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■ 羽生温泉 「スーパー健康ランド 華のゆ」

<羽生温泉「スーパー健康ランド 華のゆ」> (羽生市、10:00~24:00、750円(900円土日祝)/3h、048-560-4126)
オフィシャルHP

2005/5/27に温泉導入を開始した、全国チェーンの「ホテルルートイングランティア羽生」に併設された温浴施設。「華のゆ」とネーミングされ、一般客にも広く開放されています。
ビジホのお湯というと、どうも甲府のイメージが強烈 (^^;; なせいか、こぢんまりとしたB級湯を想像してしまいますが、ここははんぱなスパ銭では勝負にならないほど施設が充実しています。(陳腐化した”健康ランド”というサブネーミングは使わないほうがよかったかも・・・) 大浴場のほかに予約制別料金の砂塩風呂、ヒーリングサウナ、貸し切り風呂などもあり。

大浴場は、内湯ゾーンに源泉ひのき風呂(檜枠石敷12人以上)、圧注浴槽、半身浴槽、水風呂になんとサウナが3つ(高温・中温・ミスト)。水風呂がややカルキ臭いのは残念。洗い場は別室になっていて使い勝手がいいです。カラン20以上、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で10人~20人とけっこう空いてました。
パウダールームはセパレート式の立派なやつが30もあってびっくり。

露天ゾーンには、中央に大露天(岩枠石敷10人弱)とそのよこに変わり湯槽(東屋付、この日は強カルキ臭の人工温泉白濁湯)。壁に沿って、壷風呂×3(陶製1人)、座湯(3人)、かけ流し槽(岩枠石敷5.6人)、活性石(トルマリン)風呂、寝湯、ごろりん湯と多彩。露天は広めで風がとおり気持ちがいいです。うち、水風呂、変わり湯槽、活性石風呂と寝湯?を除いて温泉使用と思われ、内湯源泉ひのき風呂、大露天、露天かけ流し槽には”源泉かけ流し”の掲示があります。ほとんどこの3槽にいたのでそのレポです。

内湯源泉ひのき風呂は、ボコボコと気泡とともに噴き上がる側面注入で、ONKEN21さん情報によると、これはガスを含んだ源泉を噴き出しているとのこと。逆側にある石の湯口は止まっていました。浴槽フチからかなりの量をオーバーフロー。
大露天は、岩の湯口からの投入+底面注入(たぶん源泉)で槽内数ケ所の上面排湯口からの排湯。
露天かけ流し槽は、赤茶に色づいた石の湯口からの投入+底面注入で、浴槽フチからのオーバーフロー。

3槽いずれも底面吸湯口がありますが、吸湯していないようでした。
お湯の鮮度感は、内湯ひのき > 露天かけ流し > 大露天の順(当然、どれも湯口そばがいい)かと思いましたが、大差はなく、いずれもかけ流しでしょう。(加熱はあるかも)

やや熱めのお湯は、黄茶色ほぼ透明で、弱重曹味+微金気味+僅微焦げ味?。弱アンモニア臭+微モール?臭+微金気臭+僅微イオウ?臭の複雑な温泉臭。
重曹泉系のツルすべとアルカリ泉系のヌルすべが合わさった文句なしの美人の湯で、湯口そばではかなりのアワつきもあります。

甲府あたりのモール?泉に似ていますが、モール?臭は弱く、アンモニア臭は強い感じ。
湯温のせいもあるかと思いますが、とてもあたたまり、濃度にくらべて強い浴感のお湯に思えます。恵比寿さんが、多摩境「いこいの湯」に似ていると書かれていましたが、確かに「いこいの湯」や山梨の韮崎旭を思い浮かべました。
浴後は重曹泉系らしくお肌つるつるになりますが、どちらかというと”冷の湯”よりは”熱の湯”系のお湯のように思います。

鮮度感と力のあるとてもいいお湯だし、施設も綺麗、食事処もメニュー豊富で美味しそうなので、こんどはフリータイムコース(時間制限なし、リラクルーム利用可、1,300円(土日祝)にチャレンジしてみようと思います。(ツルすべ湯綺麗系施設好きの連れは、とくに気にいっておりました (^^ )

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 44.0℃、pH=8.1、460L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=1.426g/kg、Na^+=411.8mg/kg (93.14mval%)、NH4^+=2.6、Fe^2+=0.7、Cl^-=298.6 (44.69)、HCO_3^-=627.9 (54.62)、CO_3^2-=3.0、陽イオン計=438.5 (19.23mval)、陰イオン計=930.7 (18.84mval)、メタほう酸=7.0 <H17.1.14分析>

それにしても、このところ開湯した埼玉のお湯、所沢、行田湯本、春日部、そしてここなど、どれもすばらしいお湯でびっくりです。

〔 2005年6月26日レポ 〕

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羽生「華のゆ」再訪 〔 2005年7月2日レポ 〕
本日、ひさしぶりに佐野ラーメンを食べに行き、帰りにまたしても羽生「華のゆ」を攻めてきました。佐野ラーメンは相当食べてますが、宝来軒、ここはかなりいけます。一口目はちょい辛目かな?と思いますが、いつのまにかスープまで完食しています。青竹打ち手切りの麺も絶品。餃子はないです。

「華のゆ」(6/26レポ)は、内湯のコンディションがよかったでした。側面からボコボコと吹き上がる源泉のそばに陣取ると、甘いイオウ臭?まじりのガス臭とアンモニア臭と金気臭とモール?臭が渾然一体となって香り立ち、肌にはアワつきとツルスベがまとわりついてきます。う~、たまらん (^^ 露天でもしっかりとアワつきがありましたが、大露天底面のヌメリがちょい気になりました。
でも、やはり再訪必至です。(これで水風呂にカルキ臭がなければ最高なんですが・・・)
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■ 春日部温泉 「春日部温泉 湯楽の里」

 

春日部温泉 「春日部温泉 湯楽の里」
住 所 :埼玉県春日部市小渕105-1
電 話 :048-755-4126
時 間 :9:00~25:00
料 金 :650円(土日祝 850円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (ぽかなびjp.)

2005/04/26にオープンしたウワサの温泉スパ銭。
典型的和風スパ銭のつくりで2階に浴場。完璧にシンメトリな構成なので男女の入れ替えはないのでは?

内湯は全て真湯の機能浴槽群+サウナ+水風呂。
水風呂はカルキ臭がほとんどないものの、15℃はさすがに冷たすぎか・・・。
カラン28位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜18時で60人以上と盛況ながら、客が適度に分散しているのでイモ洗い状態ではありませんでした。
子連れ客メインの遊園地状態覚悟でいきましたが、年齢層は意外なほど高くて落ちついていました。

温泉使用は、露天の「源泉の湯」(鉄平石造6-7人、東屋付)、「岩風呂」(同12人以上、東屋付)と「壷湯」×3(陶製1人)。

「源泉の湯」は、鉄分で見事に赤茶に色づいた岩から湯滝状に投入、一部をとなりの「岩風呂」に流し出していますが、量はすくないので槽内排湯があるかと。
「岩風呂」は、石の湯口から投入+「源泉の湯」からの流れ込みで浴槽端から側溝へ上面排湯。
槽内注排湯は不明ですが循環です。
「壷湯」は、それぞれ木樋の湯口から投入でほぼ全量をオーバーフロー。
スタッフに訊いたところ、「源泉の湯」と「壷湯」は非加熱源泉を投入でかけ流し。「岩風呂」は循環とのことでした。(「岩風呂」の湯口は加熱源泉では?)
「源泉の湯」のよこにある「寝湯」はうすく懸濁し、真湯でないような感じもしますが強カルキ臭ただようもの。

「岩風呂」のお湯は熱めで赤茶色のにごり湯。湯面では金サビ臭。カルキ臭はないもののなんとなく単調なお湯です。
「源泉の湯」と「壷湯」のお湯は39~40℃程度のややぬるめ。緑がかった茶褐色のささにごり湯で「岩風呂」よりにごりはよわめ。
手のひらにラベンダー臭が残っていたので (^^; あまり自信はないですが、鉄臭+鉱物臭(くらぶち相間川のような、甘いような重たい香り)が明瞭ながら、アブラ臭は感じられませんでした。
強塩味+微鉄系だし味+僅微苦味+α。
湯ざわりは鉄泉系のキシキシがメインですが、場所やタイミングによりかなりのアワつきがあるので、アワつきによるヌルヌル感もあります。

HCO_3^-=271.5mg/kgながら、重曹分のツルすべは土類や鉄分のぎしぎしに封じ込まれている感じで、土類系らしいペトつき感も感じられます。
強食塩泉で相応の塩味がありますが、なぜかやさしい浴感でほてりはあまりありません。
浴後はのどがかわき、湯ぎれさっぱりの食塩泉らしいもの。

ラッキーにも壷湯の回転が速かったので3つすべてに入りました。
手前のやつは湯中に赤茶色の酸化鉄が多く、奥のはアワつきが潤沢だったような感じでしたが、湯づかいのタイミングによるものかもしれません。
また、はじめに入ったときは「源泉の湯」の湯口そばでもかなりのアワつきがありましたが、最後に入ったときはほとんどありませんでした。
総じて「壷湯」のほうがお湯の鮮度はいいと思います。

温泉臭はかなりエグイもので、湯色も好き嫌いのわかれるものなので、一般受けするかは微妙なお湯のような気がします。
強食塩泉なのにやさしい浴感を評価する人も多いかと思いますが、強食塩泉では、やはり真っ向から凶暴さ全開で攻めてきてほしい(笑)気がします。
個人的にはこの前に入った羽生「華のゆ」や所沢「湯楽の里」に軍配をあげてしまうかな・・・?。

