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女神系DIVAたち Part-2

昨年(2010年)6月27日にUPした『女神系DIVAたち』
その傾向はますますつよまっているような気がします。
とくに2006年~2008年くらいに活動を本格化させた女性Artistに逸材が多いような感じがしています。
今回は続編として、10曲+おまけをUPしてみました。

『女神系DIVAたち』 ~ 抜粋再掲 ~
このところ、なんとなく、邦楽の、とくに新世代の若い女性Artistの質感が変わってきているよな気がします。

いちばんは、ハイトーンになったこと。
これは安室奈美恵、華原朋美、観月ありさ、globeなど、いわば小室ファミリーといわれた一連の女性Vocalistの影響があると思う。
彼女らの超ハイトーン曲をふつうにカラオケで唄っていた次世代層が育ってきたということか・・・。
んでもって、声質がやたらフェミニン。
RAPにはたおやかな女性Vocalが意外に合うが、そういう背景もあるのだと思う。

つぎに、音数、というかことば数が多いこと。
80年代だったら「わすれかけてた~」が、「わあすれかけてえた~」となって、ひとつの音にのることばの数が圧倒的に多い。
これは絶対、RAPの影響があると思う。じっさい、彼女らとRAPのコラボ(ふつうfeat.~~とされる)はやたらに多くて、MC(韻を踏んだRAP)なんぞもふつうに入ってくる。

んでもって、すこぶるR&B。
小室ブームのあとのJ-Popシーンは一気にR&B寄りに振れたが、いまでもMariah CareyやWhitney HoustonをFavorite Musicianに挙げる女性Artistは多い。
海外育ちのバイリンちゃんもかなりいて、発音もほとんどネイティヴ。

最後に曲構成。
イントロ~Aサビ~Bサビ~ブリッヂ~A'サビ~エンド、つうよ~な従来型の構成じゃなく、「サビがあるのかないのかわからないが、なんとなくずーっとサビにきこえる」といった、ひねった曲が多い。(なので、5分超の長編がふつうにある。)
これもRAPやTranceの影響があると思う。

この4つの特徴が合わさると、どうなるか・・・。
そう、歌が巧くないと、とても聴けないシロモノになる。
でも、巧ければ女神的オーラを発し、空中を浮遊するような、SPLASHするような独特の高揚感をもたらす。

で、そんなやつを意識して聴いてみると、だれもかれも、巧い巧い!!
でもって、ルックスばっちりの歌姫系(^^)

そんなわけで、今回は、彼女たちを”女神系DIVA(歌姫)”と勝手にくくって、新しめの曲を10曲ほどリストしてみました。

気にいったら買ってあげてね。
※ You-Tubeの試聴(クリック)は自己責任にてお願いします。

01.僕の信じる道 - しおり

■ 2007年夏デビューの沖縄県出身のArtist。
”応援ソング”的な曲が多いが、曲のできが圧倒的によく胸を打つ。
いわゆる”泣ける歌系”では、すでにトップクラスの実力か?

02.Miss U Part II~ 恋してた~ - Chihiro

■ 2006年頃からキャリアを積んでいる福岡出身のシンガー。
ベースはR&B系の曲調だが、やわらかい声質はハイトーンで聴きやすく癒し系。

03.好きでいられたら.. - 松咲リエ

■ ナゾが多いが、渋谷などを中心にLive活動を行っているらしく、レコチョクなど各配信サイトでヘビーローテーションされているらしい。
声質は安定し、ブレスのつき方など本格派の片鱗、ブレークの予感。

04.君の名前 - 熊木杏里

■ 2001年春、オーディショングランプリを受け2002年2月デビュー。
曲は高いメッセージ性をもち、TV番組とのタイアップ多数。
独特な世界観の楽曲と翳りをたたえる唱法は、がっちり固定ファンをつかんでいそう。
これは2009年6月On SaleのSingle Cut曲。

05.Compass - 川嶋あい

■ 紆余曲折のキャリアをもつArtistで、以前はストリートライブも展開。
曲によりバラツキがあるような気もしないではないが、ツボにはまったときの説得力は強力。これもそんな1曲。

06.Sunshine - 山口リサ

■ 静岡県出身のR&B系Artist。東海地区ベースの活動、インディーズ系デビューという地味めのキャリアながら、実力は充分。
自称”R&B系”Artistが跋扈するなか、本格的R&B系マナーを備えた逸材だと思う。
これは2009年夏On SaleのSingle Cut曲。

07.笑顔でいられるように - 森恵

■ 広島県出身、2005年頃から地元広島、2008年頃から都内各所でアコギ弾き語りストリートライブを精力的に展開。
ゆたかな声量と高音でたおやかに伸びる声質は圧倒的。
これは2011年4月On SaleのSingle Cut曲。

08.愛されたい - 宏実

■ Boston留学中にヴォイストレーニングを受け米国ラジオ局主催のコンテスト「North End Idol Contest」で優勝したという逸材。
帰国後2005年にデビュー、他アーティストのfeat.を多数受けるのはすぐれた声質&グルーヴ感ゆえか?
これは2009年秋On SaleのSingle Cut曲で、雨音のごとく流れるリリカルなピアノ通奏が秀逸。

09.Last Letter - Noa

■ 2007年デビューの宮城県出身のアーティスト。RAP系ユニットとのコラボ多数。
ビブラートのかかる伸びやかな声質で安定感抜群。
これは2008年On Saleの1stALBUM『LUCY LOVE』収録曲。

10.会いたくて、素直になれなくて- CLIFF EDGE feat.中村舞子

■ 1/fの揺らぎをもつといわれるFem.Vocal中村舞子。
メロディアスな曲より平板な難曲で真価を発揮し、とくに高音での音程のとり方は天才的。数十年に一度の才能かも・・・。
RAPもいいです。(→ "Let Go"

□ おまけ
もっとキミに贈る歌....- 西野カナ ft. 菅原紗由理

■ はっきりいってこのRe-Mixすごいわ・・・。
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■ 国立温泉 「国立温泉 湯楽の里」

 

国立温泉 「国立温泉 湯楽の里」
住 所 :東京都国立市谷保3143-1(「フレスポ国立南」内)
電 話 :042-580-1726
時 間 :9:00~25:00 / 原則無休
料 金 :800円(土日祝 900円/会員割引不明)
オフィシャルHP

超ひさびさに(笑)、本当の「新設の温泉」レポいきます。
11/21オープン予定の新施設が11/18(金)と11/19(土)にお試し入浴を開催するもので、初日の18日に入ってきました。(めずらしく速い・・・ ^^ )

多摩川の左岸にあった大規模な公益施設跡地(約25,000㎡)を「民間資金活用型事業者提案(プロポーザル)方式」というひじょ~にお役所的な事業スキームで開発し、「フレスポ国立南」の名のもとにスーパー&ホームセンター「スーパーバリュー」と「湯楽の里」が出店しています。

ちなみにここではど~でもいいことですが、ディスカウント系スーパー&ホームセンターが一体となった平屋型店舗(厳密にいうとレジが共通のもの)は「スーパーセンター(SuC)」と呼ばれ、いま、もっとも競争力の高い小売業態のひとつで、広い敷地が必要なのでこのような大規模な物件はうってつけかな?
SC(ショッピングセンター)内のスパ銭はいまいち施設のなかに埋没しがちですが、ここは、相方がSuC(?)なので区分けが明確で、しっかりと存在を主張しています。

 
【写真 上(左)】 「スーパーバリュー」
【写真 下(右)】 外観

場所はR20が多摩川を渡る石田大橋西側の多摩川沿い。「石田大橋北」立体の側道から西に入ってすぐです。
JR南武線「矢川」駅からも歩ける距離では?

