毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




三位一体節後第7日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「罪に手むかうべし」(Hänssler CLASSIC CD 92.018)です。このカンタータはこれまで復活節前第4日曜日(四旬節第3日曜日)にきいてきたのですが、ここではバッハ・アルヒーフ元所長ハンス・ヨアヒム・シュルツェの1714年三位一体節後第7日曜日初演説をとってこの日にきくことにします。「罪に手むかうべし」には合唱曲はなく、出番はシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムのみ。独唱はハンガリーの歌手ユリア・ハマリで、歌唱は時代は感じさせますが、やはりすぐれた歌手だと実感できます。録音は1975年です。

CD 92.018

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今週は、ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704の「ブランデンブルク協奏曲集」を楽しんできました。2021年、ケーテン城鏡の間(大広間)で録画された映像で、第1番から番号順に6曲の協奏曲を収録。これから視聴するのは第6番(BWV1051)で、コレギウム1704は8名の奏者で演奏しています。編成されているヴィオラ・ダ・ガンバは、ケーテン侯が演奏に参加できるようにとの配慮からでしょうから、この鏡の間にとてもふさわしい曲といえます。

Blu-ray : ACC 10555(ACCENTUS Music)

ACC 10555

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ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704の演奏で堪能している「ブランデンブルク協奏曲集」。2021年に収録された映像はとても美しく、今日はブランデンブルク協奏曲第5番(BWV1050)を楽しみます。昨日の第4番からは一転、この第5番でのコレギウム1704は室内楽的編成。パート1名を基本に、テオルボがくわわった総勢8名での演奏です。独奏者は、フルートがユリエ・ブラナ、ヴァイオリンがヘレナ・ゼマノヴァ、そしてチェンバロはルクス。これまでと同じく、ケーテン城鏡の間(大広間)で録画されています。

Blu-ray : ACC 10555(ACCENTUS Music)

ACC 10555

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これから楽しむのは、ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704によるブランデンブルク協奏曲第4番(BWV1049)です。じつはこの第4番、前回視聴したのもルクスたちの映像(記事は「ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049 [30]」)で、そちらはYoutubeに投稿されたものでした。これから視聴するのはその1年後、2021年6月にケーテン城鏡の間(大広間)で録画された映像。ここでの独奏者は、ヴァイオリンがイヴァン・イリエフ、リコーダーがユリエ・ブラナとヤクプ・キドリチェクで、弦楽と通奏低音は16名。総勢19名での演奏です。

Blu-ray : ACC 10555(ACCENTUS Music)

ACC 10555

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これから楽しむのは、今週レギュラーできいているヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704の「ブランデンブルク協奏曲集」から、ブランデンブルク協奏曲第3番(BWV1048)です。ルクスたちの第1番と第2番では、弦楽を大きめな編成にしてましたが、この第3番では最小編成で演奏しています。じっさいには楽譜にはないテオルボが低音に追加されていますので、総勢は12名です。第2楽章のアダージョは弦楽の和音上でのチェンバロのアルペッジョと、さらりとまとめています。第1ヴァイオリンのヘレナ・ゼマノヴァは、ときおり笑顔をみせながら演奏していますね。録画は2021年(ケーテン城鏡の間)です。

Blu-ray : ACC 10555(ACCENTUS Music)

ACC 10555

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昨日からききはじめた、ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704による「ブランデンブルク協奏曲集」。今日これから楽しむのは、ブランデンブルク協奏曲第2番(BWV1047)です。独奏者は、トランペットがガブリエーレ・カッソーネ、リコーダーがユリエ・ブラナ、オーボエがカタリーナ・アンドレシュ、ヴァイオリンがヘレナ・ゼマノヴァ。コレギウム1704は17名(独奏者をのぞく)編成です。録画は2021年、ケーテン城鏡の間(大広間)にておこなわれています。

Blu-ray : ACC 10555(ACCENTUS Music)

ACC 10555

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今週きいていくのは、ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704による「ブランデンブルク協奏曲集」。2021年6月にケーテン城鏡の間(大広間)で録画されたもので、とてもきれいな映像です。収録は番号順で、これから視聴するのはブランデンブルク協奏曲第1番(BWV1046)。ルクスはチェンバロを弾きながら、総勢23名を指揮しています。ホルンの2人はハンドストッピングをもちいての吹奏です。なお、ケーテン城で収録されたバッハとしては、このブログで紹介した、五嶋みどりの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ集」、フライブルク・バロック・オーケストラの「ブランデンブルク協奏曲集」などがあります。

