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☆ AORの名曲! Vol.6

「AOR 名曲」でググるとさらにひきつづいてAmazon.より上の1位にいるので(^^)、この際、Vol.10までUPして100曲ご紹介することにしましょう
今回も、夏向きのものを'80年代前半~中盤中心にジャンルを幅広くとってチョイスしてみました。(以前、別コラムでUPしたものも再掲しています。)

※ You-Tubeの試聴(クリック)は自己責任にてお願いします。
※ 気に入ったら買ってあげてね。

01.Waiting For A Star To Fall - Boy Meets Girl

■ TRFのヒット曲じゃないよ(^^)
Whitney Houstonのヒット曲「恋は手さぐり」「すてきなSomebody」などを生み出したデュオの名前。
これは1988年に突如としてスマッシュヒットした、個人的には'80年代後半屈指の名曲。
爽快感あふれる曲調によくマッチしたビデオクリップも秀逸。

02.Family Man - Pablo Cruise

■ West CoastのSurf Rock Bandとして知られるPablo Cruise1978年リリースの4thALBUM『Worlds Away』収録曲。
'78年ということもあり、やや荒削りな雰囲気も残しているが、なんといっても意表をついてクラシカルなCory LeriosのKeyboardsが最高。

03.Sunset Memory - Kazu Matsui Project Feat. Robben Ford

■ Kazu MatsuiがRobben FordをFeat.しているが、実質はRobben Fordのソロアルバムにちかい。
Robbenは本来ブルージーな曲調を得意とするギターリストだが、1983年リリースという時代の空気を受け、すこ~んと抜けまくったここちよいAOR系チューンとなっている。

04.Sailing - Christopher Cross

■ AOR系ではもっともメジャーな曲のひとつ。たしかMichael Omartianが絡んでいたと思うが、流麗なストリングスが見事にきまった'80年代前半ならではの曲調。

05.Round The Corner - Eric Tagg

AORの定番「Dream Walkin」('81)をもち、AOR関係者に評価の高いArtist。
これは'84頃ブリヂストン330イーガーのCMで流されていたが、ALBUM収録なかったナゾの曲。
リズムどりがAORじゃないが、3:32あたりで突然ブレークして一瞬AOR化するのが笑える。

06.Could've Been - Tiffany

■ 1988年リリースされたヒット曲。のちにさまざまなスキャンダルに見舞われ、ヒットにも恵まれていないが、この曲の出来は抜群。

07.Wishful Thinking - Earl Klugh

■ Chet Atkinsの影響を受けたといわれる独特な奏法を奏でるフュージョン系Ac.guitarist。
これは円熟味を増した1984年リリース「Wishful Thinking」収録のタイトル曲。
Brightな曲調がもろ夏向き。

08.How 'bout Us - Champaign

■ 米国、イリノイ州出身の白黒混成バンドが突如として放ったヒットチューンでやたら都会的。
BlackとPopがもっとも接近したこの時代(80年代初頭)の雰囲気をよくあらわしている。

09.Giving You The Best That I Got - Anita Baker

■ オハイオ州出身の実力派シンガー。R&BベースながらJazz/Fusion系のテイストを大胆に取り入れ洗練された曲風を確立。これは1988年リリースの代表曲。

10.I Go Crazy - Paul Davis

■ 田中康夫氏の「なんとなく、クリスタル」のサントラに入っていたので、AORの代表曲とされることが多いが、本来はAOR畑の人じゃない。
1977年に発表されたこの曲はそれでもやっぱりいい。

■ 全リスト
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■ (仮)西山農園温泉 「湯島の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



(仮)西山農園温泉 「湯島の湯」
住 所 :山梨県南巨摩郡早川町湯島1780-7
電 話 :0556-48-2468
時 間 :10:00~18:00(7、8月 ~19:00) / 木休
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

南アルプスの東麓にある早川村は名湯の宝庫。
ここは、1977年閉校した旧西山村立西山中学校の跡地で2001年から温泉掘削をはじめ、湧出をみて2005年8月にオープンした早川町でいちばん新しい温泉施設です。

ふつう西山温泉に含まれますが、西山の集落より2kmほど手前に位置します。
それでも県道37、南アルプス街道を延々と走破してのアプローチですから、奥ぶかいお湯であることに変わりはありません。

学校跡地らしいちょっと開けたところにあって、自炊できるコテージも併設されています。
経費を削減してつくられたらしく、建物は仮設風で露天のみですが、それがかえっていい雰囲気をだしています。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 エントランス

券売機でチケットを購入し受付で渡します。
週替り男女交替制で、この日の男湯は左手で、当日女湯だった右手の浴場は石造りの円形浴槽がメインだそう。
べつに飲泉所もありました。


【写真 上(左)】 飲泉所
【写真 下(右)】 男湯入口

脱衣所もシンプルなもの。
扉の向こうに洗い場。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 洗い場

この洗い場は、木の樋に流れている温泉を汲み出してつかうもの。
カランなし(洗い場としては5位)、シャワーなし、シャンプー・ドライヤーあり。
日曜11時で3~6人ですがゆったり入れました。


【写真 上(左)】 洗い場の流し込み
【写真 下(右)】 早川の流れもみえます

広々とした露天は周囲の山並みも眺められ超開放的です。
手前にメイン露天(木造7-8人、一部屋根付)とその先に岩風呂(天然石のくり抜き1-2人)。
HPによると、これは「地元の石工が匠の技を駆使して彫り上げた天然白鳳石の岩風呂」とのこと。


【写真 上(左)】 メイン露天
【写真 下(右)】 岩風呂

メイン露天は洗い場の木樋から引き回しての投入で、べつに木の湯口もあり。
槽内排湯なくオーバーフローはおそらくかけ流し。
岩風呂は石樋からの投入湯をオーバーフローで、こちらもかけ流しかと思います。
鮮度感はどちらもありますが、とくに岩風呂はかなりのものがありました。


【写真 上(左)】 メイン露天の湯口
【写真 下(右)】 岩風呂の湯口

ほぼ無色透明のお湯には、白いイオウ系湯の花とこまかな気泡。
微塩味たまご味にわずかな苦味で甘いイオウ臭が香ります。
分析書では硫黄関連成分はすべて0.0mg/kg、それでこのイオウ気はそれだけ鮮度がいい証拠か?
硫酸塩泉というよりアルカリ重曹泉のイメージがつよく、老神のお湯に似ているかな?

ツルすべにアワツキぬるとイオウ系のスルスルが加わるすこぶる入りごこちのいいお湯。
よくあたたまりますが、浴後はキレのいい爽快感がでてお肌つるつるになります。

正直、圧倒的存在感をもつ奈良田や西山のお湯にくらべると、いささか深みに欠ける気もしないではないですが、とくに露天好きはバッチリはまるいい施設だと思います。

〔 源泉名:(仮)西山農園温泉 〕
Na-硫酸塩・塩化物泉 47.0℃、pH=9.60、256L/min掘削揚湯、成分総計=1.005g/kg
Na^+=272.2mg/kg (82.05mval%)、NH4^+=3.3、Ca^2+=46.5 (16.08)、F^-=3.1、Cl^-=200.9 (39.87)、SO_4^2-=291.2 (42.62)、HCO_3^-=82.6 (9.49)、CO_3^2-=1.0、陽イオン計=324.6 (14.43mval)、陰イオン計=619.0 (14.22mval)、メタけい酸=61.1、硫化水素=0.0 <H14.10.17分析>

〔 HP掲載 〕
塩素無添加、非加熱、無加水にこだわった、飾らぬ源泉100%かけ流しの湯。
日替わりで楽しめる3種の露天風呂は、全て源泉かけ流し。

■ブランドグルメ
〔 早川町の生芋こんにゃく 〕
南アルプスの険しい地形と寒冷な気候は、良質なこんにゃく芋を育みます。
早川町特産の生芋こんにゃくは、高齢者生産活動センターでつくられます。
こんにゃくづくりの名人たちが技を駆使してつくるこんにゃくは、風味豊かでおいしいと評判だそうです。

〔 2011/07/29UP (2006/10入湯) 〕


E138.18.42.460N35.32.0.840
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■ 矢指ヶ浦温泉 「矢指ヶ浦温泉館」 〔 Pick Up温泉 〕



矢指ヶ浦温泉 「矢指ヶ浦温泉館」
住 所 :千葉県旭市足川3918
電 話 :0479-64-2218
時 間 :10:00~15:00/17:00~21:00 / 不定休
料 金 :630円
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)

昭和27年、千葉県で第1号の温泉認定を受けたという老舗の温泉施設で宿泊(4室)もできます。
日帰りガイドにもよく載っているので、わりに知名度は高いのでは?