〔 源泉名:湯楽の里 春日部温泉 〕
Na-塩化物強塩温泉 42.5℃、pH=7.3、320L/min掘削揚湯、成分総計=16.96g/kg
Na^+=5649mg/kg (83.22mval%)、NH4^+=16.8、Mg^2+=270.2、Ca^2+=472.9、Fe^2+=5.4、Cl^-=10010 (97.26)、Br^-=28.7、I^-=15.2、HCO_3^-=271.5、陽イオン計=6501 (294.9mval)、陰イオン計=10330 (287.3mval)、メタけい酸=56.5、メタほう酸=68.9 <H17.1.7分析>

〔 2005/06/20日レポ 〕

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その後、9月の午前中早くに再突入しました。
予想外に空いていて、壷湯も入り放題。
壷湯のコンディションはすばらしいものでした。
湯色は前回より赤みの薄いうす緑茶色で、やはり新鮮な鉄のイメージが強く、相当な量のアワつきがありました。

この状態だと、所沢湯楽や羽生華のゆを上まわっている、というか、埼玉一かも・・・?。
ホントにすばらしいお湯が湧きだしたものです。
それを活かした湯づかいをしている湯楽の里にも拍手。
でも、「源泉の湯」は、この前のほうがよかったような・・・。

■ブランドグルメ
〔 羽子板最中 〕
春日部の名産品「押絵羽子板」にちなんだと思われる最中。
春日部の銘菓店「菓匠ちぐさ」の人気商品です。

〔 2011/11/19内容補強のうえUP (2005/06・09入湯) 〕


E139.45.37.778N35.59.9.787
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■ 両神温泉(すすきの湯) 「道の駅 両神温泉薬師の湯」

<両神温泉(すすきの湯)「道の駅 両神温泉薬師の湯」> (両神村、10:00~21:00、600円、0494-79-1533)
オフィシャルHP

往年の秩父温泉フリーク?としては、ONKEN21さん情報、「秩父で新源泉、自噴でかけ流しか?」を見過ごすことができず(^^;)、本日、ひさしぶりに秩父に繰り出してきました。
両神温泉は「国民宿舎 両神荘」は入ったことがありますがここは初めて。道の駅に併設された典型的なセンター系施設です。

男女別の浴室は2階にあり、赤みかげ石造15人以上の内湯(ジャグジー、ジェット×3付)のみとシンプル。カラン15、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。土曜午後で10人程度とまあまあゆったり。

石の湯口から熱湯を投入で、湯口には「この源泉は飲めません。(源泉100%)」の掲示があります。オーバーフローはありますが、投入量より少ない感じ。
湯口のお湯はかなり熱くほぼ無臭(微塩味)で、個人的には”源泉”を感じるものではありませんでした。
それでも、やや懸濁したお湯にはそこそこのヌルすべはあるし、相当の温まり感があるので、温泉らしさは充分に感じられます。(カルキ臭なし、仄かに饐えたようなイオウの残留臭?あり) ただ、過加熱で湯温が高すぎるのは残念でした。
規定泉ですが、成分濃度は塩類泉に近いレベルで、成分的にはCl^-の比率が高く、秩父に多い重曹泉系ではありません。
ヌルすべの温まり湯は、このエリアでは貴重かもしれません。

村の広報紙によると、従前の”薬師の湯”の湯量が減少したため、新規温泉開発を行ったとのことで、5/1より新源泉に切り替えています。(帰りぎわに受付で湯づかいを訊くと、いまはかけ流しではないとのことでした。)

規定泉(ふっ素、メタほう酸含有)(Na-Cl型) 24.3℃、pH=9.2、280L/min掘削自噴、成分総計=0.940g/kg、Na^+=333.5mg/kg (97.45mval%)、Fe^2+=0.5、F^-=4.5、Cl^-=431.7 (81.58)、HS^-<0.1、チオ硫酸イオン=1.3、HCO_3^-=85.8 (9.44)、CO_3^2-=10.3、BO_2^-=29.4、陽イオン計=341.6 (14.89mval)、陰イオン計=564.8 (14.93mval)、硫化水素<0.1 <H16.12.25分析> すぐそばにある「花しょうぶ園」(約10,000株、100種)は例年いま頃からが見頃のようですが、今年は遅れていて3株 (^^;)しか咲いていませんでした。もう少し時間がかかりそうです。

じつは、ひそかに”甘~いイオウ臭のぬる湯”を期待していったので、その意味ではスカを喰らった形。でも、どうにも”甘~いイオウ臭”が恋しいので、夕方、気に入りの「新木鉱泉」に突入。思いがけず空いていて、日暮れていく田舎の景色を楽しみながらまったりできました。
源泉水風呂は、甘~いイオウ臭香るヌルすべのたまご水で飲泉も可。これはやっぱり絶品です。
(待合所に「最近、お客同士のトラブルが多くて困っている。お互いマナーを守りましょう」との旨の掲示がありました。あまりトラブルがつづくと日帰り不可になりそうで心配です。)

〔 2005年6月4日レポ 〕
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■ 行田天然温泉 「古代蓮物語」 〔 Pick Up温泉 〕

<行田天然温泉「古代蓮物語」> (埼玉県行田市、9:00~23:00 (土日祝~24:00)、700円(土日祝900円)、048-553-7311)
※ 現在、休業中との情報があります。  
オフィシャルHP

2002/12/22、行田市のまちなかに誕生した民間の日帰り温泉施設。和風のシックな外観で、木の質感をいかした館内は環境演出が効いており、接客もよくて好感度は高いです。その他付帯施設もたくさん。詳細はHPを。(エントランス横にはブームの足湯も)
道路脇の施設看板の下に温泉が湧いて?おり、岩組が鉄分で赤く変色しています。

浴室は、室内に大浴槽(石造10人以上、ジャグジー付)、あそび湯(ジェット、電気バスなど)、かわり湯(この日は薬湯)、遠赤サウナ、塩サウナ、水風呂、温泉湯滝。
露天ゾーンに、小岩風呂(4.5人)、大岩風呂(8.9人、ジャグジー付)、ひのき風呂(4.5人)、石釜風呂×3(1人)など多彩。カラン20以上、アメニティ類完備(タオル除く)。
日曜16時で50人以上と浴槽の空き待ちもでる大盛況。
源泉かけ流しが売りで、かけ流しの大浴槽、小岩風呂、大岩風呂、ひのき風呂は潤沢なオーバーフロー。源泉温度が低いので加熱かけ流しのようです。石釜風呂はカルキ臭が目立ちませんでしたが、ささ濁りでなまった感じ。

かすかに黄味がかったお湯は、強いカルキ臭で湯口のお湯はカルキ?様の薬剤味。一部浴槽に黒い浮遊物。
硬い感じの浴感でツルすべは弱いですが、鮮度感の高かった小岩風呂、ひのき風呂ではなんとあわ付きがありました。これが源泉起源のものだとすると、埼玉ではたいへんに貴重なあわ付き湯です。

館内には「重曹泉(系)」の解説(=美人の湯)がたくさん貼り出されてますが、pH=7.4、CO_3^2-=----では強ツル(ヌル)すべはちょっと難しいかも? 正直、ツルすべでは競合施設?の新田温泉(重曹泉 pH=8.3、HCO_3^-=1000mg/kg、CO_3^2-=27.0mg/kg)には勝てないと思います。むしろFe^2+=4.3mg/kgを活かしていった方が差別化ができるかも?
(当館は現在、お湯がさびないように鉄分を除去し、かけ流しに使用しております。ご要望のある「鉄分そのままのお湯の日」も4月以降に予定しております。-HPより)

それにしても、かけ流し浴槽といえども、この混雑ぶりではこれほどの塩素消毒が必要になるのでしょうか? 源泉を大事にしすぎるとレジ菌、大事をとると強カルキ臭。人気日帰り施設の抱えるジレンマを実感しました。(塩素を使わない消毒システムを導入予定のようです)

単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 33.0℃、pH=7.4、293L/min掘削揚湯、成分総計=798.9mg/kg、Na^+=162.8mg/kg (72.33mval%)、Ca^2+=33.9 (17.26)、Fe^2+=4.3、Cl^-=128.0 (37.09)、HCO_3^-=371.6 (62.57)、陽イオン計=216.5 (9.79mval)、陰イオン計=501.5 (9.73mval)、遊離炭酸=30.9 <H14.6.6分析>

〔 2003年2月23日レポ 〕

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■ 行田天然温泉 「古代蓮物語」(源泉タイム)

源泉非加熱かけ流し中(期間限定)の行田「古代蓮物語」に行ってきました。
行田市のまちなかに2002年末にオープンした民間日帰り施設。和風のシックな外観で、木の質感をいかした館内はなかなかの出来。
浴室は、室内に大浴槽(石造10人以上、ジャグジー付)、あそび湯(ジェット、電気バスなど)、かわり湯、遠赤サウナ、塩サウナ、水風呂など。
露天ゾーンに、小岩風呂(4.5人)、大岩風呂(8.9人、ジャグジー付)、ひのき風呂(4.5人)、石釜風呂×3(1人用)など多彩。カラン20以上、アメニティ類完備。日曜15時で40人以上とあいかわらずの大盛況。

