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■ 榛名湖温泉 「レークサイドゆうすげ」

 

榛名湖温泉 「レークサイドゆうすげ」
住 所 :群馬県高崎市榛名湖町846-3 (旧 群馬郡榛名町)
電 話 :027-374-9131
時 間 :10:00~19:00
料 金 :400円/2h
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ゆこゆこネット)
紹介ページ (高崎観光協会)
紹介ページ (はるなビ)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

昭和50(51)年、榛名湖畔に開湯した榛名湖温泉は、ここと対面にある「ゆうすげ元湯」の2軒の公共系宿泊施設にしか引かれていない貴重な源泉です。
湖畔周遊道路から入ると、左手の立派な施設が「ゆうすげ元湯」、右手のこぢんまりとしたのが「レークサイドゆうすげ」で、どちらも日帰り入浴を受け付けています。

 
【写真 上(左)】 2軒の宿泊施設
【写真 下(右)】 左が「ゆうすげ元湯」、右が「レークサイドゆうすげ」

ここは高崎広域市町村圏振興整備組合が設置した公共系宿泊施設で、現在は(株)榛名湖温泉 ゆうすげが指定管理者に指定され、施設運営に当たっています。
新しい施設ではないですがメンテばっちりで、古さを感じさせません。

 
【写真 上(左)】 日帰り看板
【写真 下(右)】 サイン

フロントで受付、右手廊下を進んだおくに浴場があります。廊下突き当たりが女湯、手前右手が男湯です。
榛名湖畔は冬場寒さがきびしいですが、脱衣所はヒーターでほっこり暖められていて快適です。(ただ、あたたまりのつよい泉質なので、浴後はちとつらい。)
脱衣所から浴場越しに榛名湖の湖面が見えます。

 
【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴場入口

浴室は、石枠タイル造10人以上の内湯のみですが、広い窓のすぐ外には榛名湖の湖面が絵のように広がり、冬場は結氷した榛名湖を眺めながらの雰囲気ある湯浴みが楽しめます。

 
【写真 上(左)】 非結氷時の景色
【写真 下(右)】 全面結氷した湖面が目の前

これだけ湖面のちかい浴場はめずらしいのでは。
(冬場の榛名湖は人影も少なくやたらに寒いですが、あかるく凛とした独特の雰囲気があってけっこういいです。(チェーン必携))

 
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 浴槽

手前、洗い場サイドの天井は高いですが、浴槽のある湖側の天井は低いのでややこもり気味です。
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。「ゆうすげ元湯」と日帰り客を分散するためか、週末でも昼間は空いていることが多いです。

 
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 ザンザコです

石灰華の析出+赤茶に変色した岩の湯口から熱湯を投入で、槽内排湯なしの全量オーバーフローは文句なくかけ流し。泉温は高くないので加温はかけています。
なお、HPには「薄めず、循環させずの『かけ流し』のぜいたくな湯が自慢。(タオルがうっすらと茶色くなるのが玉にきず)」とあります。

 
【写真 上(左)】 よさげな湯色
【写真 下(右)】 にごりが強いときの湯色

お湯は湯口そばでやや熱め。離れるにしたがってぬるめになっていきますが、端のほうでも相当の湯温を保っているので、熱もちのよい湯質では。
綺麗なうぐいす色うす濁りで、タイミングにより、にごりがつよくなったり赤茶色の酸化鉄がただようこともあります。

硫酸塩泉系のキシキシ感があり、かなりあたたまりますが、浴後は爽快感が出てきます。
伊香保に勝るとも劣らない相当に力のあるお湯かと思います。

  
【写真 上(左)】 鮮度抜群です
【写真 下(右)】 抜群の景色

湯口ではよわい重曹味と、軽めの土類臭がかった温泉臭(炊き立てのご飯のような)が香ります。かすかなアブラ臭を感じることも・・・。
硫酸塩泉系のキシキシ感があり、あたたまるお湯ですが、浴後は爽快感が出てきます。

とにかく鮮度がよく、入っていてすこぶる心地のいいお湯で、なかなか脱出できません。
このあと挽き曳き感は成分の複雑さ(バランス系の泉質)からくるものかも。
伊香保温泉のかげに隠れがちなお湯ですが、レベル的にはかなりのものがあるので、榛名湖まできたら温泉好きは外せないのでは。