 
【写真 上(左)】 1階Pからの入口
【写真 下(右)】 2階Pから

1階にPをとったピロティ型。Pは1階と2階にあり、2階の方が停めやすく、直アクセスのデッキがかかっているので雨天でなければ2階の方がいいかも・・・。

 
【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 案内サイン

全体に質感の高い外観で、このあたりは民度の高そうな国立市の指導(?)が入ったのかも・・・。
館内はゆったりとしていて、いわゆるふつうの和風スパ銭よりアップスケール。
このあたりは、高級路線を狙った飯能の「喜楽里」のイメージ入っているかも。

 
【写真 上(左)】 和シックな外観
【写真 下(右)】 エントランス

食事処、癒し処、アカスリ&ボディエステなどに、TV付リラクチェアを含む53席のお休み処は立派。
廊下のおくに浴場、この日は右手が女湯、左が男湯(逆かも?)で交替制かは不明。
脱衣所はまあまあ広く、洗面所&ドライヤーが区分けされているのでつかい勝手がいいです。

内湯ゾーン左手はセパ型洗い場。仕切が浅く、となりの客のシャワーがときおり飛んでくるのが難か・・・。
木目調の天井は高いですが、スペースじたいはさほど広くなく、窓も広くはないので、開放感はあまりありません。
内湯ゾーンには手前から塩サウナ、高温サウナ、水風呂、高濃度炭酸泉(10人程)、白湯浴槽(6-7人)で、内湯ゾーンに温泉槽はありません。

扉の外に露天。2階にあるので展望はよく、富士山の眺望が楽しめるそうです。
夜はすこし離れて走る中央高速のライトがきれい。

左から時計まわりにジェットバス×4、温泉浴槽「下の湯」、源泉かけ流し浴槽「上の湯」とややおくまって寝ころび湯×8。
屋根は、「上の湯」と寝ころび湯にかかっています。
左手おく側に水琴窟やデッキチェアもおかれています。

カランセパ型洗い場23、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
当日は近隣住民対象のお試し入浴で、足元商圏はそんなにいないし、平日夜だし、たいして混んでないだろ~なという甘い見込みは見事に外され、20時すぎで80人以上もいる大盛況。
ただ、21時すぎるとしだいに空いてきて後半(お試し入浴は22時まで)はゆったり入れました。
スパ銭がすくないエリアのためか湯なれていない感じの客層。(シャワーをよこにつかったり、水風呂が異様に空いているのですぐわかる・・・(笑))

水風呂&白湯はおそらく井水と思われ、とろみあり。カルキもつよくなく、なかなかいいです。
高濃度炭酸泉もなかなか強烈でよろし。(ただし、ゲキ混みでしたが・・・)
露天ゾーンのジェットバスと寝ころび湯はたぶん真湯。

さて、注目の温泉浴槽です。
「上の湯」は、みかげ石の湯口から熱湯(たぶん源泉)を大量投入。槽内注排湯不明で、外側排湯溝への流し出し。
ここはお湯の鮮度感からみてもかけ流しでしょう。
「下の湯」は、みかげ石の湯口は止まっていて、底面注入、槽内排湯不明で外側排湯溝への流し出し。
ここは「ろ過循環あり」との掲示があります。

「上の湯」のお湯はやや熱め、色不明でうすいにごりと気泡の浮遊があります。
明瞭な重曹塩味+僅微苦味。石油臭と焼けタイヤ臭のうらにポマード的鉱物臭が潜む個性的な湯の香があります。
つよめのとろみとよわいアワつきによるヌルも感じます。
浴後はお肌つるつるになりますが、わずかにアブラ系のお湯で感じるパサつきもあったかな?

かなり迫力のあるお湯で、迫りくるあたたまり感は等張泉かと思われるほど。
個人的には「上の湯」と水風呂の交互浴がすこぶる快感でした。

「下の湯」のお湯はほぼ適温で、「上の湯」に準じる浴感ですが、どうしても入り劣りしてしまうのはいたしかたないところか。
でも、循環槽としてはかなりのできで、「上の湯」ほど凶暴でないので、湯なれない人はこちらの方が入りやすいのでは?。

お湯は予想以上のもので、とくに石油臭のつよさは関東平野部の温泉では屈指のものかと思います。
また、つよいとろみは関東平野部ではめずらしい高濃度のメタホウ酸(229.6mg/kg!)と石油成分(?)によるものでは・・・?

このようにお湯は文句なしですが、個人的に残念だったのは浴槽構成、とくに露天の温泉槽。
「上の湯」は鉄平石造りで8-9人、「下の湯」は同10人強とけっして広くはないうえに、金属パイプの仕切り乱立で空間にゆとりがありません。
手前が腰掛け湯風になっていて、外側は長方形に掘り込まれていて座湯風。

腰掛けを避けて手前に入っても浴槽は浅めで、目の前の座湯部分に人が入っていると足をのばすことができません。
ほてる泉質なので、ふつうの浴槽にすればそこそこ回転するはずなのに、腰掛け湯風にしてしまうと、かならずそこでまったりを決め込む客がでるので回転がいちじるしく落ちます。(この日もけっこういた。)
虎の子の温泉槽がもったいないような・・・。

「上の湯」「下の湯」の入口は共通1ヶ所で、3段の階段をのぼり、しかも間口が狭いので出入りの客でごったがえしています。
「こんな感じの浴槽、どこかでみたな?」と思ったら、「喜楽里」の露天でした。
ひょっとして設計陣がおなじなのでは??