オープン時から源泉かけ流しが売りで、大浴槽、小岩風呂、大岩風呂、ひのき風呂には”かけ流し”との掲示があります。
33℃の源泉をかけ流す期間限定の「源泉タイム」は、当初は夏場だけの予定だったようですが、秋期も継続しています。(いつまでかは不明、HPに当日の案内が出ます)
時間は、原則朝から日没までですが、日によって変動するらしく、本日は15~16時くらいまでとのことでしたが、16時過ぎまでは継続しているようでした。
非加熱源泉をかけ流しているのは、露天の小岩風呂と、これを流し込む大岩風呂で、大浴槽とひのき風呂はたぶん加熱のかけ流し。

前回は、かけ流し浴槽でも強カルキ臭があって残念でしたが、今回は感じられず。
すべてのかけ流し浴槽で前回よりお湯はよく、今回は、かなりの量のアワつきがありました。(量は、小岩風呂 > ひのき風呂 > 大浴槽 の順)
とくに小岩風呂は、湯口付近で白濁するほどの気泡と豪快なアワつきがあってびっくり。やはり埼玉有数のアワつき湯かと。

微黄色透明のお湯は、ほぼ無味で小岩風呂湯口のみかすかに青臭い草臭? ツルすべはほとんど感じられませんが、アワつきのぬるぬるが明瞭。今回は黒い浮遊物は確認できず、ひのき風呂に少量の茶色の浮遊物あり。

鮮度感あふれるぬる湯の小岩風呂は、浴感自体はうすいので、いくらでも長湯できます。(混んでなければ ^^; )
なお、源泉には相当な鉄分がありますが、本日も鉄の気配はほとんど感じられなかったので、除鉄は継続しているかと思います。
除鉄しなければ、どんなお湯になるのか興味シンシン。今度は本当に「そのままの湯」を投入して欲しいです。

〔 2003年9月28日レポ 〕
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■ 所沢温泉 「湯楽の里 所沢店」

<所沢温泉「湯楽の里 所沢店」> (所沢市、9:00~翌1:00、700円(土日祝800円)ともに会員100円引、04-2943-0126)
オフィシャルHP

2005/3/18に自家源泉の温泉を導入したチェーン系スパ銭。
所沢といってもまちなかではなく川越方向に走った下富地区で、周辺はけやき林が多く武蔵野の面影が色濃いところです。

ここも典型的和風スパ銭で、浴場入場課金制です。
お湯がよさげな事前情報があり家からも近いので迷わず会員になり、回数券5,700円/10枚を買いました。会員カードは所沢、川越、熊谷、北本の4店共通です。

男女別(固定らしい)の浴場は、内湯ゾーンに真湯の機能浴槽群にサウナ、ミストサウナ(女湯は塩サウナ)と水風呂。全体にカルキ臭は弱めです。カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。GW20時で80人以上と盛況で、客層はファミリー客中心。

露天ゾーンに、上段岩風呂(岩枠で肌触りからたぶん伊豆石敷7.8人、座湯付)、下段岩風呂(同6.7人、東屋付)、寝湯(岩造3人)、壷湯(陶製1人用×3)とねころび処。
けやきの大木が3本も残されていてなかなか趣があります。

上段岩風呂は、赤茶に色づいた座湯の背面からの流し込み+黒&赤茶変した岩の湯口からの投入で、ともに加熱源泉と思われます。槽内注排湯は不明ですが、かなりの量を下段岩風呂へ流し出し、お湯の鮮度からみてかけ流しでは?
下段岩風呂は、上段露天からの流し込み+底面注入で浴槽端の上面排湯口への流し出し。
壷湯は、竹筒風樹脂の湯口からたぶん加熱源泉を10L/minほど投入で、オーバーフロー(底面排湯あるかも)。

上段岩風呂と壷風呂のお湯はすばらしいものです。
ややあつめのお湯は、緑がかった茶色?のにごり湯(透明度50~60cm程度)で、黒い浮遊物が少量ただよっています。
新鮮な鉄分系のだし味+中塩味+弱苦味+微重曹?味に鉄分系の貝汁臭+弱粘土系アブラ臭+微鉱物臭(くらぶち相間川系)+僅微こげ臭という鮮度を感じさせる複雑な味臭が楽しめます。
弱いツルすべと鉄分系ないしは土類系のキシキシが入り混じる湯ざわりで、等張性らしいどっしりとした重厚な浴感は入りごたえ充分。
湯口そばではアワつきもあります。等張泉クラスの濃度のお湯でのアワつきは成田の大和の湯くらいしか記憶にないので、これにはおどろきました。

浴中はとても温まりますが、湯上がりは湯切れよくさっぱりとします。
味や浴感から重曹の気配を感じましたが、分析書によると重曹分はほとんどありません。

下段岩風呂は、茶色のささにごり湯で味不明。上段より鉄サビ臭が強くなっていて、浴感もイマイチ。寝湯は激しくなまっていたので5秒で撤収しました (^^;

全体にかなり混んでいますが、相当に凶暴なお湯なのでほとんどのお客は長湯できず回転が速く、壷湯を含め、すぐにナイスポジションをゲットできます。熊谷店のように壷湯オンリーではなく、比較的広い上段岩風呂のお湯がいいのも高ポイントです。

期待を上回るすばらしいお湯で、これが自宅から30分ほど、570円で楽しめるとは信じられません。通い必至でしょう。
近年オープンした東京近郊のスパ銭としては出色のお湯なので、ここはおすすめです。

Na・Ca-塩化物泉 32.4℃、pH=7.1、223L/min(1,700m掘削揚湯)、溶存物質計=9.546g/kg、Na^+=2380mg/kg (62.09mval%)、Mg^2+=243 (12.00)、Ca^2+=794 (23.76)、総鉄イオン=5.4、Cl^-=5870 (99.64)、Br^-=23、I^-=3.2、HCO_3^-=10、陽イオン計=3554.26 (166.73mval)、陰イオン計=5910.40 (166.16mval)、メタけい酸=75、メタほう酸=6.2 <H16.12.18分析>

〔 2005年5月6日レポ 〕

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所沢「湯楽の里」など 〔 2005年5月22日レポ 〕

5/6 にレポ済みのスパ銭。気にいったので、本日また突入してきました。
19時台でもさほどの混み具合ではなく、お湯のいい上段岩風呂や壷風呂にゆったりと入れました。
上段岩風呂や壷風呂のアワつきは前回より多く、お湯の鮮度感もさらによかったような気がします。ただ、お湯の感じはなぜかこの前とこころもち変わっていて、凶暴さやほてほて感がやわらいで長湯仕様になっているような。金気臭と鉱物臭が強まりアブラ臭は弱まっています。重曹泉系のツルすべと重曹味が前回より強く感じられ、分析書にはほとんど出ていないですが、重曹成分が増えてきているのでは?

前回もインパクトのあるお湯でしたが、今日のやわらかなお湯も決して劣るものではなく、やはりすばらしいものです。今後もたびたび通うことになると思います。

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平日夜の所沢「湯楽の里」 〔 2005年6月22日レポ 〕

平日の夜に、またしても所沢温泉「湯楽の里」に出撃してきました。
道が空いていて、自宅から20分ちょっと。近い!。

21時ごろでしたが、さすがに空いていました。
お湯は、いちばん最初に行ったとき(5/6レポ)のようなアブラ臭ほてほて食塩泉系ではなく、2度目に行ったとき(5/22レポ)と同じイメージの重曹がらみ?のおだやかなものでした。それにしても、どうみても重曹泉系のツルすべと重曹味があるのに、HCO_3^-わずか10mg/kgとは不思議。

週末は大人気の壷湯も空いていて入り放題だったので、入り比べをしてみました。
投入量は、手前 < 中 < 奥 の順に多くなり、アワつきもその順で多くなります。
手前と奥とでは相当にお湯の感じが違うので、奥がおすすめかと。
全体でみると、お湯の鮮度感は、
寝湯 < 下段露天 < 手前壷湯 < 中壷湯 < 上段露天(湯口そば)< 奥壷湯
ってな感じでしょうか・・・(笑)

やはりここはいいお湯です。仕事のあとに、こんなお湯で疲れを癒せるとは嬉しいことです。これで食事が美味しければ最高なんですが・・・ (^^;

なお、6月25日(土)~7月3日(日)は、キャンペーン期間で、入会金無料、大人入浴回数券2冊(1冊10枚つづり)が通常11,400円のところ9,500円になります。

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所沢「湯楽の里」不調 〔 2005年7月15日レポ 〕

数日前、所沢「湯楽の里」にいきました。ここはもう6~7回は行っているお気に入り(5/6、5/22、6/22レポ)ですが、壷湯のお湯がぜんぜん変わっていました。
緑がかったうすにごりだったはずのお湯はほぼ透明になり、このお湯を特徴づけていた貝汁臭+こげ臭の絶妙温泉臭は陰をひそめ、なぜか洗剤臭?がしました。
塩味も金気味もなく、弱い重曹味のみ。アワつきもツルすべもほとんど感じられず、気の抜けたようなお湯は以前と同じ源泉とはとても思えません。

上段岩風呂はうすにごり湯で、少量のアワつきとツルすべがありましたが、塩気は弱く、以前ほどの勢いは感じられません。
ここはけっこうお湯の状態の変化が激しいので、粘って何度もトライしましたが最後までこんな感じでがっかり。
連れも開口一番「お湯が悪くなった」と云っていたので、女湯も同じ状況かと思われます。
上段岩風呂は以前の片鱗をとどめていたので、主源泉が大きく変質したとは思えず、湯づかいが変わったのかな?

