毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これから楽しむのは、今週レギュラーできいているヴィーラント・クイケンによる「無伴奏チェロ組曲」のアルバムから第5番。ここでは番号どおりにきいていますが、じっさいのアルバム(3枚組)では、2枚目の最後に第6番、3枚目の最初に第5番が収録されています。これは収録時間のつごうのためと思われます。なお、バッハはこのBWV1011を、のちにト短調のリュート組曲に編曲しました。

CD : A 421(ARCANA)

A 421

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クイケン三兄弟の長兄ヴィーラントによる無伴奏チェロ組曲のアルバム。今週は、2001年と2002年の録音されたこのアルバムから、番号順にきいてきています。今日これから楽しむのは第4番(BWV1010)で、ヴィーラントがゆったりひくプレリュドに導かれ、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレー、ジーグが続きます。使用楽器はアンドレア・アマティを模して、18世紀末から19世紀初に製作されたとみられるチェロです。

CD : A 421(ARCANA)

A 421

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今日これからきくのは、ヴィーラント・クイケンによる無伴奏チェロ組曲の第3番(BWV1009)。ガンバ・ソナタとカップリングされたアルバムが音源で、2001年と2002年(第6番のみ)に録音されています。「広い音域をいっぱいに使い、曲想は晴朗」(『バッハ事典』)な第3番ですが、天気のほうは晴朗とはいえない梅雨空です。

CD : A 421(ARCANA)

A 421

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昨日からききはじめたヴィーラント・クイケンによる無伴奏チェロ組曲。音源は2001年と2002年(第6番のみ)に録音されたアルバムで、今週はそのアルバムから番号順に楽しんでいく予定です。これからきくのは第2番(BWV1008)。内省的なプレリュードにはじまるこの組曲、朝にきくにはやや重いかもしれません。なお、使用楽器はアンドレア・アマティを模して製作(18世紀末から19世紀初)されたとみられるチェロです。

CD : A 421(ARCANA)

A 421

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今週のバッハは、ヴィーラント・クイケンによる無伴奏チェロ組曲です。アルバムは2001年と2002年(第6番のみ)に録音されたもので、ガンバ・ソナタとのカップリングです。今回きくのは無伴奏チェロ組曲のみで、番号順にきくことにし(収録順は第1番~第4番、第6番、第5番)、まずは第1番(BWV1007)を楽しみます。ここでクイケンの弾くのは、18世紀末から19世紀初にかけて、アンドレア・アマティを模して製作されたとみられるチェロです。ヴィーラントは、いうまでもなくクイケン三兄弟の長兄で、1938年生まれ。意外ですが、ヴィーラントにとってこれが最初の無伴奏チェロ組曲の録音です。

CD : A 421(ARCANA)

A 421

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なんだかんだとあって、今日はずいぶん遅いバッハとなりました。これからきくのは、バーバラ・ヘンドリックスの独唱で、カンタータ「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」(EMI CCDC 7 49843 2)です。ヘンドリックスは1948年生まれのアメリカの歌手。リリック・ソプラノということもあり、このBWV51も難なく歌っています。共演はペーター・シュライヤー指揮のC.P.E.バッハ室内管弦楽団で、トラペット独奏はホーキャン・ホーデンナギエルです。なお、同じ音源からは、このブログではすでに結婚カンタータの「しりぞけ、もの悲しき影」(記事は「バーバラ・ヘンドリクスたちによる「結婚カンタータ」」)をきいています。

CDC 7 49842 2

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洗礼者ヨハネの祝日(6月24日)にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「われらが主キリスト、ヨルダンの川に来たり」です。このBWV7はマルティン・ルターの同名コラールによるカンタータで、1724年の同祝日に初演。いわゆるコラール・カンタータということで、全7曲中、第1曲と第7曲は通例どおりコラール合唱となっています。鈴木たちの録音は2002年。独唱者はロビン・ブレイズ、ヤン・コボウ、ペーター・コーイで、合唱も歌います。

CD : BIS-CD-1321(BIS Records)

BIS-CD-1321

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これからきくのは、イギリスのチェンバロ奏者、スティーヴン・ディヴァインによる「アリアと変奏」です。このBWV989はかわいらしく歌謡的な主題のアリアと、それにもとづく10の変奏からなっており、午後のひと時にきくのにもちょうどよい音楽。ディヴァインはこれを、コリン・ブースによる二段チェンバロできかせます。ところで、すでにこのブログでは、このBWV989が収録されたアルバムからフランス風序曲とイタリア協奏曲をきいていますが、ほかにも半音階的幻想曲とフーガなどが収録されており、これからもおりにふれて楽しむ予定です。

CD : CHAN 0802(Chandos Records)

