毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




ウィルベルト・ハーゼルゼット編曲による無伴奏チェロ組曲には、フルートのためのオリジナルの無伴奏作品も収録されています。もちろんそれは無伴奏フルートのためのパルティータで、これからそのBWV1013をきくことにします。楽器は昨日と同じく、ジャン・ヒュサント・ジョセフ・ロッテンブルグによるアラン・ウィーメルス製です。

CD : GCD 920804(GLOSSA)

GCD 920804

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今日きくのは先週土曜日の続きで、ウィルベルト・ハーゼルゼット編曲による、フルートのための無伴奏チェロ組曲第3番です。このBWV1009では、ジャン・ヒュサント・ジョセフ・ロッテンブルグによるアラン・ウィーメルス製のフルートをもちいており、ピッチはa'=395Hzです。

CD : GCD 920804(GLOSSA)

GCD 920804

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日曜日にきくのは、先週にひき続きトン・コープマンたちによるカンタータで、「神もしこの時われらと共にいまさずば」です。このBWV14は顕現節後第4日曜日のためのカンタータで、1735年1月30日に初演。マルティン・ルターの同名コラールにもとづくいわゆるコラール・カンタータで、1724年から1725年にかけての第2カンタータ年巻の補充として作曲されたと考えられています。

CD : CC 72220(Challenge Classics)

CC 72220

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これからきくのは、フルートによる無伴奏チェロ組曲第2番。フルートを演奏しているのはウィルベルト・ハーゼルゼットで、一昨年の梅雨時期にきいた「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 [3]」と同じCDに収録されたものです。そのときは、チェロ以外の楽器できく無伴奏チェロ組曲という趣向で、ハーゼルゼットできいたのは1曲だけ。同CDには、BWV1007やBWV1008のほかにも、BWV1009と、フルートのためのBWV1013が収録されています。BWV1008のフルートは、ヤコブ・デンナーによるヤン・デ・ウィンネ製で、ピッチはa'=392Hzです。

CD : GCD 920804(GLOSSA)

GCD 920804

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これからきくのはオルガンによる「ゴルトベルク変奏曲」。「クラヴィーア練習曲集 第4部」として出版されたBWV988は、「2段鍵盤のクラヴィチンバル(チェンバロ)」と楽器指定があるわけですが、ピアノ、ハープ、アンサンブルなどでの録音もあります。もっとも、「ピアノでの録音もあります」というより、ピアノでの録音が多数をしめているかもしれませんが。オルガンによるBWV988も、エレナ・バルシャイ、ベルナール・ラガセ、ハンスイェルク・アルブレヒト、エリック・フェラーなどがありますが、ここでの演奏はマルティン・シュメディングです。オルガンはドレスデン宮廷カトリック教会のゴットフリート・ジルバーマンのそれですが、完成したのはゴットフリート没後(没年は1753年)の1755年です。とちゅう中座しなくてはならないので、まず第15変奏までをきき、のこりの第16変奏からは夜にきくことにします。

CD : 030.802(CYBELE RECORDS)

030.802

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ムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」第5集、最後にきくのはBWV1050aです。このBWV1050aというのは、ブランデンブルク協奏曲第5番の「献呈稿に比べて両端楽章が短い初稿」(『バッハ事典』)のこと。フルート独奏はカール・カイザー、ヴァイオリン独奏はアンネ・レーリヒ、チェンバロ独奏はグレゴル・ホルマン。アンサンブルは、第1ヴァオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの各1名で、BWV1050aではコントラバスなしで編成されています。

CD : MDG 309 0685-2(MDG)

MDG 309 0685-2

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ムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」第5集、今日きくのは1台のチェンバロのための協奏曲第7番(このBWV1058の原曲はヴァイオリン協奏曲第1番)です。チェンバロ独奏はルドルフ・インニヒで、楽器は18世紀の様式によるベルンハルト・フォン・トゥッヒャー製(1999年)のチェンバロです。

CD : MDG 309 0685-2(MDG)

MDG 309 0685-2

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ムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」第5集、これからきくのはヴァイオリン協奏曲の第2番です。このBWV1042でのヴァイオリン独奏は、アンネ・レーリヒです。アンサンブルは、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、チェンバロともに、これまでと同じくすべて1人ずつです。

CD : MDG 309 0685-2(MDG)

