毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これから楽しむのは、スイスの鍵盤楽器奏者、ミシェル・キナーによる「ゴルトベルク変奏曲」(「クラヴィーア練習曲集 第4部」)です。キナーは1950年、ジュネーヴ生まれで、ジュネーヴ音楽院で学んだあと、グスタフ・レオンハルトにも学び、ブルージュ国際チェンバロコンクールで優勝の栄誉を勝ちとっています。バッハでは「平均律クラヴィーア曲集」の両巻も録音しており、モーツァルトのピアノ・ソナタなどをフォルテピアノで録音したものもあります。ここできく「ゴルトベルク変奏曲」は2度目の録音(2017年)。楽器は一度目と同じ、ニコラ・ブランシェの1730年製にもとづく、ウィリアム・ダウドの1978年製のチェンバロ。時間の関係で、これから第15変奏曲まで、あとは夜に楽しむ予定です。

CD : PAS 1108(Passacaille)

PAS 1108

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今日これから楽しむのは、昨日に続き、アロン・サリエルによる「Plucked Bach」。この「つま弾かれたバッハ」と題されたアルバムには、無伴奏チェロ組曲の第1番と第2番が全曲、それに5番のプレリュード(クレモナ式マンドリン)、第6番のガヴォット(バロック・ギター)、サリエルの自作(ナポリ式マンドリン)が収録されています。これからきく組曲第2番は、アーチリュートに類する撥弦楽器、リュート・アティオルバートでの演奏(録音は2020年)です。なお、第2番全曲に続いて同組曲のサラバンドが収録されています。こちらの使用楽器はウードです。

CD : PTC 5186 985(PENTATONE)

PTC 5186 985

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今日と明日きくのは、アロン・サリエルの「Plucked Bach」から、無伴奏チェロ組曲を2曲です。サリエルは1986年生まれのイスラエルの撥弦楽器奏者。したがって、これから楽しむ第1番(BWV1007)も撥弦楽器のひとつである、アーチリュートを弾いての録音(2020年)です。アルペッジョの主題によるプレリュードは撥弦楽器にぴったりで、違和感なく楽しめます。

CD : PTC 5186 985(PENTATONE)

PTC 5186 985

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三位一体節後第11日曜日にきくのは、キャロリン・サンプソン、ぺトラ・ミュレヤンス(ヴァイオリンと指揮)とフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)による「わが心は血の海に漂う」です。このBWV199は、1713年8月27日に初演されたとみられるカンタータ。技巧的なソプラノ独唱のためのカンタータということで、ソプラノ歌手の格好のレパートリーとなっています。サンプソンは1974年生まれのイギリスの歌手。バッハは、バッハ・コレギウム・ジャパンや、ザンクトガレン・バッハ財団オーケストラなど、数々のオーケストラと共演しての録音・録画があります。FBOとのBWV199は2016年の録音です。

CD : HMM 902252(harmonia mundi)

HMM 902252

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今週きいていきたのは、ミリアム・リニョルのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による6曲の無伴奏チェロ組曲。アルバム(2020年録音)に収録された曲順は番号順ではなく、第3番、第2番、第4番、第6番、第5番、第1番というもの。つまり、ふつうははじめにきく第1番(BWV1007)を、おわりにきくということになります。リニョルは演奏にあたって、すべての組曲で移調しているのですが、この第1番は原調ト長調をイ長調で奏いています。同じくヴィオールによる録音のあるパオロ・パンドルフォは、第1番をハ長調に移調して演奏していました。

CD : CVS040(Château de Versaille Spectacles)

CVS040

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これから楽しむのは、ミリアム・リニョルによる無伴奏チェロ組曲第5番(BWV1011)です。ハ短調からニ短調に移調されており、パオロ・パンドルフォのヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)での録音と同じですね。この第5番はバッハ自身がト短調のリュート組曲(BWV995)に編曲しており、ある種、ガンバでの演奏にもふさわしいといえるかもしれません。録音は2020年です。

CD : CVS040(Château de Versaille Spectacles)

CVS040

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今夜これから楽しむのは、リュート奏者、ティボー・ルーセルたちの「Le Coucher du Roi」(Château de Versaille Spectacles CVS029)。このアルバム(CDとDVD)は今週きいているミリアム・リニョルの「無伴奏チェロ組曲集」と同じレーベルのもので、リニョルも参加しています。アルバムは「王の寝所」という表題をもち、「ルイ14世のための室内楽」と副題されています。王が眠りにつくまで奏楽された、ミシェル・リシャール・ドラランド、ジャン・バティスト・リュリ、ロベール・ド・ヴィゼー、マラン・マレらの音楽を収録。この時間にきくのにふさわしい音楽がつらなっています。録音は2019年(CD)で、ヴァイオリンの川久保洋子が参加しています。

