毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




こんなCDを買った!聴いた!」に、「弦楽四重奏版のディヴェルティメント」という投稿があります。この投稿を読んでいたら、気候もよいし、ひさしぶりにニ長調のディヴェルティメント(K136)がききたくなりました。どの演奏できくかはちょっと迷いましたが、選んだのは標記のように鈴木秀美とオーケストラ・リベラ・クラシカによる録音(Arte dell'arco TDK-AD006)。OLCの参加メンバーは、若松夏美、高田あずみ、荒木祐子、竹嶋祐子(以上ヴァイオリン)、森田芳子(ヴィオラ)、鈴木(チェロ)、西澤誠治(コントラバス)です。つまり、ヴァイオリン二部が各2、ヴィオラが1、バスが2という編成がとられています。

TDK-AD006

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このブログの主たる参考文献『バッハ事典』著者で、日本を代表するバッハ学者が、2018年2月22日に亡くなられました。

「I招聘教授の談話室」の更新がしばらくないな、と思っていましたら突然の訃報。不慮の事故のようです。

心よりお悔やみ申し上げます。



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これから視聴するのは、BBCが2013年に制作したドラマ「エロイカ(Eroica The day that changed music forever)」(Opus Arte OA 0908 D)です。このドラマは、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の初演のようすをドキュメンタリー・タッチでドラマ化したもの。じっさいの初演は、同交響曲の被献呈者であるロプコヴィッツ侯爵(ラウドニッツ公爵)のラウドニッツ城で非公開でおこなわれており、これが虚実まじえて映像化されています。で、なぜこれをいま視聴するかというと、このドラマにデイヴィッド・ワトキンが出演しているから。チェロの首席奏者として、熱演のようすが映像にもしっかり映りこんでいます。DVDにはリハーサルにおけるセリフの入ったドラマのほか、通しの演奏もそのまま収録されており、後者だけでもしっかり楽しめます。演奏はジョン・エリオット・ガーディナー指揮のオルケストル・レヴォリューショネール・エ・ロマンティーク。ただし、映像で指揮しているのはイアン・ハント扮するベート-ヴェンで、ガーディナーではありません。

Eroica The day that changed music forever

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2011年のポプラ社から刊行された、大島真寿美著の『ピエタ』。手もとにあるのはその文庫本(2014年刊)で、ヴィヴァルディが教師を務めていたピエタの娘たちが主役のはなしです。この『ピエタ』、読後感のじつによい小説で、何度読み返してもその清々しさは薄れません。音、音楽の表現については、とくにすぐれているわけではないのですが、ヴィヴァルディの死の前後、よりよく生きた娘たちの人生が、ヴィヴァルディの「調和の霊感」にからめて美しく綴られています。読みながらきこえてこない音楽は、個人で補完。最後のピエタ中庭での合奏のシーンでは、第7番を頭の中で鳴らして読んでいます。なお、NHKがオーディオドラマ化したようですが、そちらは未聴です。

ピエタ

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ちょっと空き時間ができたので、これからバッハ一族のモテットでもきいてみようと思います。きくのは、ヨーハン・バッハのモテット「人生は影のごとし」。ヨーハンは、1604年にヴェヒマールに生まれ、エアフルトで1673年に亡くなった音楽家。バッハの祖父の長兄にあたり、一族最初の職業音楽家とみなされています。音源は、「Bach Family Motets」と題されたアルバム(COLUMNS CLASSICS 290236)で、その題名どおり、バッハ一族のモテットが収録されています。歌唱は、ティモシー・ブラウン指揮のケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団。「人生は影のごとし」は、6声部と3声部の二つの合唱によっており、「古バッハ家の文庫」にも収録されています。

290236

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今夜は雷雨と、ちょっと荒れもよう。いまも遠くの雷光がときおり窓を照らしていますが、日中、午後からは、こんな天候を予感させる妙な風が吹いていました。さて、そんな夜にきくのは、気ばらしにぴったりの、ミシェル・コレットによるオルガン協奏曲(作品26)。音源は、フランスのオルガン奏者、オリヴィエ・ヴェルネたちのアルバム(Ligia Digital Lidi 0104148-04)で、2004年に録音されたものです。作曲者のコレットは1707年生まれなので、フリーデマン・バッハとほぼ同世代(亡くなったのは1795年と長命です)。これから楽しむのは、イ長調の第2番。ヴェルネにあわせるのは、ラクリメ・コンソール・アラングレーズです。

