毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




顕現節後第4日曜日にきくのは、カンタータ「神もしこの時われらと共にいまさずば」(1735年1月30日初演)です。このBWV14は「バッハが全楽章を新作した最後のカンタータと推定され」(『バッハ事典』)、いわゆるコラール・カンタータ年巻(第2年巻)への補充として作曲されました。第1曲の合唱は古風で粛然とした合唱フーガ。これは「弦に重複された合唱の歌う、コラール・モテット」(『同』)で、特定の声部がコラール旋律を歌うかわりに、ホルン(とオーボエ)が高らかに吹き鳴らされます。演奏は、昨年の顕現節後第4日曜日と同じくガーディナーたちによるものです。

CD : SDG 115(SDG)

SDG 115

[訂正]2010年1月31日の日曜日は、正しくは「復活節前第9日曜日」でした。今年の復活節第1日は4月4日であったことを考慮し忘れていたためです。したがって、ほんらいきくべきカンタータは、BWV84、BWV92、BWV144のいずれかでした。



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このまま2月をとび越して3月になってしまそうな気候。といっても、この天気は今日までのようで、明日は雨もように、寒さももどってくるようです。ともかく、外出するにはよい天気なので、ちょっとだけバッハをきいたあと、近所を散策してみようと思います。で、きくのは、ハ長調の小プレリュードとフーガ。演奏はヴァインベルガー(オルガン)です。

CD : 777212-2(cpo)

777212-2

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ジョシュア・リフキンとバッハ・アンサンブルによる「ミサ曲 ロ短調 BWV232」、ずいぶんひさしぶりにきいたのですが、まずその特徴をまとめてみると、

  • リフキンの校訂譜(当時未出版)を使用
  • 合唱の編成はソロ歌手のみのパート1人
  • オーケストラの編成も第1ヴァイオリンをのぞきパート1人

です。

この録音の意義はなんといっても、録音としては世界初であろうOVPPによる演奏(OVPPについては「OVPPによる演奏」)、につきると思います。1981年11月の音楽学会で発表された、いわゆるリフキン説を実践した録音で、1981年12月31日から1982年1月11日にかけてニューヨークでおこなわれました。

リフキンたちの録音は1983年の「グラモフォン」の声楽部門を受賞していますが、発売後はその学説とともに賛否両論の嵐に。といっても、専門家も愛好家も、否定派のほうが圧倒的な感じでした。この録音に、1984年のパロットの録音(「パロットによるロ短調ミサ曲」)が続かなければ、リフキン説は埋もれる運命にあったかもしれません。

とはいえ、録音でリフキンに続いたのはパロットぐらいで、いわゆる古楽の世界でも、やはりOVPP、あるいはそれに準じたものはほとんどないまま(もちろんリフキン説はなお検討が必要)。古楽の演奏でも、ソロと合唱を分け、常識的なパート3~4人の合唱というもので、演奏家にOVPPが支持されるようになったのは近年です。

さて、リフキンの演奏ですが、やわらかく、軽快で、あたたかみのあるものです。いってみれば、リヒターの峻厳な演奏との対極にあり、緊張を強いられるところがあまりありません。ネルソン、ベアド、ドゥーリー、ホフマイスター、オプラハといった歌手(ほかに歌手が3人)もまずまずです。

ただし、リフキン説による演奏実践としては、どうしてもパロットの録音とくらべてしまいます。パロットたちの、パート1人~2人のきわだった合唱をきいてしまうと、リフキンたちの合唱は、あたたかいというよりぬるく感じてしまうのも事実。一石を投じたという意義は大だと思いますが。

バッハの日常といえるカンタータでのリフキンたちの演奏は、かなりきけるものもありますが、こと晩年のバッハの集大成といえる「ロ短調ミサ曲」だと、もうすこしひきしまった技術がほしいところです。したがって、やはりリフキンの「ロ短調ミサ曲」は、OVPPによる世界初録音の意義に集約されると思います。

なお、出版されたリフキン校訂譜(ブライトコップ社)を手にしながらきいたのですが、もともと録音のために準備された校訂譜ながらも、さすがに四半世紀をへて、録音時からはずいぶん修正されていました。録音時の校訂譜を期待して楽譜を購入したので、しかたないとはいえ期待はずれでした。

