毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




聖霊降臨節第3日にきくのは、コンラート・ユングヘーネルとカントゥス・ケルンによるト長調のミサ曲(BWV236)。一昨日、昨日のように、同祝日のためのカンタータをきけばよいのですが、伝承されたカンタータが2曲ということを考慮し、ミサ曲をきくことにしました。これからきくBWV236は、すべて曲がカンタータからの転用。第1曲はBWV179の第1曲、第2曲はBWV79の第1曲、第3曲はBWV138の第5曲、第4曲はBWV79の第5曲、第5曲はBWV179の第3曲、第6曲はBWV17の第1曲が原曲です。

CD : HMC 901939.40(harmonia mundi)

HMC 901939.40

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復活節第6日曜日にきくのは、先週に続き、コンラート・ユングヘーネルとカントゥス・ケルンによるト短調のミサ曲(BWV235)です。ふだんならカンタータなのですが、先週の復活節第5日曜日と同じ理由で、今日はミサ曲ということにしました。構成はキリエ(1曲)とグローリア(5曲)の6曲。すべてがカンタータからの転用で、第1曲がBWV102第1曲、第2曲がBWV72第2曲、第3曲から第6曲がBWV187の第4曲、第3曲、第5曲、第1曲です。ユングヘーネルたちの録音では、合唱(4声部)はパート2人で編成されていますが、合唱中のソロとテュッティの交替はさほどみられません(第1曲の第1キリエぐらい)。

CD : HMC 901939.40(harmonia mundi)

HMC 901939.40

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これからきくのは、コンラート・ユングヘーネルカントゥス・ケルンによるヘ長調のミサ曲(BWV233)。今日は復活節第5日曜日で、いつもならばカンタータをきくことろ。しかし、同日曜日のために伝承されたカンタータが2曲で、手持ちのCDはまだあるのですが、録音が少なめということもあり、来年以降のためにミサ曲をきくことにしました。今日きくBWV233は、キリエと5曲からなるグローリアの6曲で構成。ほとんどの曲は旧作から転用とみられ、第4曲(BWV102第3曲)、第5曲(BWV102第5曲)、第6曲(BWV40第1曲)は原曲が判明しています。ユングヘーネルたちは録音にあたり、合唱をパート2人(独唱者ふくむ)、オーケストラを16人という編成でのぞんでいます。録音は2006年です。

CD : HMC 901939.40(harmonia mundi)

HMC 901939.40

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復活節第1日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「復活節オラトリオ」(BWV249)。このオラトリオはバッハの受難曲やクリスマス・オラトリオとくらべると構成は小さく、カンタータと同じくらいで、4人の登場人物(クロパの妻マリア、マグダラのマリア、ペテロ、ヨハネ)のみによって物語が進行します。役を歌う4人の独唱者(うち3人は合唱も)のほか、モンテヴェルディ合唱団は23人、イングリッシュ・バロック・ソロイスツは30人という編成。三大祝日にふさわしい大きめな編成での録音です(とはいえ、ライプツィヒでのバッハの手兵ではこれだけの編成はとれませんが)。なお、第2曲アダージョの独奏はオーボエで、録音は2013年です。

CD : SDG 179(SDG)

SDG 719

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これから視聴するのは、ペーター・ダイクストラたちによるロ短調ミサ曲(BWV232)。ダイクストラは、バイエルン放送合唱団と「ヨハネ」「マタイ」の両受難曲、「クリスマス・オラトリオ」を録音・録画してきましたが、のこるロ短調ミサ曲も2016年に収録し、これがこれから視聴するDVD化された映像です(別録音のCDもあるようです)。共演するオーケストラは、「ヨハネ」「マタイ」と同じくコンチェルト・ケルン平崎真弓と阿部千春が参加)。バイエルン放送合唱団は42名編成(映像で確認)で、独唱者はクリスティーナ・ランズハーマー、アンケ・フォンドゥンク、ケネス・ターヴァー、アンドレアス・ヴォルフの4名を別にたてています。収録場所はヘラクレスザールではなく教会で、ニュルンベルクの聖ローレンツ教会です。映像をみていて気になったのは「サンクトゥス」などでの合唱団の配置。わざわざ、ソプラノ、アルト、テノール、バスの4名2組を指揮者の左右に配置させています。「6」声の合唱が「聖なるかな」と呼び交わすのですが、管弦楽と合唱のそれぞれ左右2組の配置もふくめるとこれで「6」組となり、音楽だけでなく映像的にも六翼のセラフィムを表象させたのかもしれません。

