最近は、無伴奏チェロ組曲1番を最初から最後まで通しで弾くようにしている。
プレリュード・アルマンド・クーラント・サラバンド・メヌエットⅠとⅡ・ジーグ
もちろん、あっちこっち引っ掛かりながらドタバタしながらである。
しかし、演奏がみすぼらしくても、最後まで通して弾いたと言うことでささやかな満足感がある。
もともと、組曲の中から1曲だけをシングルカットするのはどうも消化不良気味に感じている。
CDでいつも組曲の始めから終わりまでを聴いているので、どうしても前後がないのが気に入らない。
無伴奏バイオリンパルティータ1番のサラバンド・ドゥーブル・ブーレ・ドゥーブルを少し前に弾いていたが、今も忘れないようにと時々弾いているが、これはアルマンド・ドゥーブル・クーラント・ドゥーブルがあって初めてそのあとにサラバンドが続くべきだ。
じゃぁ、やれば?
やりたいと思うのだが、そう簡単にはこなせない難曲だ。
若さと才能がたっぷりと必要だ。どちらもない!
せめて、サラバンドを弾けばその次のドゥーブルも弾き、そこまで弾けばブーレを弾かなければいけないと感じ、最後のドゥーブルまで弾かなくては完結しない、とその感覚だけは大切にした。
無伴奏チェロ組曲1番は、これも難曲ではあるが多少弾きやすい。
最後まで通して弾けそうだ。
それに、各曲の情景がありありと浮かんでくるほど、自分としては聞き込んでいるつもりだ。
その、ありありと浮かんでくる情景を技術不足からぜんぜん表現できてないのが残念だが、毎日弾いていればそのうち何とか格好が付いてくるだろう。
それにしても、疲れる。2回通しで弾くとしばらく弾きたくない。間に休みを入れて1時間弱だが、こんなに疲れやすいようだと、仕事をリタイヤしたあとギター三昧をやろうと思っているのにそんなにできないのかなぁ、と思う。
まぁ、そんなに必死になることもないか・・・