毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日きくのは明日に続き、ナディア・ツヴィーナー(ヴァイオリン)とヨハネス・ラング(オルガン)の「Nadja Zwiener & Johannes Lang - 1723」です。これから楽しむのは、ホ短調のヴァイオリン・ソナタ(BWV1023)。使用楽器は、ダヴィド・テヒラーのヴァイオリン(1723年製作)、ツァハリアス・ヒルデブラントのオルガン(シュテルムタール、1723年建造/2008年改修)で、録音は2022年です(2023年録音であれば1723年から300年という、ちょうどよい区切りだったのですが)。

なお、アルバムにはもう1曲のバッハ、「プレリュード、ラルゴとフーガ」が収録されているのですが、これはハ長調のプレリュードとフーガ(BWV545)に、ヘ長調のオルガン・ソナタ(BWV529)のラルゴを挿入した、バッハ当時でもありえた新曲です。プレリュードとフーガ部分はラングの独奏、ラルゴはヴァイオリンとオルガン編で、思いの外つながりもよくて楽しめます。

CD : RAM 2202(RAMÉE)

RAM 2202

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今日と明日きくのは、ナディア・ツヴィーナー(ヴァイオリン)とヨハネス・ラング(オルガン)の「Nadja Zwiener & Johannes Lang - 1723」です。アルバムの録音は2022年。バッハの3曲のほか、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー、アルカンジェロ・コレッリ、ヨーハン・ゲオルク・ピゼンデル、アントニオ・ベルターリの曲が、それぞれ1曲づつ収録されています。ここできくのはヴァイオリン・ソナタ2曲で、今日はまずト長調のソナタ(BWV1021)を楽しみます。使用楽器は、ツヴィーナーがダヴィド・テヒラー(1723年製作)、ラングがツァハリアス・ヒルデブラント(シュテルムタール、1723年建造/2008年改修)です。

CD : RAM 2202(RAMÉE)

RAM 2202

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今日これからきくのは、フローラ・パパドプロスのバロック・ハープ(アルパ・ドッピア)で、ニ短調のソナタ(BWV1001)。同ソナタはBWV番号からわかるように、ト短調の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタを、パパドプロス自身がハープのために編曲したものです。曲が収録されているのは、「UNWRITTEN」と題されたアルバム。表題のとおり、ハープのために「書かれていない」曲(つまりハープ用編曲)が収録されています。

パパドプロスはギリシャ生まれのハープ奏者。モダン・ハープを学んだのち、バロック・ハープをイタリアの名手、マーラ・ガラッシに学んでいます。バッハにはハープが指定された作品はありませんが、パパドプロスの弾くバッハは違和感なく楽しめます。使用楽器はダーリオ・ポンティッジャによる2010年製(ローマ国立楽器博物館所蔵のバルベリーニ・ハープにもとづく)。録音は2014年です。

CD : A 451(ARCANA)

A 451

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ちょっとおそい昼休みにきくのは、トーマス・ゲオルギーの「Many Strings Attached」から、イ短調のパルティータです。原曲は無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013)で、ゲオルギーはこれをヴィオラ・ダモーレのために編曲し、演奏しています(とても自然で美しく違和感なく楽しめます)。楽器はトマーゾ・エバーレの1772年と1783年製の2挺で、バッハには1783年製(演奏弦・共鳴弦ともに6弦)をもちいているようです。奏者のゲオルギーは1964年生まれのドイツのチェロ奏者。1999年録音のアルバムは「ヴィオラ・ダモーレのための18世紀の音楽」と副題されており、「バッハのメヌエット」の作曲者として知られる、クリスティアン・ペツォールトの曲も収録されています。

CD : MSA 001(Thomas Georgi)

MSA 001

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今日これからきくのは、ロナルド・メルカーの「Heaven」(2005年録音)から、イ短調のパルティータです。原曲は無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013)ですが、メルカーはこれをF管のリコーダー(フランス・トワールフホーフェン製)で吹いています。アルバムにはバッハのほか、中世から現代までの作品を収録。自作やフランス・ブリュッヘン、ビートルズ(「イエスタデイ」、歌っているのはメレル・メルカー)の曲もあり、とても楽しめます。