設備の充実度で選ぶなら「ゆうすげ元湯」、お湯の質で選ぶなら「レークサイドゆうすげ」という選択だと思います

今回、新しい温泉分析がされていました。(*は筆者推定・算出)
〔 源泉名:榛名湖温泉 ゆうすげの湯 〕 <H16.9.6>
Na・Mg・Ca-塩化物・硫酸塩泉 泉温・pH・湧出量不明、成分総計*=1669.1mg/kg、Na^+=267mg/kg (51.63mval%)、Ca^2+=99.9 (22.17)、Mg^2+=63.7 (23.31)、Fe^2+=1.79、Cl^-=458 (57.12)、SO_4^2-=263 (24.20)、HCO_3^-=256 (18.59)、陽イオン計=455 (22.5mval)、陰イオン計=979 (22.6mval)、メタけい酸=153、メタほう酸=14.6、遊離炭酸=67.1

〔 源泉名:榛名湖温泉 ゆうすげの湯 〕 <H5.10.26分析>
Na・Ca・Mg-塩化物・硫酸塩温泉 37.2℃、pH=6.81、湧出量不明、成分総計=1.64g/kg、Na^+=258.0mg/kg (50.17mval%)、Ca^2+=109.0 (24.20)、Mg^2+=61.5 (22.63)、Fe^2+=1.71、Cl^-=448.0 (54.69)、SO_4^2-=287.0 (25.86)、HCO_3^-=274.0 (19.43)、陽イオン計=453 (22.4mval)、陰イオン計=1009 (23.1mval)、メタけい酸=74.1、メタほう酸=14.0、遊離炭酸=92.4

〔 2014/01/13UP (2002/11以降数回入湯、2006/01/06、2002/12/08レポ) 〕


E138.52.34.343N36.28.42.531

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■ 穴沢温泉 「松茸山荘別館・東山館」

 

穴沢温泉 「松茸山荘別館・東山館」
住 所 :長野県松本市穴沢756 (旧 東筑摩郡四賀村)
電 話 :0263-64-3993
時 間 :10:00~20:30(閉館21:00) / 月1日不定休
料 金 :450円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (信州公共の宿連絡協議会)
紹介ページ (信州日帰り温泉紀行/信濃毎日新聞社)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

信州屈指の松茸の産地として知られる旧 四賀村にある3セク運営の公共系施設。
以前は四賀村営で「アンシャンテ四賀・東山館」という名前でしたが、四賀村が松本市に編入されは現在は、第三セクターの「四賀村づくり株式会社」に経営が引き継がれ、「松茸山荘別館・東山館」に改称されています。

本館の「松茸山荘」とは徒歩2分の距離で、どちらかに宿泊すると両方の浴場に入れます。
2館の源泉は異なり、両方とも入りましたが、ここでは穴沢2号泉をつかう「松茸山荘別館・東山館」のみレポします。

 
【写真 上(左)】 エントランスサイン
【写真 下(右)】 マット

観光地でもない地味なエリアなのに、想定外に立派な宿泊施設でびっくり。
14部屋しかなく、タイミングがあれば希少なブランド松茸「四賀まつたけ」が食べられるのですから、なるほど人気が高いのもうなづけます。

 
【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 浴場へのアプローチ

フロントで受付し、階段で2階の浴場へ。廊下の奥、手前が男湯、奥が女湯でした。
脱衣所はシックなウッディ仕上げでゆったりしたもの。

 
【写真 上(左)】 男湯・「美男の湯」入口
【写真 下(右)】 女湯・「美人の湯」入口

浴場は露天はないものの広い窓と高い天井の質感あるもの。手前に空の浴槽(打たせ湯?)と窓側に内湯があります。
カラン7位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日時で18時で独占でした。

 
【写真 上(左)】 ウッドシックな脱衣所
【写真 下(右)】 空の浴槽

内湯は赤みかげ石枠伊豆石貼で12人程度、ふっぷりふかめで入り心地のいい浴槽です。内床も伊豆石風石貼りで豪華。浴槽フチのところどころは石灰華でコーティングされています。