以前のお湯なら”絶対おすすめ”ですが、このコンディションだと”まあまあおすすめ”くらいかな。とても気に入りのお湯なのでなんとか復活してほしいです。

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所沢「湯楽の里」 かなり復活 〔 2005年7月21日レポ 〕

7/15に不調のレポをした所沢「湯楽の里」ですが、さきほど入ってきたところ、かなり復活していました。
全体にアワつきは少なめでツルすべも弱いですが、味臭や浴感はかなりのものがありました。とくに上段岩風呂は完全復活といってもいいかもしれません。

5/6にレポした濃いめのアブラ臭系食塩泉のイメージはそのときだけで、それ以降は塩分うすめで重曹の気配の強いものになっています。(重曹系のサブ源泉があるのかも?)
緑がかった茶色のうすにごり湯は、湯口で弱塩味+重曹味+鉄分系だし味+微苦味、鉄分系貝汁臭+こげ臭で、不思議なことにキシキシが強いときとツルすべが強いときがあってツルすべ湯のときはアワつきの量が増えます。(本日はキシキシ系)
浴後は湯切れよく爽快感が出て肌がすべすべになります。

しかし、平日、仕事のあとにこんなすばらしいお湯に浸かれるとは、ホントにうれしいことです。

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所沢「湯楽の里」その後など 〔 2005年8月18日レポ 〕

一時期不調(7/15)をお伝えした所沢の湯楽の里ですが、このところかなり復調しています。不調の根本的な原因は「メタンガス分離装置」の導入(若干の湯色の変化はあるが成分に変化はないとの旨、館内に掲示あり)かとも思われますが、よくわかりません。
本日は、壷湯(奥と中、手前は×)がとくによく、潤沢なアワつきがありました。絶好調時にくらべると温泉臭と濃度感が弱まっているようにも思えますが、暑い夏の夜はこのくらいがいいかも。等張性土類食塩泉のかけ流しといわれると素直にうなづけないものはありますが、相当にいいお湯です。

全体にぬる湯で長湯モード。味臭ともに壷湯より岩風呂が強く、塩味+重曹味+微苦味+金気系だし味に貝汁臭+弱焦げ臭で、以前より焦げ臭が弱まっています。
湯ざわりはどちらかというと鉄分系のギシギシ感が強く、そのうえにアワつきによるヌルヌルがのってくる面白いもの。浴後は肌がサラサラすべすべになって爽快感が出る”冷の湯系”。
虫の声を聞きながら、ケヤキの梢を見上げてぼーっとぬる湯に浸かっていると、平日仕事のあとだということを忘れてしまいそうです。

夏場はこのくらいのお湯がいいですが、冬場はつらいかも。冬場は最初に入ったとき(5月上旬)のような、凶暴系アブラ臭食塩泉が復活してくれるということないのですが・・・ (^^

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所沢「湯楽の里」かなり復調 〔 2005年10月13日レポ 〕

ひさしぶりに所沢湯楽の里に入ってきました。
いったんはなくなっていた壷湯湯口のチープな湯の花キャッチャーが復活していました。今日は全体に投入量が多く全槽でアワつきがありました。とくに壷湯のアワつきは絶好調時に匹敵するものでした。
メタンガス除去装置設置前よりよほど弱いながら、湯口でひさびさにメタンガス臭が感じられ、このところ感じられなかった塩味や微苦味も復活していました。もっとも等張性土類食塩泉の味ではないですが・・・。
平日、仕事のあとにアワつきぬるぬる湯が楽しめるとはたまりません (ひつこい・・・)(^^

<掲示=上段岩風呂について>
完全放流式、循環なし、加水なし、加温あり(熱交換)、消毒適宜あり
投入量80~100L/min、浴槽を満たす時間=45分

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所沢「湯楽の里」いよいよ本領発揮か? 〔 2005年10月27日レポ 〕

さきほどまで所沢湯楽の里に浸かってました。本日はかなり状態がよくて、岩風呂は透明度50cmほどの緑茶色のにごり湯で茶色の湯の花が浮いていました。塩味と苦味、だし味がしっかり効いていて、4~5g/kgくらいの濃度は優に出ていたと思います。土類系の肌に食い込むような湯ざわりもあっていいお湯でした。一時影をひそめていたガス系温泉臭も徐々に回復してきています。
夏場は重曹気の強いすっきりしたお湯(これはこれでいい)になっていて、泉質自体が変化したのかも?とも思いましたが、今日のお湯をみるとどうやらそうではなさそうです。夏場は重曹系冷の湯、冬場はほてほて土類食塩泉と”1粒で2度美味しい”温泉の実現なるか?(笑)

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所沢「湯楽の里」不調 〔 2005年12月8日レポ 〕

ひさしぶりに所沢湯楽の里にいってきました。が・・・。
無色透明に澄んだ壷湯は温泉らしい浴感も温泉臭もほとんど感じられず、一瞬真湯かと思いました。かろうじて弱塩味(ただし薬品味まじり)で温泉と判別。以前の”源泉かけ流し”掲示のうえに”冬季加温循環”と上書きされていました。それでも、湯中にわずかながら茶色の湯の花を浮かべているのが悲しげ。薬品臭ただよう循環湯で湯の花をみるのは珍しいです。
露天岩風呂はかけ流し続行しているようですが、こちらも元気がなく、好調時にくらべると鮮度感、濃度感とも比ぶべくもありません。どんなに調子が悪いときでもアワつきと温泉臭はキープしていたのに、この日はどちらもほとんど感じられませんでした。

このお湯では、春日部はおろか伊勢崎にも遠く及びません。急に冷え込んだので、たまたま湯づかいが安定していなかったと思いたいです。12/10~12/18はボーナスキャンペーンで、回数券2冊通常11,400円が9,500円になるのですが、買うかどうか迷ってます。
贔屓のお湯なので、何とか復調してほしいものです。

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どうなる? 所沢「湯楽の里」 〔 2008年10月29日レポ 〕

ひさしぶりのレポがこんな内容になるとはなんとも残念です。

じつはここ、所沢「湯楽の里」、その後も2週間と空けず通っていました。
浴感はとても等張性土類食塩泉のものではないですが、なぜか妙に気に入りのお湯でせっせと通っていました。

ところが、今晩・・・。
露天岩風呂の前に立ったときからどうも変な感じがしたんです。
湯口からの投入量がいつになく多く、お湯の色味がとなりのメイン露天とほとんど変わりません。
入ってみると、信じられないことに異臭がしました。
ふだんなら、やわらかな湯の香か弱焦げ臭が迎えてくれるのに、この日はマッチを擦ったときのようなとんがった臭い。消毒をかけたとき、磯の香にいく一歩手前の臭いです。
いつものやわらかな湯ざわりはなく、硬く肌をさすようなそれ(泣)
湯口のお湯をおそるおそる口に含んでみると、いつもの貝汁重曹苦味はまったく感じられず、人工的な薬品味のみ・・・(号泣)
希釈感があって消毒剤が出張ってきている、入っていて心地よくない”スジのわるいお湯”です。

湯温が妙に高いので、いちおうあたたまりますが、すぐに冷めてしまいます。
いつものここのお湯はうすめながらあたたまりが強く、浴後もほかほかとしたぬくもりと適度な湯づかれ感が残るのですが、今晩は感じられず。
それどころか、ここはもう100回近くも入っているかと思いますが、はじめて湯冷めしました。

翠色にうすにごった湯色も、湯中にただよううす茶の湯の花も、湯滝にうっすらとでているイオウの析出も、どれもこれも今晩は影を潜めていました。
じつはこれらの特徴は、ここのお湯のよさを演出するもので、誤解をおそれずにあえて一言でいうと”山の湯”です。
けっして濃くはないですが、鉄やイオウや重曹や(たぶん)硫酸塩が微量ながら複雑にまじりあって、奥ぶかくデリケートな浴感を産みだしていました。

お湯のインパクトやわかりやすさからいえば、「彩ゆ記」や「王様の湯志木」のほうがはるかに上です。
でも、この平地では稀少な”山の湯”を楽しめたので、せっせと通い詰めたのです。

それもこれもすべて今晩は台無しになっていました。
考えてみると、今晩は浴場じたいの勝手がなんとなくちがい、「管理責任者がかわったのでは・・・?」と感じるところがありました。
水風呂の温度が高めになっていたり、トルマリン風呂や真湯浴槽のカルキがよわくなっていたり、よもぎむし風呂の温度が上がっていたり、露天にトレリス&プランターが置かれていたり・・・と、全体に快適度が上がる方向にかわっているのですが、肝心の露天岩風呂があのていたらくでは・・・。

もし、管理責任者がかわっているとしたら、その新任者は温浴施設のオペレーションには長けていても、温泉好きのマインドはまったく理解していない人です。(そんなの相手にしてない、といわれればそれまでですが・・・)

温泉導入から3年半、通い詰めた「所沢湯楽の里」ですが、あと1回いってみて、今晩のお湯の状態がつづいているようだったら、もう通うのはやめにします。
今晩のお湯の質では、最近さらに調子をあげてきている「彩ゆ記」や「王様の湯志木」とはまったく勝負にならないし、しかもこの2湯のほうが家から近いからです。

「ほんとにたまたまあの晩だけ調子が悪かったのよ・・・」であることを祈りたいです。

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さよなら 所沢「湯楽の里」 〔 2009年2月19日レポ 〕

昨秋、所沢「湯楽の里」のお湯が急変してから、さらに3回行きました。
お湯はもとに戻るどころかますます質の悪いものになっていて、やっぱり「ほんとにたまたまあの晩だけ調子が悪かったのよ・・・」ではありませんでした。

とくに先日いったときには露天岩風呂(かけ流し槽)のお湯からもはっきりと消毒臭がただよっていました。湯口のお湯を口に含むとかなり強い薬品味。おぞぞ~ん。

ほとんど無色透明と化したお湯には湯の花のかけらもありません。
強消毒湯特有の硬い湯ざわりで、あたたまりも以前のお湯には及ぶべくもありません。
それでも消毒臭の裏から必死にあたまを出そうとしているお湯がとっても辛そう。源泉がかわいそうです。