[追記]興味があるかたは、以下の関連記事をご覧ください。



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曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのはヘ短調の第13番です。昨日のBWV858はシャープが6つでしたが、このBWV859はちょっと減ってシャープは3つ。プレリュードは、BWV858と同じように2声のインヴェンション風。これに4声のフーガが続きます。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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一日あけて、再び曽根麻矢子の「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。これからきくのは、折り返しの第13番です。このBWV858はシャープが6つも並んだいる、嬰ヘ長調という珍しい調性。プレリュードは2声のインヴェンション風で、これに3声のフーガが続きます。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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このブログを「リフキン」という検索語で訪問されるかたが、ほぼ毎日。そのうちの半数ぐらいは、リフキンのロ短調ミサ曲の情報を探しているかたなのでしょうが、ここではリフキン説には言及していても、演奏そのものについての情報がありませんでした。ちょうど、TOWER RECORDSから発売されたCD(「クラシック名盤シリーズ」)を買いなおしたところでもあり、またOVPPの元祖であるリフキンのBWV232を、さすがに紹介しないわけにはいかないだろうということで、これから4度目となるBWV232を、リフキンたちの演奏できくことにしました。感想はまた後日にでも。

CD : WQCC-184/5(TOWER RECORDS/NONESUCH)

WQCC-184/5

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曽根麻矢子の演奏できいてきている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのはヘ短調の第12番です。このBWV857は、情緒濃いプレリュードと、4声のフーガの組みあわせ。ともに内省的で美しく、お気に入りの作品です。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのはその第11番です。このBWV856は、時雨もようの今日の天気とは対照的にとても明朗で、プレリュードは「2声のインヴェンション様式の音楽」(『バッハ事典』)、そして3声のフーガは「パスピエのリズムによる」(『同』)楽曲です。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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晴れわたったのどかな日曜日。そんな天気にひかれて、近所をぶらぶらしてきました。気分は爽快そのものですが、やはり風は冷たく、まだまだ冬そのものです。さて、日曜日のバッハは恒例のカンタータです。きくのは顕現節後第3日曜日のための「主よ、御心のままに、わが身の上になしたまえ」。コラールの行間にレチタティーヴォが入る第1曲(先週きいたBWV3の第2曲と同じ)は、ホルンのオブリガートがとても印象的。演奏はコープマンたちです。

CD : WPCS-10590/2(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-10590/2

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今日のバッハは「イタリア協奏曲」。もちろん、このBWV971はクラヴィーア曲なのですが、これからきくのは架空の原曲を復元したかたちの、ローレンス・キングとハープ・コンソートによる管弦楽編曲版です。同じような趣向の演奏は、すでにアレッサンドリーニたちによるものをきいていいますが(「イタリア協奏曲 BWV971 [2]」)、アレッサンドリーニたちが弦楽合奏だったのにくらべ、ローレンス・キングたちは、オーボエ、ファゴット、チェンバロを独奏楽器にしたにぎやかな編成です。

CD : 05472 77366 2(DHM)

05472 77366 2

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曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、今日はホ短調の第10番です。左手で奏でられる16分音符の上で、憂いのある旋律が美しいプレリュード。そんなプレリュードも23小節からプレストになり、両手ともに16分音符が奔流となり、その流れの勢いのまま2声のフーガに進みます。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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番号順にきいている曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのはホ長調の第9番です。このBWV854は、牧草地で一休みする牧人をあらわしたような、のどかな雰囲気のプレリュードと、獲物を追いかける狩人といった、いきいきとした3声のフーガの対照的な組みあわせ。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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これからきく「おのが平安に帰り」は、「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集第2巻」に収録された歌曲。すでにきいている同名のBWV510とは同じ定旋律によるもので、同じく同名のBWV512は、このBWV511を移調したもの。歌唱はルーベンス、オルガンはベーリンガーです。

CD : CD92.136(Hänssler CLASSIC)

CD92.136

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曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのは変ホ(嬰ニ)短調の第8番です。このBWV853は、サラバンドのリズムにのせて情緒纏綿と歌うプレリュード(変ホ短調)と、3声のフーガ(嬰ニ短調)の組みあわせ。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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昨日の全国都道府県対抗女子駅伝をひかえ、このところ上空が騒々しかった京都。しかし、駅伝は終わったはずなのになぜかヘリが飛んでいて、今日も空から騒音が降ってきています。ヘリ飛来の理由はしばしおいておき、これから短時間ですがバッハを楽しむことにします。

きくのは、その全曲を順次きいている曽根麻矢子による「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」から、変ホ長調の第7番。このBWV852は、変化に富み、フーガが組みこまれた長大なプレリュード(70小節)と、簡潔な3声のフーガ(37小節)の組みあわせです。

CD : AVCL-25176-7(avex-CLASSICS)

AVCL-25176-7

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