 
【写真 上(左)】 析出
【写真 下(右)】 オーバーフロー

赤褐色に変色した伊豆石の湯口から湯温が変動するお湯を大量に投入し、かなりの量をオーバーフロー。別に熱湯側面注入と底面吸湯があります。
投入湯はぬるいとき湯の香がつよまるので、このときは非加温源泉の量が増えているかもしれません。
全体にお湯に鮮度感があり、入っていてきもちがいいです。

 
【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 浴槽

やや熱めのお湯は、うすく茶色がかって灰色の浮遊物をうかべています。
湯口でマッチを擦ったときのような独特な湯の香、明瞭な重層塩味+よわい苦味。色味や味臭からしてイオウと金気は入っているかと。

 
【写真 上(左)】 湯口-1
【写真 下(右)】 湯口-2

オイリーさを感じる強烈なツルすべととろみがあり、この前に、ツルすべで名を馳せる豊科温泉「湯多里 山の神」(入湯済未レポ)に入りましたが、ツルすべはこれをはるかに凌駕しています。
これまで入った関東周辺のお湯では新潟・塩沢の大沢山温泉 「幽谷荘」、福島・いわきの「鹿の湯鉱泉」と並ぶ3大ツル(ヌル)すべ湯ではないかと…。

 
【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 湯口&湯色

あたたまりはかなりつよいですが、熱の抜けよくすっきりとした浴後感がでるのはさすがに重曹泉か。
重炭酸土類を純重曹が押さえ込んでいて、これにイオウや金気が乗るすこぶる複雑なイメージのお湯で、あまり例がなくこれは通ごのみか。

泉温37℃?。空の浴槽を源泉槽にでもしたら名湯に数えられそうな、そんなポテンシャルを感じた1湯で、このあたりでは、西条温泉「とくら」(入湯済未レポ)とともに、キャラの立ったお湯ではないでしょうか。

〔 源泉名:穴沢温泉2号泉 〕 <H3.6.24分析>
Na-炭酸水素塩温泉 37℃?、pH・湧出量不明(1,230m掘削揚湯)、成分総計他不明

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素消毒:あり

〔 館内掲示 〕
当温泉の源泉は、地下1,230メートルの深層から汲み上げております。(深層水:37℃)
ポンプ調整の際、沈殿した温泉成分(茶褐色、または暗緑色)が流出する場合がありますが、有害なものではございません。また、源泉の調整は随時行っておりますのでご理解下さいます様御願申し上げます。

■ブランドグルメ
〔 四賀まつたけ 〕
長野県上小地域から東筑摩地域にかけてはわが国有数の松茸の産地として知られています。
なかでも旧四賀村の松茸は、その質の高さから食通のあいだで高い評価を得ています。
その品質のうらづけとして、味のよい松茸を育むという赤松の林が多いこと、土質が松茸の生育に適していることなどがあげられています。
旧四賀村(現松本市)には、ずばり「松茸山荘」という公共の宿があって、所有の松茸山で採れるブランド松茸を賞味することができます。

〔 2014/01/13UP (2010/11入湯) 〕


E138.0.22.081N36.19.41.819

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■ 神明温泉 「志麻の湯」

 

神明温泉 「志麻の湯」
住 所 :山梨県甲斐市島上条3123 (旧 中巨摩郡敷島町)
電 話 :055-277-1311
時 間 :10:00~21:00(毎週水曜日は6:00~21:00)、年末年始別途 / 月休
料 金 :市外600円
オフィシャルHP(山梨交通㈱)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (甲斐市Web)
紹介ページ (やまなし観光ネット)
紹介ページ (温泉みしゅらん)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

湯村温泉が「志麻(摩)の湯」とされ、甲州武田家の湯治湯としてつかわれていたことはよく知られています。
本来、「志麻(摩)の湯」の由来は、「志麻(摩)の荘(荘園)の湯」によるとされます。
「志麻(摩)の荘」は五摂家(摂政・関白、太政大臣に昇任できる家格の家)のひとつで藤原北家の名門、九条家の荘園(九条家領)であったとされています。
wikipediaによると、「志摩荘は、甲斐国の荘園。山梨県甲府市西部・甲斐市島上条一帯の荒川沿いに位置する。(中略)『甲斐国志』では牛久・堺・天狗沢以南の島上条・中下条・大下条・長塚・荒川・中村・長松寺・金竹・千塚・湯村の地域に比定し、おおむね旧敷島町の南部地域にあたる。」とあり、このお湯は牛久・堺と島上条の間に位置し、まさに「志麻(摩)の荘の湯」の位置にあることがわかります。