CVS029

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フランスのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者、ミリアム・リニョルの演奏できいている6曲の無伴奏チェロ組曲。ここまで第3番、第2番、第4番ときいてきて、これからきくのは第6番です。リニョルは1988年、スペイン国境に近いペルピニャン生まれ。2009年のバッハ・アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンクール(ケーテン)で第2位、2010年の国際古楽コンクール山梨で第1位、2011年のブルージュ国際古楽コンクールで第2位という受賞歴があります。解説書によると「チェロを奏いたことがない」そうで、よって虚心坦懐に録音にのぞめたということです。ヴィオールならではのアーティキュレーションなど、とてもおもしろく楽しめますが、チェロの演奏になれているので、やはり舞曲によっては違和感が少々。サラバンドはとても美しく、ききほれてしまいます。

CD : CVS040(Château de Versaille Spectacles)

CVS040

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今週きいているのは、フランスのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者、ミリアム・リニョルによる無伴奏チェロ組曲集です。第3番、第2番、第4番、第6番、第5番、第1番という順でアルバム(2020年録音)に収録されており、ここではその順番どおりに楽しんでいます。これからきくのは組曲第4番。原調は変ホ長調ですが、リニョルはト長調に移調して演奏。ちなみに、同組曲をガンバで録音しているパオロ・パンドルフォは、この第4番をリニョルと同じト長調に移調しています。

CD : CVS040(Château de Versaille Spectacles)

CVS040

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昨日からききはじめた、ミリアム・リニョルによる無伴奏チェロ組曲集。2020年録音のアルバムには、第1番からの番号順ではなく、第3番から、第2番、第4番、第6番、第5番、第1番と収録。ここではその順に楽しむので、今日きくのは無伴奏チェロ組曲第2番ということになります。録音ではすべての組曲が原調から移調されており、この第2番はニ短調からホ短調に移調されています。

CD : CVS040(Château de Versaille Spectacles)

CVS040

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今週きいていくのは、ミリアム・リニョルによる無伴奏チェロ組曲集。リニョルは1988年生まれのフランスのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者で、CDではチェロではなく、ガンバ(バス・ド・ヴィオール)を奏いて録音しています。収録順は、第3番、第2番、第4番、第6番、第5番、第1番という配列で、この収録順どおりにきいていきます。したがって、これから楽しむのは無伴奏チェロ組曲第3番(BWV1009)。原調はハ長調ですが、ニ長調に移調されています。録音は2020年です。

CD : CVS040(Château de Versaille Spectacles)

CVS040

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三位一体節後第10日曜日にきくのは、マルセル・ポンセールとイル・ガルデリーノによる「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」です。このBWV102は1726年8月25日に初演された、2部7曲からなるカンタータ。7曲中第1部第1曲がミサ曲ト短調(BWV235)の第1曲、第1部第3曲と第2部第5曲はミサ曲ヘ長調(BWV233)の第4曲と第5曲にそれぞれ転用されています。ポンセールたちの録音は2010年で、管弦楽(10名)と合唱(独唱者3名をふくむ9名)はともに極小編成。なお、秋葉美佳(ヴィオラ)が録音に参加しています。

CD : PAS 977(Passacaille)

PAS 977

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昨日まで、3日連続ギターによる「ゴルトベルク変奏曲」を楽しみましたが、今日きくのはバッハが出版にあたって指定した楽器、「クラヴィチェンバロ」による「ゴルトベルク変奏曲」です。演奏はイタリアの鍵盤楽器奏者のファビオ・ボニッツォーニで、弾いているのはウィレム・クレスベルヘン製(ヤン・クーシェにもとづく)のチェンバロです。明快な音色と、さりげない装飾に魅了されますね。録音は2004年です。

CD : GCD P3150(Glossa Platinum)

GCD P31508

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今日これから楽しむのは、イタリアのギター奏者、マルコ・サルチートによる「ゴルトベルク変奏曲」(DYNAMIC CDS 7699/1-2)。昨日、一昨日もギターによる同変奏曲をきいたのですが、それらはどちらもギター二重奏のための編曲でした。サルチートのCD(2014年)はもちろんギター1本での録音で、編曲(自在な装飾入り)も本人がおこなっています。サルチートにはこのアルバムのほかにも、Youtubeの本人のチャンネル(Marco Salcito)に「J.S.Bach Goldberg Variations BWV 988 on guitar- Aria, Canoni e Aria da Capo (Marco Salcito guitar)」と題された映像(2015年、自宅での録画)があります。表題どおり全曲ではなく、アリアおよびダ・カーポのアリア、そしてカノン(とクォドリベット)のみが演奏されており、調弦などCDとはいくつかの変更があります。ところで、サルチートの右後方に見えているリュート。これはごく私的な楽しみのために弾いているのか、それとも演奏会で披露することもあるのか、気になりますね。

CDS 7699/1-2

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今日もきくのは、ギター二重奏による「ゴルトベルク変奏曲」(Da Vinci Classics C00555)。ともにイタリアのギター奏者、ガブリエレ・ラニーニとキアーラ・フェスタのタスカン・ギター・デュオです。ルイジ・ボッケリーニ音楽院在学中に結成(2014年)したというデュオで、編曲はイタリア作曲家エミリオ・ゲッツィ。昨日きいた10弦ギターのデュオ・シナフェとくらべると軽快で、華やかさがあります。

C00555

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