みょ~に衒った感じの浴槽で、個人的には水風呂の浴槽(伊豆石風タイル、たっぷりふかめで入りごこちよい)をここにもおいてもらえれば、源泉本来のよさをもっとおちついて楽しめるように思いました。

また、施設規模にくらべて浴場が小ぶりに過ぎるような感じも・・・
内湯の白湯槽など、真湯の循環なんだからもうすこし広くしてもバチはあたらないような・・・。
さらに欲をいうと湧出量724L/minもあるので内湯にも温泉槽がほしいところですが、東京都は汲み上げ・排湯制限が厳しいそうなのでむずかしいのかな。

お湯じたいは「昭島温泉 湯楽の里」よりぜんぜん上かと思いますが、そんなこんなで浴場構成は昭島のほうがしっくりくるかな。
それでもスパ銭稀少のエリアだし、集客力高そうなお店のよこだし、料金もそれなりにリーズナブルなので大繁盛必至の施設かと思います。

〔 源泉名:国立温泉 湯楽の里 〕
Na-塩化物泉 48.5℃、pH=7.95、724L/min(1,800m掘削)、成分総計=4.393g/kg
Na^+=1407mg/kg (94.93mval%)、Ca^2+=43.2、Fe^2+=2.0、Cl^-=2070 (86.03)、Br^-=7.1、I^-=1.7、HCO_3^-=557.6 (13.67)、CO_3^2-=4.5、陽イオン計=1474 (64.47?mval)、陰イオン計=2643 (67.87mval)、メタけい酸=35.0、メタほう酸=229.6、遊離炭酸=11.7 <H23.6.8分析>

<温泉利用掲示>
〔上の湯〕
 加水:なし 加温:冬期のみあり 循環:なし 消毒処理:なし
〔下の湯〕
 加水:あり 加温:あり(通年) 循環:湯口より随時源泉補給し、ろ過循環 塩素系薬剤使用:あり

〔 2011/11/19UP (2011/11/18入湯) 〕


E139.25.49.980N35.40.24.308

【 BGM 】
Because... feat. 中村舞子 LGYankees

中村舞子・・・、やっぱりただものじゃない。
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■ 姥子山越旭温泉 「芦ノ湖一の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



姥子山越旭温泉 「芦ノ湖一の湯」
住 所 :神奈川県足柄下郡箱根町元箱根160-51
電 話 :0460-84-5331
時 間 :13:00~20:00
料 金 :850円
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

名湯のウワサ高い「旅館 山越」とおなじ源泉をつかう一の湯グループの湯宿。
旧「芦ノ湖キャトルセゾン」をいまは現名称に改めています。
「旅館 山越」の対面、Pは県道に面しているのですぐにわかります。

ロッヂ風の洋風でシックな外観。
ここは2006年と2010年の2回入っていますが、いずれもスタッフの応対はとっても親切でした。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 浴場入口

浴場はフロント横の露天×2と、2階に男女別の内湯。
露天は日帰りで入れるような気もしますが(要事前確認)、お湯は全然内湯のほうがよさそうなので、内湯しか入ったことはありません。(掲示によると内湯は循環なし、露天はろ過循環あり)
なお、露天は宿泊時夜間、無料予約制貸切となるようです。

日帰り料金850円ですが、一の湯グループはいずれかの日帰り可能宿で立寄り入浴をすると、当日に限り他の宿でのお風呂めぐりを無料(1軒目のレシート提示)でできるという太っ腹のサービスを提供しているので、これをつかわない手はないかと・・・。
とくに、ここは850円(1,050円の施設もある)で、かつ一の湯グループでは箱根の一番上に位置するので、ここを緒戦とし、湯本に向かって攻め下っていくのが賢いやり方では?
(ただ、湯めぐりの常道は「うす湯 → 濃い湯・クセもの湯」なので、これに従うと「塔の沢一の湯新館」(850円)スタート、このお湯で〆るのがいいかもしれません。)

対象施設はここの他、塔の沢一の湯本館、塔の沢一の湯新館、仙石原はたご一の湯、仙石原品の木一の湯の計5軒。
スタートは13時、終了時間は20時までなので温泉好きなら充分1日でまわれると思います。
なお、一の湯グループの宿に宿泊した場合は、これに大箱根一の湯(仙石原)、強羅一の湯、塔の沢キャトルセゾンの3軒を加えた計8軒を無料でまわることもできますが、さすがにこれは1日ではきついかな?


【写真 上(左)】 内湯浴槽
【写真 下(右)】 渋い意匠のタイル

2階の男女別内湯、廊下突きあたりの左が女湯、右が男湯で脱衣所・浴室ともこぢんまり。
林をのぞむ雰囲気ある浴室に石灰華でコーティングされた石+木貼3人ほどの浴槽ひとつとシンプル。
浴槽はたっぷりふかめで入りごこちのいいもの。

内床などに填め込まれた模様入りタイルが渋い味をだしています。
カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜13時で独占。

石灰華の析出のでた石の湯口から熱湯を投入で、槽内排湯は確認できず上面排湯はお湯の感じからしても掲示どおりのかけ流しかと思います。

お湯は熱め(2010年は適温~ややぬる、女湯は2006年、2010年ともにゲキ熱だったらしい)で茶色にうすにごって白&茶の湯の花。
重曹塩味芒硝味にわずかな旨味、正苦味泉系のお湯でときおり感じる桐の木材のような独特な湯の香+よわい焦げ臭。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 よさげな湯色

ツルすべときしきしがいりまじる複雑な湯ざわりで、正苦味泉系特有の硬質でガツンとくる浴感があります。
このときは、数週間前に熊本・阿蘇山麓の正苦味泉系のお湯に入っていたのですが、たしかにそれを思い起こすようなイメージのお湯。


【写真 上(左)】 露天入口
【写真 下(右)】 露天1

若干の加水があるためか「旅館 山越」のお湯にくらべるとややマイルドな感じがしないでもないですが、それでも相当なもの。
「当温泉は、全国でも最良質のものであることが確認されております。」という自信あふれる館内掲示も、なるほどうなづけるものがあります。(誰がどのように『確認』したかは不明ですが・・・(^^;))


【写真 上(左)】 露天1の湯口
【写真 下(右)】 露天2

温泉好きなら↑の湯めぐりとからめて攻めてみる価値充分かと思います。

〔 源泉名:姥子山越旭温泉 (元箱根第19号、23号、41号混合) 〕
Ca・Mg・Na-硫酸塩・炭酸水素塩泉 64.4℃、pH=6.6、湧出量不明、成分総計=1.600g/kg
Na^+=118mg/kg、Mg^2+=79.4、Ca^2+=134、Fe^2+=0.88、Cl^-=15.5、SO_4^2-=469、HCO_3^-=446、メタけい酸=224、遊離炭酸=94.7 <H20.6.18分析>
※旧分析(下記)から泉質名が変わって(Ca・Mg・Na-硫酸塩・炭酸水素塩泉、旧泉質名は含土類・重曹-石膏泉)いますが、成分的にはFe^2+=が減っていること以外、ほとんど変化はありません。
※以前、町観光協会のHP「箱根全山」では、「旅館 山越」は「箱根芦ノ湖(湖尻) 姥子温泉」というワケのわからん温泉地名(^^;)となっていましたが、2010年2月現在の掲示によると源泉名は「姥子山越旭温泉」となっていたので、いまはこの源泉名が採用されている可能性があります。