私はかなりの消毒湯に入ってもけっこう平気(^^;)なんですが、強消毒湯に刺激されたためか、不快なかゆみが出たのにはさすがに閉口。とうていお湯を楽しむどころのさわぎじゃありません。
循環系の浴槽はさらにものすごく、ほとんど消毒液につかっているよう。
保健所からすると模範的な施設でしょうが、消毒するにもおのずから限度というものがあるかと・・・。

浴場からあがるとき、からだにしみついた消毒湯を洗いながしながら、あまりの切なさにおもわず涙がでそうになりました(^^;;)

このお湯では、最近さらに調子をあげてきている「彩ゆ記」「王様の湯志木」はおろか、さりげによくなってきているふじみ野の「真名井の湯」に比べても勝負になりません。

温泉導入から4年弱、通い詰めた所沢「湯楽の里」ですが、こんなお湯ではもういくことはないでしょう。
お湯も雰囲気も大好きなお湯だっただけに、かえすがえすも残念です。

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所沢「湯楽の里」やや復調 〔 2010年5月21日レポ 〕

字数制限でおかきこ不可。
こちらをご覧下さいませ。
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■ 行田・湯本天然温泉 「湯本健康ランド 茂美の湯」

<行田・湯本天然温泉「湯本健康ランド 茂美(もみ)の湯」> (行田市、9:00~24:00、600円、048-555-2230)
オフィシャルHP

行田にある健康ランドが自家源泉を開発し新たに導入したもの。
東京方面からだと、R17熊谷バイパスから北側の県道77行田蓮田線に入って、さきたま古墳公園を目指します。公園をすぎてすぐの道沿い右手に、いかにも健康ランドといった佇まいの建物が見えてきます。
ちなみに、さきたま古墳公園は規模の大きな古墳群で資料館も充実しているのでけっこう楽しめます。

道沿い駐車場よこのガラス張りの小屋ではお湯がドコドコと湧きだしていますが、ここが泉源か?
狭いフロントで受付して、ELVで4階にあがります。プール形式の縦長の脱衣ロッカーは混んでいると使いずらそう。

浴室の扉をあけると、茶褐色のお湯が満たされた浴槽フチから洗い場に向けてザンザコにオーバーフローされていて、いきなりのけぞります。
露天はなく、大浴槽(赤みかげ石枠タイル貼20人以上)、と奥に小浴槽(同10人くらい、ジャグジー付)。他にナゾの寝湯(3人)、機能浴槽(カルキ臭の真湯)、打たせ湯(×2、同)、サウナ、ミストサウナ、水風呂(カルキ臭)とけっこう多彩。
明るい浴室からは奥武蔵の山々がのぞめます。
カラン9、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で10~5人とゆったり。客層は年齢が高く落ち着いています。

大浴槽&小浴槽は、赤茶に色づいた古墳を模した湯口から大量投入。湯口よこには埴輪と稲荷山古墳から出土した国宝「金錯銘鉄剣」のレプリカらしき剣が突き立っています。
湯口のお湯は鮮度感からみて源泉かと思いますが、42~43℃くらいあるので軽い加熱があるかも?
大小の浴槽はお湯の行き来があり、洗い場方向に流し出されています。槽内排湯は不明ですが、投入量と流し出し量がほぼ同じように思われるのでかけ流しとみました。

ややぬるめのお湯は、緑がかった茶褐色のにごり湯(透明度50~60cmくらい)で、黒とこげ茶の浮遊物が大量に舞っています。弱重曹味で、湯口では弱モール?臭+僅微イオウ臭?+泥臭がありますが、湯面はほぼ無臭。
重曹泉系ながら湯ざわりはキシキシ系、どっしりとした浴感がありしばらくするとツルすべが出てくる複雑なお湯。かなり温まって浴後もほかほか、お肌つるつるになる美人の湯系でなかなかのすぐれものです。

ナゾだったのは寝湯で、ほとんどため湯状態の冷水はやや黄色を帯びて黒い浮遊&沈殿物がたくさん。カルキ臭があって個性のない湯ざわりのこれはいったい何?

温泉浴槽はかなり複雑で個性的なお湯で、甲府のモール?泉に似ている感じもありますが、なんとなくニュアンスが違います。温泉ファンは一浴の価値大でしょう。
行田といえば、人気抜群の「古代蓮物語」がありますが、個人的には施設の充実度なら古代蓮、お湯の素性や湯づかいではこちらのような気がしました。

なお、ONKEN21さん情報によると「今年秋を目途に新施設が建設される」そうで、建物奥で工事していましたが、サイン看板類にはでかでかと「かけながし」の掲示があるので、かけ流し続行するかも。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 41.4℃、pH=7.8、660L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=1.31g/kg、Na^+=338mg/kg (87.03mval%)、Ca^2+=31.6 (9.34)、Fe^2+=2.05、Cl^-=212 (36.06)、HCO_3^-=643 (63.39)、陽イオン計=382 (16.9mval)、陰イオン計=859 (16.6mval)、メタけい酸=50.2 <H16.9.24分析>

※HPには「純重曹泉」とありますが、含食塩-重曹泉ですね。

〔 2005年4月28日レポ 〕
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■ 高崎中尾温泉 「天神の湯」 〔 Pick Up温泉 〕

<高崎中尾温泉「天神の湯」> (群馬県高崎市、11:00~翌10:00、630円/2h他プラン多数、027-362-1726)
オフィシャルHP

関越道前橋ICそばの市街地に立地する温浴施設。2層のスーパー銭湯のつくりで施設は充実していますが、雰囲気は和風でもなく洋風でもなくややどっちつかずかな。深夜も利用可のリクライニングシートが好評で、以前よりスペースが広くなっています。
そのよこにある食事処のメニューは、以前より貧弱なものになっていてやや不満。

浴室は多彩ですが、主なものを...。(ゆったりとした露天エリアは「日本庭園 神泉苑」とネーミング、広いサウナもあります)
1.内湯浴槽(20人以上):石造り長方形のオーソドックスなもの。熱交換をかけていてややぬるめ。
2.露天A(4.5人):二段づくりの岩づくり露天の上段。以前はゲキ熱だったが最近はやや熱めくらい。
3.露天B(10人):同じく下段。上段からの流れ込みと底面注湯でほぼ適温。うたせ湯2本あり。
4.露天C(7.8人):岩造りで水風呂。竹の湯口から投入で底面注入、底面吸湯あり。
5.露天D(4.5人):岩造りの非温調かけ流し槽。ゲキ熱48℃で鮮度抜群だが長湯不可。揚湯試験時には52℃(自己記録)を体験。

<オープン時>
お湯は、薄緑茶色透明、弱アブラ臭、重曹泉系のツルツル感があります。露天では若干のカルキ臭がまじり、ツルツル感も内湯より弱い?感じです。色・臭・浴感とも群馬温泉「やすらぎの湯」に似ていますがやや薄い感じ。ただしツルツル感は勝っています。
洗い場のうち5ケ所には源泉100%蛇口があり、アブラ臭が匂いたちます。塩味+微鉄味。

<最近>
お湯は、薄緑茶色透明で茶色の浮遊物がただよいます。以前より塩味が弱まり重曹味が強まっている感じ+微鉄味。弱アブラ臭とモール臭が混じるがむしろモール臭のほうが強いです。重曹泉系のツルすべ感も以前より明瞭で、モール泉のイメージが強まっています。

露天水風呂は、以前は強カルキ臭でしたが、いまは湯口で鉄サビ臭の強いなかなか面白いものに替わっています。井水使用かと。

熱交換システムを導入し、オープン時にくらべて全体にカルキ臭も陰を潜めて格段にいいお湯になっています。とくに内湯のぬる湯はなかなかのすぐれモノでした。高崎あたりでモール泉系に入りたくなったときは、おすすめです。

なお、同じように、最初はアブラ系食塩泉のイメージだったものが、モール泉的なイメージに変化したお湯としては、群馬温泉「やすらぎの湯」や山梨大滝温泉「おふろの国」があります。

新しい分析書が掲示されていました。以前よりパワーアップしています。
(新)
Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 56.3℃、pH=7.6、700L/min動力揚湯、成分総計=3.147g/kg、Na^+=971.4mg/kg (93.66mval%)、Fe^2+=0.5、Cl^-=1081 (67.43)、HCO_3^-=891.5 (32.31)、HS^-=0.3、陽イオン計=1029 (45.11mval)、陰イオン計=1977 (45.22mval)、メタけい酸=73.4、メタほう酸=58.8、遊離炭酸=8.4 <H14.5.14分析>

(旧)
Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 54.3℃、pH=7.7、360L/min、成分総計=3.098g/kg、Na^+=950.6mg/kg、Fe^2+=0.4、Cl^-=1026.0、HCO_3^-=931.1、HS^-=0.3、陽イオン計=1006、陰イオン計=1962、メタけい酸=51.9、メタほう酸=62.5、遊離炭酸=15.8 <H12.6.26試験>

〔 2002年1月13日レポに修正加筆 〕
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■ 下総温泉 「真名井の湯 千葉ニュータウン店」

<下総温泉「真名井の湯 千葉ニュータウン店」> (印西市、9:00(土休8:00)~翌1:00(休0:00)、650円(土休750円)、0476-48-4126)