CD : ACD HA 006-2(Aliud Records)

ACD HA 006-2

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今日これからきくのは、昨日も楽しんだヨハナ・ローゼの「Johanna Rose: 7 Movements」から、無伴奏チェロ組曲第6番(BWV1012)です。この第6番でも昨日の第5番と同じように、1曲(サント・コロンブ子)を追加し、アルバムのテーマである「7」楽章の組曲としています。録音は2021年で、使用楽器は「7」弦のガンバということです。

ところで、ローゼにはYoutubeの公式チャンネル「Johanna Rose」があり、そこにこのアルバムのプロモーション映像があります。ローゼの演奏をきいたのはそのチャンネルで、たぶん10年ほどまえでしたが、そのころにあった一部映像は現在なくなっています。バッハのガンバ・ソナタ第3番の第3楽章とかもあったはずですが、削除されてしまったようです。

CD : RCD1101(RUBICON)

RCD1101

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今週後半にきいてきたのは、ロナルド・メルカーと福田理子の「Bach: Sonatas for Recorder and Harpsichord」(2005年録音)。収録曲は4曲のリコーダーとチェンバロのためのソナタ(もちろんすべて編曲)で、これからきくのはヴァイオリン・ソナタ第3番(BWV1016)を原曲とするソナタです。編曲にあたっては原調のホ長調からヘ長調に移調されています。メルカーが吹いているのは歴史的楽器にもとづくフランス・トワールフホーフェン製作のアルト・リコーダー。福田が弾いているのは18世紀中ごろのフレンチ・タイプのチェンバロです。

CD : ACD HA 007-2(Aliud Records)

ACD HA 007-2

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今日これから楽しむのは、イ長調のリコーダーとチェンバロのためのソナタ(BWV1032)です。一昨日からきいている、ロナルド・メルカーと福田理子の「Bach: Sonatas for Recorder and Harpsichord」に収録された1曲で、イ長調のフルート・ソナタをメルカーのヴォイス・フルートと福田のチェンバロで録音したもの。同フルート・ソナタはリコーダーとの相性もよく、伸びやかな響きを楽しめます。使用楽器は、フランス・トワールフホーフェン製作(歴史的楽器にもとづく)のヴォイス・フルートと、18世紀中ごろのフレンチ・タイプのチェンバロ。録音は2005年です。

CD : ACD HA 007-2(Aliud Records)

ACD HA 007-2

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昨日からききはじめた、ロナルド・メルカーと福田理子の「Bach: Sonatas for Recorder and Harpsichord」(2005年録音)。アルバムにはリコーダーとチェンバロによる、フルート・ソナタ(BWV1030、BWV1032)とヴァイオリン・ソナタ(BWV1017、BWV1016)が収録されており、今日これから楽しむのは、ヴァイオリン・ソナタ第4番にもとづくソナタ(原調ハ短調からニ短調に移調)です。メルカーが吹いているのは、歴史的楽器にもとづくフランス・トワールフホーフェン製作のアルト・リコーダー。福田が弾くのは、18世紀中ごろのフレンチ・タイプのチェンバロです。

CD : ACD HA 007-2(Aliud Records)

ACD HA 007-2

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今日から週末まできいていくのは、ロナルド・メルカーと福田理子の「Bach: Sonatas for Recorder and Harpsichord」です。収録曲はフルート・ソナタ(BWV1030、BWV1032)とヴァイオリン・ソナタ(BWV1017、BWV1016)の4曲。アルバム表題どおり、リコーダーとチェンバロでの演奏で、今日のBWV1030から収録順に楽しみます。使用楽器は歴史的楽器にもとづくフランス・トワールフホーフェン製作のヴォイス・フルートと、18世紀中ごろのフレンチ・タイプのチェンバロ。録音は2005年です。