DVD : 900516(arte)

900516

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これから視聴するのは、スティーヴン・クレバリーたちによる「マタイ受難曲」(BWV244)。管弦楽はブランデンブルク・コンソート、合唱はキングス・カレッジ合唱団(少年と成人男性で編成)、ソプラノ・イン・リピエーノはジーザス・カレッジ合唱団(少年)という布陣です。6人の独唱者は、エマ・カークビーをはじめ、イギリスのすぐれた歌手たちで、福音史家役とイエス役はそれのみ歌い、レチタティーヴォとアリアは独唱者4名ですべてをまかなっています。1994年、ケンブリッジのキングス・カレッジ礼拝堂で収録されたものですが、残念ながら画質はあまりよくありません。ちなみに、エンドクレジットにはトン・コープマン夫人のティニ・マトーの名がみえます。サウンド・プロデューサーとして、この映像作品に参加しているようです。

DVD : 99929(BRILLIANT CLASSICS)

99929

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聖金曜日に視聴するのは、トン・コープマンたちによる「マタイ受難曲」(BWV244)。一昨日、昨日と、「マタイ受難曲」の映像作品を視聴してきましたが、今日のコープマンたちのDVDはこれまでとちがい、ピリオド楽器による演奏です。管弦楽と合唱はいつものように、アムステルダム・バロック・オーケストラと同合唱団。独唱者は、イェルク・デュルミュラーの福音史家をはじめ、堅実な布陣というところです。編成は第1群の管弦楽が23名、合唱が15名、第2群の管弦楽は17名、合唱は14名、ソプラノ・イン・リピエーノが18名と、昨日のカール・リヒターにくらべると、ずいぶん小編成となりました。なお、映像は教会でのライブ収録で、2005年3月22日と23日におこなわれています。

DVD : CCDVD72233(Challenge Classics)

CCDVD72233

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顕現節(1月6日)にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによるカンタータ「主よ、勝ち誇れる敵どもの息まくとき」。このカンタータは、「クリスマス・オラトリオ」(BWV248)の第6部にあたり、その第1曲(合唱曲)は、題名どおりの交戦的ともいえる曲想で、じつに勇壮な曲です。なお、第6部の原曲は、失われた教会カンタータであったとみられており、第1曲はアルフレート・デュルによれば、失われた世俗カンタータ(BWV Anh.10)の第1曲にまでさかのぼりうるとのことです。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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これからきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「クリスマス・オラトリオ」(BWV248)。これを降誕節にあわせて、降誕節第1、第2、第3日、新年ときいてきて、つぎは新年後の日曜日となるはずでした。しかし、今年度の教会暦には新年後の日曜日はありませんので、明日の顕現節のための第6部をきくまえに、今日、第5部にあたる「栄光あれと、神よ、汝に歌わん」をきくことにしました。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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元日に楽しむのは、昨年末からきいている鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「クリスマス・オラトリオ」(BWV248)。この降誕節には、クリスマス・オラトリオを連作カンタータとしてきいており、これからきくのは新年のための「ひれ伏せ、感謝もて」です。このカンタータでは、ホルンの響きが牧歌的な雰囲気を醸成していますが、ホルンの登場はこの第4部のみです。なお、録音は1998年録音です。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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降誕節第3日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「クリスマス・オラトリオ」(1998年録音)の第3部。このカンタータ「天を統べたもう君よ」の第1曲は、BWV214/9と同じ音楽(歌詞はもちろん付け替え)で、トランペットが勇壮になり響きます。独唱はこれまでと同じく、モニカ・フリンマー、米良美一、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。第8曲のアルトのアリアでは、米良の歌唱はしみじみと美しく(ちょっと科をつくるところが気になりますが)、そのままバッハを歌っていれば、と思ってしまいます。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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降誕節第2日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「クリスマス・オラトリオ」の第2部(「このあたりに羊飼いおりて」)。トランペットが華々しい昨日の第1部とはことなり、今日の第2部ではトランペットはもちいられず、フルート(フラウト・トラヴェルソ)、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャが、牧歌的な雰囲気を醸し出すことに貢献しています。第1曲のシンフォニア(と第14曲のコラール)では、とくにそれら木管群が美しい響きをきかせます。独唱者は、モニカ・フリンマー、米良美一、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイで、録音は1998年です。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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おだやかなクリスマスにきくのは、鈴木雅明たちによる「クリスマス・オラトリオ」の第1部。「クリスマス・オラトリオ」は、降誕節第1日、同第2日、同第3日、新年、新年後の日曜日、顕現節のための連作カンタータで、降誕節の期間中、これをそれぞれ楽しむことにします。今日まずきくのは、降誕節第1日のためのカンタータ「歓呼の声を放て、喜び踊れ」です。独唱者は、米良美一、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。管弦楽と合唱は、バッハ・コレギウム・ジャパンです。録音は1998年。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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復活節第1日にきくのは、鈴木雅明たちによる「復活節オラトリオ」。バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏は、流麗かつ力強く、合唱はパート4名(独唱者をふくむ)、オーケストラは22名編成です。なお、録音(2004年)にあたっては、1749年4月6日に上演された最終稿がもちいられています。したがって、第2曲(アダージョ)は、オーボエではなくフルート(前田りり子)の独奏となっています。

