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■ 飯岡温泉 「グロリア九十九里浜」

<飯岡温泉「グロリア九十九里浜」> (千葉県旭市(旧 飯岡町)、8:00~20:00、500円、050-3491-7147)
オフィシャルHP

旧「健康ランド 伸幸館」の経営が変わってオープンした温泉宿泊施設が日帰り開放するもの。
外房、飯岡には黒湯系の自家源泉をもつ施設がいくつかありますがここもそのひとつ。以前、突入したものの「改装中」とのことで撤収。今回リベンジです。

飯岡漁港の西側にある「みなと公園」の前、7階建の目立つ建物ですが、看板が小さいので通り過ぎ注意。温泉浴場の他に室内温水プール(別料金300円、入浴+プールで700円、ただしプールは休止中らしい)もあります。
経営移行時にはさほど手を入れていないようで、館内にはきもちB級館がただよっています。
経営企業の本業は介護サービスらしく、HPからは営業努力が感じられるので、今後、手を入れていくのかも・・・。

 

男女別の浴場は細長く、入ってすぐにナゾのステン浴槽(空だった)。その奥にサウナ(この時間は非稼働)、洗い場(カラン4)と内湯(石造5.6人、ジェット付)。さらに屋外に軒下タイプの露天(石造3人)があります。露天の開放感はさほどないものの、浜風に当たれるのはありがたいです。
脱衣所には「燃料節約のため当分の間、露天風呂及びプールは中止させて頂きます。」との掲示がありましたが、この日はお湯が張られていました。(女湯は空)
シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日14時で独占~2人。

内湯は、数ヶ所からの側面注入で弱いオーバーフロー。黒湯につき槽内排湯は確認できず。露天側に穴があり、露天とお湯の行き来があるようです。手前に源泉カランがあって、冷たい源泉を適宜投入できます。HPに「飲料利用可」とありますがコップはなく、これが飲めるかどうかは不明。
露天は内湯からの流入+側面注入でわずかにオーバーフロー。お湯の鮮度感は内湯の方が上。

 

ほぼ適温(露天はややぬる)のお湯は、透明度40cmくらいの黒湯で露天には腐葉土状の浮遊物がたくさんただよっています。内湯カランで弱い重曹味、微イオウ臭+弱アンモニア臭。湯面では明瞭な黒湯系の有機肥料臭が香り、カルキ気はまったく感じられませんでした。
ツルすべと浴後爽快感のある重曹泉らしい浴感で、どちらかというと夏向きのお湯かと。
おなじ飯岡にある「飯岡荘」や「旭市飯岡保険福祉センター」などに比べると濃度感や迫力は及ばないものの、軽妙な重曹泉のニュアンスがよく出ているので、これはこれで悪くないです。

それにしても、飯岡には地味ながらなかなかにいいお湯が揃っています。

Na-炭酸水素塩泉 17.0℃、pH=8.6、48.0L/min動力揚水、成分総計=1.05g/kg、Na^+=231.0mg/kg (92.23mval%)、Cl^-=17.0 (3.97)、HCO_3^-=700.9 (95.22)、陽イオン計=251.0 (10.90mval)、陰イオン計=721.8 (12.06mval)、メタけい酸=65.1 <H18.3.7分析>

※「伸幸館」は規定泉(NaHCO3,Si)だった筈ですが、昨年再分析をかけ、溶存=1.05g/kgで療養泉(泉質名:重曹泉)となっています。

〔 2007年2月27日レポ 〕
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■ くらぶち相間川温泉 「倉渕村総合福祉センター(せせらぎの湯)」 〔 Pick Up温泉 〕

おすすめ湯。JR東日本「小さな旅 時代香る里、信越線」クーポン(2007/2/1~5/31)で期間限定の大幅割引(700円→310円)になるので、載っけておきます。

<くらぶち相間川温泉「倉渕村総合福祉センター(せせらぎの湯)」> (高崎市(旧 倉渕村)、村外者は土日のみ入浴可(10:00~20:00)、700円/制限なし、027-378-3440)
紹介HP

旧倉渕村営の福祉施設。料金は激しく差別されますが (^^;、土日は村外者にも開放。対岸にある「ふれあい館」とは同一源泉で、源泉は「せせらぎの湯」の敷地内にあります。どちらも一時ほんとうによく通いました。
構えは典型的な公共系施設ですが、館内は木の感触がここちよくてなごめます。
いつ行ってもスタッフの対応が親切できもちいいです。



