毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




午前中、ずいぶん暑かったのですが、遠雷がきこえてきたころから北風が通ってくるようになり、ちょっとだけ涼しくなってきました。このまま一雨でも降ってくれるともっとしのぎやすくなるのでしょうが、上空をみるとまだ雨は期待できそうにありません。

さて、ピアノによるバッハ、これまで女性奏者が続いたので、これからきくのはアレクサンドル・タローによる、軽妙な味の「イタリア協奏曲」(harmonia mundi HMC 901871)です。タローは1968年生まれのフランスの奏者。同世代のエレーヌ・グリモーとくらべると、そのレパートリーは対照的です。

HMC 901871

コメント ( 0 )




今週はピアノによるバッハをきいています。これからきくのは、タチアナ・ニコラーエワ(タチヤーナ・ピェトローヴナ・ニカラーイェヴァ)の「フーガの技法」(Hyperion CDA66631/2)から、リチェルカーレです。ニコラーエワは1924年生まれのソ連の奏者で、この録音はソ連解体翌年の1992年(ニコラーエワの死の前年)に録音されたものです。

リチェルカーレはもちろん「音楽の捧げもの」のそれで、きくのは6声のリチェルカーレです。ニコラーエワの「フーガの技法」には、6声のリチェルカーレほかにも、3声のリチェルカーレと「4つのデュエット」が収録されています。ちなみに、ニコラーエワの「フーガの技法」には、1967年の録音のものもあります。

CDA66631/2

コメント ( 0 )




ピアノによるバッハ、今日きくのは借りものの「エレーヌ・グリモー/バッハ・トランスクライブド」(ドイツ・グラモフォン UCCG-1426)から、BWV849(「平均律」第1巻第4番)です。エレーヌ・グリモーは、『野生のしらべ』なんていう著書もある、1969年生まれのフランスの奏者(昨日のマルタ・アルゲリッチからは30歳近く年下)。ディスコグラフィーをみると、ラフマニノフ(15歳の録音デビュー)、ショパン、シューマン、ブラームス、ガーシュウィン、ベート-ヴェン、バルトークといった作曲家がならんでいて、バッハはこれがはじめてのようです。

グリモーいわく、「どうしてバッハの音楽はあらゆる人を感動させ、その心に語りかけることができるのだろうか、と不思議に思ったのがこのアルバムを作るきっかけとなりました。私はその普遍的な力の秘密を突きとめたかったのです。」。この嬰ハ短調のプレリュードをはじめてきいたとき、再生音量をまちがったかと。それほどの弱音にはじまるプレリュードでは、チェンバロでは味わえない詩情があり、フーガも主題が積み上がっていくにしたがい、弱音からじょじょに強音へ。壮大なフーガのクライマックスを繊細に築いています。

UCCG-1426

コメント ( 0 )




昨夜から吹いている強い南風のおかげで、今日はまずまずの快適さが保たれています。台風の影響なのでしょうが、南の風でもこれだけ強いと、暑さを和らげてくれます。さて、朝から急な雑事をこなしつつ考えていたのが、今週なにをきこうかということ。いつもはピリオド楽器の演奏ばかりをきいているので、たまには変化をつけるのもよいかと、今週はピアノによるバッハで楽しむことにしました。で、これからきくのは、過去にイギリス組曲の第2番を紹介したことがあるマルタ・アルゲリッチ(アルヘリッチ)の演奏で(記事は「マルタ・アルゲリッチの『イギリス組曲』」)、ハ短調のトッカータ、BWV911です。

463 604-2

コメント ( 0 )




昨夜は今年はじめての寝苦しい夜でした。未明に降った雨で、むし暑さもすこしは緩和されましたが、日中には気温も上って、また暑くなりそうです。さて、三位一体節後第1日曜日にきくのは、この日のためのカンタータ「おお永遠、そは雷の言葉」です。いわゆるコラール・カンタータ年巻の第1作にあたり、1724年6月11日に初演されています。この2部からなる力作のBWV20を、今日はコープマンたちの演奏でききます。

CD : WPCS-10590/2(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-10590/2

コメント ( 0 )




昨夜は梅雨前線が下がってきて雨も、という予報でしたがけっきょく雨はなし(竜巻注意報もでていました)。ただ、雨が降らなかったのはよかったのですが、風のほうも止んでしまってむし暑く、寝苦しい夜になりました。いまは風がもどってきたので、すこしは快適になってきています。

さて、ヘルムート・ヴァルヒャのオルガンできいてきた「シュープラー・コラール集」、今日が最後で「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」です。このBWV650の原曲は、カンタータ「主を頌めまつれ、力つよき栄光の王をば」第2曲の、ヴァイオリンのオブリガートをもつアルトのアリアです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




昨日の夜から吹いている南風。台風の影響なのか、おおむね強めの風ですが、湿った感じはほとんどなく、熱帯夜もかなり快適にすごせました。いまは気温があがってきて、早朝までほどではありませんが、それでも梅雨時期としてはさわやかな気候です。

