39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

本人の意思も尊重

2012-08-31 22:57:47 | 健康・病気

こんばんは
あ~、疲れた
体力的より精神的ですね。
一日中プログラムを書いているときよりさらに疲れます。
なにしろ自分の母ですから、僕がここに生きているのはこの人が産んでくれたからですから、この人の存在なくしては僕は存在しないのですから、その人が今病魔に冒され1年半の病気との戦いの末に体力的に衰え後そう長くはないのですから。
ジッと見つめているだけで時間が過ぎていくだけで何も出来ないのですから。
今日は朝の9時半に介護タクシーを呼んで皆で母を市民病院に入院させました。
母にはタクシーに乗せる直前に「また、病院に行くよ」と告げました。
いやがるのに違いないから直前に告げてアッと言う間に連れて行きました。
何度か「イヤだ」の意思表示を感じましたが最後に僕が耳元で「お願いだから僕の言うことを聞いて!」と言うと少しおとなしくなりました。
できれば、母の希望の通りこの家のこの部屋で逝かせてあげたいのですが、口からの栄養補給や水分補給の出来ない状態で口がからからに渇き顔色も悪くどうやら頭が痛いらしく、薬をあげても飲み込むことが出来ない状態で死ぬまで見ているだけ、そんなことは到底出来ません。
第一にそれは犯罪です。
いまは病人は保護責任のある者が治療に最善の努力をし、病院は生かすために最善の処置をするのが正しい道です。
ほとんどの人が病院で最期を迎えるもので、在宅は本当に条件が揃い回りの人たちの十分な協力が得られる場合のみに限られます。
僕たちも最善の努力を試みましたが、残念ながらこれ以上在宅を続けるのはあまりにむごたらしくやはり病院にお世話になることにしました。
病院に入るとすぐに点滴です。
針をさすのもいやがりましたが僕が軽く押さえてやってもらい、ほっとくと自分で抜こうとするので大きな手袋をしてもらいました。
手袋と言ってもこれは行動を拘束するのであって、手枷足枷ほどではないにしても見るにはつらいものがあります。(赤ちゃんの手袋は可愛いですが)
そのあと、からからに乾いた口の中を洗浄してもらい、のどの痰を吸引してもらってやっと気持ちよくなりました。
気持ちよくと言ってもそれはこちらから見ての話で本人にとってはイヤなこと苦しいことの連続で、どうしてこんなことをするのかきっと僕を恨んでいるだろうなあ、そんな責めをずっと感じていました。
点滴が半分ほど入ると顔色が良くなりました。
コレからどうするかはまだ決めていません。
つまりチューブによって栄養補給をして出来るだけ延命するか、あるいはどこかで穏やかな最期を迎えさせるか両方に心がふらつきます。
とりあえず病院に預けたことでみんな少し落ち着くことが出来ます。
落ち着いた所で姉と妹それから母の妹がいるのですが僕と家内と、皆で今後のことを考えようと思います。
黙っていたら病院はあらゆる手を使って生かそうとしてくれます。
ありがたいことですが、本人の意思も尊重した上で何らかの方針をこちらから病院に告げる必要がありそうです。
・・・
まあ、今日は久しぶりにギターを弾いてその後モーツアルトを聴いて落ち着きましょう。


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