また、甲斐市Webによると「古くから当地に自噴する温泉」とあり、相応の由緒をもつお湯であることがうかがわれます。
ただ、1995年に新築リニューアルされたので古湯のイメージはなく、公共温泉的たたずまいをみせています。
甲斐市の施設(2004年9月1日の合併以前は敷島町)ですが、現在は指定管理者の山梨交通㈱により、管理運営されています。
なお、山梨交通㈱により管理運営されているここと宇津谷の「百楽泉」、西八幡の「かまなしの湯」(釜無川レクリエーションセンター)は「甲斐市民温泉」と総称され、共通回数券が販売されています。

このあたりは茅ケ岳からつづくなだらかな南傾地で、なかなか住みやすそうなところ。甲府の郊外住宅地として発展をとげているようです。

 
【写真 上(左)】 アプローチ
【写真 下(右)】 入口サイン

体育館など公営施設が集まる一画に斬新なファサードの建物で、介護予防施設「志麻の里ことぶきセンター」を併設。
全体に公共施設特有の無機質感はあるものの、ゆったり広めのスペースどりで、公共系らしくきっちりと管理されています。

 
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 T教授の解説板

手前左手が男湯、おくの正面が女湯です。
脱衣所もゆったりでつかい勝手のいいもの。
窓の広いあかるい浴場に、左手窓側からぬる湯槽、適温槽、ジャグジー槽、水風呂、サウナを配置。
白いタイル壁に、黒みかげ石枠水色タイル貼の浴槽を配置、全体に寒色系カラーなので、やや冷たい感じのする浴場です。

カラン12(源泉かも?)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
休日16時で20人ほども入り込んでいる盛況。年齢層は広いですが、ほとんどが地元客のようです。

水風呂はかなり冷たいですが、カルキ気を感じずとろみもあって井水かもしれません。
ジャグジー槽(4-5人)は入らなかったので不明。

適温槽は10人弱でジェット付き。黒みかげ石の湯口からの投入でオーバーフローはわずか。
ほぼ適温のお湯は、ほぼ無色透明で湯口でよわい甘味+弱芒硝臭、湯面ではかなりのカルキ臭で硬い浴感。

ぬる湯槽は5-6人で常時混みあっています。
黒みかげ石の湯口からぬる湯(おそらく源泉)を投入し、槽内排湯はなく全量オーバーフローのかけ流しでは?
ぬるめのお湯は、うす茶がかって浮遊物なし。湯中の指先がかなりつよめに青白く発光しています。湯中にはこまかな気泡がただよっていて、少量のアワつきがあります。
湯口はよわい甘味+弱塩味でほぼ無臭。湯面ではよわいカルキ臭を感じます。(槽内注入は混雑で確認できず。)

きしきしとよわいヌルすべの湯ざわり、つつみこむようなやわらかくやさしいお湯で、入っているとやたら眠くなります。質の高い食塩泉でときおり感じることのできる浴感です。
ぬる湯槽はあまり広くないうえに、長湯モード全開となるのでよけいに混み合います。

よくあたたまりますが、浴後は熱の抜けよく充実感が広がります。
ぬる湯槽は相当に質の高いお湯で、カルキ入ってこのやわらかさ、カルキがなければ名湯に数えられるのでは。
なにげに格の高さを感じるお湯で、由緒ある「志麻の湯」を名乗るのもなるほどわかるような気も・・・。

アンチカルキ派の評価は高くないとは思いますが、甲府北部のお湯の質の高さを実感できる、入りごたえのあるお湯だと思います。

〔 源泉名:神明温泉 志麻の湯 〕 <H14.9.26*分析> *は不明瞭につき、誤記の可能性あり
Na-塩化物泉 35.9*℃、pH=8.1、201L/min(掘削揚湯)、成分総計=1.058g/kg
Na^+=340.3mg/kg (91.75mval%)、Ca^2+=20.6* (6.39)、Fe^2+=0.1
Cl^-=485.4 (85.94)、SO_4^2-=2.0、HCO_3^-=116.4 (11.93)
陽イオン計=***.** (*.**mval)、陰イオン計=609.8* (15.93mval)、メタけい酸=65.6、メタほう酸=5.9、遊離炭酸=6.1

