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毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週きいていくのは、ウィリアム・スキーンの「The Six Cello Suites of J.S. Bach」です。アルバムは2020年8月の録音。表題どおり6曲の無伴奏チェロ組曲を収録しており、第1番、第5番、第4番、第3番、第2番、第6番という収録順です。今日きくのは無伴奏チェロ組曲第1番(BWV1007)。明日以降も収録順で続けます。演奏者のスキーンはアメリカのチェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者で、アメリカのさまざまなバロック・オーケストラで活動しています。使用楽器はジョヴァンニ・グランチーノの銘のある1725年製のチェロ。弓は1720年代のそれにもとづく、ルイ・ベギャンの2010年製です。

CD : FR-758(Reference Recordings)

FR-758

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四旬節第4日曜日(復活節前第3日曜日)にきくのは、クリストファー・ヘリックによるト長調のデュエット(BWV804)です。じつは、受胎告知の祝日(3月25日)のためのカンタータをきき忘れていたので、ここできいてしまおうかとも思ったのですが、四旬節の日曜日きいているデュエットを、当初の予定どおりにきくことにしました。ヘリックの録音は1996年。1992年に建造された聖マルティン教会のメツラー・オルガン(ラインフェルデン)を弾いての録音です。

CD : CDA67211/2(hyperion)

CDA67211/2

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一昨日から再度とりあげている、アンジェラ・ヒューイットの「Bach: Fantasia, Aria & other works」(Hyperion CDA67499)。アルバムには10曲のクラヴィーア曲が収録され、今日きくのはヘ短調の組曲(BWV823)です。この組曲はかつては真作性に疑いがもたれていましたが、いまはバッハの真作とされており、成立はヴァイマール時代、また「Bach Digital」では様式的な理由から「おそらくライプツィヒ時代」とされます。ヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜(1727年以降)は、「Prelude en f mol.」と表題され、プレリュード、ロンドー風サラバンド、ジーグの3楽章で完結。このめずらしい構成が、バッハのオリジナルであったかは不明です。

CDA67499

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今日これからきくのは、アンジェラ・ヒューイットによるイ長調の組曲(BWV832)です。同組曲のはじめの2曲、アルマンドとエールは「メラー手稿譜集」に、のこる3曲、サラバンド、ブーレー、ジーグは別の手稿譜に所収されています。「この小組曲がバッハの真作であるということは、かつては様式的な見地から否定され」(『バッハの鍵盤音楽』)ていましたが、現在ではアルンシュタット時代のバッハの真作とされています。ヒューイットの演奏は昨日と同じく、「Bach: Fantasia, Aria & other works」(Hyperion CDA67499)に収録。アルバムの録音は2004年です。

CDA67499

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今週後半にきいていくのは、アンジェラ・ヒューイットの「Bach: Fantasia, Aria & other works」(Hyperion CDA67499)です。同アルバムからはすでに、収録曲10曲中3曲をきいており、さらに3曲をききすすめます。今日きくのはちょっととりとめのない、5楽章からなるニ長調のソナタ(BWV963)。同曲はアルンシュタット時代初期、あるいはアルンシュタット時代以前の成立とみられています(「Bach Digital」)。録音は2004年で、弾いているのはスタインウェイです。

CDA67499

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これから楽しむのは、ヒズ・マジェスティーズ・サクバッツ・アンド・コルネッツ(HMSC)による「14のカノン」(BWV1087)です。このBWV1087は、「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題にもとづくカノンで、同変奏曲の出版譜のバッハ私蔵本に記入されたもの。HMSCの演奏は、団体名どおり2本のコルネット(ツィンク)と4本のサクバット(トロンボーン、Sackbut、Sackbutt、Sagbuttと綴られます)によっており、たぶんこの編成での「14のカノン」はこれのみでしょう。収録されたアルバムは、ティモシー・ロバーツとヒズ・マジェスティーズ・コンソート・オブ・ヴォイシズと共演した「A Bach Album」(2000年録音)。「14のカノン」ではコンソートの出番はありませんが、リアリゼーションはロバーツがおこなっています。

CD : CDA67247(hyperion)

CDA67247

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昨日に続き今日もきくのは、アンニャ・レヒナーの「Bach / Abel / Hume Anja Lechner」(ECM Records ECM 2806)から、無伴奏チェロ組曲第2番(BWV1008)です。レヒナーのアルバムは2023年の録音。アルバムには表題どおりバッハのほか、トバイアス・ヒューム(1569年ごろ生まれ、1645年に没)と、カール・フリードリヒ・アーベル( 1723年生まれ、1787年に没)の曲を収録。バッハをのぞく2人(とくにヒューム)は、ヴィオラ・ダ・ガンバのイメージが強いのですが、レヒナーはもちろんチェロで演奏しています。

