39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

無伴奏チェロ組曲1番プレリュード(佐々木忠編)17小節目

2010-07-03 10:28:58 | ギター

最近は、無伴奏チェロ組曲1番を中心に練習しています。

意外と易しかったり難しかったりいろいろですが、今ちょっと考えているのは、休符です。

次の楽譜は、プレリュード(佐々木忠編)の最初の2小節ですが、

Bwv10072

低音部の休符、これをちゃんと消音するかどうかと言うことです。

1小節目はラドミで2小節目はレファラでどちらもラが鳴り続けていても、別におかしくおありませんが、2拍目をちゃんと休むことで3拍目のラが活きてくるような気もします。

低音部の全ての休符をちゃんと消音して弾いてみると、結構キリッと引き締まった感じがして、気持ちがいいのですが、多少滑らかさが損なわれるような気もします。

特に消音をしないで自然減衰に任せて弾くと、結構滑らかな感じがしていいんですが、17小節目でおかしなことになってきます。

Bwv100717

5弦の開放で入りますが2拍目の裏で5弦の5フレットを小指で押さえるので、ラの音が自然な減衰にならずに、ブツッと切れてしまいます。

ココに来るといつも興ざめで、何とかならないかといろいろ工夫しているところです。

これは佐々木忠編でイ長調ですから、セゴビアとか阿部保夫編のニ長調だと違うかもしれません。

阿部保夫編があったので調べてみると、低音は二分音符でかかれていてます。17小節目は2・3弦の開放になっていて問題なさそうです。

で、やはり休符は尊重するべきだと言うことで、ブツッと切れるのではなくちゃんと消音することにして、この小節だけだとなんだかおかしい感じもするので、その前後15~18小節で消音を実施して少し雰囲気を変えてみたりしています。

ニ長調は明るく開放的な感じで、イ長調は原調に近く落ち着いた趣のある調子になっています。

セゴビアや阿部保夫編はプレリュードだけのシングルカットになっているので、組曲全曲を通しで弾きたいという願望があり、今持っている佐々木忠編の楽譜と言うことになります。

まあとにかく少しずつやるしかないわけです。

この組曲の中で一番難しいのは、サラバンドです。だいたいスローなテンポでよどみなく弾きこなし装飾音をきれいに出せるのはプロ並みの技量が必要で、そんな理由でいまはまだサラバンドだけは手をつけていません。

サラバンド抜きの組曲にならないようにしなければ・・・