【写真 上(左)】 旭市あたりの九十九里浜
【写真 下(右)】 風紋

このあたりは東京方面からほんとうに行きにくく、最短ルートは東関道「大栄」IC・東総有料道路経由と思われますが、ドライブコースとしては、千葉東金道路経由で九十九里浜に出て、ビーチラインを一気に北上するほうが面白いかもしれません。

場所はわかりにくく、後者の場合、県道30(ビーチライン)で矢指ヶ浦海水浴場を過ぎた足川の信号を右折してすぐの左手の路地のおく(看板あり)。
街なかで見落としがちなので要注意。
Pは県道をはさんで右手の路地に入ったところにあります。


【写真 上(左)】 わかりにくいアプローチ
【写真 下(右)】 休憩所(食堂?)

路地の奥に歯科医院(同一経営?)ととなりあって民家風の浴場棟があります。
訪れたときは先客がなかったらしく、受付のおばさんが浴場に案内、浴槽のフタを外してくれました。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 源泉カランとコップ

こぢんまりとした浴室にタイル貼り5人の浴槽ひとつとシンプル。
二面採光ですが、窓に目隠し用の青フィルムが貼ってあるのがやや無粋。
湯口はなく側面からの間欠注入で、注入口の下に側面吸湯があってわずかにオーバーフロー。
黄緑色の析出のでた冷たい源泉の出るカランがあり随時投入可。コップもおいてありました。

カラン5、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
平日12時で独占~2人。


【写真 上(左)】 析出のでた源泉カラン
【写真 下(右)】 湯色

適温のお湯は、緑灰色ささにごりでこまかな黒い浮遊物がただよいます。
湯面は無臭ですが、源泉カランでは弱たまご味+弱金気味+微塩味+弱重曹味、よわい甘イオウ臭+微モール臭+弱金気臭の、鮮度を感じさせる複雑な味臭が楽しめます。

掲示分析書は昭和28年の古いもので、成分総計=12719mg/kgの高張泉ですが、味からみてそこまでの濃度はないように思いました。
それでも、ヌルすべとキシキシが入り混じるかなり存在感のあるお湯で、浴後はよくあたたまり汗が止まりません。

イオウ気を交えたモール泉系のイメージで、客が少なく鮮度感が保たれているので、なかなかにおすすめです。
ただし、狭いので団体利用はちょっときびしいと思います。

〔 源泉名:矢指ヶ浦鉱泉 〕
含ヨウ素食塩泉(Na-塩化物冷鉱泉) 21.7℃、pH=7.7、42L/min、成分総計=12719mg/kg
Na^+=3955mg/kg (82.9mval%)、Ca^2+=234.8 (5.65)、Fe^2+=5.573、Cl^-=6857 (95.23)、I^-=11.12、HCO_3^-=631.7 (4.99)、CO_3^2-=76.60、陽イオン計=5021 (207.425mval)、陰イオン計=7625 (207.425mval)、メタけい酸=71.86 <S28.5.27分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 旭市の味彩トマト 〕
潮風はトマトの味を濃くするともいわれますが、九十九里浜に面した旭市にも美味しいトマトがあります。
旭市はトマトの国の指定産地で、生産額でも国内トップクラスを誇ります。
なかでも大玉のものは「味彩トマト」(あじさいとまと)といわれてブランド化されています。ほどよい甘味と爽やかな酸味が評判だそうで、収穫期は7月頃から9月下旬。

〔 2011/07/29内容補強のうえUP (2006/03/12レポ (2004/12入湯)) 〕


E140.40.2.724N35.41.28.882
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■ 並木温泉 「ゆの郷」 〔 Pick Up温泉 〕



並木温泉 「ゆの郷」
住 所 :福島県郡山市並木3-5-14
電 話 :024-991-1126
時 間 :5:00~24:00 / 第2水休
料 金 :500円/入浴のみ
紹介ページ (郡山へ行こう(郡山市観光協会))
紹介ページ (@ふくしま)

郡山市内にある温泉銭湯のひとつ。
場所は市内北西エリア、うねめ通り、イトーヨーカドー郡山店(西部プラザ)の西側、「朝日三丁目うねめ通り」交差点を北に入ったところ。
うねめ通りから一本入っていてわかりにくいので、↓の地図を参照ください。
市内のまっただなかですが、Pはたっぷり。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 食堂&浴場入口

入って左手に受付。
左手おくに食堂、その右手に浴場で、おくが女湯、手前が男湯。
館内はどこか無機質で、なんとなく病院の待合いのよう。

脱衣所は広め、ロッカーもたっぷりスクエア型で使い勝手よし。
まあまあの広さの浴場に浴槽と手前左に水風呂とサウナを配置。
浴場の雰囲気はおなじ郡山の銭湯、「仙遊島乃湯」に似たものを感じました。
(一瞬、デジャヴ状態。ただし、こちらには露天はありません。)
天井高く、こもりはほとんどありません。

カラン10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日22時で3~7人ほどの入り。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 手前が水風呂

20人以上は優にいけるふかめで入りごこちのいい浴槽は、黒みかげ石枠伊豆石貼。
浴槽のまんなかへんに据えられた黒みかげ石の湯口からの投入&側面注入で、槽内排湯不明でかなりのオーバーフロー。
半循だとは思いますが、お湯の鮮度感はかなりよく、よわいアワつきもありました。

やや熱めのお湯は、ほぼ無色透明でわずかに白い浮遊物とこまかな気泡が舞っています。
湯中の指先がよわく青白に発光しています。
芒硝塩味で、塩味は郡山のお湯のなかでつよい方だと思います。
ほぼ無臭ながら、しっかりとしたツルすべととろみが楽しめ、入っていてきもちのいいお湯。
あたたまりはかなりつよめで何度か水風呂に突入。

この水風呂は値千金!
おそらく井水と思われる水は19℃くらい。きもち黄色がかって明瞭なとろみをたたえてすこぶる入りごこちのいいもの。
よわい収斂味があり、カランの水もおそらくこの井水かと思います。

お湯的には競合ひしめく郡山では中庸レベルかと思いますが、温泉銭湯として過不足なく安定感のある施設は、生活に密着したお湯として地元で愛されているのでしょう。

〔 源泉名:並木温泉 〕
Na-硫酸塩・塩化物温泉 37.5℃、pH=9.2、湧出量不明、成分総計=1.337g/kg
Na^+=434.0mg/kg、Ca^2+=10.9、Fe^2+=0.1、F^-=7.5、Cl^-=241.3、Br^-=1.1、SO_4^2-=552.7、CO_3^2-=22.8、陽イオン計=449.2、陰イオン計=826.4、メタほう酸=24.0 <H11.6.17分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 2011/07/28UP (2010/11入湯) 〕


E140.21.42.694N37.24.20.286
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■ 川越天然温泉 「小さな旅 川越温泉」



