげだしお湯もいいので、蕎麦と合わせて攻めてみるのも一興かと・・・。

〔 源泉名:猿ヶ京温泉1号井戸・猿ヶ京温泉2号井戸の混合泉 〕
Ca・Na-硫酸塩・塩化物温泉 53.8℃、pH=7.9、湧出量測定せず(掘削揚湯)、成分総計=1.474g/kg
Na^+=220.8mg/kg (47.13mval%)、Ca^2+=197.2 (48.31)、F^-=2.0、Cl^-=281.7 (38.70)、Br^-=1.6、SO_4^2-=522.5 (52.97)、HCO_3^-=95.8 (7.64)、陽イオン計=444.1 (20.37mval)、陰イオン計=903.9 (20.54mval)、メタけい酸=85.6、メタほう酸=36.5 <H19.9.27分析>

<温泉利用掲示>
加水:してません 加温:してません 循環:してません 殺菌処理方法:なし

〔 脱衣所掲示 〕
100%天然掛け流し温泉
掛け流しの温泉です。ゆっくりつかって下さい。

〔 2010/12/05UP (2008/11入湯) 〕


E138.54.0.100N36.42.50.980
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■ 山城温泉 「山城温泉旅館」 〔 Pick Up温泉 〕



山城温泉 「山城温泉旅館」
※ 現在合宿メインの宿泊施設となり、日帰り入浴受入れ休止のWeb情報あり。日帰り利用時要確認です。
住 所 :山梨県甲府市下鍛冶屋町51-11
電 話 :055-241-2141
時 間 :15:00~23:30 / 不定休
料 金 :500円
オフィシャルHP

前から気になっていたマンション内の旅館というナゾのお湯。
場所はわかりにくく、小瀬スポーツ公園正門前の道を西に進み、正門をすぎて少し行った右手に看板があるので水路に沿って左折。
あとは看板に従って行くと自然に着きます。


【写真 上(左)】 貯湯槽?
【写真 下(右)】 バイブラジェット

手前に山城温泉と書かれた貯湯槽?があり、裏手の川に余ったお湯?を捨てているよう。
本当にマンションの1階にあり、玄関正面が受付、奥が浴室で畳敷きの大広間あり。
ドB級施設を想像してましたが、館内は意外にきれいで清掃もきちんとされています。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 女湯の源泉槽

男女別の浴室は、加熱槽(赤みかげ石枠タイル貼10人位)と源泉槽(同3-4人)。
加熱槽は、石の湯口から加熱湯を50L/minほども大量投入ですがオーバーフローはなく、側面注入&側面吸湯があってたぶん循環。
ボタン始動のジェット&ジャグジーもあります。


【写真 上(左)】 加温槽
【写真 下(右)】 源泉槽

浴槽の脇には水槽があって、鯉がのんびりと泳いでいます。
時間がゆっくり流れていくような不思議な空間。
源泉槽は、石の湯口から冷たい源泉を20L/min程度投入で槽内排湯はなく、全量を浴槽端の排湯口から排湯の源泉かけ流し。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日15時で独占。


【写真 上(左)】 水槽
【写真 下(右)】 洗い場

お湯は、きれいな黄金色透明で茶色の腐葉土のような浮遊物。
いかにもモールがしそうなお湯ですが、ほぼ無味無臭でカルキ臭はありません。
源泉槽の湯口そばではかすかにアワつきもありました。
浴感は薄くあまり温まらないお湯ですが、浴後はかなりほてってペトペト感が出てきたのにはおどろき。面白いイメージのお湯です。


【写真 上(左)】 加温槽の湯口
【写真 下(右)】 源泉槽の湯口

今は宿泊はとっておらず、銭湯として利用されているとのこと。
さほど浴感の強いお湯ではないですが、自家源泉に浸かれる渋い日帰り湯として甲府の銭湯フリーク(^^; は押さえておいた方がいいかも・・・?


【写真 上(左)】 加温槽から源泉風呂
【写真 下(右)】 湯色

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上記は2003年夏時点のレポです。
現在、日帰り入浴休止の情報があります。
加温が必要な泉温なので加温コストがネックとなったのかもしれません。
不況のもと、甲府の温泉がわりに健在なのは泉温が高い(=加温不要)こともあると思います。

〔 源泉名:不明(甲府市下鍛冶屋町第51番地) 〕
単純温泉(Na-HCO3型) 31.9℃、pH=7.5、500L/min自噴?、総計=397.0mg/kg
Na^+=56.08mg/kg (66.29mval%)、Ca^2+=9.317 (12.63)、Mg^2+=6.401 (14.31)、Fe^2+=0.461、Cl^-=18.28 (13.73)、HCO_3^-=186.0 (81.20)、HS^-=0.064、陽イオン計=79.00 (3.679mval)、陰イオン計=213.6 (3.755mval)、メタけい酸=94.45、硫化水素=0.015、Rn=0.841マッヘ <S48.3.15分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 桔梗信玄餅 〕
明治二十二年創業の老舗桔梗屋が製造・販売する甲府の名物和菓子。
数々のコンテストで受賞し成田や羽田空港でも販売されて、もはや日本を代表する和菓子として広く知られています。
昭和43年から販売されているこの餅は、きな粉にまぶした餅に黒蜜をかけて食べるもので、餅ときな粉と黒蜜が調和した独特の風味が楽しめます。
人気の高い8個入りのものは”信玄袋”と呼ばれる桔梗の花をあしらった綺麗な不織布の袋に入れて売られていて、このあたりが外人客に受けているのかと・・・。
そのなかに風呂敷風のビニールに包まれた容器にきな粉&餅。それに付属の黒蜜をかけて食べます。
ちょっとした風でもきな粉が飛び散るので、皿にうつすかビニールで受けてしずかに食べるのがポイント。
容器だけできれいに食べられる人は、ほとんど名人芸(笑)。

〔 2010/12/05UP (2003/08/19レポ (2003/07入湯)) 〕


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