CHAN 0802

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今週はここまで、フランチェスコ・チェーラとディエゴ・ファゾリスたちのアルバムから、1台のチェンバロのための協奏曲を楽しんできました。アルバムには、第1番から第3番、第5番が収録されており、じつによく弾み、またよく歌う演奏です。これからきくのはアルバム最後の第3番(BWV1054)。収録曲中、この第3番のみ原曲が伝承されており、ヴァイオリン協奏曲の第2番がそれにあたります。チェンバロは、ヨハネス・リュッカースによるキース・ヒル製。2005年の録音です。

CD : 47729-8(ARTS)

47729-8

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これからきくのは、1台のチェンバロのための協奏曲の第5番(BWV1056)。原曲は伝承されていませんが、両端楽章は「おそらくヴァイマル時代に書かれたト短調のヴァイオリン協奏曲にさかのぼ」(『バッハ事典』)り、第2楽章は「ニ短調のオーボエ協奏曲の中間楽章を形成していた」(『同』)と推測されています。今日はもちろんチェンバロ協奏曲としてきくわけで、昨日までと同じく、独奏チェンバロはフランチェスコ・チェーラ、共演はディエゴ・ファゾリス指揮のイ・バロッキスティです。

CD : 47729-8(ARTS)

47729-8

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フランチェスコ・チェーラのチェンバロ、ディエゴ・ファゾリス指揮、イ・バロッキスティできいているチェンバロ協奏曲。第1番から第3番、第5番が収録されたアルバムを、昨日から順番に楽しんでいます。今日きくのは1台のチェンバロのための協奏曲の第2番(BWV1053)で、ほかの協奏曲とちがい、この第2番のみ2008年の録音。チェーラのチェンバロもことなり、この第2番ではウィリアム・ダウド(パスカル・タスカンによる)の楽器がもちいられています。なお、この協奏曲もほとんどのチェンバロ協奏曲と同じく、ほかの協奏曲からの編曲とみられていますが、原曲は伝承されていません。

CD : 47729-8(ARTS)

47729-8

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今日からきいていくのは、ディエゴ・ファゾリス指揮、イ・バロッキスティによる4曲のチェンバロ協奏曲。ファゾリスもチェンバロが弾けるのですが、このアルバムでの独奏チェンバロはフランチェスコ・チェーラです。チェーラは、グスタフ・レオンハルトにも学んだ、イタリアはボローニャ生まれの鍵盤楽器奏者。ファゾリスは、1958年、スイスのルガーノ生まれで、スイス・イタリア語放送合唱団を指揮してのすぐれた録音が多数あります。音源のアルバムには、1台のためのチェンバロ協奏曲の第1番から第3番、第5番が収録されており、第2番の2008年をのぞき、2005年の録音です。今日からアルバムの収録順にきいていくこととし、まずは第1番(BWV1052)を楽しみます。なお、チェーラの弾く楽器は、キース・ヒル製作のチェンバロ(ヨハネス・リュッカースによる)です。

CD : 47729-8(ARTS)

47729-8

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三位一体節後第1日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「おお永遠、そは雷の言葉」。このBWV20は、いわゆるコラール・カンタータ年巻の第1作(1724年6月11日初演)にあたり、第1部が7曲、第2部が4曲からなる力作です。コラールはヨーハン・リストの同名コラールにもとづき、第1曲、第7曲、第11曲には詩節がそのまま、作者不詳のほかの楽章も、詩節の一部が引用されています(第6曲、第8曲、第10曲をのぞく)。第1曲は、コラール・カンタータ年巻のはじまりを象徴するような、壮麗なフランス風序曲による合唱曲となっています。

CD : BIS-CD-1321(BIS Records)

BIS-CD-1321

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今週のバッハは、イギリスのヴォーカル・アンサンブルVOCES8(ヴォーチェス・エイト)によるモテットをきいてきました。これからきくのは、アルバム(2010年録音)最後に収録された「み霊はわれらの弱きを助けたもう」(BWV226)。このモテットは、1729年10月20日、トーマス学校長のヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀のために作曲されたものです。

CD : SIGCD213(Signum Records)

SIGCD213

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これからきくのは、VOCES8(ヴォーチェス・エイト)による「来ませ、イエスよ、来ませ」です。このBWV229は、ヨーハン・シェレ(バッハの前々任のトーマスカントル)未亡人の追悼用とも推測される二部からなるモテット。そもそもの歌詞は、パウル・テュミッヒの手になる葬送アリアで、シェレがその歌詞に作曲(トーマス学校長ヤーコプ・トマジウスの葬儀用)しました。バッハはテュミッヒの歌詞第1節を第1部(8声の二重合唱)に、同第2節を第2部(4声合唱)にあて、歌詞をこまやかに反映したモテットに作曲しています。

CD : SIGCD213(Signum Records)

SIGCD213

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