〔 源泉名: 〕 <S63.4.25分析>
Na-塩化物泉 35.2℃、pH=8.10、126.8L/min、成分総計=1.342g/kg
Na^+=429.8mg/kg (89.65mval%)、Ca^2+=29.1 (6.95)
Cl^-=654.2 (89.91)、SO_4^2-=13.0、HCO_3^-=82.4 (6.58)
陽イオン計=481.1 (20.86mval)、陰イオン計=761.4 (20.52mval)、メタけい酸=66.0、メタほう酸=27.6、遊離炭酸=6.0

■ブランドグルメ
〔 敷島の甲州小梅 〕
敷島から韮崎あたりにかけては「甲州小梅」の産地です。
収穫時期は5月中旬~6月上旬。4~6gと小粒ながら、種が小さく果肉は厚く充実して味がよい梅で、おもに梅干しや梅漬けとして賞味されます。また近年、梅酒・ワイン・ジャムなどの加工商材の開発もさかんです。
甲斐市の農事組合法人ゆうのう敷島は、「梅の里」と呼ばれるエリアで栽培や加工品の生産を行っています。

〔 2014/01/13UP (2009/05入湯) 〕


E138.31.21.920N35.41.16.030

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■ 御宿天然温泉 「御宿温泉 元湯(美人の湯)」

 

御宿天然温泉 「御宿温泉 元湯(美人の湯)」
住 所 :千葉県夷隅郡御宿町浜152
電 話 :0470-68-4126
時 間 :11:30~17:00(繁忙時不可、時間等要問合せ)
料 金 :700円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

御宿の元湯じたいはふるくからあったお湯のようですが、2006年7月、10室の宿としてリニューアルオープンし、日帰り受け入れをはじめたもの。

 
【写真 上(左)】 御宿の海岸-1
【写真 下(右)】 御宿の海岸-2

R128「御宿漁港入口」信号のすこし南の路地を山側に折れてすぐ。国道沿いに看板がありますが唐突にでてくるうえに小さいので要注意。
看板には日帰り案内も出ていて日帰り受け入れに積極的なようです。

 
【写真 上(左)】 サインー1
【写真 下(右)】 サイン-2

最新の公式Webによると「長さ4.5mの鉄道模型、精巧なジオラマを1~2階に1基づつ設置しています。Nゲージ車両持ち込みで、ジオラマ使用し放題!」
鉄道模型ファンに的を絞ったコンセプト展開をしているようです。
最近は、マニアックな趣味をテーマやコンセプトとしたお宿が増えてきていますが、こういうのもまたありかもしれません。

 
【写真 上(左)】 泉源?
【写真 下(右)】 浴場入口

リニューアルまもない館内はきれいで、廊下の奥に男女別の浴室。
手前が女湯、奥が男湯で固定制のよう。
こぢんまりとした浴室ながら窓が広くて明るい雰囲気があって、黒みかげ石枠タイル貼4-5人の浴槽をシンプルにひとつ配置しています。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日14時で独占~3人。

 
【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 女湯

岩組にはめこまれたパイプの湯口から熱湯を投入し、黒湯につき槽内注排湯不明(たぶんないと思う)でオーバーフロー。
脱衣所掲示には”循環消毒”とありましたが、お湯の鮮度感はかなりと高く、カルキも感じられませんでした。

ほぼ適温のお湯は透明度30cmほどの黒湯で、こげ茶色の浮遊物が大量に舞っています。重曹味+微塩味に黒湯らしい貝化石系肥料臭。
相当につよいヌル(ツル)すべとつつみこまれるようなやわらかさに、しっかりとした温まり感が加わる、入りごたえのあるいいお湯です。
浴後はしっかりと重曹がきいて肌がすべすべに・・・。なるほど「美人の湯」の看板に偽りなしです。