さて、昨日一日の休みをはさみ、これからきくのはヘルムート・ヴァルヒャによる「シュープラー・コラール集」です。今日きくのは「ああ、われらとともに留まりたまえ、主イエス・キリストよ」。このBWV649の原曲は、カンタータ「われらと共に留まりたまえ」(BWV6)の第3曲です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




梅雨前線が北上し、今日は朝から晴れたり曇ったり。かなりむし暑くなっていますが、風があるので不快感はそれほどでもありません。さて、ヘルムート・ヴァルヒャによる「オルガン小曲集」、順番だと今日は「わが心は主をあがめ」ですが、これはヴァルヒャの演奏ですでにきいています。そこで、今日はそのかわりに、「マニフィカト」をきくことにしました。

BWV243はこのブログでは3度目で、過去はパロットたちとピエルロたちの、ともにOVPP(OVPPについては「OVPPによる演奏」)による演奏でした。これからきくのは、そうしたOVPPの演奏とは対照的なアイムたちによるもの。合唱はパート6人(第2ソプラノのみ5人)の29人編成、オーケストラも34人編成。いわゆる古楽系の演奏では、かなり大規模なほうです。

CD : 00946 395241 2 9(Virgin classics)

00946 395241 2 9

コメント ( 0 )




昨日の朝、「晴れの日は望めそうもない」と投稿したら、昼ごろから晴れてきて、むし暑い一日になりました。今朝もあまりよい天気ではありませんが、気温も上がってくるらしく、連日でむし暑くなりそうです。さて、ヘルムート・ヴァルヒャによる「シュープラー・コラール集」、これからきくのは「尊き御神の統べしらすままにまつろい」です。このBWV647の原曲は、同名カンタータ(BWV93)の第4曲、ソプラノとアルトによる二重唱です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




ヘルムート・ヴァルヒャによる「シュープラー・コラール集」、昨日のBWV645に続き、今日はBWV646です。この「われはいずこにか逃れゆくべき」の原曲は不明ですが、ほかの5曲がカンタータからの編曲なので、これも失われたカンタータからの編曲だと思われます。ところで、梅雨空はいつまで続くのでしょう。今朝も雨がしとしとで、予報をみてもしばらくはせいぜい曇り。晴れの日は望めそうもないようです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




京都は今朝も梅雨空。いまは雨も小康状態ですが、湿度が高くうっとうしい一日になりそうです。さて、今週のバッハは、ヘルムート・ヴァルヒャの「BACH The Organ Works」から、「シュープラー・コラール集」をきいていきます(すでにきいているBWV648をのぞく)。これからきくのは「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」で、このBWV645は同名カンタータ(BWV140)の第4曲の編曲。オルガンは、ストラスブールのサン・ピエール・ル・ジュヌ教会のジルバーマン・オルガンです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

コメント ( 0 )




今朝はどんよりとした梅雨空。雨は降っていないものの、空には明るさがなくすっきりしません。さて、教会暦も三位一体節をむかえ後半へ。これからきくのは、コープマンたちによるこの日のためのカンタータ「傲(たかぶ)りかつ臆するは」です。このBWV176の初演は1725年5月27日、自由詩の歌詞は女流詩人クリスティアーネ・マリアーネ・フォン・ツィーグラーによるものです(第4曲の最終行をのぞく)。

CD : CC 72215(Challenge Classics)

CC 72215

コメント ( 0 )




未明から降りだした雨。さきほどまでは強く降っていましたが、いまは止んでいます。とはいえ、梅雨空であることにはちがいなく、しばらくはうっとうしい天気が続くようです。

さて、ヤロスラフ・トゥーマのクラヴィコードできいてきた「クラヴィーア練習曲集 第3部」のデュエット、これからきくのは最後のBWV805です。これまでの3度きいた演奏は、ケヴィン・ボウヤー、ヘルムート・ヴァルヒャ、鈴木雅明と、すべてオルガンによるものでしたが、トゥーマのクラヴィコードによる演奏ほうがデュエットにはふさわしく感じ、好みです。

CD : F1 0076-2(ARTA Records)

F1 0076-2

コメント ( 0 )




昨日からの雨はいまは止んでいます。といっても空はどんよりで、とりあえず梅雨の小康状態といったところです。さて、今日きくのもヤロスラフ・トゥーマによる「デュエット」(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)で、ト長調のBWV804。これはインヴェンション風の楽曲で、クラヴィコードによる演奏がよくあいます。

CD : F1 0076-2(ARTA Records)

F1 0076-2

コメント ( 0 )




今朝はどんよりとした梅雨空。いまはまだ雨は降ってはいませんが、今日は外出中のどこかで雨に降られそうです。さて、昨日からききはじめたヤロスラフ・トゥーマによる「デュエット」、これからきくのはヘ長調のBWV803です。演奏でもちいられているクラヴィコード(バッハの死後に製作された楽器)ですが、修復により美しい音色を堪能できます。

CD : F1 0076-2(ARTA Records)

F1 0076-2

コメント ( 0 )



« 前ページ