毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日からききはじめた、ヤープ・テル・リンデンによる無伴奏チェロ組曲。今日きくのは、その第2番(BWV1008)です。テル・リンデンは、1947年生まれのオランダの奏者。ムジカ・アンティクヮ・ケルンや、アムステルダム・バロック・オーケストラのメンバーだったこともあり、近年は指揮もおこなっています。2009年の来日時には、無伴奏チェロ組曲の演奏会も開催。そのとき使用していたのは、新録(2006年)と同じジョヴァンニ・グランチーノの楽器でしたが、この旧録(1996年)ではカルロ・ベルゴンツィのチェロを弾いています。

CD : HMX 2907346.47(harmonia mundi)

HMX 2907346.47

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今週きいていくのは、ヤープ・テル・リンデンによる無伴奏チェロ組曲。テル・リンデンには、新旧の二つの組曲の録音がありますが、ここできくのは1996年録音の旧録のほうです。アルバムの収録順は、CD1に第1番、第4番、第5番、CD2に第2番、第3番、第6番となっていますが、この配列は収録時間のつごうとみられます。したがって、きいていくにあたっては、収録順ではなく、今日の第1番(BWV1007)から番号順に楽しむことにしました。なお、使用楽器は、カルロ・ベルゴンツィ製作(1725年から1730年ころ)のチェロです。

CD : HMX 2907346.47(harmonia mundi)

HMX 2907346.47

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三位一体節後第1日曜日にきくのは、「貧しき者は食らいて飽くことを得」。このBWV75は、1723年5月30日に初演された2部全14曲からなるカンタータ。トーマス・カントル正式就任後、はじめてのカンタータということもあってか、なかなかの力作です。音源は、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによるアルバムで、2003年の録音。合唱と管弦楽は、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、独唱者として、バッハ・メダル受賞者(2016年)のペーター・コーイたちが参加しています。

CD : HMC 901843(harmonia mundi)

HMC 901843

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ジョン・エリオット・ガーディナーが、イングリッシュ・バロック・ソロイスツを率いて1983年に録音した管弦楽組曲。一昨々日より、そのアルバムを番号順(収録順)に楽しんできました。今日これからきくのは、第3番と同じく、絢爛なトランペットが響きが楽しめる第4番(BWV1069)。この録音でトランペットを吹いているのは、クリスピアン・スティール・パーキンス、デイヴィッド・スタッフ、スティーヴン・キーヴィの三人です。

CD : 4509-91800-2(ERATO)

4509-91800-2

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ジョン・エリオット・ガーディナーとイングリッシュ・バロック・ソロイスツによる管弦楽組曲。今日これからきくのは、トランペットの響きも華々しい第3番(BWV1068)です。昨日きいた第2番と同じく、ライプツィヒ時代のオリジナル・パート譜で伝承されており、この第3番もバッハ指揮下のコレギウム・ムジクムのレパートリーであったと思われます。ガーディナーの録音では、弱音に傾斜したエールと、トランペットの入るほかの曲との対比がくっきりしており、いかにもガーディナーらしい演出です。

CD : 4509-91800-2(ERATO)

4509-91800-2

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昨日からききはじめた、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる管弦楽組曲。今日きくのは、華麗なフルート独奏が印象的な第2番(BWV1067)です。伝承されている楽譜は、ライプツィヒ時代のオリジナル・パート譜なので、バッハが指揮したコレギウム・ムジクムのレパートリーであった可能性があります。ガーディナーの録音でフルートを吹いているのは、イギリスの名奏者リサ・ベズノシウク(1956年生)。ここのところはそうでもありませんが、一時は、独奏に、オーケストラに、ひっぱりだこの奏者でした。

CD : 4509-91800-2(ERATO)

4509-91800-2

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今日から明々後日にかけてきいていくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーによる管弦楽組曲。アルバムは、エラートの名録音エンジニア、ヨランタ・スクラ(のちにOPUS111を創設)による、1983年の録音です。4つの組曲の収録順は番号順で、今日の第1番(BWV1066)から番号順にきいていきます。録音におけるイングリッシュ・バロック・ソロイスツの弦楽の編成は25名(チェンバロをふくむ)。いまからすれば、かなり大きめの編成です。なお、第1番のあとに、パスピエのもとになったという「汝に、エホバよ、われ汝に向かいて歌わん」(BWV299)がモンテヴェルディ合唱団によって歌われますが、今日はこれは省略します。