川越天然温泉 「小さな旅 川越温泉」
住 所 :埼玉県川越市上野田町41-7
電 話 :049-249-4126
時 間 :10:00~25:00(土日祝9:00~)
料 金 :750円(土日祝850円)、会員各100円引
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (るるぶ.com)
2009/12/12にグランドオープンした新顔の温泉スパ銭。
埼玉地盤のスーパーマーケット「マミーマート」系列企業の2号店で大宮の「むさしの湯」(木の湯レポ石の湯レポ)につづくもの。

場所は川越の西側、川越合同庁舎の並びのひらけた感じのところにあります。
会員(入会金100円)になると入館料金が本人・家族とも100円引なので1人でツーペイ、2人以上でお得になります。
「むさしの湯」の会員証はつかえません。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 玄関先の案内

「むさしの湯」もそうですが、ここのエントランスまわりもなんとなく質感に欠け、狭くるしい感じ。
お食事処、お休み処、カットサロン、ほぐし処などスパ銭定番施設を併設。
受付右手のおくが浴場、左手が「石の湯」、右手が「木の湯」とわかれているのは「むさしの湯」とおなじコンセプト。この日は偶数日で「木の湯」が男湯でした。


【写真 上(左)】 案内図
【写真 下(右)】 泉源施設?

【 木の湯 】
アプローチ途中で露天が全開的にみえてちょっとびっくり(^^)。超開放的なつくりです。
さほど広くない脱衣所からも露天がよくみえます。
当然、採光はよく、内湯はスケール感こそないものの、天井高くあかるくて、空いていればいごこちはよさそう。

「木の湯」の浴槽はほとんど木枠木目調磁器タイル仕上げの入りごこちのいいもの、投入湯口は木づくりです。
浴槽ごとに番号と七福神の名称がふられ、浴槽をまわりながら七福神巡りができるようになっています。

内湯ゾーン窓側に「源泉ぬる湯」(六番布袋、15人以上、温泉、適温)と、となりあって「源泉高濃度炭酸風呂」(七番弁財天、8人、温泉?)の2槽に塩サウナ。
「源泉高濃度炭酸風呂」はかなり強烈で炭酸泉の浴感充分。気に入ったので2回入りました。

露天は内湯側から時計まわりに、「源泉寝ころび湯」(五番福緑寿、5人、温泉、ぬるめ)、「替わり湯」(三番大黒天、真湯?、4-5人、当日はヒアルロン酸風呂)、「源泉ぬる湯」(二番寿老人、15人以上TV付、温泉、適温~ややぬる)といちばん奥の高みに「源泉高見の湯(あつ湯)」(一番毘沙門天、10人、温泉、適温~やや熱)。
折り返して、高温サウナ、水風呂(かなり深い)ととなりあって「生源泉掛け流し」(四番恵比寿天、8人、温泉、ぬるめ)。

露天ゾーンは広めですが、なんとなく無機質で和風の空間も劇場のセットのよう。
あまりに開放的すぎてなんとなく落ちつかない感じもしました。

露天の「源泉ぬる湯」は、15人以上いけそうな広さですが、TVサイドには入れない雰囲気(^^)なので実質7-8人か。
水風呂は16℃ほどでかなり冷たく、弱とろみ、弱青白発光、白い浮遊物があってたぶん井水ですが、強カルキ臭が残念。
高温サウナでは、最近人気のロウリュサービスがあります。

カラン22+セパ式5の計27、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時でかるく50人以上とけっこうな盛況。

各槽とも湯口と槽内注吸湯のある循環仕様ですが、露天の「生源泉掛け流し」は木の湯口からややぬる湯を投入で切欠から流し出すかけ流しかと。
「生源泉掛け流し」は冬季以外非加温のようですが、この日は加温があったと思います。
また、かけ流しは「生源泉掛け流し」だけかと思っていましたが、「源泉高見の湯」のお湯が想定外によく、槽内吸湯もなかったので、「ひょっとすると?」と思い温泉利用掲示を確認すると、「源泉高見の湯」は循環・ろ過:無となっていました。

お湯はうすく黄茶がかってわずかにうす茶の浮遊物。
色味は「生源泉掛け流し」がいちばんつよいものの大差ありません。
温泉槽はどれもそれなりの塩味があって、加水はほとんどないと思います。
「生源泉掛け流し」だけは弱塩味に微苦味+αがまじる、びみょ~に複雑な味がします。
ほとんどの浴槽で弱カルキ臭がしますが、「源泉高見の湯」ではほとんど感じませんでした。

ギシギシとひっかかるような独特な湯ざわりがあって、源泉名は「美肌の湯」ながら、すくなくとも湯ざわりからはそのイメージは感じとれません。
ほてり感はよわいものの、しっかりとあたたまり、意外に力のあるお湯とみました。

浴後、かなりの湯づかれ感がでましたが、これが温泉によるものか、「高濃度炭酸風呂」によるものかは不明(^^)

「生源泉掛け流し」のお湯は、やや湯色が濃いくらいで、他の温泉槽とさしてちがいはありません。
悪くいうと「生源泉掛け流し」が力不足、よくいえば他の温泉槽が健闘しているかと・・・。
(このフレーズ、たしかどこかで書いたなぁ? と思ったら宮沢湖温泉「喜楽里 別邸」でした。)

このお湯は、ぬる湯よりあつ湯のほうが真価を発揮するような気がします。
じっさい、このときは、”かけ流し好き”で混みあう「生源泉掛け流し源泉」より、熱めなので空いていた「源泉高見の湯」のほうが浴感的にも気に入りました。
上にも書いたとおり、ここは浴槽案内からすると、「生源泉掛け流し源泉」だけがかけ流しのような感じがしますが、「源泉高見の湯」もかけ流しの可能性があり、しかもこちらのほうが消毒がよわいような気がしました。

「生源泉掛け流し源泉」はたしかにかけ流しかと思いますが、しっかり調製されていて、源泉特有の雑味に欠けるようなイメージ。

また、これはあくまでも個人的持論ですが、成分総計1.5~3g/kgあたりの食塩泉はお湯の個性を感じ取りにくいということがあるかも・・・。
食塩泉は1.5g/kgぐらいまでだと、塩気よりむしろ他の成分(重曹や土類など)を引き立てます。
また、3g/kgを越えてくると食塩泉本来の「熱の湯」の本性を発揮しはじめます。
1.5~3g/kgぐらいだと、他成分は塩気に抑えられているものの、食塩泉本来の個性を発揮するに至らず、どうも中途半端な濃度という感じがしています。
成分のバランスによってもちがうので、一概にはいえないですが、これまでの経験則から得たひとつの持論です。

【 石の湯 】
ここはこれまで5回ほど入っていますが、不思議といつも「木の湯」で、2011年の夏、初めて「石の湯」に入りました。

アプローチ途中で露天がみえるのは「木の湯」と同じ。
脱衣所は「木の湯」よりゆったりした感じか?
浴場も内湯・露天とも「木の湯」よりゆったりしていて、わたしはこちらの方が好きです。

内湯(六番布袋、温泉、適温)は木枠伊豆石仕上げで20人はいけそう。
となりに名物の高濃度炭酸風呂(七番弁財天、温泉、ぬる湯)があります。
↑ではふれていませんでしたがここは温泉をつかっているようで、炭酸濃度も相当につよい(大量アワつきはもちろん、炭酸冷感さえ感じられる)ので、ぬる湯に任せて長湯するとしっかり湯づかれします。

カラン23+セパ式5の計28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日20時で30人以上とかなりの入り。

「石の湯」も浴槽ごとに番号と七福神の名称がふられ、浴槽をまわりながら七福神巡りができるようになっています。

露天はゆったりとして雰囲気のいいもの。
”劇場のセットのよう”と酷評(^^)した「木の湯」とうってかわって、こちらは空間を巧みにつかった構成で面白みがあります。
また、ここは植栽の管理がいきとどいていて、木々がいきいきとしているのも気分がいいです。