MDG 309 0685-2

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全5集からなるムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」、今日からは最後の第5集をきいていきます。第5集に収録されているのは、BWV1060、BWV1042、BWV1058、BWV1050aで、これからきくはBWV1060(消失したオーボエとヴァイオリンのため協奏曲からの編曲)です。チェンバロ独奏は、ベルンヴァルト・ロールとルドガー・レミで、ロールの楽器はクリスティアン・ツェルによるヨープ・クリンクハマー製、レミの楽器は18世紀の様式によるベルンハルト・フォン・トゥッヒャー製です。

CD : MDG 309 0685-2(MDG)

MDG 309 0685-2

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20世紀後半の、もっともすぐれたバッハ音楽(だけではないですが)の伝道者であったレオンハルト。求道者というか賢者というか、そうふう風貌もあって、禁欲的な印象をうけますが、音楽そのものは必ずしも禁欲的ではなく、外形的な派手さはなくても、秘めた情熱を感じさせるものでした。もちろん、華麗な音楽では、演奏も華麗そのものでした。演奏会や録音で感動させられ、いろいろ考えさせられもしました。

訃報をふれたとき(17日だったか18日だったかTelegraphでぐうぜんにも。亡くなったのは1月16日)、なぜか、まっさきに思いうかんだのがジョスカンの「御身のみ、奇蹟をなす者」(先日はこれをききながらレオンハルトを偲びました。記事は「ジョスカン・デ・プレ『御身のみ、奇蹟をなす者』」)。レオンハルトゆえになしえたことを思うとき、ジョスカンのモテトゥスとかさなってしまったのです。レオンハルトは苦笑するでしょうね。

昨年の引退表明からわずか一月で亡くなるとは思ってもみなかったので、訃報を読んだときはちょっと信じられないような(レオンハルトは死を予期していたかもしれません)。しばし呆然としたあとにうかんだのは、ひとつの時代がおわった、という感慨。もちろん、弟子たちや、師弟関係はなくても心の師として敬愛していた音楽家をとおして、これからもなお、影響をあたえ続けていくのでしょうが……。



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これからきくのは、トン・コープマンたちによる「わが片足すでに墓穴に入りぬ」。このBWV156は、顕現節後第3日曜日のためのカンタータで、おそらく1729年1月23日に初演。第1曲のシンフォニアは、失われたオーボエ協奏曲の第2楽章からの編曲とみられ、シンフォニアは、その失われた協奏曲とヘ短調のチェンバロ協奏曲の「中間形を示す」(『バッハ事典』)ものということです。

CD : CC 72220(Challenge Classics)

CC 72220

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ムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」第4集、BWV1062、BWV1044、BWV971ときいてきましたが、これからきくBWV1061でおわりです。ここでの独奏は、チェンバロ2台のみのBWV1061a(第1集)とは入れ替わり、ルドルフ・インニヒとルドガー・レミです。楽器は、インニヒが18世紀の様式によるベルンハルト・フォン・トゥッヒャー製、レミがクリスティアン・ツェルによるヨープ・クリンクハマー製。奏者がかわったことで、第2楽章のテンポはBWV1061a(6分21秒)にくらべ1分ほど速くなりましたが、それでもチェンバロでの演奏としてはゆっくりめの5分9秒です。

CD : MDG 309 0684-2(MDG)

MDG 309 0684-2

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「御身のみ、奇蹟をなす者」は、ルネサンス最高の音楽家ジョスカン・デ・プレの受難モテトゥス。これは2部からなる4声のモテトゥスで、第2部はヨハネス・オケゲムの3声のシャンソン「他の愛によらば」によっています。アラミレによる歌唱(OBSIDIAN CD701)をききながら、かの逝ける巨星を偲びたいと思います。

CD701

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ムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」第4集、これからきくのは「イタリア協奏曲」です。もちろんアンサンブルへの編曲ではなく、オリジナルのチェンバロのみによる演奏で、独奏はグレゴル・ホルマン。楽器は18世紀の様式によるベルンハルト・フォン・トゥッヒャー製(1998年)のチェンバロです。

CD : MDG 309 0684-2(MDG)

MDG 309 0684-2

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ムジカ・アルタ・リパの「Solo Concertos」第4集、今日きくのはイ短調の三重協奏曲(クラヴィーアとオルガンのための原曲から編曲)。このBWV1044における独奏は、チェンバロがベルンヴァルト・ロール、フルートがカール・カイザー、ヴァイオリンがウルズラ・ブンディースです。これをきいたあと外出なのですが、どうやら雨に降られるかもしれません。朝はそうでもなかったのですが、いまは薄暗く、天気予報でも午後からの降水確率は70%。帰宅するまでもってくれるとよいのですが。

CD : MDG 309 0684-2(MDG)

MDG 309 0684-2

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