 
【写真 上(左)】 男湯の湯口
【写真 下(右)】 黒湯系です

ヌル(ツル)すべや濃度感は「クアハウス御宿」に及ばないものの、湯づかいよく施設もきれい、料金も手ごろなのでおすすめかと。

〔 源泉名:御宿天然温泉 〕 <H17.6.3分析>
Na-炭酸水素塩泉 19.3℃、pH=8.5、159L/min動力揚水、成分総計=2.31g/kg
Na^+=654.1mg/kg (98.45mval%)
Cl^-=73.1 (7.71)、HCO_3^-=1400 (85.86)、CO_3^2-=34.3
陽イオン計=667.8 (28.90mval)、陰イオン計=1534 (26.73mval)、メタけい酸=93.6、腐食質=10.5

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 公式Webより 〕
御宿で唯一の温泉旅館元湯は地下800mより湧き出る茶褐色を帯びた天然温泉で、
「美人の湯」と評判高く多くの温泉ファンより高評価をいただいております。
肌がつるつる、すべすべになります。

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 御宿の外房あわび 〕
外房はふるくからあわびの名産地として知られ、外房産あわびは「外房あわび」として千葉ブランド水産物に認定、ブランド化されています。
とくに御宿は、石川県輪島市舳倉島・三重県志摩町和具とともに”日本三大海女集落”といわれ、熟練の海女さんが採るあわびの質には定評があるようです。
「たっぷりと海の恵みをとじこめた御宿のあわびは肉厚でやわらかく、お刺身や蒸し焼き、煮あわび等様々な調理法で食べられます。」(御宿町観光協会Web)とのこと。

〔 2014/01/12内容補強のうえUP (2007/04/27レポ (2007/01入湯)) 〕


E140.20.59.620N35.10.26.720

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■ 伊豆長岡温泉 「湯らっくすのゆ」(旧 長岡北浴場)

あけましておめでとうございます。
昨年後半は超多忙で、ほとんどUPできませんでした。
今年はなんとかピッチをあげていきたいと思います。


 

伊豆長岡温泉 「湯らっくすのゆ」(旧 長岡北浴場)
住 所 :静岡県伊豆の国市長岡157-5 (旧 田方郡伊豆長岡町)
電 話 :055-948-0776
時 間 :6:00~10:00/13:00~21:00 / 火休
料 金 :300円
紹介ページ (伊豆の国市Web)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (伊豆の国市観光協会Web)
紹介ページ (温泉みしゅらん)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

中伊豆の名湯、伊豆長岡温泉は源氏山をはさんで西が長岡温泉、東が古奈温泉と通称されます。西の長岡温泉には外来客も利用できる共同浴場が北と南にふたつあります。
北共同浴場が2005年に建て替えリニューアルされて「湯らっくすのゆ」という愛称になりました。
なお、南共同浴場もその後リニューアルされ、長岡温泉のふたつの共同浴場は、ともに真新しいたたずまいとなっています。

 
【写真 上(左)】 湯らっくす公園
【写真 下(右)】 湯らっくす公園の足湯

場所は「湯らっくす公園」のそばですが、アプローチは公園南側の路地経由。
長岡温泉街からだと北側を回り込むルートとなり判りにくいので、R414経由で「湯らっくす公園」手前の路地を右折した方がいいかも。
Pは10台弱と共同浴場にしては充実しています。(伊豆長岡温泉は温泉街に駐車場がすくないのが難点ですが、ここはP完備でこれは貴重。)

 
【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 立派な施設です

建物も共同浴場というには立派で、車椅子スロープがどーんと設置されていてどことなく公民館のようなイメージ。よく整備されていて外来客でも入りやすい感じの施設です。
券売機でチケットを購入して入場。
フロント方式で、手前左が女湯、右手奥が男湯でした。

 
【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 営業案内

浴場は広くなく、黒みかげ石枠水色丸タイル貼のオーソドックスな浴槽ひとつとシンプル。
立派な外観のわりにあまり広くないので、混むと居どころがなくなるかも・・・。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。
年末13時で独占~5人。まだ昼過ぎというのになかなかの入り込み。