内湯側から時計まわりに、「生源泉掛け流し」(四番恵比寿天、三波石風石枠鉄平石敷7-8人、温泉、ぬるめ)、水風呂(ゲキ冷、カルキ臭)、高温サウナ(ロウリュサービスあり)、「源泉ぬる湯」(二番寿老人、石枠鉄平石敷15人以上TV付、温泉、適温~ややぬる)、「源泉 壺湯」(三番大黒天、陶製1人×4、ややぬる)、「源泉寝ころび湯」(五番福緑寿、5人、温泉、ぬるめ)、といちばん奥の高みに「源泉高見の湯(あつ湯)」(一番毘沙門天、10人、温泉、熱め)。

水風呂は「木の湯」より広めで水温計は15℃を割っていましたが、体感からしてもおそらく14℃台かと・・・。
わたしは水風呂マニア(笑)で、これまでたくさんの水風呂を制覇してきましたが、これほど冷たいのは、大谷田温泉「明神の湯」(14℃)以外、ちょっと記憶にありません。
でもって当然入る人はすくなく、入ってもすぐにでてしまいます。
人が入らないから冷たいのか、冷たいからさらに人が入らないのか・・・、タマゴとニワトリのようなものか。

それにしても夏場で14℃台はやはり井水の可能性が高いですが、あまりの冷たさに浴感を確かめるすべもなく退却を余儀なくされたのは無念。(「木の湯」と同じ井水だと思う。ただここまで冷たいと水風呂の機能を果たさなくなるので、温泉を加えて若干加温するのも手では?)

各槽とも湯口と槽内注吸湯のある循環仕様ですが、露天の「生源泉掛け流し」は石灰華&茶変した石の湯口からややぬる湯を投入でオーバーフローするかけ流しかと・・・。
「生源泉掛け流し」は冬季以外非加温のようで、この日は非加温だったと思います。
「生源泉掛け流し」のお湯は、成分濃度3Kgの食塩泉とは思えない硫酸塩泉的な軽くやわらかな浴感があり、ひょっとすると、これがこの源泉の個性なのかもしれません。

こちらも「源泉高見の湯」のお湯のできはいいですが、かなりの熱湯なので入っている人はまばらでした。
(「石の湯」でも「源泉高見の湯」に”かけ流し”掲示はないですが、脱衣所掲示の温泉利用掲示を確認すると、こちらも「源泉高見の湯」は循環・ろ過:無となっていました。)

お湯は「木の湯」とほぼ同様。
うすく黄茶がかったお湯にはわずかにうす茶の浮遊物。
色味は「生源泉掛け流し」がいちばんつよく、若干のにごりもあります。
温泉槽はどれもそれなりの塩味があって、加水はほとんどないと思います。
「生源泉掛け流し」と「源泉高見の湯」の湯口ではしっかりとした塩味に微苦味で、ひょっとして塩味は以前より強まっているかも・・・?。
ほとんどの浴槽で弱カルキ臭がしますが、「生源泉掛け流し」と「源泉高見の湯」ではほとんど感じませんでした。

お湯のよさは、「生源泉掛け流し」 > 「源泉高見の湯」 > 「源泉 壺湯」 > 「源泉ぬる湯」 > 内湯の順かな?

「生源泉掛け流し」はギシギシとひっかかるような独特な湯ざわりがありましたが、「源泉高見の湯」では若干のツルすべも感じられました。
あいかわらずかけ流し系浴槽でも湯の香はよわめで、これが源泉の個性なのか、湯づかいによって消失しているのかは不明。
それでも適度な濃度感があって、ほてり感はよわいもののしっかりとあたたまり、意外に力のあるお湯ではないかと思います。

施設もまあまあ悪くないし、お湯もそこそこ楽しめますが、温泉好きがわざわざ遠くから入りに行くほどの個性はあるかな・・・?
でも、このあたりは埼玉ではめずらしく、ピンポイント的に競合関係がよわいところで、施設の性格も足元デイリー客狙いと思われるので、十分やっていけると思います。

〔 源泉名:川越天然温泉 美肌の湯 〕
Na-塩化物温泉 34.6℃、pH=7.7、712L/min(1,200m掘削揚湯)、成分総計=3151mg/kg
Na^+=998.7mg/kg (82.59mval%)、Ca^2+=131.3 (12.45)、Fe^2+=0.9、Cl^-=1740 (94.02)、Br^-=6.3、I^-=0.9、HCO_3^-=185.1 (5.80)、陽イオン計=1169 (52.69mval)、陰イオン計=1933 (52.21mval)、メタけい酸=40.1、メタほう酸=8.2 <H19.10.26分析>

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり(生源泉掛け流しは冬季のみ加温) 循環ろ過:あり(生源泉掛け流し、高見の湯は無) 塩素使用:あり

■ブランドグルメ
〔 川越の醤油 〕
小江戸川越の”食”をささえたアイテムのひとつに醤油があります。
川越で約250年つづく松本醤油商店は文政十三年建造の蔵でいまなお製造をつづけ、江戸時代からつかいつづける杉桶が40本!
昔ながらの伝統的な手法によってこの木桶で製造しているとのことで、埼玉県産の小麦と川越産の大豆をつかい、3日かけてつくる麹と蔵に棲みついている「蔵酵母」にも味の秘訣があるようです。
主力ブランドの「はつかり醤油」はつとに有名です。
川島町の「笛木醤油」の”金笛”ブランドも川越醤油を代表する濃口銘柄として広く知られています。
また、すこし離れますが、坂戸の弓削多醤油も根づよいファンをもっています。
(松本醤油商店のHPなどを参考)

〔 2011/07/26 (2011/07入湯)/2010/01/18 (2010/01入湯) 〕


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■ 下諏訪温泉 「旦過の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



下諏訪温泉 「旦過の湯」
住 所 :長野県諏訪郡下諏訪町3441
電 話 :0266-26-7520
時 間 :5:30~22:00 / 原則無休
料 金 :220円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

【 下諏訪温泉 】
中山道と甲州街道の合流点に位置した宿場町で、諏訪大社下社の門前町でもあったために発祥の地ともいわれる「綿の湯」(現在は駐車場)を中心に大いに栄えた温泉地。
市街地にある上諏訪温泉に対して歴史を感じさせるしっとりとした佇まいをみせています。
湯量は豊富で町内20ヶ所の源泉から5100L/minの温泉が供給されているとのこと。
俗に下諏訪の共同湯10湯と称されますが、これは旦過の湯、遊泉ハウス児湯(入湯済未レポ)、新湯(同)、菅野温泉(同)、矢木温泉、湖畔の湯(高木温泉)、みなみ温泉(同)、老人福祉センター、富部温泉、六峰温泉を指すようです。


【写真 上(左)】 下諏訪温泉街
【写真 下(右)】 旦過の湯遠景

鎌倉時代の文献にも記載がみられるようですが、はっきりとした歴史は確認できませんでした。
唯一、「湯玉伝説」(諏訪明神建御名方命(たけみなかたのかみ)と妃の八坂刀売命(やさかとめのかみ)が仲違いをし、妃が下諏訪へ移られたときに、綿に浸して運んだ化粧用の湯が途中で落ちて上諏訪温泉となり、綿を捨てたところが綿の湯(下諏訪温泉)となった)というスケールの大きな開湯伝承がみつかりました。


【写真 上(左)】 外観2004
【写真 下(右)】 入口2004

「旦過(たんが)の湯」は鎌倉時代、諏訪の名刹白華山慈雲寺を訪れる修行僧のために建てられた”旦過寮”の湯を利用したのがはじまりといわれる歴史ある共同浴場。
ちなみに”旦過寮”とは、禅寺などで修行のために訪れた僧が、修行に入る前に心身を整えるためひとまず通される部屋のことをいうそう。


