毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




リナルド・アレッサンドリーニの「Bach Praeludien & Fugen」。一昨日、昨日とカンタータなどをきき、2日あいだがあきましたが、今日からまた収録順にきいていきます。これから楽しむのは、2声のインヴェンション風なホ短調のプレリュード。このBWV938をふくむ「6つの小さなプレリュード」は、ヨーハン・クリスティアン・キッテルの筆写譜で伝承されており、それらはハ長調からホ短調まで整然と配列されています。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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復活節前第4日曜日(四旬節第3日曜日)にきくのは、ロイ・グッドマンたちによるカンタータ「罪に手むかうべし」です。このBWV54、初演(1714年3月4日か)にさいしては、ヴァイマール宮廷のファルセット歌手(小姓長)、アーダム・イマーヌエル・ヴェルディヒが歌った可能性があり、じっさい、音域的にもこれはカンターテナー歌手にむいています。録音では女性歌手と男性歌手が拮抗している状態ですが、このブログではほとんどが男性歌手でした。これからきくのは、ひさしぶりの女性歌手で、ナタリー・シュトゥッツマン。シュトゥッツマンは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちとの録音(2000年)もあり、グッドマンとの録音はその4年まえのものです。

CD : 09026 62655 2(RCA Victor)

09026 62655 2

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このところレギュラーできいている、リナルド・アレッサンドリーニの「Bach Praeludien & Fugen」。このアルバムに収録されているのは、多くはそれぞれバラバラで伝承されているプレリュード、フーガ。アレッサンドリーニは、それらを一対のプレリュードとフーガとして配列し、録音しています。しかし、今日プレリュードをきくと、明日のカンタータをはさんで、フーガをきくのに中一日あいてしまいます。それを回避するため、今日は先日きいたマガリ・モニエのアルバム「Johann Sebastian Bach・Magali Mosnier」(SONY CLASSICAL 88697527002)から、「イタリア協奏曲」を楽しむことにしました。

「イタリア協奏曲」は、二段鍵盤のためのチェンバロ作品ですが、モニエはフルート奏者なので、あたりまえですが、フルート協奏曲に編曲して録音しています。「イタリア協奏曲」を、独奏楽器、弦楽と通奏低音のための協奏曲へ編曲することはあり、このブログでも紹介しています。先日きいたフルートで演奏された「憐れみたまえ、わが神よ」には、ちょっと違和感がありましたが、それにくらべるとこちらはそれがほとんどありません。フルートの明るい音色とは、「イタリア協奏曲」はよくあうということなのでしょう。共演するのは、ミヒャエル・ホーフシュテッター指揮のシュトゥットガルト室内管弦楽団です。

88697527002

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リナルド・アレッサンドリーニが2015年に録音したアルバム「Bach Praeludien & Fugen」。今日きくのは、昨日のト長調のプレリュード(BWV902a)と対にされた、同じ調性のフーガ(BWV957)です。このフーガは、コラール「神よ、汝の慈しみによりてわれを遇いたまえ」によっており、別稿(「ノイマイスター・コラール集」)も伝承されています。ただし、バッハの手になるものではないとの説があります。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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このところずっと、レギュラーとしてきいているリナルド・アレッサンドリーニによる「Bach Praeludien & Fugen」。今日これからきくのは、ト長調のプレリュードとフゲッタ(BWV902a)で、これはBWV902の初稿にあたります。アレッサンドリーニのアルバムでは、プレリュードとフゲッタのうち、昨日とは逆に、プレリュードのみが弾かれ、明日きく予定のフーガ(BWV957)と一対となるようにされています。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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このところずっとチェンバロばかりきいているので、休憩がてら目先をかえて、フランスのフルート奏者マガリ・モニエのバッハを楽しもうと思います。音源は、「Johann Sebastian Bach・Magali Mosnier」と題されたアルバム(SONY CLASSICAL 88697527002)。このアルバムは、モニエのフルートをフィーチャーしたもので、オリジナルのソナタなどのほか、チェンバロ協奏曲からの復元や、イタリア協奏曲の編曲などが収録されています。きくのはアルバム最後に収められたアリア「憐れみたまえ、わが神よ」。これはいうまでもなく「マタイ受難曲」のアリアを編曲したもので、歌唱パートがフルートによって奏されます。はじめてきいたとき、ずいぶん違和感があったのですが、受難節も迫ってきたことから、これを選択しました。なお、共演は、ミヒャエル・ホーフシュテッター指揮のシュトゥットガルト室内管弦楽団で、2009年の録音です。