 
【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 掲示

白い石膏の析出のでた黒みかげ石の湯口からゲキ熱のお湯を投入。
槽内注排湯はなく、全量をオーバーフローは文句なくかけ流しでしょう。

お湯はゲキ熱で44℃はかるくあったかと思います。(43~44℃に設定し加水しないとの掲示あり、湯温が高いのは伊豆長岡の共同浴場の特徴です。)
無色透明で浮遊物のほとんどない清澄なお湯は、ゲキ熱すぎて味不明、よわい芒硝臭。
「湯らっくす公園」飲泉所のお湯では、よわいながらやわらかな石膏芒硝味臭が感じられました。

ヌルすべの湯ざわりはあるものの、何となくハードな感じのするお湯で、つよいあたたまりは湯温だけでなく、硫酸塩成分のなせるワザかもしれぬ。
高アルカリの硫酸塩泉らしい複雑な湯ざわりは、名湯といわれる古湯でしばしば楽しめるたぐいのもの。

公民館的なたたずまいからすると期待薄な感じがしますが、なかなかどうしてお湯は相当なものです。
新しい施設でも湯づかいに安易に妥協しないのは、さすがに往年の名温泉地の矜持かと思いました。

〔 源泉名:伊豆長岡温泉事業協同組合 第一貯湯槽・第二貯湯槽の混合泉 〕 <H17.6.17分析>
<第一貯湯槽/第二貯湯槽 >
アルカリ性単純温泉(Na-SO4・Cl型) 59.9℃/62.3℃、pH=9.0/9.0、湧出量不明、成分総計=0.595g/kg/0.610g/kg
Na^+=157.2mg/kg (87.80mval%)/163.5mg/kg (mval%)、Ca^2+=17.7 (11.30)/19.6 (43.66)
Cl^-=120.5 (42.66)/116.6 (50.27)、SO_4^2-=178.4 (46.55)/196.4 (50.06)、HCO_3^-=30.1/14.4、CO_3^2-=10.8/16.3
陽イオン計=177.8 (7.79mval)/185.6、陰イオン計=340.0 (7.97mval)/344.0、メタけい酸=71.0/74.1、メタほう酸=5.7/6.3

 
【写真 上(左)】 湯らっくす公園の飲泉所
【写真 下(右)】 温泉配湯図

伊豆長岡温泉は現在、伊豆長岡温泉事業協同組合による温泉集中管理方式が導入されており、30を越える源泉を貯湯槽に集めて配湯しています。
複数の源泉を混合して貯湯配湯するこの方式は、正直、温泉好きからは評判のいいものではありません。
しかし、伊豆長岡温泉事業協同組合資料では集中管理に至った背景が丁寧に説明され、「温泉集中管理は、例えば限られた量の商品を或る程度の制約の下に販売する様なもので、その成立の原点を忘れると不満が出るでしょう。お互いに仕入量が0になるのを防ぐために、長年苦心の結果作られた組織であることを、絶えず忘れずに対処することが肝要です。」とあり、この方式の導入が苦渋の選択であったことをうかがわせます。
なお、同資料によると、当初の40源泉を33源泉に集約(集中管理前は87源泉)して経費削減を図っているとのこと。
第一配湯所には#1貯湯槽の配湯制御装置が、第二配湯所には#2.3貯湯槽の配湯制御装置があるようです。
また、第一配湯所には下記の源泉監視・制御データが転送されています。
● 第二配湯所(丸山温泉位置) 8源泉
● 第二配湯所(七福温泉位置) 8源泉
● 第一配湯所(古奈8号源泉位置) 8源泉
● 第一配湯所(#1貯湯槽位置) 10源泉

「湯らっくす公園」内掲示の資料によると、伊豆長岡温泉の温泉集中管理ラインは、源氏山南部に設置された第一タンク(貯湯槽?)と北部の第二・第三タンク(貯湯槽?)の間を、源氏山を一周する環状に敷設され、周辺に点在する古奈、長岡両地区の30以上もの源泉をつないでいます。
公園資料によると、配湯管距離は13,190m、湧出量は源泉38本で1,930L/min、集湯ポンプは34ヶ所、配湯施設は202ケ所となっています。
38本の源泉は下記のとおりです。(第一タンクから時計まわりの順、やませみさんが集約された資料を参考に作成。)
若い源泉番号や趣のある源泉名がみられ、比較的ふるい源泉も残っていることがわかります。