【写真 上(左)】 外観2011
【写真 下(右)】 入口2011

すぐそばには有名な共同浴場の「児湯(こゆ)」がありますが、温泉好きには断然「旦過の湯」の評判がいいようです。
国道から一本入った宿場町の面影をとどめる旧道沿いに面してあり、手前に4~5台停められるPがあります。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 料金案内

よくある共同浴場のつくりで男女別。券売機で入浴券を買って番台に渡します。
脱衣所から見通しのきく浴室は、いい味を出している4-5人の青タイル貼浴槽がひとつとシンプル。
壁に填め込まれた天女のタイル絵が見事。


【写真 上(左)】 脱衣所側から浴槽
【写真 下(右)】 湯口&天女のタイル絵

奥手に窓があり覗くと給湯パイプが張り巡らされていました。
浴室のすぐ横に旦過第一・第二源湯の源泉小屋があり(見学不可)、そこから直引き(熱交換あるかも?)されているようです。
カラン6(たぶん温泉)、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
連休12時で独占。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

ライオンの口からえらく熱い源泉を20L/minほど投入で、槽内注排湯はなく全量をオーバーフローの完璧な源泉かけ流し。
うめ湯(水)カランがありますが止められていました。
ゲキ熱のお湯は無色透明。熱すぎてよくは判りませんでしたが(^^;)、ごくかすかに石膏かイオウのたまご味のようなほこほことした味がしたような・・。
「片倉館」でかすかに感じられたタール or 樹脂系アブラ臭をやや強めたような温泉臭。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 泉源施設

熱湯で有名な「旦過の湯」ですが、それにしても熱い。
うめ湯カランはなんとなく出してはいけないような気がしたのでそのまま入りました。
が、1分もたずほとんど浴感を味わう余裕がなかったというのが情けなくもホントのところです (^^;

熱湯というと、高崎天神の湯(揚湯試験時の52℃)をはじめ、群馬鎌田温泉「千明旅館」、山梨「草津温泉」、新潟かのせ温泉「赤湯」、川原湯温泉「笹湯」、熱川温泉「臨泉閣」、湯河原温泉「若草荘」などが記憶にありますが、それらとくらべても遜色のない熱湯です。


【写真 上(左)】 泉源小屋
【写真 下(右)】 泉源小屋前の飲泉所?

番台のおばちゃんは46℃と云っていたけど、48℃以上はあったのでは・・・?。
「今日はとくに熱いんじゃないですか?」と訊くと、そんなことはないという。
実際、あとから来た常連さんが軽く掛け湯をし、平然と肩まで浸かっているのを見て心底おののき。
「旦過の湯」の常連さんおそるべし (^^;

熱湯の修行をしなおしてから、再度リベンジしたいお湯です。
(その後、修行してから(笑)何度かリベンジ、それでも熱いものは熱い。。)

〔 源泉名:旦過源湯1号2号の混合泉 〕
Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉 58.8℃、pH=8.64、湧出量不明、成分総計=1492mg/kg
Na^+=307.7mg/kg、Ca^2+=160.8、F^-=3.1、Cl^-=232.2、HS^-=0.2、SO_4^2-=690.2、CO_3^2-=7.8、陽イオン計=476.7、陰イオン計=952.4、メタほう酸=21.0、硫化水素=0.01 <H10.11.26分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 銘酒「御湖鶴」 〕
水がよく、冬の寒さが厳しい諏訪地域は日本酒づくりに適した地とされています。
下諏訪の銘酒「御湖鶴(ミコツル)」をする醸菱友醸造株式会社は、1912年(大正元年)創業という老舗。
「御湖鶴」という麗しい銘柄名は、「初代創業者がある夜諏訪湖に飛来し一服の安らぎをとる鶴の華麗さを夢に見て命名」したとのこと。
あえて酸を高めに醸し出し、味わいのコンセプトとして「透明感のある酸味」を掲げているというこだわりの蔵元です。

〔 2011/07/24内容補強のうえUP (2004/07/24レポ (2004/07以降数回入湯)) 〕


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■ 大平台温泉 「大平台温泉組合 姫の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



大平台温泉 「大平台温泉組合 姫の湯」
住 所 :神奈川県足柄下郡箱根町大平台583
電 話 :0460-82-2057
時 間 :9:00~21:00 / 木休
料 金 :400円/1浴
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

箱根では比較的新しい大平台温泉の人気共同浴場。
R1東海道から少しく入った大平台の集落内にあり、車でのアプローチはちとわかりにくいので、↓の地図を参照ください。
箱根登山鉄道「大平台」駅からは近いです。


【写真 上(左)】 大平台駅
【写真 下(右)】 大平台温泉街

箱根温泉郷、塔ノ沢と宮ノ下のあいだにある大平台温泉
箱根細工の名産地として知られたこの集落はながらく温泉をもっていませんでした。
昭和24年、地元の有志たちによって宮ノ下地区で温泉を掘り当て引湯を開始、昭和37年には大平台地区内の早川河床でついに地区内泉源を得て、現在では地区内のいくつかの源泉と宮ノ下からの引湯の混合泉が「箱根大平台温泉組合供給温泉」として共同配湯されています。

「姫の湯」は大平台温泉の本家筋に当たる共同浴場で、HPには「姫の湯の歴史は大平台の歴史です。」と誇らしげに記されています。
なお、「姫の湯」の名は、大平台にある名水「姫の水」にちなむものとも思えますが、ウラはとっていません。


【写真 上(左)】 大平台温泉の案内板
【写真 下(右)】 湯滝よこの掲示

狭い路地にこぢんまりとしたPは5台程度でしょうか。混んでいることが多くまわりにPはないので繁忙時は避けた方がいいかも。
Pのよこには石膏系の析出のでた温泉の湯滝があって、期待が高まります。
共同浴場のわりには設備がととのっていて1階ロビーと2階(有料)休憩所で休めます。


【写真 上(左)】 湯滝
【写真 下(右)】 湯滝下のつくばい

そのわりに脱衣所はこぢんまり。
窓が広くてあかるい感じのいい浴場に、大理石枠タイル貼6-7人の円形浴槽ひとつとシンプル。
カラン4、シャワーあり、シャンプーなし、ドライヤー?
年末10時で4~8人とけっこうな盛況。さすがに箱根屈指の人気共同湯です。


【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴槽

石づくりの湯口から30L/minほども熱湯大量投入でオーバーフロー。
他に底面注入があり槽内排湯は不明。
ここは「かけ流し」としているガイド類が多いですが、お湯の感じや各種掲示類からみて、循環はあるかと思います。

お湯は熱くて43~44℃ほどもありました。
熱くて入れず浴槽まわりを右往左往する観光客風お客が数人。

無色透明のお湯に浮遊物はなく、ごくわずかな石膏味と湯の香。
きもち硫酸塩系のきしきしを感じますが、硬いイメージの湯ざわりで、これは循環のせいかも・・・。

カランのお湯もおそらく源泉ですが、こちらははっきりとした芒硝薬味+微塩味ととろみを感じ、あきらかに浴槽のお湯より濃度感があるので、浴槽のお湯は加水があるかも・・・。
混雑していることもあり、残念ながら個人的にはあまり楽しめませんでした。

後日、同じ源泉をつかう「山楽荘」に入りましたが、お湯の質感はあきらかに「山楽荘」のほうが上でした。
大平台のみならず、箱根でも有数の共同浴場なので、もうすこし湯づかいに気をつかってほしい気もしますが、この混雑や客層を考えると、加水&循環はやむなしなのかも・・・。