独特なアブラ臭が香る男女別の浴室は、内湯(みかげ石枠タイル貼10人以上、ジャグジー付)と露天(同 扇形5.6人)。
カラン10位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で4~10人。



内湯は、赤茶に変色した石の湯口から熱湯を20L/min程度を投入で、側面注湯あり、槽内排湯は不明ですが、窓側の側溝へオーバーフロー。露天もほぼ同様の湯づかい。
受付の方の話しによると循環はしておらず、熱交換で温調とのことでしたが、何となく、「ふれあい館」の露天より薄い感じがします。(それでも充分な濃度感ですが...)



適温のお湯は、緑がかった黄濁色で透明度5㎝の濃いめの濁り湯。薄茶色の湯の花あり。
強塩味+苦味+しびれ鉱物味に臭素と鉱物臭まじりの濃厚なアブラ臭+微金気臭の個性的な味臭。かなりほてりますが、浴後はけっこう爽快感が出てきます。

やっぱり相間川はいいですね。アブラ臭中毒者にはたまりません(笑)
時間がないときは500円/3h「ふれあい館」でしょうが、施設としては「せせらぎの湯」の方がゆったりしているので、のんびりじっくりいきたいときにはこちらがおすすめ。食堂はないですが、弁当など売っています。

<グルメ>
権田交差点そばの「田舎そば 利久」(0273-78-2218 (火水休))は古民家づくりの雰囲気ある蕎麦屋。噂の高い自家栽培地粉自挽手打の蕎麦は絶品です。漬物も美味しいです。

Na・Ca-塩化物強塩温泉 61.8℃、pH=6.9、湧出量不明、成分総計=23.33g/kg、Na^+=5498mg/kg、Mg^2+=510、Ca^2+=2178、Fe^2+=1.19、Cl^-=13857、HCO_3^-=127、Br^-=56.6、陽イオン計=8645、陰イオン計=14041、メタけい酸=203、メタほう酸=247、遊離炭酸=199、銅=0.23 <H.7.7.6分析> 温泉標識:湧出口:口径165.2mm/深さ1,300m

〔 2003年7月10日レポに加筆 〕
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■ 米山温泉 「米山温泉旅館」 〔 Pick Up温泉 〕

<米山温泉「米山温泉旅館」>(群馬県沼田市(旧 白沢村))、9:30~21:00(時間確認要)、400円、0278-53-2501)

地味さでは群馬でも屈指の温泉旅館。
沼田から川場に向かう県道64平川沼田線、「川場田園プラザ」の少し沼田よりを看板に従って東方向に入ります。後は看板どおりにアプローチ。
部屋数5の素朴な湯宿で、民家のお風呂を借りるような感じです。
まぬけにも記憶がないのですが、ガイド誌によると混浴のようです。



浴室は内湯のみ(岩+タイル造、4.5人)で、岩の湯口から透明なお湯を投入&側面注湯でオーバーフローなし。側面からの吸湯があって循環かも? 
それでもお湯はけっこう新鮮な感じ。浴槽まわりは鉄分で赤茶に変色しています。
別に湯と水のカランがふたつ、湯カランは加熱?源泉では?
湯口そばにはコップがおいてありました。
カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜15時で独占。

お湯は緑がかった薄茶色のささ濁りで、酸化鉄らしき茶色の浮遊物がただよいます。金気臭、キシキシ感。
湯カランは、最初赤味の強い鉄サビ臭&味のお湯が出てギョっとしましたが、しばらく流していると次第に赤味が薄くなり、香ばしい海苔の臭いと渋味のある薄茶色のお湯となって安定しました。
浴後に爽快感の出るキレのいいお湯で肌がさらさらに。

 

館内に「平成13年12月4日に湯質が変わりました」との貼り紙あり、女将?に聞くと源泉の場所が変わったとのこと(分析表も整理?中)、前より鉄分が増えているみたいです。
この辺りでは鉄分の強い変わった泉質で、鄙び系ファンにはこたえられないお湯ではないでしょうか。

〔 2002年7月28日レポに加筆 〕
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