■第一タンク(伊豆長岡温泉事業協同組合事務所/長岡字原掛堰1157-2・長岡交差点そば)
・天野温泉 / N-16 天野57-1 順天堂大静岡病院の東側
・静雲温泉 / N-70 天野573-1 順天堂大静岡病院の南側
・若宮温泉 / N-24 長岡1148-1 長岡交差点の南西
・岩の鼻温泉 / N-66 長岡1322-10 JA伊豆の国長岡の西側
・長岡南温泉 / N-35 長岡1102-24 温泉駅の南側
・長岡7号 / N-18 長岡1110-3 「弘法の湯長岡店」のそば
・猿渡り温泉 / N-34 長岡1332-1 「弘法の湯長岡店」の北側
・大和温泉 / N-29 長岡1342-19 「南山荘」の敷地内?
・長岡5号 / N-10 長岡1065-7 「南山荘」の敷地内
・長岡3号 / N-9 長岡1073-5 「さかなや旅館」の南側
・七福温泉 / N-36 長岡95 「山田家旅館」のそば
・長岡9号 / N-47 長岡116-3 「小松家八の坊」の西側
・菊の湯 / N-6 長岡77-2 「さかや」の南側
・長岡2号 / N-26 長岡108-1 「ロイヤルマンション伊豆長岡」のそば
・長岡1号 / N-11 長岡1042-3 「いづみ荘」の敷地内?
・つつじヶ丘温泉 / N-22 長岡1345-39 「二葉」の北東
・こだま1号 / N-23 長岡609 「こだま荘」の敷地内
・鶴の湯 / N-44 長岡612-2 こだま1号のR414対面水路そば
・長岡6号 / N-3 長岡1032-15 「さかなや夢湯治館」の東側
・丸山温泉 / N-32 長岡984-6 「湯めぐりの宿吉春」の北側
・宮塚温泉 / N-28 長岡953-4 「長岡リハビリ病院」の南側
■第二タンク・第三タンク 長岡字車坂
(あやめ橋南詰/「三養荘」北側)
・白石の湯 / K-13 古奈小坂1209-4 「三養荘」の東側
・菊の湯 / K-19 古奈小坂1147 「おおとり荘」のそば
・古奈3号 / K-12 古奈小坂1139-2 「姫の湯荘」のそば
・古奈7号 / K-24 古奈369-1 「古奈温泉クリニック」の東側河川敷寄り
・小坂千人風呂 / K-6 古奈小坂1179-2 「弘法の湯古奈本店」の敷地内
・たから温泉 / K-1 古奈85-3 「KKR伊豆長岡千歳荘」のそば
・古奈4号 / K-16 古奈241-2 「AXISかつらぎ」のそば
・古奈8号 / K-22 古奈475 「伊古奈荘」のそば
・頼政温泉 / K-23 古奈208-1 「ETハイツ伊豆長岡」のそば
・聚楽温泉 / K-44 古奈774-1 千歳橋南詰の南東の河川敷そば
・無量寿の湯 / K-30 古奈594 曙町集会所の南側
・宝の湯1号 / K-36 古奈182-3 「ホテルサンバレー富士見」の南側
・観音の湯 / K-28 古奈270-3 「伊豆の国市やすらぎの家」の南西側
・花の湯 / K-38 古奈259-3 「正平荘」の東側
・あやめ温泉 / K-4 古奈43-5 「井川館」のそば
・込和田温泉 / K-42 古奈289-2 長岡幼稚園の北東
・多門1号 / N-2 長岡1329-3 「華の湯」の北側
→■第一タンク

■ブランドグルメ
〔 伊豆紅ほっぺ 〕
伊豆長岡町は、JA伊豆の国管轄の田方平野にあり、県内有数のいちごの産地です。
主力品種は「章姫」と「さちのか」を交配し静岡県農林技術研究所で育成された「紅ほっぺ」と「章姫」。出荷時期は1~5月。
JA伊豆の国苺委員会では、「伊豆紅ほっぺ」というネーミングでブランド化を図り、ロゴマークも設定されています。
現地の直売所やいちご狩り園などで、そのおいしさを味わうことができます。

〔 2014/01/07UP (2006/12以降数回入湯) 〕


E138.55.59.316N35.1.46.073
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