CD : BIS-SACD-1561(BIS Records)

BIS-SACD-1561

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今年の聖金曜日にきくのは、ダニーデン・コンソート(音楽監督はジョン・バット)による「ヨハネ受難曲」。バットの録音においては、よくきかれる作品に、あまりきかれない異稿をもちいるなど、ひとひねりすることも多々。現在、同じような志向の指揮者といえば、ヨス・ファン・フェルトホーフェンあたりでしょうが、この二人、ライバル的な意識はあるのでしょうか。

それはともかく、バットたちの「ヨハネ受難曲」には、これまでの「ヨハネ」の録音にはなかった特記すべき意義があります。それは、受難曲が上演された礼拝式を再構成した録音であるということです。つまり、「ヨハネ」が礼拝音楽として、式次第の中におかれており、式文や、会衆による教会歌(コラール)、オルガン・コラールといった、礼拝式を構成するすべてがアルバムにおさめられているということです。

おおまかな式次第は、解説書によると、(1)礼拝式のはじまり、(2)「ヨハネ受難曲」第1部、(3)会衆による応唱、(4)説教(40分あまりの説教などはウェブサイトからダウンロード)、(5)「同受難曲」第2部、(6)礼拝式のおわり、の6部分です。なお、教会歌、モテット、応唱は、ゴットフリート・ヴォペリウス編さんの『ライプツィヒ讃美歌集』(1682年)によっているとのことです。

こううした録音のための布陣は、ダニーデン・コンソート(声楽8人/器楽18人)、グラスゴー大学礼拝堂合唱団(27人)、アマチュア歌手(46人)です。「ヨハネ」の独唱曲はコンチェルティスト(ソリスト)の4人(ほかにペテロとピラト役、そして下役役のみを担当する2人)、合唱曲は、コンチェルティスト4人とリピエニスト(テュティスト)4人の計8人。グラスゴー大学礼拝堂合唱団は、和声付の教会歌と、モテットを担当。斉唱の教会歌は、アマチュア歌手による会衆ほか全員参加。

「ヨハネ」の合唱曲には、バットは、パート一人のOVPPではなく、倍の人員をさき、さらに別の合唱団も起用しています。これは、日曜日の聖餐式をふくむ午前礼拝とはちがい、受難曲が上演される午後礼拝では、バッハが1730年の上申書にいうところの、トマス学校寄宿生の「使いものになる者(カンタータ歌手)」、「モテット歌手」のすべてを動員できる、ということを考慮したものと思われます。

CD : CKD 419(Linn Records)

CKD 419

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