毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




復活節第1日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「天は笑い、地は歓呼す」(BWV31)です。このカンタータは1715年4月21日にヴァイマールで初演(ライプツィヒでも1724年と1731年に再演)。音楽は復活節にふさわしいもので、編成もトランペットとティンパニをふくみ、輝かしいソナタに導入される全9曲からなっています。

ヴェルナーたちの録音(ERATO 2564 61401-2)は1963年。管弦楽と合唱はいつものように、プフォルツハイム室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団。独唱者は、アグネス・ギーベル(ソプラノ)、クラウディア・ヘルマン(アルト)、ヘルムート・クレープス(テノール)、エーリッヒ・ヴェンク(バス)の4人です。

2564 61401-2

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今日これからきくのは一昨日にもきいた、オルガン・コラール「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(BWV622)です。一昨日はアンジェラ・ヒューイットのピアノでしたが、今日は椎名雄一郎のオルガン。椎名が弾いているのは東京芸術劇場のオルガン(ルネサンス、バロック、モダンの中からバロック・オルガン)で、録音は2016年4月14日(ライブ)です。

CD : ALCD-1175(ALM RECORDS)

ALCD-1175

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聖金曜日にきくのは受難曲なのですが、2024年はカール・リヒター「マタイ受難曲」の映像作品を視聴しようと、さきほど投稿。さて午前中いっぱいこれを視聴しはじめたら、2017年の聖金曜日もこれを視聴していたことに気づきました。あわてて投稿を削除して、あらためて何をきくか思いめぐらしつつすごしていました。

アレクサンダー・グリヒトリークがピカンダーに詩にもとづいて再構成(というか新作)した「受難オラトリ」もおもしろいのですが、手持ちのダウンロード版には解説書がなく、CDを購入するにも来月になりそうで断念(グリヒトリークの来日公演の情報などであらましはわかるのですが)。

近年はYoutubeにもすぐれた映像もあるので、それから選ぼうか。しかし、なかなか決まりません。迷ったすえ、誤投稿となったリヒターの「マタイ」のかわりにリヒターの「マタイ」をきくことにしました。きくのは名盤のほまれ高い、1958年録音の「マタイ」(ARCHIV PRODUKTION 439 338-2)です。

リヒターの「マタイ」は複数の音源が発売されていますが、その中では2回目の録音となります。管弦楽と合唱は、ミュンヘン・バッハ管弦楽団・同合唱団。独唱者にはエルンスト・ヘフリガーをはじめとして、すぐれた歌手たちがそろっています。スタートが遅れたので、昼食まえに第1部、その後第2部をきいていきます。

439 338-2

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今日これからきくのは、アンジェラ・ヒューイットによる「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(「オルガン小曲集」)です。このオルガン・コラールが収録されているのは、2001年録音の「Bach Arrangements」(hyperion CDA67309)。アルバムには表題どおり、ヒューレットをふくむ、11人の音楽家によるバッハ作品のピアノ編曲が17曲収録されており、「おお人よ」はイギリスの作曲家、ハーバート・ハウエルズの編曲です。ヒューイットの演奏がすばらしいのはもちろんですが、ヒューレットは解説も手がけており、こちらも充実。楽曲解説にはコラール詩と対訳を付しています。

CDA67309

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今日きくのは昨日に続き、ラルス・ウルリク・モルテンセンの「Johann Sebastian Bach: 8 Suites In French Style」から、変ホ長調の組曲(BWV819a)です。同組曲はBWV819の異稿(改訂稿)で、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレー、メヌエットという5楽章構成。楽章中、アルマンドが異稿では置換されています。モルテンセンのチェンバロは、トーマス・マンドラプ・ポールセンの1984年製(ルッカース・モデル)。録音は1992年以前とみられます。

CD : 32103/04(Kontrapunkt)

32103/04

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今日と明日きくのは、ラルス・ウルリク・モルテンセンの「Johann Sebastian Bach: 8 Suites In French Style」から、BWV818aとBWV819aの2曲です。アルバムは表題どおり、前記の2曲をふくめた8曲の組曲を収録。ここでは前記の2曲を番号順にきくことにし、のこりはまだ別の機会とします。これからきくイ短調の組曲(BWV818a)は、同調の組曲(BWV818)の異稿(改訂稿)で、フォール・ゲー、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット、ジーグの6楽章構成です。モルテンセンが弾いているのは、トーマス・マンドラプ・ポールセンの1984年製のチェンバロ(ルッカース・モデル)。録音は1992年以前とみられます。

CD : 32103/04(Kontrapunkt)

32103/04

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受胎告知の祝日(3月25日)にきくのは、ゲイル・マーティンによるコラール「輝く曙の明星のいと美わしきかな」(BWV739)です。マーティンはマウント・アリソン大学(カナダ)のオルガン奏者。「輝く曙の明星のいと美わしきかな」は「歓喜と平和」をテーマにした「Partners in time: Comparing Notes Part 1」に収録されたものです。使用楽器は、マウント・アリソン大学礼拝堂オルガン(カサヴァン・フレール社が1965年に建造)。録音は2014年です。

CD : LM207(Leaf Music)