[訂正]Mosnierの日本語表記ですが、投稿時にはソニー・ミュージックの表記にしたがい、「モスニエール」としていました。しかし、キング・インターナショナルのように、フランス語の発音にしたがい「モニエ」と表記するともろもあります。ソニー・ミュージックが本人発音によるなどのたしかな根拠でそうしている可能性もあるのですが、このブログでの表記は「モニエ」とすることにしました。この記事はすでに修正ずみです。

88697527002

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リナルド・アレッサンドリーニによる「Bach Praeludien & Fugen」、今日きくのはニ短調のプレリュードとフゲッタ(「5曲のプレリュードとフゲッタ」)です。このBWV899はもともと一対なのですが、アレッサンドリーニのアルバムでは、フゲッタ(フーガ)のみが弾かれ、昨日のプレリュードとで一対としています。これからきくにあたっては、もともと一対のBWV899をまずきき、アレッサンドリーニが対にしたかたちでもきいてみようと思います。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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これからきくのは、「9つの小さなプレリュード」から、ニ短調のプレリュード(BWV926)。音源は、いつものようにリナルド・アレッサンドリーニが2015年に録音した「Bach Praeludien & Fugen」というアルバムです。なお、「9つの小さなプレリュード」は、「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」所収の一連の小プレリュードのことです。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564


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リナルド・アレッサンドリーニによる「Bach Praeludien & Fugen」。今日きくのは、昨日のプレリュードと同じイ短調のフーガです。このBWV947、けっこう長く感じる展開なのですが、緊張感はさほどではありません。なお、基本資料が失われているので成立時期は不明です。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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ここしばらくは、イタリアのチェンバロ奏者リナルド・アレッサンドリーニが、2015年に録音した「Bach Praeludien & Fugen」をきく毎日。アルバムには、プレリュード、フーガ、そしてプレリュードとフーガが収録されており、順番に楽しんでいます。これからきくのは、イ短調のプレリュード(「5つの小さなプレリュード」)で、このBWV942は、ヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜で伝承されています。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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カール・リヒターとの共演などで、バッハ好きにもおなじみのフルート奏者、オーレル・ニコレが90歳で亡くなりました。亡くなったのは2016年1月29日なので、もうずいぶんまえのことになりますが、追悼として何かきいておこうと思います。きくのは、バッハではなく、ヴィヴァルディのフルート協奏曲「ごしきひわ」(PHILIPS 420 188-2)。共演はイ・ムジチで、1986年、母国のスイスでの録音です。ニコレは、いつものように品格のある暖色系の音色。ごしきひわの鳴きまねでは、ささやかな逸脱をみせていますが、度をすごすことはありません。

420 188-2

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リナルド・アレッサンドリーニの「Bach Praeludien & Fugen」。もともと一対のプレリュードとフーガをはじめ、バラバラで伝承されたプレリュード、そしてフーガも、調性などを考慮して対とし、きいてもらおうという好企画なアルバムです。これからきく、ホ短調のプレリュードとフゲッタ(BWV900)は、もともと一対として、ヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜で伝承されたものです。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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これからきくのは、「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」所収のハ長調のフーガ(BWV953)。リナルド・アレッサンドリーニの「Bach Praeludien & Fugen」では、このフーガを昨日きいた同調のプレリュード(「5つの小さなプレリュード」)と対にし、プレリュードとフーガにしています。おだやかなプレリュードのあとには、活発なフーガがよくにあい、続けてきいても、もともと一対のようで違和感がありません。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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グラミー賞の受賞で、健在を知らしめた小澤征爾。このブログでは、小沢をとりあげる機会がなかったのですが、サイトウ・キネン・オーケストラとのマタイ受難曲など、バッハの大作の録音もあります。しかし、そうした録音は、受賞記念として昼下がりにきくには、いささか大曲すぎるきらいも。そこで、ここでは、小沢がボストン交響楽団と録音した、「20th Century Bach」(PHILIPS 432 092-2)と題されたアルバムから、1曲きくことにしました。このアルバムは、20世紀の作曲家がオーケストラ編曲した作品を集めたもので、きくのは、小沢の師である斎藤秀雄編曲の「シャコンヌ」です。「シャコンヌ」は、もちろん、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のそれで、編曲、演奏ともにじつに真摯です。

432 092-2

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リナルド・アレッサンドリーニの「Bach Praeludien & Fugen」。アレッサンドリーニは、1960年生まれのイタリアのチェンバロ奏者で、独奏でのバッハは、このアルバム(2015年録音)がはじめてだと思います。先々週からは、アルバムに収録された、プレリュード、フーガ、そしてプレリュードとフーガを順にきいており、これからきくのはハ長調のプレリュード(BWV843)です。このプレリュードは、ヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜で伝承されており、「5つの小さなプレリュード」中の1曲です。

CD : OP 30564(naïve)

OP 30564

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