今週きいてきたのは、マハン・エスファハニが2020年に録音した「Bach: The Six Partitas」です。アルバムには表題どおり6曲のパルティータが収録されており、それらを順に楽しんできました。今日きくのはのこる1曲のパルティータ第5番(BWV829)。これまでと同じく、使用楽器はユッカ・オリッカの2018年製チェンバロで、ミヒャエル・ミートケ(1695年からベルリンで楽器製作。1719年没)の理論と現存楽器にもとづいた楽器です。ピッチはa'=415Hz。調律はサイモン・ニールで、18世紀ドイツの種々の音律にもとづいて調律したとのことです。エスファハニのパルティータは創意が凝らされ、ときに意表をつく大胆な試みもあり、6曲それぞれ楽しめます。
今週きいているのは、マハン・エスファハニの「Bach: The Six Partitas」(2020年録音)です。エスファハニはイラン生まれ(1984年)、アメリカ育ちのチェンバロ奏者。銀座王子ホールのインタビューによると、ピアノを学びながらも「チェンバロにはまっていた子供時代」をへて、大学にてチェンバロを学びはじめたということです。そんなエスファハニのパルティータ、今日きくのは収録順どおり第3番(BWV827)。使用楽器はユッカ・オリッカの2018年製チェンバロで、ピッチはa'=415Hzです。
収録順に楽しんでいる、マハン・エスファハニの「Bach: The Six Partitas」。一昨日から第1番、第2番ときいてきてましたが、今日は番号が飛び第6番をきいていきます。このパルティータの第1曲はトッカータと題されており、第2番のシンフォニアほどではないですが、こちらも入りの部分でちょっと驚かされます。弾いているチェンバロはユッカ・オリッカの2018年製で、ピッチはa'=415Hz。録音は2020年です。
昨日からききはじめた、マハン・エスファハニの「Bach: The Six Partitas」(2020年録音)。アルバムには6曲のパルティータが、第1番、第2番、第6番、第3番、第4番、第5番という順で収録されており、今日きくのは収録順どおり、ハ短調の第2番(BWV826)です。エスファハニが弾くシンフォニアの導入部は意表をつく演奏。はじめてきいたとき、劈頭の和音が鳴り響くのをかまえていたら、ゆっくりとしたアルペッジョ(というよりほぼ和音の分解)ではじまり、これには一瞬困惑させられました。エスファハニの演奏には時おり、こうした「びっくり箱」的なものがありますね。使用楽器はユッカ・オリッカの2018年製チェンバロ。ピッチはa'=415Hzです。
今週きいていくのは、マハン・エスファハニの「Bach: The Six Partitas」です。アルバムの録音は2020年。表題どおり6曲のパルティータが、第1番、第2番、第6番、第3番、第4番、第5番という順で収録されています。今日きくのは変ロ長調の第1番。使用楽器はユッカ・オリッカの2018年製チェンバロ(ミヒャエル・ミートケの理論と現存楽器にもとづく)で、ピッチはa'=415Hz。調律はサイモン・ニールが18世紀ドイツの種々の音律にもとづきおこなったとのことです。
今週きいてきたのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」。アルバムの表題どおり、6曲のイギリス組曲を収録しており、収録順=番号順にきいてきました。ということで、のこるはイギリス組曲第6番(BWV811)のみ。リュプサムはもちろん、この第6番もリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いて録音(2024年)しています。楽器は明記はありませんが、キース・ヒル製作のリュート・チェンバロです。
陽射したっぷりの朝に楽しむのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」から、イギリス組曲第5番(BWV810)です。リュプサムが録音でもちいているのはチェンバロではなく、リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)で、キース・ヒル製作とみられる楽器です(詳細は不明)。録音は2024年で、このアルバムがリュプサムのリュート・チェンバロ・シリーズの最新作となります。
今週きいているのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」。このアルバムは、近年のリュプサムのライフワークと化している、リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いての録音で、2024年に収録されています。これから楽しむのはイギリス組曲第4番(BWV809)。音楽もその演奏も、春の陽射しがもどった朝にきくにはぴったりで、しばしのあいだ、存分に楽しむことにします。
今日きくのはイギリス組曲第3番(BWV808)。ヴォルフガング・リュプサムが2024年に録音した「J.S. Bach: 6 English Suites」が音源で、リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いての演奏です。1曲ずつ、1音ずつ、愛でるような演奏は、これまでリュート・チェンバロを弾いて録音してきたバッハと共通しています。
昨日からききはじめた、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」(2024年録音)。今日きくのは収録順=番号順どおり、イギリス組曲第2番(BWV807)です。リュプサムが録音でもちいているのはリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)。明記はされていませんが、アメリカの製作家、キース・ヒル製とみられます。楽器の柔らかな響きは、春の陽射しにあいますね。
今週きいていくのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」です。このアルバムは表題どおり、6曲のイギリス組曲を収録。今日の第1番(BWV806)から番号順=収録順に楽しみます。使用楽器は近年、愛奏してアルバムをリリースしている、おそらくキース・ヒル製のリュート・チェンバロです。なお、リュプサムには1995年録音のアルバムもありますが、こちらの録音は2024年です。
今週ここまできいてきたのは、ベルギーのピアノ奏者、トビー・セルメウスの「Bach's Piano Silbermann 1749」です。このCDは表題どおり、ゴットフリート・ジルバーマンの1749年製にもとづくフォルテピアノを弾いてのアルバムで、収録曲を順に楽しんできました。これからきくのはパルティータ第1番(BWV825)。ややくすんだ響きなですが、情感豊かなフォルテピアノはチェンバロとはまたちがった味があり、とても楽しめます。フォルテピアノはケルスティン・シュヴァルツの2013年製。録音は2020年です。なお、アルバム表題からすると、3声のリチェルカーレ(「音楽の捧げもの」)も収録されていそうですが、ざんねんながら同曲は収録されていません。
今週、明日まできく予定のトビー・セルメウスの「Bach's Piano Silbermann 1749」。アルバム3曲目に収録されているのはコントラプンクトゥス第8番(「フーガの技法」)ですが、これは全曲ではないため、当ブログのルールにしたがって省略します。ということで今日きくのはつぎの収録曲、イタリア協奏曲(イタリア趣味による協奏曲)です。モダンのピアノでも人気のあるイタリア協奏曲。ここではセルメウスが弾く、ケルスティン・シュヴァルツの2013年製(ゴットフリート・ジルバーマンの1749年製にもとづく)のフォルテピアノで楽しみます。録音は2020年です。