〔 源泉名:元箱根温泉 元箱根第19号、23号、41号混合泉 〕
Mg・Ca・Na-硫酸塩・炭酸水素塩泉 58.9℃、pH=7.1、湧出量不明(動力揚湯)、成分総計=1650mg/kg
Na^+=115mg/kg (26.65mval%)、Mg^2+=84.1 (36.89)、Ca^2+=120 (31.93)、Fe^2+=12.5、Cl^-=15.2 (2.35)、SO_4^2-=458 (52.07)、HCO_3^-=507 (45.36)、陽イオン計=347 (18.8mval)、陰イオン計=982 (18.3mval)、メタけい酸=250、遊離炭酸=68.0 <H10.9.14分析>
※2006年入湯時の掲示はmval%掲示なし。「山越」掲示と同分析だったので、「山越」の完全版を掲載。
※主成分はめずらしいMg-SO4(正苦味泉)で、分析書の旧泉質名にはしっかり「含重炭酸土類-正苦味泉」とありました。

<温泉利用掲示>(2010年2月現在掲示)
〔男子浴場〕
加水:あり 加温:あり 循環装置等の使用:なし 消毒処理:なし

〔金泉露天風呂〕
加水:あり 加温:あり ろ過循環装置使用:あり 消毒処理(塩素系薬剤):あり

〔 館内掲示 〕
当館の浴場は、58.5度という姥子温泉からの非常に高温度で良好な源泉をそのまま引き込んでおります。
(日により色が若干変化し湯の花の量も増減する面白い特徴があります。)
当温泉は、全国でも最良質のものであることが確認されております。

〔 2011/11/18UP (2006/05・2010/02入湯) 〕


E139.0.4.250N35.14.5.990

【 BGM 】
Because... feat. 中村舞子 LGYankees

中村舞子・・・、やっぱりただものじゃない。
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■ 真名井温泉 「真名井の湯 大井店」



真名井温泉 「真名井の湯 大井店」
住 所 :埼玉県ふじみ野市大井2-19-1 (旧 入間郡大井町)
電 話 :049-267-2641
時 間 :9:00~24:00 / 原則無休
料 金 :700円(土日祝 800円、会員各100円引)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (ぽかなび.jp)

※ 館内写真はありません。最近開設されたHPに綺麗な写真が載っているのでそちらをご覧ください。

ここは数年前にリニューアルをかけていて湯づかいが変わっているので最新情報を加えて再UPします。(2011/11)

東武東上線「ふじみ野」駅周辺エリアに以前からあるスパ銭が、2004/4/1に温泉を導入したもの。
R254(川越街道)のふじみの駅入口の少し手前を東側に入ったあたり。
川越街道に看板が出ていますが、ちとわかりにくいところにあるので夜など要注意です。
「ふじみ野」駅からバスを利用してもいけます。

閑静な住宅地のなかに広めのP。外観は典型的な和風スパ銭仕様。
玄関正面に温泉の掘削資料が誇らしげに掲示されています。


【写真 上(左)】 夜の外観
【写真 下(右)】 エントランス

館内中央には大きな食堂&休憩所。
その右手が浴場入口です。
館内は入館フリーで、浴場ゾーン入場時に課金するシステム。
入浴は1回きりですが、2階のレストルーム(別料金)を利用すると何回でも入浴可です。


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 井戸?

脱衣所は広くなくたいていごったがえしています。
浴室は、内湯ゾーンに白湯・深湯・バイブラバス、日替湯、ジェットバス、電気風呂、寝湯、湯腰掛など機能浴槽満載。
タワーサウナ、蒸し風呂、水風呂もあります。

露天ゾーンに人工炭酸泉(東屋付檜風呂4-5人、ぬるめ)、岩風呂(打たせ湯×1付、岩組みかげ石枠石敷15人、温泉)、壺風呂(陶製1人×2、温泉)に寝ころび処。
人工炭酸泉は温泉導入当初は温泉槽だったもので、数年前に人工炭酸泉を導入し、一躍人気浴槽になっています。

ありがちな和風スパ銭仕様ながら、全体にゆったりとして意外に和めます。
とくに奥まった立地なので、露天も閑かなのは優。

カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
温泉導入時は超イモ洗い状態がつづいていましたが、最近は競合施設もできたのでやや落ちついて、平日夜などゆったり入れます。
客層も湯なれた感じのお客が増えてきました。

岩風呂は壁面づたいの投入+打たせ湯+底面大量注入、上面排湯口からの排湯でオーバーフローなし。
壺風呂は木樋の湯口から投入で、ごくかすかに底面吸湯とオーバーフロー。
人工炭酸泉は底面注入+吸湯。温泉利用時につかっていた木の湯口は停止しています。
岩風呂は一画が打たせ湯になっています。最近は当たる客はすくないですが、ここで当たられると岩風呂の方に豪快に飛び散るので、廃止するか、完全密閉式にしてほしいところ。

ほぼ適温のお湯は紅茶色透明でごくわずかに茶色の浮遊物がただようモール泉的なもの。
泉質的に湯面に泡や結晶が出やすく、たまに垢と勘違いしているお客がいるのは気の毒。
岩槻店へのローリーを休止してから湯づかいがよくなり、しばしばアワつきが感じられます。
ただ、複雑な湯づかいをしているためか、タイミングによりお湯のコンディションにムラがあるのは残念。

微重曹味?+微甘味(打たせ湯)に有機肥料のような黒湯系の温泉臭。
「ぽかなび.jp」では、盛んに”金気臭”を強調していますが、わたしはここで金気臭を感じたことはありません(^^))
重曹泉系のツルとアルカリ泉系のヌルが混ざった明瞭なツル(ヌル)すべ湯はすこぶる入り心地よく、浴後はお肌すべすべに。堂々と「美人の湯」を謳えるお湯だと思います。

意外に楽しめるのが、内湯の深湯と水風呂。
これらは、たぶん井水使用だと思いますが、これがなかなかのくせものです。
湯口にはうっすらと石膏系の析出がでて、湯中の指先がわずかに青白く発光しています。
きしきしした湯ざわりと温泉槽よりつよめのあたたまりも感じられ、うすめ硫酸塩泉のそれにちかい浴感さえ感じます。