LM207

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棕櫚の日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「天の王よ、汝を迎えまつらん」(Hanssler CLASSIC CD 92.055)です。「天の王よ」は1714年3月25日に初演されたカンタータで、伝承された棕櫚の日曜日用のカンタータはこのカンタータのみです。「天の王よ」の録音は1990年代から増えていますが、それ以前は少数で、リリングたちの録音もそうした時期、1975年の録音です。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ。独唱者はドリス・ゾッフェル(アルト)、アルド・バルディン(テノール)、フィリップ・フッテンロッハー(バス)です。

CD 92.055

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今週きいてきたのは、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」。このアルバムはスカルカが2020年に録音したもので、6曲の無伴奏チェロ組曲を番号順に収録。ここではその番号順にきいており、これから楽しむのは同組曲最後の第6番(BWV1012)です。使用楽器は、ジュゼッペ・グァルネリが1700年ごろ製作したチェロにもとづく、ダリボル・ブジルスキーの2018年製、作者不詳のバロック弓にもとづく、ファウスト・カンゲロージ製です。

ところで、アルバムには6曲の組曲のほか、スカルカの即興による序奏が冒頭に、そして前半3曲と後半3曲のあいだに、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバーのパッサカリア(「ロザリオのソナタ」)がおかれています。後者は無伴奏ヴァイオリンのための曲ですが、スカルカはもちろんチェロで演奏(編曲も)。パッサカリアは単独でもよく演奏され、録音も多いのですが、記憶にあるかぎりチェロでの演奏をきくのははじめて。こちらもききものです。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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明るい陽射しがたっぷりの朝、これから楽しむのは無伴奏チェロ組曲第5番(BWV1011)。演奏は今週これまでと同じくチェコのチェロ奏者ペトル・スカルカで、2020年録音の「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」に収録されたものです。陽射しの明るさとは対照的に、この第5番の組曲は美しくも渋い音楽で、コーヒーのお供にはぴったりかもしれません。録音での使用楽器は、ダリボル・ブジルスキーの2018年製(ジュゼッペ・グァルネリにもとづく)のチェロ、そしてファウスト・カンゲロージ製(作者不詳のバロック弓にもとづく)の弓です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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今週のバッハは、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」を楽しんでいます。アルバムには6曲の無伴奏組曲が番号順に収録。それをその順どおりきいてきています。これから楽しむのは組曲第4番(BWV1010)。スカルカの使用楽器は、チェロがダリボル・ブジルスキーの2018年製(ジュゼッペ・グァルネリにもとづく)。弓はファウスト・カンゲロージ製(作者不詳のバロック弓にもとづく)です。録音は2020年。チェロの響きが美しく、鮮明にとらえられています。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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春分の日にきくのは、無伴奏チェロ組曲第3番(BWV1009)。今週ここまできいているペトル・スカルカの演奏で、2020年に録音された「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」に収録されたものです。奏者の息づかいがそのままアーティキュレーションになったような、表情が豊かな演奏で、きいていて楽しくなります。使用楽器はダリボル・ブジルスキーの2018年製チェロ(ジュゼッペ・グァルネリ製)。弓はファウスト・カンゲロージ製(作者不詳のバロック弓)です。

ところで、春分の日といえば彼岸の中日ですが、こんなブログをやっているとおもい起こすのは、受難節や復活節。2024年は春分のあとに迎えるはじめての満月が3月25日で。イエス復活の日はその直後の日曜日、3月31日ということに。受難節や復活節には何をきこう、と脳内でそわそわする日々。棕櫚の日曜日(3月24日)にカンタータ、その翌日の3月25日は受胎告知の祝日でカンンタータ、3月29日の聖金曜日は受難曲……。ライプツィヒでのバッハは、この時期には多忙を極めたはず。それを脳内だけですが追体験できる時節です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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昨日からききはじめた、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」。6曲の無伴奏チェロ組曲は番号順に収録されており、その順番どおりきいていく予定です。今日きくのは組曲第2番(BWV1008)。スカルカの奏くのはダリボル・ブジルスキーの2018年製チェロ。これはジュゼッペ・グァルネリ(アンドレア・グァルネリの子)が1700年ごろ製作したチェロにもとづいています。弓はファウスト・カンゲロージ製で、こちらは作者不詳のバロック弓(18世紀中ごろ)にもとづきます。録音は2020年です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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今週きいていくのは、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」です。2020年録音のアルバムは、表題どおり6曲の無伴奏チェロ組曲を番号順に収録。今日の無伴奏チェロ組曲第1番(BWV1007)から、収録順どおりに楽しむことにします。スカルカはチェコのチェロ奏者。使用楽器はジュゼッペ・グァルネリ(アンドレア・グァルネリの子)が1700年ごろ製作したチェロにもとづく、ダリボル・ブジルスキーの2018年製。弓は作者不詳のバロック弓(18世紀中ごろ)にもとづく、ファウスト・カンゲロージ製です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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復活節前第2日曜日(四旬節第5日曜日)にきくのは、アニ&ニーア・スルハニシヴィリの「Flowers we are ...」(ARS Produktion ARS 38 356)から、「おお、神の小羊、罪なくして」(「オルガン小曲集」)です。アルバムは2022年の録音で、バッハのほか、クルターグ・ジェルジュ、リゲティ・ジェルジュの作品を収録。バッハはすべてコラールの9曲(クルタークによる4手編曲)が収録されており、その中から受難節のためのコラールを選びました。アニとニーアは双子の姉妹で、1988年生まれ。録音で弾いているのはベーゼンドルファーのモデル280です。

ARS 38 356

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