Lidi 0104148-04

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まずまず天気にめぐまれた今年のゴールデンウィーク。このGW中はとりたてて何もなくすごしたので、せめて最終日ぐらいは、豪華なアルバムを楽しみつつすごそうと思います。きくのは、エマニュエル・アイムとル・コンセール・ダストレエ、そして歌手陣による「バロックの祭典」(Virgin classics 50999 956502 2 7)。このアルバムは、ル・コンセール・ダストレエ10周年記念の同名ガラコンサート(シャンゼリゼ劇場)を収録したもので、2011年12月19日の録音です。ラモーにはじまり、リュリ、パーセル、ヘンデルとつないでいくプログラムで、ほとんどは劇作品からとられています。

歌手として参加しているメンバーも、ナタリー・デセイ、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、パトリシア・プティボン、パスカル・ベルタン、フィリップ・ジャルスキー、ロランド・ヴィラゾンなど、じつに豪華な面々。今晩は、その中から、ヘンデル「ジューリオ・チェーザレ」の、クレオパトラの2曲のアリアを二人の歌手できいてみようと思います。一人はサンドリーヌ・ピオー(第3幕第3場)、もう一人はデセイ(第2幕第8場)で、同じ役のアリアを、ことなる二人に歌わせているのはアルバムではこれだけ。二人の間には2曲入っていたとはいえ、火花散る感じだったのでしょうか。

50999 956502 2 7

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聖土曜日の夕べのひとときにきくのは、時節にちなみ、ヤコプ・ブルジンスキ(ブジンスキ)とラ・テンペスタによる、アントニオ・ヴィヴァルディのスターバト・マーテル(BIS Records BIS-CD-1426)。第1曲では楽譜にはない太鼓が鳴り響き(第4曲でも)、いつものブルジンスキらしく、荒々しい(そして粗い)までのどぎつい表現ですが、処刑されたイエスのもとにたたずむマリアの心情が歌われたものなので、このような解釈もアリだといえるでしょう(やりすぎという意見もあるでしょうが)。これをきいたときに、最初に想いおこしたのは「鞭打ち苦行者」。太鼓の音が、みずからを鞭打つ音にもきこえます。毎年のように紹介しようと思いつつも、いつも時節をはずしてしまって未紹介でしたが、ようやく今年はきくことにができました。

BIS-CD-1426

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「深き淵より、われ汝に呼ばわる、主よ」というと、バッハにも同名のカンタータがありますが、これからきくのは、バッハのトーマス・カントルとしての先輩にあたるヨーハン・シェレのカンタータ。シェレは1648年生まれのドイツの音楽家で、1677年から亡くなる1701年まで、トーマス・カントルを務めていました。バッハからみれば前々任のカントルということになります。演奏は、コンラート・ユングヘーネル指揮のコンチェルト・ケルン(deutsche harmonia mundi 05472 77203 2)。シェレの音楽は、「深き淵より」をあらわすように、低い音から呼びかけからはじまります。なお、ユングヘーネルたちのアルバムについては「バッハ以前のトーマス・カントールのカンタータ」(私的CD評)をご覧ください。

05472 77203 2

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今宵きくのは、ミシェル・ブラヴェのフルート・ソナタ第2番。先日の記事「ジャック・オトテール『岩よ、お前たちは聞こえない』」の続編とでもいうべきものです。ブラヴェの曲ならそこで紹介したウィルベルト・ハーゼルゼットたちのアルバムにも収録されているのですが、これからきくのはバルトルド・クイケンたちによる「French Flute Music」(ACCENT ACC 67909 D)と題されたアルバム。ソナタ第2番は、1732年に出版された曲集にふくまれるもので、演奏はバルトルド(フルート)とヴィーラント(ガンバ)の兄弟に、ローベル・コーネン(チェンバロ)という面々。録音は1979年です。

ACC 67909 D

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先日、レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアンによるフルート・ソナタを楽しんでいたさい、フルートのフランソワ・ラザレヴィチを演奏を、「ミシェル・ブラヴェ、ジャック・オトテールもかくや」と表現しました。ちょっと時期がずれてしまいましたが、今夜はこれからそのジャック・オトテールの作品をきいてみようと思います。演奏は、ウィルベルト・ハーゼルゼットで、作品は、リュリの宮廷バレエからとったエールで、優美(tendrement )なドゥーブルとともに奏されます。まさに惚れ惚れするような演奏で、ハーゼルゼットの美質を堪能できます。なお、このエールが収録された「ルイ14世宮廷の音楽」(deutsche harmonia mundi 05472 77176 2)には、ブラヴェのソナタもおさめられています。