最近はとくに気に入っていて、温泉槽よりもここにいる時間が長いこともしばしば。
カルキ気がほとんどないのも高ポイントです。

料金も安めだし、週末午後を避けていけばなかなか充実した湯浴みを楽しめる施設だと思います。

※ ここの源泉は2006年5月まで、系列の岩槻店にローリー輸送していました。
(なお、岩槻店は自家源泉(彩の月温泉)を開発、2006年5月から利用していましたが、東日本大震災の影響で廃業したという情報があります。)
また、数年前に露天檜風呂を温泉から人工炭酸泉(たぶん井水使用)に切り替えています。
利用可能湯量が増えたうえに、温泉槽をしぼったので、当然のことながら湯づかいがよくなっています。
ただ、欲をいえば露天壺風呂で源泉非加温かけ流しをしてほしいところか・・・。

〔 源泉名:真名井温泉 〕
単純温泉(Na-HCO3型) 28.9℃、pH=8.3、324L/min(1,328m掘削揚湯)、成分総計=483.8mg/kg
Na^+=124.6mg/kg (94.56mval%)、Fe^2+=1.5、Cl^-=21.0 (10.49)、HS^-=0.03、HCO_3^-=280.3 (81.64)、CO_3^2-=8.4、陽イオン計=130.8 (5.73mval)、陰イオン計=316.7 (5.62mval)、メタけい酸=29.0、メタほう酸=4.4 <H15.12.24分析>
*1,328mも掘って28.9℃とはお気の毒? でも25℃以上になってよかったですね ^^)

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 2011/11/17内容補強のうえUP (2004/04以降数十回入湯) 〕

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〔 温泉導入直後/2004年4月18日レポ 〕

東武東上線「ふじみ野」駅のそばに以前からあるスパ銭が、2004/4/1に温泉を導入したものです。
R254(川越街道)のふじみの駅入口の少し手前を東側に入ったあたり。
川越街道に看板が出ているので迷うことはないかと。Pは250台と充実ですがそれでも満車状態。「ふじみ野」駅からバスを利用してもいけます。

外観は和風のスパ銭仕様。玄関を入ると温泉の掘削資料が誇らしげに掲示されています。会員システムがあり、通常入会手数料100円のところ4/23まで無料なので入会しました。以前の500円(土日祝600円)を値上げしているのは入湯税分か温泉の付加価値分か?

和風の館内はよくあるスパ銭仕様。最近の施設はどこにいってもこんな感じなのでだんだん記憶がごちゃごちゃになってきました (^^;
館内は入館フリーで、浴場ゾーン入場時に課金するシステム。
入浴は1回きりですが、2階のレストルーム(別料金)を利用すると何回でも入浴可です。

脱衣所は広くはなくごったがえしています。5段ロッカーには辟易。
浴室は、内湯ゾーンに白湯・深湯・バイブラバス、日替湯、ジェットバス、電気風呂、寝湯、湯腰掛など機能浴槽満載。タワーサウナ、蒸し風呂、水風呂もありますが、すべて真湯でカルキ臭ただようもの。
露天ゾーンに檜風呂(東屋付、総檜造3.4人(でも常時7.8人入っていた ~~;))、岩風呂(打たせ湯×1付、岩組みかげ石枠石敷15人)、壺風呂(陶製1人)×2ですべて温泉使用。

館内は全体に「狭山やまとの湯」にそっくり、というか最近の温浴施設に共通した没個性的なつくり。
設計は大手のT岡設計ですが、この事務所の設計コンセプトが最近の温浴施設のスタンダードになっている感じがしています。

カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜17時で露天ゾーンに30人、内湯ゾーンに30人、洗い場に30人、サウナ・蒸し風呂に20人で、しめて110人!。
こんなに混んでいる施設は初めてです。周辺はニュータウンふじみ野、人口急増エリアなのでやむなしか・・・。

露天の檜風呂は木の湯口から50L/minほど投入+底面注入。かすかな底面吸湯+上面排湯樋から流し出し。岩風呂は(たぶん檜風呂からの流し込みの)岩の湯口とかけ湯と壁面づたいの投入+底面注入で湯面排湯口からの排湯。どちらもオーバーフローはなし。
壺風呂は木の湯口から投入でごくかすかに底面吸湯?でわずかなオーバーフロー。

お湯はだいたい適温、紅茶色透明でごくわずかに茶色の浮遊物。モール?泉によくある色味です。
微重曹味?+微甘味(打たせ湯)に弱いながら有機肥料のような黒湯系の温泉臭。
この入り込み具合からすると消毒は不可欠でしょうが、温泉浴槽ではカルキ臭は感じられず。

重曹泉系のツルとアルカリ泉系のヌルが混ざった明瞭なツル(ヌル)すべのあるお湯はすこぶる入り心地がよく、浴後はお肌すべすべとなります。
堂々と「美人の湯」を謳えるお湯だと思います。
檜風呂を加熱かけ流し、あるいは内湯水風呂を非加熱源泉かけ流しにでもできれば、温泉ファンの間でもかなり評判のお湯になるのでは?

個性のない真湯さながらの単純温泉を想像してたので、いい意味で予想を裏切られました。
モール?泉系ということでは、同じ川越街道エリアの新座温泉「彩泉楼」(現在「にいざ温泉」)や武蔵野火止温泉「バーデホフ クベレ」(廃業)があり、お湯の力・鮮度感とも「彩泉楼」や「バーデホフ クベレ」には及びませんが、休日700円でこのお湯を味わえるのはリーズナブル。
こんどは日曜夕方を避けてじっくりと入ってみたいです。

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〔 2004年7月12日レポ 〕

昨日、ふじみ野の「真名井の湯」にいきました。
ここは4/18にレポしてますが、あいかわらずの大混雑でした。
入ったときは湯中にこまかな気泡が舞い、湯面には白い結晶がたくさん浮いていました。
ひょっとして、と密かに期待すると、ありましたアワつきが・・・。
温泉利用の檜風呂、岩風呂、壺風呂ともすべてありましたが、とくに岩風呂のアワつき量が多く、毛先が白くなるほど。
ゲキ混みイモ洗い状態の浴槽でのアワつき体験は初めてです (^^; 。

その後、アワつきの量は次第に少なくなり、出る頃にはほとんどなくなってしまいました。
このアワつきが鮮度によるものか、供給途中の撹拌によるものかは不明ですが、324L/minの湧出量があるので、ときおり源泉投入量を多くする湯づかいをしているのかも?
モール色をしたツル(ヌル)すべ湯で温泉らしい浴感もあり、料金もリーズナブルなのでなかなかのおすすめです。

■ブランドグルメ
〔 お茶テラ・イモテラ 〕
地元の異業種交流会で開発されたご当地カステラ。
素材の産地は不明ですが、茶(狭山茶)、芋(川越のサツマイモ)ともに名産地に近いエリアなのでそれにちなんだものでは?
桜の時季には「桜カステラ」も限定発売されます。


E139.31.20.840N35.50.54.670
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■ (足利)地蔵の湯 「東葉館」 〔 Pick Up温泉 〕