Blu-ray : ACC 10555(ACCENTUS Music)

ACC 10555

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三位一体節後第6日曜日にきくのは、ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)とル・バンケ・セレストによる「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」です。このBWV170は、1726年7月28日に初演されたアルト独唱のためのカンタータ(全5曲)。アリアにはじまりアリアにおわる(レチタティーヴォ2曲挿入)構成で、コラールなどの合唱曲はふくまれていません。アルト歌手、とりわけカウンターテナー歌手の重要なレパートリーとなっており、多数の録音があります。音楽ではオルガンのオブリガートも美しく、ここでオルガンを弾くのはモード・グラットン。録音は2011年です。

CD : ZZT305(Zig-Zag Territoires)

ZZT305

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今週きいていきたのは、エリック・エリクソン指揮、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルの「6曲のモテット集」。番号順に収録されたモテットをその順番どおりにきいており、これからきくのは単一楽章のモテット「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」(BWV230)です。エリクソンたちの録音(1990年)は、大勢が声をあわせて歌うことの喜びが伝わってくるもので、30年以上が経過したいまもじゅうぶん楽しめます。なお、エリクソンには同じメンバーによる、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオ、ロ短調ミサ曲といった大曲の録音(すべてProprius)があります。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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エリック・エリクソン指揮、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルの「6曲のモテット集」。これからきくのは「来ませ、イエスよ、来ませ」(BWV229)です。このBWV229は2部からなる葬送用モテット(2重合唱)。バッハの2代まえのトーマスカントル、ヨーハン・シェレの未亡人追悼用という説もありますが詳細は不明です。録音は1990年です。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今週きいているのは、エリック・エリクソン指揮、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルによる「6曲のモテット集」。アルバムにはモテットがBWV番号順に収録されており、これからきくのは順番通り「恐るるなかれ、われ汝とともにあり」(BWV228)です。このBWV228は二重合唱、弦楽と通奏低音のためのモテットで、追悼式用と推測されています。録音は1990年です。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今日これからきくのは、エリック・エリクソンたちによる「イエスよ、わが喜び」(BWV227)です。一昨日、昨日にきいたモテットは二重合唱によるものでしたが、こちらは5声合唱。全11曲からなる大作で、ヨーハン・フランクの同名コラール(奇数楽章)と「ローマの信徒への手紙」(偶数楽章)を交互に配した構成をとっています。録音は1991年です。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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アンドルー・パロットの『The Essential Bach Choir』は、じつにおもしろい著作です。同書は2000年にBoydell Pressから出版されたのですが、手元にあるのは2001年の再版。書名は「本来のバッハ合唱団」と訳せるかと思いますが、バッハが想定した合唱団がOVPP(One Voice Per Part)、ないしは2VPPであったことをさまざまな資料から考証したものです。紹介がずるずる遅れて、すでに出版から20年が経過してしまいましたが、まだまだ読む価値はあると思います。

著者のパロットは1947年生まれのイギリスの指揮者、研究者で、このブログでもOVPPや2VPPでの録音を紹介しています。2008年の投稿「OVPPによる演奏」でふれたOVPPでの録音はさらに増え、あのジョン・エリオット・ガーディナーも、BWV198を2VPPで演奏するようになっています。演奏会場の規模や作品などを考慮した上での例外的な適用と思われますが、ジョシュア・リフキンやパロットが投じた一石は、いまも波紋を広げつつあります。

The Essential Bach Choir

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今日のバッハは、モテット「み霊はわれらの弱きを助けたもう」(BWV226)。昨日からききはじめたエリック・エリクソンの「6曲のモテット集」に収録されたもので、エリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルを指揮しての録音です。BWV226は、トーマス学校長ヨーハン・ハインリヒ・エルネスティの葬儀(1729年10月20日)のための二重合唱モテット。解説書には録音時期についての記載がないのですが、1990年か1991年のどちらかとみられます。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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今週きいていくのは、エリック・エリクソンたちによる「6曲のモテット集」です。エリクソンは1918年生まれのスウェーデンの合唱指揮者。このアルバムは、自身の名を冠したエリック・エリクソン室内合唱団とドロットニングホルム・バロック・アンサンブルを指揮し、1990年と1991年に録音されたものです。ここでは1990年録音の「主に向かいて新しき歌を歌え」(BWV225)から、収録順(BWV番号順)にきいていくことにします。BWV225は二重合唱のためのモテット。1727年ごろの成立とみられていますが、演奏機会については不明なようです。

CD : 3 41410 2(EMI Records)

3 41410 2

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