それでも、敷居高めの共同浴場が多い箱根のなかでは入りやすい施設なので、箱根共同湯デビューには最適なお湯かもしれません。

〔 源泉名:箱根大平台温泉組合供給温泉 〕
Na-塩化物泉 67.7℃、pH=8.4、湧出量不明、成分総計=1332mg/kg
Na^+=379mg/kg、Ca^2+=27.9、Fe^2+=0.03、Cl^-=593、SO_4^2-=53.7、HCO_3^-=72.9、CO_3^2-=1.43、陽イオン計=437、陰イオン計=722、メタけい酸=141、メタほう酸=30.77 <H15.8.4分析>
 
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置等の使用:あり 消毒処理:なし

〔 館内掲示より 〕
◆掛け流し温泉ですが、高温のため、適温(43℃~44℃)に保つために浴槽に注ぐ湯には加水しています。
◆なお、入浴者の身体付着の汚れを除去するための循環ろ過装置を備えています。

〔 2011/07/23UP (2006/01入湯) 〕


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■ 老神温泉 「ホテル山口屋」 〔 Pick Up温泉 〕


老神温泉 「ホテル山口屋」
住 所 :群馬県沼田市利根町老神585 (旧 利根郡利根村)
電 話 :0278-56-3333 
時 間 :14:30~18:00(伝説の湯めぐり、要時間確認)
料 金 :800円?
オフィシャルHP
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (群馬の温泉宿(求人ジャーナル社))

利根の名湯、老神温泉にある創業明治二十年の老舗湯宿が日帰り対応するもの。
湯巡り手形「おいがみ伝説の湯めぐり」(手形一枚1,500円で3箇所入浴可(@500円))で入ったので正規日帰り料金は不明ですが800円という情報があります。
また、時間は手形で14:30~18:00なので、正規入浴の場合、すくなくともこの時間は対応しているかと・・・。
ただ、老神は閑散期など日帰り休止するお宿もあるので要時間確認です。


【写真 上(左)】 フロント
【写真 下(右)】 「月の瀬」入口

場所は伊東園グループの傘下に入った「山楽荘」(入湯済未レポ)の並びで、片品川に面した老神の中心部。
パンフによると当主は、江戸時代、沼田藩主・伊賀守信利の圧制に苦しむ村人たちを救おうと直訴に立ち上がった老神村の名主・山口六郎右衛の末裔との由。
箱形コンクリ造の建物はやや年季が入っていますが、館内はしっかりメンテされています。
また、山口六郎右衛にちなむ「義民鍋」が名物料理です。


【写真 上(左)】 「月の瀬」内湯
【写真 下(右)】 「月の瀬」内湯の湯口

なお、浴場は1階が男湯「月の瀬」でB1階が女湯「星の瀬」でともに内湯と露天、ただ、いまは時間による男女交替制で、入湯時は男湯がB1階「星の瀬」、女湯が1階「月の瀬」でした。


【写真 上(左)】 「月の瀬」露天
【写真 下(右)】 「月の瀬」露天の湯口

「星の瀬」は内湯(みかげ石枠タイル貼7-8人)と小橋を渡った向こうに、片品川にせり出すように開放感抜群の露天(木枠鉄平石造4-5人、屋根付)を配した立派なもの。
正面に老神の象徴?、イオウのガレ谷が望めてロケ抜群。


【写真 上(左)】 いい露天です
【写真 下(右)】 対岸のガレ谷


【写真 上(左)】 見下ろす片品川の河床
【写真 下(右)】 露天からの景色

カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜13時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 「星の瀬」内湯
【写真 下(右)】 「星の瀬」内湯の湯口

内湯は赤茶に変色した円筒状石の湯口からの投入で上面排湯口からの排湯。
露天は竹樋の湯口から投入で上面排湯口からの排湯。
ともにかなりの投入量で槽内排湯口は引いておらず。
露天は「循環あり」との掲示がありましたが、かけ流しの露天のお湯とほとんど鮮度感はかわらず、かけ流しかそれに近い湯づかいかと思います。


【写真 上(左)】 「星の瀬」露天
【写真 下(右)】 「星の瀬」露天の湯口

お湯は内湯・露天とも適温。きもち茶色がかった透明で茶色の湯の花がたくさん舞っています。(湯の花は露天のほうが多い。)
湯中の指先がよわく青白に発光しています。


【写真 上(左)】 大量の湯の花
【写真 下(右)】 「星の瀬」内湯の湯色

よわい芒硝塩味に石膏臭+ツバキ油系アブラ臭。
硫酸塩泉系のきしきしが明瞭で、イオウのスルスルやアルカリのヌルすべが卓越している老神のお湯のなかでは、もっともきしきしが強く石膏泉のイメージ濃厚。
浴後は爽快感とあたたまり感が同居するなかなかに質感の高いお湯です。

ここは老神5.10号の混合泉。
対岸の旧穴原系の源泉(1.2.3.4号)にくらべてイオウ気はよわいものの、老神でも上位に位置するすぐれた源泉だと思います。

〔 源泉名:老神温泉5・10号混合泉 〕
単純温泉 47.1℃、pH=6.7、成分総計=0.47g/kg
Na^+=102mg/kg、Ca^2+=23.1、Fe^2+=1.21、F^-=5.5、Cl^-=85.9、SO_4^2-=116、HCO_3^-=48.3、陽イオン計=131、陰イオン計=256、メタけい酸=60.0、メタほう酸=4.9、遊離炭酸=19.4、硫化水素=0.0 <H17.5.18分析>

〔 源泉名:老神温泉5号泉 〕
単純温泉(Na・Ca-SO4・Cl型) 38.6℃、pH=6.8、64L/min動力揚湯、成分総計=0.44g/kg
Na^+=93.8mg/kg (73.80mval%)、Ca^2+=24.1 (21.77)、Fe^2+=0.75、F^-=4.58、Cl^-=80.0 (41.23)、SO_4^2-=117 (44.40)、HCO_3^-=33.3 (9.97)、陽イオン計=124 (5.53mval)、陰イオン計=235 (5.48mval)、メタけい酸=65.3、遊離炭酸=12.4、硫化水素=0.1 <H6.11.8分析>

〔 源泉名:老神温泉10号泉 〕
単純温泉(Na-Cl・SO4型) 53.8℃、pH=7.8、127L/min動力揚湯、成分総計=0.56g/kg
Na^+=134mg/kg (81.08mval%)、Ca^2+=23.7 (16.41)、Fe^2+=0.44、F^-=6.85、Cl^-=134 (49.84)、HS^-=0.08、SO_4^2-=140 (38.32)、HCO_3^-=32.7 (7.06)、陽イオン計=163 (7.20mval)、陰イオン計=313 (7.59mval)、メタけい酸=64.2、メタほう酸=7.4、遊離炭酸=11.2、硫化水素=0.0 <H6.1.19分析>

<温泉利用掲示>(女子大浴場・露天)
加水:なし 加温:あり(気温の低い期間のみ) 循環ろ過装置使用:あり 消毒剤使用:なし

〔 2011/07/23UP (2006/09入湯) 〕


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■ 片瀬温泉 「味湯海亭 福松荘」 〔 Pick Up温泉 〕



片瀬温泉 「味湯海亭 福松荘」
住 所 :静岡県賀茂郡東伊豆町片瀬53-1
電 話 :0557-23-1145
時 間 :要事前確認
料 金 :500 or 600円
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (じゃらんnet)

東伊豆の数ある温泉地のなかで片瀬・白田のふたつは地味な存在です。
熱川と稲取の二大温泉地にはさまれ、半端に街であることがその原因とも思いますが、両市街を歩くとそこかしこに源泉櫓が立ち湯気をあげていて、ただならぬ温泉地であることがわかります。
ちなみに、白田川の北側、熱川寄りが片瀬温泉、南側、稲取側が白田温泉(←音がでます)です。