(足利)地蔵の湯 「東葉館」
住 所 :栃木県足利市葉鹿町1981
電 話 :0284-62-0136
時 間 :10:00~21:30?(薦事前確認) / 不定休
料 金 :700円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (栃木県観光物産協会)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))
紹介ページ (足利市観光協会)

足利市の北東側、市街地のはずれにある客室数10室、明治末期創業の老舗旅館。
場所は少しわかりにくいので、↓の地図を参照ください。(無量院をめざしていくといいかも・・・)

土曜14時前に突入すると広間では大宴会開催中。でも浴室は3~6人と空いていました。
場所柄、会合や法要などに使われているようで各種の宴会コースも設定されています。
回数券を発行し、日帰り客の受け入れにも積極的なよう。


【写真 上(左)】 和風の雰囲気ある露天
【写真 下(右)】 仙人の湯

男女別の浴場は、内湯ゾーンに温泉槽(黒みかげ石枠タイル貼5.6人)、ジェット槽(同、ジェット2本、真湯)、露天ゾーンに露天(鉄平石造8.9人、東屋付)、別棟に「仙人の湯」(同6.7人、たぶん真湯、槽内に備長炭)と旅館の規模のわりに浴場は充実しています。
とくに露天はゆったりとしてなかなかに風情あるもの
カラン計11、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。


【写真 上(左)】 温泉槽
【写真 下(右)】 ライオン湯口

内湯温泉槽は赤茶色に変色したライオンの口から時折投入でかなり潤沢なオーバーフロー。
投入量よりもオーバーフロー量のほうが多い感じなので、槽内注湯があるかも(にごり湯につき槽内注排湯不明)。
源泉?カランもあって薄い赤茶色の冷水が出ます。適温で鉄泉系の赤茶色のにごり湯は透明度45cm。
窓から差し込む日差しを受けて黄金色に輝ききれいでした。


【写真 上(左)】 温泉槽の湯口&湯色
【写真 下(右)】 鉄泉系の色味です

金サビ味に金サビ臭で鉄泉らしいキシリ感のあるお湯はあたたまり感がつよく、クセになりそうな個性的なお湯で、イメージとしては伊勢崎の五色を薄めて鮮度を高めた感じかな。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

露天は竹の湯口から熱湯大量投入+側面注入でかるい底面吸湯+浴槽横排湯口への流し出し。
ややにごりのある熱めのお湯には細かな白い浮遊物がただよいます。
無味ながらおだやかな温泉臭?があり、かるいヌルすべも感じられたので水道水ではないと思います。


【写真 上(左)】 露天の湯色
【写真 下(右)】 分析書

庭内湧出らしい源泉は鉄泉のイメージが強いですが、総鉄は6.0mg/kgで温泉法規定に及ばず、メタけい酸=75.5mg/kgによる規定泉となっています。
宴会客の集中出撃を回避できれば (^^; 、このあたりではめずらしいにごり湯をじっくりと楽しめるなかなかのお湯かと思います。

〔 源泉名:地蔵の湯 〕
規定泉(メタケイ酸)(Ca・Mg・Na-HCO3型)* 17.3℃、pH=6.3、湧出量不明、成分総計=0.418g/kg
Na^+=16.9mg/kg、Ca^2+=27.9、Fe^2+=5.2、Fe^3+=0.8、Cl^-=19.4、SO_4^2-=21.0、HCO_3^-=131.9、メタけい酸=75.5、遊離炭酸=103.5 <H11.4.5分析>
*):筆者の概算mval%による。

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 ココワイン 〕
足利市の山側、田島町にあるファームのオリジナルワイン。
1950年代に開かれた山の葡萄畑は、開墾以来、除草剤が撒かれたことがないそうで、2007年から100%日本産葡萄と天然の自生酵母をつかってワインが醸造されています。
2011のヌーボーは「2011のぼっこ」
ワイナリー見学コースが設定され、Web通販で購入することもできます。

〔 2011/11/17内容補強のうえUP (2004/05/01レポ (2004入湯)) 〕


E139.23.24.031N36.21.59.936
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■ 五十沢温泉 「五十沢温泉 旧館」 〔 Pick Up温泉 〕



五十沢温泉 「五十沢温泉 旧館」
住 所 :新潟県南魚沼市宮 (旧 南魚沼郡六日町)
電 話 :0257-74-2859
時 間 :8:00~20:00 / 第1、2、3水休(時間・休日とも要事前確認)
料 金 :300円
オフィシャルHP
紹介ページ (温泉みしゅらん)

巨大混浴露天で有名な「五十沢(いかざわ)温泉 ゆもとかん」の旧館です。
宿泊もやっているようですが、ほとんど日帰りがメインのようです。

場所はわかりにくいです。
オフィシャルな地図情報がとれず、現地でも看板頼りにたどり着いたので定かではないのですが、R291から県道233に入り、五十沢集落内で県道28五日町方面へ左折した道沿い右手だと思います。
五十沢温泉(新館)からだと、県道233を六日町方向に戻ったひとつ目の角を右折すると、そのまま県道28五日町方面に入るのでその右手道沿い。
新館からだと500mほどかな? Pは数台分あります。

旧館といっても老舗宿的雰囲気はなく一見民家のよう。ちと新津温泉入っているかも・・・。
たしか入口の料金箱に料金300円を入れて入館。


【写真 上(左)】 案内看板
【写真 下(右)】 浴槽

脱衣所に洗濯機。近所のお年寄りが数人入りにきていて銭湯のよう。
二面採光のあかるい浴室に石枠タイル貼5人ほどの浴槽ひとつとシンプル。
役物を多様した職人芸のタイル細工が渋い。

左手壁面から突き出た塩ビパイプはでておらず、左手おくの石の間に据えられた陶製瓶に
イオウの析出まみれの金属パイプが突き入れられてあふれたお湯を浴槽に流し込み。
これは湯温調整のためかと・・・。
湯口そばにはコップもおいてありました。
槽内排湯はみあたらず、ざんざこオーバーフローのかけ流し。


【写真 上(左)】 渋いタイル貼り
【写真 下(右)】 湯口

カラン2、アメニティ類たしかなし。お湯カランはおそらく源泉かと・・・。
平日15時で3人~独占。

43℃ほどの熱湯は無色透明で、うす茶と白の湯の花がたくさん舞っています。
明瞭なたまご味+石膏味、甘イオウ臭にほこほことした石膏臭。
よわいツルすべ+弱きしにイオウのスルスルとした湯ざわりが加わるやわらかなお湯。

とにかく鮮度感が抜群でお湯に勢いがあるので迫力充分。
あたたまり感も相当なもので、成分総計わずか160.4mg/kgのお湯とはとても思えません。
それでも浴後は熱の抜けよく、さっぱり上品な充実感が残ります。
お湯のイメージはいまはなき栃木・栗山の名湯、「西川公民館」を彷彿とさせるものがありますが、こちらのほうがイオウ気がつよいかな。