CD : 4509-91800-2(ERATO)

4509-91800-2

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ユゲット・ドレフュスの演奏できいてきた、チェンバロ独奏用の協奏曲。これからきくのは、ヨーハン・エルンスト(ザクセン・ヴァイマール公子)のヴァイオリン協奏曲(作品1第4番)を原曲とする、ニ短調の協奏曲(BWV987)です。ヨーハン・エルンストは、エマヌエル・バッハたちよりは年長ですが、その音楽はにているところがあり、この協奏曲では多感様式的な印象もうけます。なお、ドレフュスのの使用楽器は、アンリ・エムシュ(1754年)のチェンバロで、録音は1989年です。

CD : 81757 6497 2(DENON)

81757 6497 2

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ゴールデウィークのさなかにききはじめたユゲット・ドレフュスによる協奏曲。アルバム「16 harpsichord transcriptions of concerti by Various composers」(1989年録音)から、カンタータなどの休止をはさみつつ、番号順にきいています。これからきくのは、原曲不明のト長調の協奏曲(BWV986)。詠嘆的なアダージョ(ホ短調)を、明快で活発な楽章がはさんだ急緩急の協奏曲です。

CD : 81757 6497 2(DENON)

81757 6497 2

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三位一体節にきくのは、カール・リヒターたちによる「主に讃美あれ」(ARCHIV PRODUKTION 439 380-2)。このBWV129は、今年の聖霊降臨節にきいた一連のカンタータと同じ1727年の、6月8日に初演されたカンタータです。初演年にはこれまで諸説あったのですが、サンクトペテルブルクのロシア国立図書館で発見された印刷歌詞本により、1727年に確定されました(タチアナ・シャバリナの研究)。なお、リヒターの録音(1974年と1975年)での独唱者は、エディト・マティス、アンナ・レイノルズ、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ、そして管弦楽と合唱は、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。

439 380-2

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京都は、季節を先どりしたような好天が続いています。来週半ばには梅雨入りするかもしれないのですが、それまでは、初夏(というより夏?)の気候を満喫できそうです。さて、今日もきくのは、レギュラーできいている、ユゲット・ドレフュスによる協奏曲。チェンバロ独奏のための編曲協奏曲を集めたアルバムから、ト短調の協奏曲を楽しみます。このBWV985は、テレマンのヴァイオリン協奏曲を編曲したもので、原曲も同じト短調です。

CD : 81757 6497 2(DENON)

81757 6497 2

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レギュラーできいている、ユゲット・ドレフュスのアルバム「16 harpsichord transcriptions of concerti by Various composers」。これからきくのはハ長調の協奏曲(BWV984)で、原曲はヨーハン・エルンスト公子(ヴァイマール)のヴァイオリン協奏曲です。その音楽は明快そのもので、新世代の息吹が感じられます。なお、第1楽章は、オルガン用の協奏曲(BWV595)にも編曲されました。

CD : 81757 6497 2(DENON)

81757 6497 2

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今日もきくのは、ユゲット・ドレフュスが弾くチェンバロ独奏用の協奏曲。音源は、1989年録音のアルバム「16 harpsichord transcriptions of concerti by Various composers」で、今日はト短調の協奏曲(BWV983)です。この協奏曲の原曲は不明ですが、バッハよりも新しい世代の趣味を、ちょっと感じさせる音楽です。

CD : 81757 6497 2(DENON)

81757 6497 2

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これからきくのは、ユゲット・ドレフュスの「16 harpsichord transcriptions of concerti by Various composers」から、変ホ長調の協奏曲(BWV982)。レギュラーできいていたドレフュスのアルバムですが、聖霊降臨節はカンタータをきいていたため休んでいました。4日ぶりにきく協奏曲の原曲は、ヴァイマールのヨーハン・エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲(作品1第1番)です。

CD : 81757 6497 2(DENON)

81757 6497 2

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聖霊降臨節第3日にきくのは、鈴木雅明たちによる「待ちこがれし喜びの光」です。このBWV184は、1724年5月30日に初演された、全6曲からなるカンタータ。1727年6月3日にも上演されており、そうすると1727年の聖霊降臨節は、一昨日のBWV34(初演)、昨日のBWV173(初演ないしは再演)、今日のBWV184(再演)が連続で上演されたということになります。たしかに、これら一連のカンタータは、いずれも終曲がコラールではない、という共通性があります。

CD : BIS-CD-1271(BIS Records)

BIS-CD-1271

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