CD : ACD HA 007-2(Aliud Records)

ACD HA 007-2

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今週きいてきたのは、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」。このアルバムはスカルカが2020年に録音したもので、6曲の無伴奏チェロ組曲を番号順に収録。ここではその番号順にきいており、これから楽しむのは同組曲最後の第6番(BWV1012)です。使用楽器は、ジュゼッペ・グァルネリが1700年ごろ製作したチェロにもとづく、ダリボル・ブジルスキーの2018年製、作者不詳のバロック弓にもとづく、ファウスト・カンゲロージ製です。

ところで、アルバムには6曲の組曲のほか、スカルカの即興による序奏が冒頭に、そして前半3曲と後半3曲のあいだに、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバーのパッサカリア(「ロザリオのソナタ」)がおかれています。後者は無伴奏ヴァイオリンのための曲ですが、スカルカはもちろんチェロで演奏(編曲も)。パッサカリアは単独でもよく演奏され、録音も多いのですが、記憶にあるかぎりチェロでの演奏をきくのははじめて。こちらもききものです。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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明るい陽射しがたっぷりの朝、これから楽しむのは無伴奏チェロ組曲第5番(BWV1011)。演奏は今週これまでと同じくチェコのチェロ奏者ペトル・スカルカで、2020年録音の「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」に収録されたものです。陽射しの明るさとは対照的に、この第5番の組曲は美しくも渋い音楽で、コーヒーのお供にはぴったりかもしれません。録音での使用楽器は、ダリボル・ブジルスキーの2018年製(ジュゼッペ・グァルネリにもとづく)のチェロ、そしてファウスト・カンゲロージ製(作者不詳のバロック弓にもとづく)の弓です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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今週のバッハは、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」を楽しんでいます。アルバムには6曲の無伴奏組曲が番号順に収録。それをその順どおりきいてきています。これから楽しむのは組曲第4番(BWV1010)。スカルカの使用楽器は、チェロがダリボル・ブジルスキーの2018年製(ジュゼッペ・グァルネリにもとづく)。弓はファウスト・カンゲロージ製(作者不詳のバロック弓にもとづく)です。録音は2020年。チェロの響きが美しく、鮮明にとらえられています。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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春分の日にきくのは、無伴奏チェロ組曲第3番(BWV1009)。今週ここまできいているペトル・スカルカの演奏で、2020年に録音された「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」に収録されたものです。奏者の息づかいがそのままアーティキュレーションになったような、表情が豊かな演奏で、きいていて楽しくなります。使用楽器はダリボル・ブジルスキーの2018年製チェロ(ジュゼッペ・グァルネリ製)。弓はファウスト・カンゲロージ製(作者不詳のバロック弓)です。

ところで、春分の日といえば彼岸の中日ですが、こんなブログをやっているとおもい起こすのは、受難節や復活節。2024年は春分のあとに迎えるはじめての満月が3月25日で。イエス復活の日はその直後の日曜日、3月31日ということに。受難節や復活節には何をきこう、と脳内でそわそわする日々。棕櫚の日曜日(3月24日)にカンタータ、その翌日の3月25日は受胎告知の祝日でカンンタータ、3月29日の聖金曜日は受難曲……。ライプツィヒでのバッハは、この時期には多忙を極めたはず。それを脳内だけですが追体験できる時節です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

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昨日からききはじめた、ペトル・スカルカの「Johann Sebastian Bach: Suites a Violoncello solo senza Basso」。6曲の無伴奏チェロ組曲は番号順に収録されており、その順番どおりきいていく予定です。今日きくのは組曲第2番(BWV1008)。スカルカの奏くのはダリボル・ブジルスキーの2018年製チェロ。これはジュゼッペ・グァルネリ(アンドレア・グァルネリの子)が1700年ごろ製作したチェロにもとづいています。弓はファウスト・カンゲロージ製で、こちらは作者不詳のバロック弓(18世紀中ごろ)にもとづきます。録音は2020年です。

CD : CD 50-3101/02(claves)

19075915582

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