新館(ゆもとかん)は以前スキー帰りに2度ほど入ったことがありますが、お湯は断然こちらのほうがよく、それに個人的に混浴はあまり好きではないので、どうしてもこちらの評価が上になります。
魚沼エリアでも屈指の名湯なので温泉好きにはおすすめします。

〔 源泉名:五十沢温泉 1号井 〕
アルカリ性単純温泉(Na-Cl・SO4・HCO3型) 50.3℃、pH=9.4、270L/min動力揚湯、成分総計=160.4mg/kg
Na^+=40.0mg/kg (84.26mval%)、Ca^2+=5.9 (14.05)、Cl^-=27.4 (36.00)、HS^-=1.8、SO_4^2-=23.6 (22.91)、HCO_3^-=27.0 (20.57)、CO_3^2-=9.3、陽イオン計=47.1 (2.07mval)、陰イオン計=90.9 (2.14mval)、硫化水素=0.01 <H16.8.9分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環:なし 消毒処理:なし

〔 HP掲載 〕
1976年、小沢謙二会長が消雪用の井戸を掘っていたところ、深さ60m足らずで水温50度の湯脈に当たった。県に許可を取り営業を始めたのが78年頃。

一郷一会100名湯(takayamaさん)

■ブランドグルメ
〔 酒の實漬け 〕
地元の契約農家でつくられる白瓜、きゅうりの塩漬けを清酒八海山の酒粕に漬け込み、八海山大吟醸の酒粕で仕上げるという、越後・魚沼らしいかす漬。
ネーミング・パッケージもばっちりツボにはまった好アイテムで、通販もされています。

〔 2011/11/04UP (2006/04入湯) 〕


E138.56.2.017N37.3.34.803
※地図&位置データは正確でない可能性あり。

【 BGM 】


焼酎「かのか」のCMで流され、清涼感あふれるメロディで一世を風靡した井上大輔作曲、上野洋子ヴォーカルの名曲。
フルバージョンはないと思っていたがみつかりました。(YouTubeおそるべし!)
世理奈というArtistが唄っている「風と花と光と」。
そこそこ健闘しているが、やはり天才的なキレのある上野洋子には及ばずか・・・?。
でも、そのあとに入っている曲「歓びを歌にのせて」??は秀逸。

上野洋子Vers.
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■ 西新井大師の湯 「THE SPA 西新井」



西新井大師の湯 「THE SPA 西新井」
住 所 :東京都足立区西新井栄町1-17-10 セントラルウェルネスタウン 3F
電 話 :03-5888-1526
時 間 :10:00~23:00 / 第1金休
料 金 :1,000円(土日祝 1,200円、17時~ 500円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

※ 館内写真はありません。こちらをご覧ください。

東武伊勢崎線「西新井」駅から徒歩3分の好立地に2008年2月1日オープンした自家源泉施設。
全国にスポーツクラブを展開するセントラルスポーツ(株)のスポーツクラブ併設の温泉温浴施設を外来開放するもので、「THE SPA 成城」(入湯済未レポ)も同列経営です。

全体に綺麗で上質感のある施設。Pは112台、施設利用者は2時間まで無料になります。
「セントラルウェルネスクラブ西新井」の中、4Fにあります。

男湯は寝ころび湯、ジェットバス、塩サウナ、女湯は、つぼ湯、シルキーバス、スチームミストサウナとアイテムが異なり、HPによると、毎月5,10,15,20,25,30の6日は、男女の入れ替えをするようです。
訪れたときはデフォルトの男湯でした。


【写真 上(左)】 アースカラーな外観
【写真 下(右)】 集合サイン

スポーツクラブのお湯なので、雰囲気は洋風SPA的で和風スパ銭風ではありません。
脱衣所も縦型ロッカーが並んでスポーツ施設風。


【写真 上(左)】 建物エントランス
【写真 下(右)】 施設エントランス

内湯は天井ひくめでやや圧迫感がありますが、全体に機能的につくられています。
とくに洗い場はゆったりとしたセパレート型×21でつかい勝手よし。
シャンプー・ドライヤーあり。
平日20時で10~25人とそこそこの入り。でも、スパ銭よりは空いています。

内湯ゾーンに内湯(黒みかげ石枠タイル貼15人以上)、機能浴槽4連(真湯)、黄土サウナに水風呂。
水風呂は冷たくカルキ+土臭。よわいとろみのあるきもちのいい水で井水かも?

露天ゾーンに、露天(黒みかげ石枠タイル貼10人強)と寝ころび湯×4。
ゆったりとしたつくりですが、建物壁面に囲まれているので開放感はさしてありません。

内湯は石の湯口からは投入なく、側面注入、底面吸湯、オーバーフローなしの循環仕様。
露天も同様ですが、1回だけ湯口から数十秒ほど投入がありました。

温泉使用は内湯、露天と寝ころび湯です。
内湯と露天では、最初露天のほうが濃度感も温泉臭もありましたが、途中で逆転し、出るときには内湯のほうがぜんぜんよくなっていました。(露天が途中で急にうすくなった。)
露天は2ヶ所の注入口からアワがでているときは加水がきつく、でていないときは濃度が上がるような感じがしましたが確証はありません。
また、露天の浴槽まわりは茶褐色に変色しているところもあるので、非除鉄源泉を入れるときもあるのかも・・・?

お湯は内湯・露天とも適温。
内湯はバスクリン色で浮遊物なし。露天は色味不明。
強塩味+弱苦味でアンモニア臭+タール臭。
土類泉系のぎしぎした湯ざわりで、浴後は湯切れよいもののきもちペトペト感もあります。
露天湯口そばではアワつきがありますが、これは注入時の撹拌によるものかと。

湯口のお湯の濃度感は変化しますが、濃いときはほとんど加水なしかと思います。
もともと源泉じたいが強烈なので、ろ過しても、循環しても源泉本来の力が残っている感じかな。

かけ流し槽がないのは残念ですが、全体にきれいだし、お湯の素性もわるくないのでそこそこ満足できる施設だと思います。

〔 源泉名:大師の湯 〕
Na-塩化物強塩温泉 45.5℃、pH=7.2、460L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=31.02g/kg
Na^+=9855mg/kg (81.36mval%)、NH4^+=35.6、Mg^2+=503.8、Ca^2+=1022 (9.68)、Fe^2+=5.9、Cl^-=19050 (99.21)、Br^-=79.5、I^-=20.7、HCO_3^-=189.2、陽イオン計=11560 (526.9mval)、陰イオン計=19340 (591.6mval)、メタけい酸=77.2、メタほう酸=35.5、遊離炭酸=10.1 <H19.4.10分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 チラシより 〕
「THE SPA 西新井(大師の湯)では、ここ西新井の地に湧き出た天然温泉を使用しています。地下1,500mから湧き出た天然温泉は、同じナトリウム-塩化物強塩温泉の中でも「ナトリウムイオン(9855ミリグラム)」・「カリウムイオン(134.0ミリグラム)」・「塩素イオン(19050ミリグラム)」・「硫酸イオン(0.3ミリグラム)の成分が多く含まれ、非常に塩分濃度の高い温泉なんですよ!」
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確かに、「非常に塩分濃度の高い温泉」です。
カリウムイオンと硫酸イオンの量はたいしたことないですが・・・ (^^)