【写真 上(左)】 こんなのが街なかにふつうにあります-1
【写真 下(右)】 こんなのが街なかにふつうにあります-2

このふたつの温泉地を日帰り攻略するのはなかなかやっかいです。
白田温泉は、「白田川温泉ホテル」が休業に入り、「パラドール千代乃」が不明(どうしても見つからず、TELしても「この電話は現在つかわれておりません。」)、戸田市保養所「白田の湯」は日帰り不可で、現在、日帰り可の施設は不明。
片瀬温泉は山側に日帰り温泉「花いっぱい温泉」(入湯済未レポ)があるからまだしもですが、海寄りの宿系はナゾにつつまれていました。


【写真 上(左)】 片瀬温泉のサイン
【写真 下(右)】 片瀬海岸

片瀬温泉は市街地からすこしく離れた海沿いで、熱川から県道113をそのまま南下すれば到達できるハズですが、いつも熱川で止まってしまい、いまだにこの道を走ったことがありません。
また、片瀬の市街地からはやたらわかりにくいアクセスとなるので、あえて行こうとしなければ、バイパス的に山側を走るR135であっさりと通り過ぎてしまいます。
そんなロケーションもこの温泉地を地味なものにしている一因かも・・・。


【写真 上(左)】 東豆館
【写真 下(右)】 東豆館の泉源?と片瀬温泉街

2010年秋の夕方、ついに突入。
まっさきにWeb情報でよさげだった「東豆館」をせめるも、玄関がチェーンでロックされていて不可。(この宿は目の前に湯気吹き上げる泉源をもっていてひじょ~によさげですが無念。)
つぎに「片瀬館ひいな」を攻めるが、いまは日帰りやっていないとのことでここで事前情報ネタ切れ。

夕闇せまる海沿いの温泉地は人影もまばら、でもここまできてむざむざ引き下がるわけにはまいりませぬ(笑)。
でもって、いちばん南側にある「福松荘」に果敢にアタック(^^)
こぢんまりと小綺麗なお宿で、とても日帰り対応はしてなさそうでしたが、おずおず尋ねるとあっさりOK。
たしか料金は500円か600円だったかと思います。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 玄関

浴場はなんと4つもあるらしく、この日は玄関左手の檜風呂と右手のタイル風呂が入れるとのことで、両方見せてもらいましたが、右手の狭いタイル風呂をチョイス。
宿の人は当然広くて綺麗な檜風呂を選ぶと思っていたらしく、意外そうな感じでしたが、温泉好きの悲しいサガ、どうしても狭い風呂を選んでしまいます(^^)
あとでHPを確認すると、みせてもらったふたつが24H入浴可、べつに自分で湯張りするタイル風呂(15~22可)と、おそらく宿泊者限定と思われる露天(入浴時間:①15:00~24:00(45分間隔/40分の入浴) ②6:00~10:00(40分間隔/45分の入浴))があって、すべて原則貸切利用のようです。
このときも貸切OKといわれたので、脱衣所扉にカギをかけて入湯。


【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 浴槽

2人も入ればいっぱいの脱衣所、浴室もこぢんまりとしてややこもり気味。
脱衣所に掲げられた分析書には「片瀬温泉」の文字。
まちがいなく念願の片瀬温泉、風情ある「月見温泉」という源泉名、378L/min自然湧出というスペックに期待が高まります。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 ざんざこオーバーフローでうずを巻く内床排水口

3人位のタイル貼り浴槽ひとつで、石膏系の芸術的な析出のでたカランからゲキ熱湯をしぼり投入。
側面注入口は作動なく、投入量に見合ったオーバーフローは、おそらくかけ流しかと思います。
浴槽の上面はかなり熱いですが、湯かきするとやや熱湯くらいに落ちつき、意外にも非加水で入れました。

カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日18時で貸切。

お湯は、うすいうぐいす色を帯びて浮遊物はほとんどなし。
芒硝塩味に磯の香+芒硝薬臭。芒硝が卓越していますが、なんとなくうらでイオウが効いているような気配も・・・。


【写真 上(左)】 絶妙のしぼり投入
【写真 下(右)】 湯色

肌に喰い込んでくるような力強い浴感、しっかりとしたとろみはあるものの熱川よりはよわめです。
熱湯ということもあり、あたたまりはハンパじゃないですが、意外にも浴後の熱の抜けよくさっぱりとしたお湯。

イメージ的には熱川と稲取の中間くらいで、宇佐美や白田の硫酸塩をさらにつよめたような感じか?
成分のバランスが絶妙で、これは名湯かと・・・。

地味な温泉地にこんなお湯が潜んでいるとはびっくり。
片瀬温泉おそるべし! さすがにあちこちに温泉櫓を林立させているだけのことはあります。
(ちなみに、片瀬温泉のオフィシャルHPでは「泉質の良さでは、東伊豆町温泉郷でも1,2を争う片瀬温泉」と高らかに(^^)謳っています。)

なお、ここは一般には日帰り情報を出していないようなので、事前要確認です。

〔 源泉名:片瀬温泉 月見温泉 〕
含芒硝弱食塩泉(Na-塩化物・硫酸塩泉) 97℃、pH=8.2、378L/min自然湧出、成分総計=2771mg/kg
Na^+=794.1mg/kg (82.43mval%)、Ca^2+=134.3 (16.00)、Fe^2+=0.407、Cl^-=916.2 (51.68)、SO_4^2-=652.5 (32.42)、HCO_3^-=145.3 (5.69)、陽イオン計=950.071 (41.8891mval)、陰イオン計=1718.534 (41.8891mval)、メタけい酸=100.0 <S35.9.26分析>

■ブランドグルメ
片瀬温泉は伊豆東海岸のどまんなか。金目鯛や伊勢海老をはじめとする海の幸の本場ですが、片瀬ならではの特産品はみつかりませんでした。
見つかったらUPします。
「うな瀬」といううなぎ屋さんは有名らしい。)

〔 2011/07/06UP (2010/10入湯)) 〕


E139.4.6.280N34.48.12.640
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■ 能見堂赤井温泉 「能見堂赤井温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



能見堂赤井温泉 「能見堂赤井温泉」
住 所 :神奈川県横浜市金沢区釜利谷東3-9-51
電 話 :045-781-4421
時 間 :10:30~20:00 / 月休
料 金 :600円(15:30~ 450円(銭湯料金))
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (神奈川の湯)
紹介ページ (ぐるなび)
紹介ページ (横浜金沢観光協会)

鎌倉時代の開湯と伝わる歴史あるお湯。
京急沿線に点在するお湯のいい施設のひとつで、上大岡で仕事がひけたとき、これ幸いと突入してみました。

京急本線、快特停車駅の「金沢文庫」駅から歩けます(10分くらい)。
西口の階段を降りてロータリー手前を右に、HACドラッグの前を通り、みずほ銀行の前の広めの道を道なりに進みます。
しばらく行くと右手に薬局があるので(温泉の入口看板もあり)ここを右折、正法院を右手に見て閑静な住宅街をしばらく行くと左側にあります。

それにしても、このあたりの住宅地はしっとりと落ちついていい感じです。
駅名の「金沢文庫」からして、鎌倉中期の武将、北条実時が建設した武家の文庫にちなむものですから、その文化度(?)は筋金入りです。
ちなみに「能見堂」は、このお湯のそばにある平安時代に藤原道長が開いたとも伝えられる古刹にちなむもの。 
Pは7-8台程度ありますが、場所がわかりにくそうです。
(後註:これは入湯時の状況なので、いまは目印など変わっているかもしれません。)