2004/12にオープンした和風温泉スパ銭。埼玉大井(ふじみ野)にある同名施設とは姉妹店です。北総開発線「千葉ニュータウン中央」駅から徒歩3分。線路沿いを走るR464から一本南側に入ったところにあります。

P入口はゲート式で施設利用者は3時間まで無料、以降30分前に100円の課金制なので、施設自体に時間制限はないですが、車客にはこれが時間制限になっているかも。
T岡設計による建物は絵にかいたような和風スパ銭仕様。食事処などはフリーゾーンで浴場手前に受付、入浴1回きりなのは大井の真名井の湯ややまとの湯とおなじシステム。土曜の17時ごろに突入してしまったので、脱衣所はすごい人の量で人いきれムンムン。浴場内も100人近い大盛況。場所柄、子連れのファミリー客がメインです。

内湯ゾーンに内湯+機能浴槽群でたぶんすべて真湯(カルキ臭はほとんどなし)。他にサウナ、水風呂(カルキ臭なし)。カラン27、シャワー・シャンプーあり。スパ銭なのにドライヤー有料(5分20円)はセコいです。
露天ゾーンには、大露天(鉄平石+岩枠石敷、座湯・屋根付25人以上)、上段に小露天(岩枠6.7人)。檜薬湯(強カルキ臭)、つぼ湯×2(カルキ臭)、寝湯、樽湯、お子様用つぼ湯と多彩。このうち温泉を感じたのは大露天と小露天(樽湯は順番待ち状態で入れず不明)。連れによると女湯のつぼ湯も温泉だったとのこと。

大露天は、小露天からの流し込み+座湯側壁面からの流し込み+側面注入。排湯は不明ですがオーバーフローはなし。
小露天は、木樋の湯口から30L/min程度の投入+底面からの熱湯注入で、槽内排湯は見あたらず下段大露天への流し出し。木樋の湯口は38℃くらいで加熱の源泉では? 投入湯より湯面のほうが温泉臭は弱いので循環湯底注の半循環にも思えますが、お湯の鮮度感はけっこう高いです。
大露天は色不明ささにごりでほぼ無臭。温泉らしい浴感はあるもののお湯の感じからして希釈の循環と思われ、小露天よりだいぶ劣ります。

小露天はたぶん茶系のにごり湯(透明度60cmくらい)で、かなり強い塩味と粘土系アブラ臭+金気臭は、東鷲宮百観音に似た味臭。しっかりと重曹分のきいたツルすべと強食塩泉特有の重厚な浴感があり、ホテってのどがカラカラになります。かなり凶暴なお湯なので、お子様や温泉に不慣れな人にはキケンかも・・・ (^^
ここははやりの”源泉表示”がなく目立たないところにあるうえ、長湯できず回転が超はやいので、けっこう空いています。湯温をかなり熱めに設定しているのは残念ですが、温泉ファンにはおすすめの浴槽です。

施設自体はありきたりのスパ銭ですが、小露天では東京近郊でも上位に入るレベルの高いお湯が楽しめると思います。

Na-塩化物強塩温泉 36.2℃、pH=7.6、217L/min掘削揚湯、成分総計=31030mg/kg、Na^+=10850mg/kg (89.89mval%)、K^+=377.4、Mg^2+=292.3、Ca^2+=375.9、Sr^2+=10.6、Fe^2+=7.5、Cl^-=18210 (97.26)、Br^-=108.8、I^-=20.6、HCO_3^-=626.7、陽イオン計=11920 (525.0mval)、陰イオン計=18970 (525.4mval)、メタけい酸=78.5、メタほう酸=16.9 <H16.2.27分析>

〔 2005年4月20日レポ 〕
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■ 赤城高原温泉 「山屋蒼月」

<赤城高原温泉「山屋蒼月」> (前橋市(旧宮城村)、15:00~18:00(事前確認要)、700円、027-283-5211)
オフィシャルHP

「山屋蒼月」は、以前の「赤城高原ホテル」をリニューアル改称したもので、いくどとなく前を通っていますが、いまだに未湯でした。
外観、館内とも純和風にまとまったなかなか風流な佇まいのお宿で、男女別の浴室は長い廊下を渡った奥にあります。脱衣所は畳敷きです。



浴場は、内湯と庭園にゆったりと配置された露天の2槽。露天からは、手前に池、その向こうに関東平野が広がる一種独特な眺望があります。夜は関東平野の夜景がきれいでしょう。
適温の内湯(木枠石敷5.6人)は、木の湯口から30L/min強を投入で、オーバーフローはなく、窓側の側溝への上面からの流し出し+底面吸湯。
ぬるめの露天(岩枠石敷3.4人)は、木の湯口から25L/minほどを投入で、ここもオーバーフローはなく底面吸湯。露天まわりには少量ながら灰色の析出がでています。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜15時で独占~3人。



無色透明のお湯には、こまかな気泡が舞っていて、露天では焦げ茶色の浮遊物がありました。
ほぼ無味で、露天ではほのかにおだやかな温泉臭が香り、露天のほうがお湯の鮮度がいい感じ。
成分が薄くpHも6.9と中性なので、個性的な浴感はないですが、カルキ臭がないのは立派。お湯もやわらかです。
全体にゆったりとしていて、湯づかいも悪くなさそうなので、大人むけの穴場のお湯ではないでしょうか。



HPによると「湯口から出ているお湯は、敷地内の二つの源泉を混合した物を使用して」いるとのことで、5,000坪の広大な敷地内に源泉があるそうです。
温泉分析書にも「手の湯・島の湯の混合泉」とあります。

規定泉(メタけい酸含有)(Ca-HCO3型) 14.5℃、pH=6.9、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=0.25g/kg、Na^+=8.19mg/kg (15.45mval%)、Ca^2+=29.4 (62.14)、Fe^2+=2.55、Cl^-=8.03 (9.84)、HCO_3^-=120 (85.71)、陽イオン計=47.7 (2.36mval)、陰イオン計=134 (2.30mval)、メタけい酸=53.2 <H8.8.6分析>

〔 2005年3月13日レポ 〕
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■ 天の川温泉 「七福の湯」

<天の川温泉「七福の湯」> (前橋市、10:00~翌1:00、600円(土日祝 700円)、027-287-1026)
オフィシャルHP

すでにONKEN21さんのレポ(2004/11/1)があった昨年10/16オープンの温泉スパ銭。長野のゼネコン系企業の直営2店舗目の施設のようです。(ONKEN21さん情報)

前橋の伊勢崎寄り、県道2前橋館林線(松並木通り)沿いの旧群馬ドライブイン跡地を再開発したもので、バッティングセンターやラーメン店などと共同Pになっている典型的なロードサイド型。
T岡設計による和風スパ銭のつくりで、1Fに食事処、休憩所、癒し処(料金別途)、岩盤サウナ(同)、2Fに浴場とアカスリを配置。
男女別の浴場は、ほぼシンメトリなつくりで男女日替制ではないようです。

内湯ゾーンに機能浴槽ゾーン、内湯(みかげ石枠石タイル?敷(伊豆石風の肌ざわりのいいもの)12人以上、電気バス付)、水風呂(カルキ臭なし)、サウナ、腰掛湯。
露天ゾーンに源泉岩風呂上段(鉄平石枠石?貼10人、東屋付)と同下段(同12人以上)、壺湯×3、寝湯、スチームサウナと多彩。露天からの展望はないですが、和風庭園風で風が通り居心地はいいです。温泉利用の浴槽は、内湯と源泉岩風呂(上段/下段)のようです。
カラン28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜21時で30人となかなかの盛況。

温泉浴槽はどれも浴槽中央の湯面下に据えられた石の湯口からわき水状に注入。
内湯は他に槽内注入あり、側溝への流し出し。源泉岩風呂上段は槽内注排湯不明ですが、たぶん全量を下段へ放流のかけ流しかと。下段は、上段からの流し込み+側面注入、側溝への上面排湯。
パンフには温泉浴槽は全てかけ流しのような記載がありますが、お湯の感じからすると、かけ流しのイメージがあるのは源泉岩風呂上段のみのように思えました。

お湯の感じは温泉3槽でおのおの違います。(どれも投入ないので味は不明)
内湯は、うすウーロン茶色ほぼ透明で、ヨード(うがい薬)臭+弱アンモニア臭+微タール(消毒剤)臭。ヨード臭は消毒剤で追い出されてきているのか、かなりどぎつくいまいち。ツルすべはあるもののお湯に勢いがなく、単調な浴感であまり面白くありません。

源泉岩風呂上段は、鮮度を感じさせる緑がかったうす茶褐色のささにごり湯で、軽質のアブラ臭というか、アンモニア臭+微金気臭+微ヨード臭の個性的な温泉臭。鮮度感と相当の濃度感が楽しめるお湯で、重曹泉系の明瞭なツルすべと食塩泉系の温まり感のバランスが絶妙。
下段は、上段に近いですが、金気が抜けてヨード臭が強まっているイメージ。悪いお湯ではないですが、上段ほどの鮮度感と力感は感じられません。
どの浴槽でも重曹泉系の明瞭なツルすべがあり、十分”美人の湯”を謳えるお湯では? 浴後は湯切れよく、心地よい爽快感が広がります。

お湯の感じはなんとなく前橋の「ゆ~ゆ」に似ていますが、より重曹泉の特徴が出ていて温泉臭も別系かと。
どちらかというと、都内の高井戸、武蔵野、埼玉の戸田彩香あたりに似たアンモニア-ヨウ素系の温泉臭は、アブラ臭メインの前橋エリアでは珍しい系統と思われるので固定ファンがつくかも?(^^;
源泉岩風呂上段のお湯はすばらしいものでおすすめ。群馬帰りの〆のお湯として、ゆ~ゆ、天神の湯、伊勢崎招美などとともにレパートリーに入れたいお湯です。