05472 77176 2

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今日はずいぶん風が強く、かなり冷え込んでいます。観光地には遠来の訪問者もいて、この寒さのなか晩秋の京都は楽しめたでしょうか。

さて、このブログでは「小川のせせらぎ」枠(カテゴリーを改変したのでいまは「小川のほとり」)で、フリードリヒ大王をふくめ、サンスーシ宮殿の音楽家たちをいろいろと楽しんできました。有名どころはほぼ紹介ずみと思っていたのですが、ふりかえってみると、ヨーハン・フィーリップ・キルンベルガーが未紹介であったことが判明しましたので、今夜はそのキルンベルガーのシンフォニーをきいてみることにします。キルベンルガーは、1721年生まれのバッハの弟子で、のちに大王の妹アンナ・アマーリアの音楽教師を務めました。

これからきくニ長調のシンフォニーは、新しいジャンルの曲であることもあって、バッハの様式とはずいぶんちがい、大王の宮廷の趣味を反映したききごこちのよい音楽です。音源は、ロイ・グッドマンとハノーヴァー・バンドの「Concert in Sanssouci」(BMG Classics 09026-61903-2)。このCDには、シンフォニーやコンチェルトだけでなく、カール・ハインリヒ・グラウンのオペラ・アリアも収録しており、サンスーシの音楽をより幅広く概観できるようになっています。

09026-61903-2

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昨夜、友人とフリードリヒ大王(2世)について長電話をしていたので、今夕はそのフリードリヒの作品をちょとだけきいてみようと思います。サン・スーシにおけるさまざまな音楽家をとりあげながら、まだこのブログで紹介してなかったのが、宮廷の主フリードリヒ。音源は、バッハの息子エマニエル フランツ・ベンダ、ヨーハン・ゴットリープ・グラウン、そしてフリードリヒの師ヨーハン・ヨーアヒム・クヴァンツの作品を集めた「Music from the Court of Frederick the Great」(Chandos Records CHAN 0541)です。フリードリヒの作品は、ハ長調のフルート・ソナタで、耳にここちよい音楽ですが、きいていくはしから忘れそうな曲。じっさい、どんな曲だったか、いま、まったく思い出せずにいます。

CHAN 0541

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これからきくのは、西山まりえの「ゴルトベルク変奏曲」で言及したベルガマスカつながりで、「リュートのための古風な舞曲とアリア」。「リュートのための……」は、オットリーノ・レスピーギ作曲の管弦楽曲ですが、ここできく音源は、その「リュートのための……」の原曲で構成したアルバム(Hyperion Records CDA66228)。ポール・オデットのリュートを中心に、しみじみときかせてくれます。件のベルガマスカは第2組曲の第4曲で、ベルナルド・ジャノンチェッリの同名曲(ヴェネツィアで1650年出版)が原曲。今夜は、その第2組曲だけを、オデットたちによる演奏で楽しみます。

CDA66228

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ちょっと空き時間ができたので、これからヨーハン・クリストフ・アルトニコルのソナタで、しばし楽しむことにします。アルトニコルは1719年生まれの音楽家で、バッハの弟子。1744年から師事したようなので、バッハ晩年の弟子ということになります。1748年からはナウムブルクのヴェンツェル教会のオルガン奏者となり、翌年の1749年にはバッハの娘エリーザベト・ユリアーネ・フリーデリカ(1726年生)と結婚し、娘婿となりました。

これからきくハ長調のソナタは、グレゴル・ホルマン(チェンバロ)の「Claviermusik der Bach Schüler」(MDG MD+GL 3318)に収録されたもの。ちなみに、このアルバムには題名どおり「バッハ楽派のクラヴィーア音楽」、つまり、ヨーハン・フリードリヒ・アグリーコラ、ヨーハン・ゴットリープ・ゴルトベルク、ヨーハン・ルートヴィヒ・クレープス、ヨーハン・エルンスト・バッハ、ヨーハン・ゴットフリート・ミューテルの作品が収録されています。

MD+GL 3318

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