ECM 2806

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今日と明日きくのは、アンニャ・レヒナーの「Bach / Abel / Hume Anja Lechner」(ECM Records ECM 2806)から、2曲の無伴奏チェロ組曲です。今日は第1番(BWV1007)を、そして明日は第2番(BWV1008)を楽しみます。レヒナーは1961年生まれのドイツのチェロ奏者。ハインリヒ・シフ、ヤーノシュ・シュタルケルに学び、解散したロザムンデ四重奏団での活動もよく知られています。アルバムの録音は2023年。ロケーションとなった教会堂の響きを豊かにひろった録音です。

ECM 2806

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四旬節第3日曜日(復活節前第4日曜日)にきくのは、ポール・アントワーヌ・ベノス・ジアンとマ・ノン・トロッポ(コレクティフ・マ・ノン・トロッポ)による「罪に手むかうべし」(BWV54)です。四旬節の期間中のカンタータで、いまに伝承されているのはこのカンタータのみ。初演年には、1713年、1714年、1715年などがあります。四旬節第3日曜日用という用途も、ゲオルク・クリスティアン・レームスの台本がその日を指定しているためで、1714年の三位一体節後第7日曜日とする節などがあります。

ベノス・ジアンとマ・ノン・トロッポの録音は2020年。ベノス・ジアンは、フィリップ・ジャルスキー、アンドレアス・ショル、ラファエル・ピションに学んだカウンターテナー歌手。おそらく、両者とも、これがデビュー・アルバムとみられます。なお、アルバムにはBW54のほかに、「悲しみのいかなるかを知らず」(BWV209)と「消し去りたまえ、いと高き者よ、わが罪を」(BWV1083)が収録されており、後者の録音には、五味敬子(チェロ)が参加しています。

CD : Sonanero 17(Son ar mein)

Sonanero 17

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今週きいてきたのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」。アルバムの表題どおり、6曲のイギリス組曲を収録しており、収録順=番号順にきいてきました。ということで、のこるはイギリス組曲第6番(BWV811)のみ。リュプサムはもちろん、この第6番もリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いて録音(2024年)しています。楽器は明記はありませんが、キース・ヒル製作のリュート・チェンバロです。

CD : 97554(Brilliant Classics)

97554

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陽射したっぷりの朝に楽しむのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」から、イギリス組曲第5番(BWV810)です。リュプサムが録音でもちいているのはチェンバロではなく、リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)で、キース・ヒル製作とみられる楽器です(詳細は不明)。録音は2024年で、このアルバムがリュプサムのリュート・チェンバロ・シリーズの最新作となります。

CD : 97554(Brilliant Classics)

97554

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春分の日、午後のひとときに楽しむのは、ヴォルフガング・リュプサムが1998年に録音した「Johann Pachelbel: Organ Works」(NAXOS 8.554380)です。近年のリュプサムは、リュート・チェンバロを弾いての録音成果が多く、今週レギュラーできいている「J.S. Bach: 6 English Suites」もそのひとつです。ここできく「Johann Pachelbel: Organ Works」は表題どおり、ヨハン・パッヘルベルのオルガン曲を19曲収録。使用楽器はヨハン・ネポムク・ホルツヘイが1785年から1787年にかけて建造した、聖ペトロと聖パウロ旧修道院教会(ドイツのラーヴェンスブルク近郊のヴァイセナウ)のオルガンです。ここでは16曲のオルガン自由曲から何曲か選んできいていきます。

8.554380

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今週きいているのは、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」。このアルバムは、近年のリュプサムのライフワークと化している、リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いての録音で、2024年に収録されています。これから楽しむのはイギリス組曲第4番(BWV809)。音楽もその演奏も、春の陽射しがもどった朝にきくにはぴったりで、しばしのあいだ、存分に楽しむことにします。

CD : 97554(Brilliant Classics)

97554

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今日きくのはイギリス組曲第3番(BWV808)。ヴォルフガング・リュプサムが2024年に録音した「J.S. Bach: 6 English Suites」が音源で、リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)を弾いての演奏です。1曲ずつ、1音ずつ、愛でるような演奏は、これまでリュート・チェンバロを弾いて録音してきたバッハと共通しています。

CD : 97554(Brilliant Classics)

97554

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昨日からききはじめた、ヴォルフガング・リュプサムの「J.S. Bach: 6 English Suites」(2024年録音)。今日きくのは収録順=番号順どおり、イギリス組曲第2番(BWV807)です。リュプサムが録音でもちいているのはリュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)。明記はされていませんが、アメリカの製作家、キース・ヒル製とみられます。楽器の柔らかな響きは、春の陽射しにあいますね。

CD : 97554(Brilliant Classics)

97554

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