その後、もう一度いきました。最初に入ったときより空いていてお湯はさらに良好でした。
源泉岩風呂下段は粘土系アブラ臭、内湯はアブラ臭+うがい薬臭で、とくに内湯のコンディションがだいぶよくなっていました。やはりここはおすすめです。

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 53.4℃、pH=7.5、304L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=3.23g/kg、Na^+=1056mg/kg (92.59mval%)、Fe^2+=1.13、Cl^-=1311 (76.89)、HCO_3^-=665 (22.66)、Br^-=5.2、陽イオン計=1130 (49.6mval)、陰イオン計=1987 (48.1mval)、メタけい酸=53.6、メタほう酸=34.5 <H16.5.19分析>
●パンフによると加水はしていないとのこと。

〔 2005年1月30日レポ 〕
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■ 西那須野温泉 「千本松温泉」

<西那須野温泉「千本松温泉」> (那須塩原市(旧西那須野町))、10:00~24:00、600円、0287-36-1025)
オフィシャルHP

乳製品で有名な”ホウライ”の千本松牧場内にできた日帰り施設。従前、牧場の従業員が入浴していたお湯を、施設を整えて日帰り施設としたもののよう。
R400沿いのレストランやショップのあるメインゾーンから東側へかなり走った奥まった一画にあり、裏手のホウライCC側からもアプローチできそうです。
こぢんまりとした木造平屋のかわいい建物で、入ってすぐが受付、右手が男女別の浴室で左手正面が軽食もとれる休憩所。スタッフの対応が親切で好感がもてます。

脱衣所はこぢんまりとしたもので団体受け入れはきびしいと思います。
浴室の扉を開けたとたんにびっくり。上質なアブラ臭が場内にたちこめています。
内湯(みかげ石枠伊豆石貼5.6人)は、石の湯口がありますが使っておらずよこの無骨な金属パイプから熱湯を20L/min強ほど投入し、槽内注排湯はなく窓側側溝への流し出し。
湯口の湯温計は59℃を示していて泉温(54.5℃)より高いのは不思議。

露天は小粋にまとまった和風庭園に面してゆったりと配置され、開放感があっていい感じ。
浴槽はL字型みかげ石枠伊豆石貼8人くらいのもので、肌ざわりと入り心地のいいすぐれもの。
露天を安易に岩風呂にしなかったのはいい選択かと。
岩の湯口から熱湯を投入で、槽内注排湯はみあたらず上面排湯口からの流し出し。
受付できいたところすべて源泉かけ流しとのこと。
露天は奥側の小スペースのお湯がいいですが、内湯がベストかと思います。
カラン4(露天ゾーンに温泉マークのついたカラン&シャワーがありましたがお湯出ず)、
シャワー、シャンプー、ドライヤーあり、土曜13時で2~4人とわりあい空いていました。

うす緑黄色透明のお湯には茶色の湯の花(露天のほうが多い)。微重曹味に樹脂系のアブラ臭が明瞭。このアブラ臭は群馬のしんとうや高山に似た極上のもので、しばし陶然となってました。(中毒 ^^;; )この系統のかけ流し湯は東京近県では珍しいです。
アルカリ泉でHS^-=1.4なので、甘いイオウ臭が出てもよさそうですが、アブラ臭に抑えられているのか感じられず、たまご味も感知できませんでした。
重曹泉系のかなりはっきりとしたツルすべに加えて、ぎりぎり塩類泉に乗っている程度の濃度とは思えない存在感があり、よくあたたまるすばらしいお湯です。

恵比寿さんご推測のとおり個人的には完全にツボにはまったお湯で、これが埼玉か群馬にあれば通い必至かと・・・。

近くの温泉いちご園のビニールハウスよこには足湯があって、これはなまっていましたが、ハウスのよこに源泉を流しているところでは極上アブラ臭が匂い立っていました。
しかし、極上アブラ臭温泉使っていちご栽培するとはおそるべし!

好みのお湯のかけ流しだし、落ち着いた施設だし、近くにきたときは再訪したいと思います。あと、浴後に食べたホウライのソフトクリームは美味でした。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 54.5℃、pH=8.9、139.4L/min掘削揚湯、成分総計=1.001g/kg、Na^+=266.1mg/kg (98.70mval%)、F^-=12.0、Cl^-=110.3 (25.94)、HS^-=1.4、HCO_3^-=436.9 (59.69)、CO_3^2-=25.9、陽イオン計=270.5 (11.73mval)、陰イオン計=595.2 (11.99mval)、メタけい酸=103.8、メタほう酸=30.7 <H12.3.10分析>

〔 2005年1月11日レポ 〕
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■ 大谷田温泉 「明神の湯」

【 写真は行方不明捜索中です ^^;; 】

<大谷田温泉「明神の湯」> (足立区、10:00~24:00、1,000円(夜間割引あり)、03-5613-2683)
オフィシャルHP

行田「古代蓮物語」を運営する共立(ドーミーイン)グループが2004/5、足立区にオープンした日帰り施設。JR常磐線「亀有」駅、「綾瀬」駅からバス、千代田線「北綾瀬」駅から徒歩約20分。「亀有」駅北口からバス利用が便利で、東武バス有25葛飾車庫行 or 有27西水元循環「大谷田」バス停下車(約10分210円)徒歩約1分(バス停から見えます)。
JR武蔵野線「三郷」駅からのバス便もありますが、本数が少なく30分ほどかかります。

かなり濃厚な食塩泉ということで気になっていましたが、仕事の出先帰り、平日の夕方に突入してみました。
焦げ茶系トーンの落ち着いた外観の二層の建物で施設は2階、1階がピロティ方式のP。戸田「彩香の湯」でも採用しているこの方式は、地下に浴槽&配管用ピットを掘らなくていいし、Pも有効にとれるのでこれから増えるかも・・・。

館内はスパ銭よりも上質感のある和風のつくりで、とくに浴場のできがすばらしいです。
内湯は、間接照明メインでかなり暗めながら、癒し系のいい雰囲気がでています。浴槽部分の天井は低いですが、洗い場の方は高くなっているので湯気のこもりはありません。
カラン(というか、スイッチを押すと木の湯口からお湯が出てくる)15、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日18時で10~20人とゆったり。

内湯ゾーンのメインは、天然大ひば風呂「あつ湯」(7.8人、42℃)と「ぬる湯」(12人以上、40℃弱)で、この2槽のみが天然温泉利用です。
「あつ湯」は木の湯口から投入でにごり湯につき槽内注排湯不明ですが、おそらく全量を下段の「ぬる湯」に流し込み。”かけ流し”掲示もあります。
「ぬる湯」には湯口はなく「あつ湯」からの流れ込み+側面注入で槽内排湯不明、浴槽横の排湯口にオーバーフロー。
他に高見風呂(真湯)、高温サウナ、水風呂(脇に井水のおいしい飲水処あり)、源泉蒸し風呂(排水口が水琴窟になっている ^^)があります。

露天は和風で、古木や古民具が配され暖色系の間接照明が効果的に使われたもので、日本庭園というよりは野趣あふれる農家の庭先風かな? いささか演出過多で映画のセットじみた感がしないでもないですが、見事な癒し系空間に仕上がっています。端のほうに飼われているうずらもかわいいです。
岩枠石敷のメイン露天「薬師の湯」(あつ湯:7.8人/ぬる湯:15人以上、寝湯・半身浴ゾーン付、一部屋根付、光明石温泉)とイベント風呂(岩造10人位、当日はペパーミント風呂)に檜風呂×2(1.2人、真湯)を配置していて、露天には天然温泉槽はありません。
これらの人工温泉&真湯槽は弱いカルキ臭~ほぼ無臭で、とくに露天檜風呂はカルキ臭も感じられず入っていてきもちがいいです。

肝心のお湯ですが、「あつ湯」と「ぬる湯」でぜんぜん違います。
「あつ湯」は、黄褐色で透明度15cmのにごり湯。強塩味+僅微苦味に弱いながら樹脂系アブラ臭(浴槽材のひば臭入っているかも?)+微うがい薬臭。重曹泉系のツルすべもありますが、濃度感とほてほてカラカラがハンパじゃなく、責め立ててくるような強食塩泉系特有の強烈な浴感。
同じ足立区の「じゃぽん」に似た感じの浴感ですが、さらに凶暴な感じで長湯している人はほとんどおらず、けっこう空いています。
「ぬる湯」は茶褐色ささにごりで、にごりは「あつ湯」より弱め。味不明で弱いうがい薬臭。浴感も「あつ湯」より相当おとなしいので希釈があるかも? でも、食塩泉らしい浴感は充分にあり、このくらいの濃度感のほうがかえって入りやすいのでは。
浴後はややペトつきますが、湯切れは意外によく、お肌がスルスルになります。

「あつ湯」は強烈なほてほて湯で水風呂直行したくなりますが、そのとなりの水風呂はなんと14℃のプロ仕様なので、両槽の往復には相当な気合いが要るかと・・・ (^^;。
予想以上に強烈なお湯と凝りまくった環境演出にびっくり。こんなのが家のそばにあったら通い必至でしょう。なお、夜遅くは格安料金になるので常連客でかなり混むそうです。

Na-塩化物強塩温泉 36.5℃、pH=7.50、162L/min掘削揚湯、成分総計=30030mg/kg、Na^+=10600mg/kg (90.22mval%)、K^+=400.0、Mg^2+=252.3、Ca^2+=372.4、Fe^2+=4.6、Cl^-=18010 (99.36)、Br^-=99.2、I^-=23.9、HCO_3^-=110.6、陽イオン計=11640 (511.2mval)、陰イオン計=18250 (511.3mval)、メタけい酸=79.3、メタほう酸=7.0 <H15.4.24分析>