〔 2011/11/04UP (2008/10入湯) 〕


E139.47.35.226N35.46.18.213
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■ 芦安温泉 「白峰会館」 〔 Pick Up温泉 〕



芦安温泉 「白峰会館」
住 所 :山梨県南アルプス市芦安芦倉1570 (旧 中巨摩郡芦安村)
電 話 :055-288-2321
時 間 :9:00~16:00
料 金 :400円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (南アルプス市商工会)

南アルプスの玄関口として知られる旧芦安村にはいくつかの源泉があって、”芦安温泉郷”とよばれています。
「白峰(はくほう)会館」はその最奥にある温泉施設です。
芦安から夜叉神トンネルを抜け、広河原、北沢峠を経由し伊那谷に抜ける「県営林道南アルプス線(南アルプススーパー林道)」は、南アルプスに入るもっともポピュラーなルートですが、一般車は乗り入れ禁止になっています。
一般車は芦安に駐車して、路線バスやタクシーに乗り換えることになります。
この芦安の駐車場のよこにあるのが白峰会館。なのでオンシーズン、この周辺のPはたいへん混みあいます。

訪れたときは9月中旬。夏休みは終わり紅葉前の閑散期と思いきや、前のPは見事に満車。
整理員さんに「白峰会館」に入浴したい旨告げると、1台分確保してくれました。


【写真 上(左)】 多くのお宿が温泉を引いています
【写真 下(右)】 浴場入口の案内

Pのよこが宿泊施設「南アルプス温泉ロッジ」でかなり立派な建物、道をはさんだ反対側に食堂と温泉施設を備える「白峰会館」があります。
以前は「南アルプス温泉ロッジ」にも浴場があったようですが、2011/04のリニューアルで廃止され、「白峰会館」に露天と足湯ができているよう。
宿泊客は「白峰会館」の浴場を利用するようです。(浴場への専用通路あり。)
なお、日帰り可能時間は16時までなので要注意。

前面はバスターミナルの待合所兼食堂で、中継基地となっているので登山客で大賑わい。
食堂の会計で受付し、連絡通路を通って別棟の浴場へ向かいます。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴室入口

HPでは手前が男湯、おくが女湯となっていますが、この日はおくが男湯でした。
さして広くない脱衣所に5人ほどもいてびっくり。
でもみな服を着るところで浴室は無人。
出しなにまた6人ほども入ってきたので、タイミングにより登山者グループの波状攻撃に見舞われそうです。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 浴室

浴場にはいったとたんによわいカルキ臭は残念ですが、浴槽からざんざこにオーバーフローし、川状態になっている内床にびっくり。
窓の広いあかるい浴室に黒石枠水色タイル貼の6-7人の渋い浴槽がひとつ。
窓からのぞむ山々が一幅の絵のよう・・・。さすがに”展望浴場”をうたうだけのことはあります。


【写真 上(左)】 かなりのオーバーフロー
【写真 下(右)】 浴室からの眺め

カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
休日14時で独占。
洗い場カランはおそらく温泉と思われ、カルキなくよわい芒硝重曹味でおだやかな湯の香(よわい鉱物臭入ってる?)。


【写真 上(左)】 カランも温泉?
【写真 下(右)】 浴槽

赤茶色に変色した石の湯口から30L/minほど大量投入+側面注入で、底面吸湯+潤沢なオーバーフロー。
ふたつの湯口はともによわいカルキ臭があって、温度もお湯の感じも大差ないのでどちらも循環湯かも。

ほぼ適温のお湯は無色透明で浮遊物なし。
味不明(洗い場カラン参照)、よわいカルキ臭で、ツル(ヌル)すべを感じますがとろみはさほどありません。
イメージ的には硫酸塩が卓越したお湯のように感じました。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色

弱カルキ臭のあるなんということもないお湯ながら、なんとなく好ましいお湯で、あたたまりもありますが浴後は爽快感が出ます。
登山後のクールダウンには最適なお湯かもしれません。

〔 源泉名:村営芦安温泉 〕
単純泉(低張性アルカリ性温泉) 40.4℃、pH不明、300L/min <S57.9.2分析> (分析書みあたらず詳細不明)
源泉地:芦安村芦倉1525金山沢右岸

<温泉利用掲示>
加水:あり 加温:あり ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

芦安村芦倉1525を泉源とする温泉は、「みどりの郷 くつさわ」(現在休業中?)と「北岳荘」(HPによると現在休業中)でもつかっている(た)ようです。
「みどりの郷 くつさわ」の受付前面に貼り出されていた分析書データと、「北岳荘」前の看板記載データを記載しておきます。


【写真 上(左)】 芦安温泉の配湯槽
【写真 下(右)】 休業中?の「みどりの郷 くつさわ」

【「みどりの郷 くつさわ」分析書】
〔 源泉名:南アルプス市営芦安温泉 〕
アルカリ性単純温泉(Na-SO4・Cl型) 36.1℃、pH=9.4、475.0L/min動力揚湯、成分総計=0.989g/kg
Na^+=295.6mg/kg (88.75mval%)、Ca^2+=31.0 (10.70)、Cl^-=145.1 (28.84)、SO_4^2-=445.4 (65.37)、CO_3^2-=12.4、陽イオン計=329.0 (14.49mval)、陰イオン計=619.3 (14.18mval)、メタけい酸=41.1 <H16.9.30分析>

【「北岳荘」前看板】
井戸の深さ:地下400m
湧出量:自噴61L/min、ポンプ使用300L/min
温度:自噴39℃、ポンプ使用41℃
泉質:単純泉(低張性アルカリ性温泉)

■ブランドグルメ
〔 芦安のしょうゆの実 〕
山ぶかい芦安。栄養価の高い保存食として知られるのが「しょうゆの実」。
煮た(茹でた)大豆に麹をまぜて藁敷きの箱に敷き詰め数日間。天日でさらに干しあげてつくります。
水で戻して、塩味をつけ、しらす、ねぎなどとまぜて食されるそうです。
芦安中学校では、給食で出されることもあるそうです。

〔 2011/11/03UP (2009/09入湯) 〕


E138.21.54.385N35.37.45.975
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