【写真 上(左)】 薬屋さんと入口サイン
【写真 下(右)】 エントランス

銭湯然とした外観で「赤井温泉」の暖簾が渋い。
浴場のほかに、ヒーリングスパチェア(岩盤浴+ゲルマニウム浴/女性専用・料金別途)もあります。

受付はフロント形式で、脱衣所は広くて気分がいいです。
浴場には、正面にジャグジー槽(1-2人)、ジェット槽(2人)、加熱槽(2-3人)を並べて配置。
手前にはなれて水風呂(1人)、奥に区画されて圧注浴槽(真湯、カルキ臭)、脱衣所にサウナ(料金別途300円)があります。
圧注浴槽以外はすべて温泉使用のタイル貼り浴槽で、ジャグジー槽、ジェット槽、加温槽の3槽はやや熱めでお湯の行き来があります。
カラン20、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
平日18時で10人以上と盛況でした。

加温槽は側面から熱湯と適温湯を注入+側面吸湯で3槽ともオーバーフローなし。
加温槽とジェット槽には源泉カランらしきものがあります。

水風呂は随時投入可のカラン(たぶん源泉)があって、槽内注排湯はないので、投入なしで溜め湯、投入ありで上面排湯口からの源泉かけ流しとなります。
572L/minの潤沢な湧出量が湯づかいからは感じられないのと、加温槽がちょっと深すぎるのが残念。

お湯は茶褐色で透明度25cmくらいの黒湯。
湯口で弱重曹味+α、湯面で黒湯によくある有機肥料のような臭い。
水風呂カランの鮮度がピカ一で、ここでは微モール?臭+僅微金気臭+僅微イオウ臭?が楽しめました。

洗い場もお湯のカランは温泉で、桶に溜めると茶色のお湯にこげ茶色の浮遊物がたくさん浮かびます。
重曹泉系のツルすべはありますがヌルヌル感はさほどでもなく、アワつきも確認できませんでした。
お湯が熱めなのであたたまるものの、ほてり感は希薄で重曹泉系のすっきりとした浴感が前にでている感じ。

突出した個性はないものの落ち着いた浴感があるすこぶる入り心地のいいお湯で、浴後は湯切れよく、充実した爽快感がでてお肌すべすべに・・・。
とくに水風呂は冷たすぎず、ぬるすぎず絶妙な温度と浴感。
1人しか入れず混んでいたので長湯できなかったのが残念。

かなり満足度の高いお湯で、こんなのが近所にあったら通い必至かと。
ちいさな水風呂が白眉なので、空いている昼間が狙い目かと思います。

Na-炭酸水素塩・塩化物泉 17.2℃、pH=7.9、572L/min(70m掘削揚湯)、成分総計=1350mg/kg
Na^+=291mg/kg (78.98mval%)、Fe^2+=0.62、Cl^-=123 (21.47)、HCO_3^-=732 (74.26)、CO_3^2-=4.38、陽イオン計=362 (16.1mval)、陰イオン計=884 (16.2mval)、メタけい酸=78.4、メタほう酸=9.35、COD=29.5 <H6.10.7分析>

■ブランドグルメ
〔 野島名産海苔(金沢名産海苔)「忠彦丸」 〕
「地元の漁師が地産地消にこだわり、丹誠込めて作った」地場産の海苔で、一般市場には出回らず直売所かWeb通販のみで販売されるレアもの。
「忠彦丸」は平成16 年度に海苔養殖業者4経営体の14 名と横浜市漁協金沢支所が参加して結成された金沢海苔グループに加盟、地元統一ブランド「金沢名産海苔」の確立に注力しているそうで、横浜金沢観光協会のHPでも紹介されています。
(「忠彦丸」HPを参考。)

〔 2011/07/06内容補強のうえUP (2004/06/03レポ (2004/06入湯)) 〕


E139.37.13.619N35.20.37.240
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■ 三俣細越温泉 「街道の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



三俣細越温泉 「街道の湯」
住 所 :新潟県南魚沼郡湯沢町三俣1021
電 話 :025-788-9229
時 間 :7:00~21:00(当面の間10:00~20:00) / 火休
料 金 :500円(土日祝 750円、17時~ 500円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
紹介ページ (JTB)
紹介ページ (にいがた観光ナビ)

越後湯沢から三国峠に登るR17三国街道沿いにあるセンター系施設。
湯沢町観光協会で発行している「外湯めぐり券」をつかって入ってみました。
「外湯めぐり券」は1,500円。これで5つの町営浴場、「山の湯」、「駒子の湯」、「岩の湯」、「街道の湯」、「宿場の湯」に入れるので、全湯制覇すると@300円/湯であがるすぐれものです。)

250円(70歳以上150円)で利用できるゲキ安の会員制度があるので地元客メインだと思いますが、国道沿いで、かぐらスキー場みつまたステーションのそばにあるので、とくに冬場はスキー客の利用も多いのでは。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 浴場入口

国道沿いに広大なPと越後らしいウッディで端正な建物。Pの規模のわりに館内はこぢんまり。
右手おくに男女別の浴場で、脱衣所は変形で広くはないものの風とおしよく快適。
浴場はゆったり。天井高く二面採光のあかるいいい浴場です。
露天も軒下タイプながら風とおしよくきもちのいいもの。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯

カラン10(内セパ式5)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜12時で2人~独占。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 かなりのオーバーフロー

内湯はみかげ石枠青鉄平造15人以上はいける大ぶりなもので、たっぷりふかめで入りごこちよし。
赤茶に色づいたみかげ石の湯口から投入+底面注入、底面吸湯ながら大量のオーバーフローがあります。


【写真 上(左)】 露天-1
【写真 下(右)】 露天-2

露天は石枠青鉄平造7-8人。こちらはやや浅めでいまいち落ちつきません。
赤茶に色づいたみかげ石組みの湯口からの投入で、上面排湯口からの大量流し出し+底面吸湯。
内湯でやや熱、露天はややぬるで、内湯の方がお湯がいいです。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯色と排湯

無色透明のお湯で湯中の指先がわずかに青白に発光し、よわい芒硝重曹味。
シャープな消毒臭らしきものがありますが、これはひょっとして墨臭系の温泉臭か、その臭いに消毒臭がまじったものかもしれず、個人的に嫌いではありません。
ツルすべときしきしがいりまじる湯ざわりで、お湯にキレがありよくあたたまります。
循環はあるかと思いますが、内湯ではそれなりの鮮度感があり、悪くありません。
お湯のキレといい、温泉臭といい、意外にキャラの立ったお湯なのかも・・・。


【写真 上(左)】 内湯の浴槽
【写真 下(右)】 湯色&湯口

三国街道沿いには、名湯「貝掛温泉」と個性派の苗場「雪ささの湯」(ともに入湯済未レポ)があるので、温泉好きにはここや二居「宿場の湯」は見過ごされがちですが、なかなかどうして楽しめるものがありました。

なお、以前、みつまた温泉「鶺鴒の湯」という入浴施設がありましたが、1998年秋に閉鎖、現在は宿泊施設の「かぐら山荘」として営業を続けているという情報があります。
ただ、じゃらんによると、この宿は「温泉:なし」となっているので、いまは温泉規定を満たしていないのかもしれません。

〔 源泉名:三俣細越温泉 〕
アルカリ性単純温泉(Ca・Na-Cl・SO4型) 46.4℃、pH・湧出量不明、成分総計=648.1mg/kg
Na^+=92.1mg/kg (41.21mval%)、Ca^2+=113.7 (58.27)、Cl^-=202.0 (59.44)、SO_4^2-=168.1 (36.50)、HCO_3^-=18.0、陽イオン計=207.5 (9.73mval)、陰イオン計=391.8 (9.59mval)、メタほう酸=6.7 <H19.12.20分析>

<温泉利用掲示>
加水:あり 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

■ブランドグルメ
〔 湯沢ゆべし 〕
お福人形で知られる越後湯沢駅前の土産品店「かんだ」で売られている自家製のゆべし。
「素朴で、もっちりとした歯ごたえのゆべしは、一度食べると病みつきになること間違いなし」とのこと。

〔 2011/07/05UP (2011/06入湯) 〕


E138.46.49.414N36.53.51.079
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