〔 2004年12月19日レポ 〕
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コラムのリスト

■ 【 音楽コラム 】 「サクラ色」
■ 【 音楽コラム 】 「ヒーリング・ミュージック」-2
■ 【 音楽コラム 】 「ヒーリング・ミュージック」-1 
中華の罠 (^^;
■ 【 音楽コラム 】 どうなる? 夏川りみ
これであなたも(売れない?)旅行ライター(笑)
■ 【 音楽コラム 】 ぜんぜんジャンルちがいだすが・・・ (PART-4)
■ 【 音楽コラム 】 ぜんぜんジャンルちがいだすが・・・ (PART-3)
■ 【 音楽コラム 】 ぜんぜんジャンルちがいだすが・・・ (PART-2)
■ 【 音楽コラム 】 ぜんぜんジャンルちがいだすが・・・ (PART-1)
療養泉と規定泉
「五感+αで楽しむ」 第2回 〔 にごり湯(濁度) 〕
温泉と神仏
魚ってマグロだけ?
2006年 関東近県納得湯20湯
ヲイヲイ・・・ (-_-)ゞ゛
エリア別お湯総覧-4 (群馬4 / 平野部・東毛)
エリア別お湯総覧-3 (群馬3 / 西毛)
エリア別お湯総覧-2 (群馬2 / 吾妻)
エリア別お湯総覧-1 (群馬1 / 北毛)
”いいお湯”10の条件 (後編)
”いいお湯”10の条件 (前編)
予約のとれない温泉宿-2
予約のとれない温泉宿-1
箱根の造成泉リスト
温泉施設のえらい順(笑)
有馬温泉の日帰り情報
「五感+αで楽しむ」 第1回 〔 湯色 〕
温泉宿の名前-1
温泉分析書のみかた (うつぼ流・初級編)(笑)
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■ 武蔵野火止温泉 「バーデホフ クベレ」 〔 Pick Up温泉 〕 〔休業中〕

<武蔵野火止温泉「バーデホフ クベレ」> (埼玉県新座市、休業中)

2005/2/20をもって休業に入ったホテル&日帰り温泉施設。自宅からいちばん近い温泉なのに高額料金(2,000円/2h)ゆえ近寄れませんでしたが、未湯のまま終わるのはあまりに忍びないので、大枚はたいてすべり込みで突入してきました。

建物(ホテル棟)は川越街道に面していますが、”温泉”の看板はまったく目立たず、温泉施設のエントランスはひっそりと奥まってあります。
フロントで受付すると入館カード、バスローブ風館内着、タオル一式、サンダルを渡されます。入口はカード投入ゲート式で、これは過剰投資か?。脱衣所はカード差込式ロッカーでこれも使い勝手はいまいち。ここで水着+館内着に着替えてサンダルをはいて突入。

施設は大きくバーデプールゾーン(混浴、水着着用)と風呂ゾーン(ハダカ入浴)とその他ゾーン(リラクチェアー設置の休憩室、フィットネス(料金内)、テルマリウム(別料金・休業中)、ビタミンバー(別料金)など)に分かれています。
いわゆるクア施設で、客層はカップルがメインのようでした。

バーデプールゾーンは、室内ゾーンに20mプール、リラクゼーションプール、円形ジャグジー槽にカフェ。2Fにもジャグジー浴槽があります。
露天ゾーンには巨大な流水プール、円形バス、源泉露天、ログキャビンサウナ、水風呂と多彩。
20mプールと水風呂以外は温泉を利用しています。
2Fジャグジー、リラク、流水、円形バスのお湯は薄め、円形ジャグジーはいちばん湯色が濃いもののなまり気味。で、源泉露天のみレポします。

源泉露天は、赤茶に色づいた白タイル貼円形浴槽で10人弱。岩から突き出たパイプから岩づたいに滝状の投入で槽内注排湯はみあたらず、たぶん全量を浴槽フチ排湯口への流し出し。
黒湯系の紅茶色半透明(透明度60~70cm)のお湯は、ぬるめで弱い甘味+微金気味に微モール?臭+微金気臭+かすかなイオウ臭?が香り、鮮度感の高いもの。重曹泉系のツルすべが明瞭でアワつきもあり、浴後は肌がすべすべになります。近くのにいざ温泉「彩泉楼」に似た感じのお湯ですが、こちらの方が重曹分がしっかりと出ているイメージ。(温泉臭は「彩泉楼」の方が強い)

風呂ゾーンは、1F(洋風フジヤマ風呂)と2F(和風いろはにほへと風呂)があり男女交替制。この日の男湯は2Fでした。
2Fは、内湯(みかげ石枠タイル貼10人)と露天ゾーンに水風呂(真湯)&サウナという構成。カラン7位、アメニティ類完備。
大きな金属パイプから加熱湯を20L/min程度投入で、底面吸湯口からは引いておらずおそらく全量をオーバーフロー。
ややぬるめのお湯は、源泉露天と同じ色味で、茶色の浮遊物あり。味臭も源泉露天とほぼ同じですが、若干鮮度感が劣る感じ。あと2日で休業というのに全体に空いていて、この内湯は独占でした。

全体にぬるめで重曹泉の”冷の湯”系なので温まり感は弱く、夏向きのお湯です。
やはり源泉露天がいいですが、水着着用が残念。むしろ、ここは循環にしても風呂ゾーンの内湯をザコザコかけ流しにした方がよかったのでは?
お湯はかなりポテンシャルが高く鮮度感もあるので、プールゾーンと風呂ゾーンを別料金にして、後者を3ケタで開放していたらまちがいなく通っていたでしょう。

帰りしなに休業の理由を訊くと、”経営上の理由”とのこと。川越街道に面していて立地は悪くないので、日の出の勢いのスパ銭チェーンが源泉ごと買い取ってリニューアルオープンしたら相当はやるのでは? と思いました。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 38.0℃、570L/min(1,300m掘削揚湯)、pH=8.22*、成分総計=1.184g/kg、Na^+=322.0mg/kg (97.36mval%)、Fe^2+=0.4、Cl^-=191.4 (37.71)、HCO_3^-=535.7 (61.31)、陽イオン計=333.4 (14.39mval)、陰イオン計=731.5 (14.32mval)、メタけい酸=101.7、メタほう酸=14.9 <H7.10.2分析>
●館内掲示およびHP記載データより。*はONKEN21さんレポより引用。

〔 2005年3月24日レポ 〕
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■ にいざ温泉 「彩泉楼」 〔 Pick Up温泉 〕 〔閉館〕

<にいざ温泉「彩泉楼」> (埼玉県新座市、10:00~24:00、1,650円(土日祝1,950円)<館内着・タオル・バスタオル付>、048-478-0123)
オフィシャルHP

関越道の脇にある温泉健康ランドです。9周年特別料金の999円(税込)(~7/27)だったので初めて入ってみました。東武東上線「志木」駅、JR武蔵野線「新座」駅、西武池袋線「清瀬」駅から無料送迎バス有。典型的な健康ランドで、浴室は男女とも2ケ所。入浴システムがややこしいので要注意。

B2Fの「五色の湯」は石枠タイル貼15人以上の内湯のみ。女湯には露天もあります。
ジャグジー注入がメインですが、岩の湯口からもチョロチョロと投入。槽内排湯は不明ですが、浴槽縁全面からオーバーフローあり。カラン8。サウナは倉庫と化してます。
B1Fにあるメインの「天平の湯」は、ジェット付大浴槽と寝湯(×5)付大浴槽(ともに石枠タイル貼20人以上でお湯の行き来あり)、サウナに水風呂他。カラン20、アメニティ類完備。平日20時で「五色の湯」はほぼ独占、「天平の湯」は10人位と空いてました。

ジェット付大浴槽は、打たせ湯×2、パイプ投入×1、岩の湯口×2の大量投入。
寝湯付大浴槽は、岩の湯口+槽内注入。ともに槽内吸湯はありますが、浴槽縁全面からオーバーフローでお湯に鮮度感があります。

お湯は、薄いコーラ色の黒湯で透明度70㎝くらい。湯口では、弱重曹味+微塩味で弱いながらお香系モール?泉とアブラ臭とアンモニア臭が入りまじった好ましい温泉臭。重曹泉特有のまとわりつくようなツルすべ感があり、意外と重い感じのお湯でじんわりと温まりますが浴後は爽快。全体に「越谷ゆの華」を薄くしたようなイメージ。
お湯は、気のせいかもしれませんが「五色の湯」のほうがいい感じで、こちらではわずかながらアワつきがありました。

めがねさんもご指摘のとおり、いろいろつくり過ぎの感も...。
これだけ設備投資したらこの料金もやむなしでしょうが、「豊島園庭の湯」もオープンしたし、料金体系の見直しが入るかも?

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 39.8℃、pH=7.95、460L/min(1,500m掘削揚湯/MAX620L/min)、成分総計=1.574g/kg、Na^+=455.0mg/kg (96.58mval%)、Fe^2+=1.9、Cl^-=307.8 (44.81)、HCO_3^-=640.7 (54.21)、CO_3^2-=2.1、陽イオン計=476.8 (20.49mval)、陰イオン計=955.0 (19.37mval)、メタけい酸=102.6、メタほう酸=17.5、有機物=13.6 <H8.5.7分析>
分析>

〔 2003年7月25日レポ 〕

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2007/11/6をもって突如閉館しました。
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