毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




サイモン・プレストンによるオルガンのための協奏曲。今日きくBWV595は、昨日のBWV592と同じくヨーハン・エルンスト公子の協奏曲が原曲で、ハ長調のヴァイオリン協奏曲からの編曲です。バッハは、3楽章からなる原曲をまずチェンバロのためのに編曲(BWV984)し、ついでその第1楽章のみをオルガンのための協奏曲として編曲しました。

CD : 423 087-2(Deutsche Grammophon)

423 087-2

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サイモン・プレストンによるオルガンのための協奏曲。昨日まではアントーニオ・ヴィヴァルディの協奏曲を原曲に、バッハが編曲したものしたが、今日と明日はヨーハン・エルンスト(ザクセン・ヴァイマール公子)の協奏曲が原曲です。今日きくBWV592の原曲は、ト長調のヴァイオリン協奏曲です。

CD : 423 087-2(Deutsche Grammophon)

423 087-2

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今週のバッハは、サイモン・プレストンによるオルガンのための協奏曲で楽しんでいます。一昨日、昨日と、収録順に、BWV596、BWV592と、どちらもアントーニオ・ヴィヴァルディの協奏曲を原曲とする編曲をききました。今日きくBWV594もヴィヴァルディが原曲で、作品7の第11番(ニ長調のヴァイオリン協奏曲)がそれです。

CD : 423 087-2(Deutsche Grammophon)

423 087-2

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昨日からききはじめた、サイモン・プレストンによるオルガンのための協奏曲。1987年の録音なので、プレストンが49歳のころの演奏ということになります。プレストンの演奏は、じつにていねいで、技術的にもすぐれていいて、いわば「中庸の美」的なものに感じます。さて、今日きくのはBWV593。原曲は、アントーニオ・ヴィヴァルディの作品3第8番です。

CD : 423 087-2(Deutsche Grammophon)

423 087-2

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今週はサイモン・プレストンの演奏で、オルガンのための協奏曲(バッハ編曲)をきいていこうと思います。プレストンは、1938年生まれのイギリスのオルガン奏者。いくつかの教会のオルガン奏者としての経歴だけでなく、オックスフォードのクライスト教会の聖歌隊長をつとめたこともあり、同聖歌隊(とイングリッシ・コンサート)を指揮してのヘンリー・パーセルの録音もあります。これからきくBWV596の原曲は、アントーニオ・ヴィヴァルディの「調和の霊感」作品3第11番。楽器は、デンマークのマルクッセン社製造(1970年)の、リューベック大聖堂のオルガンです。

CD : 423 087-2(Deutsche Grammophon)

423 087-2

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これからきくのは、トン・コープマンたちによる「主を頌めまつれ、力つよき栄光の王をば」。このBWV137は、三位一体節後第12日曜日のためのカンタータで、1725年8月19日に初演されました。コラール合唱、アリア、二重唱、アリア、コラールの5曲からなり、歌詞はヨーアヒム・ネアンダーの同名コラール全節によっています(いわゆる全詩節コラール・カンタータ)。なお、第2曲のアリア(アルト)は、「シュープラー・コラール集」の「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」に編曲されています。

CD : CC 72218(Challenge Classics)

CC 72218

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ダニエル・コルゼンパが、チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノをひきわけた「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。先月末から4週にわたってきいてきたわけですが、それも今日きく第24番でおわりです。このBWV893を、コルゼンパ、そして同じ趣旨によるロバート・レヴィン、両者ともチェンバロで演奏しています(楽器選択については「『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』の楽器選択(ダニエル・コルゼンパ)」)。プレリュードのユーモラスな雰囲気は、やはりチェンバロだと思えます。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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ダニエル・コルゼンパによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」、今日きくのはチェンバロで演奏した第23番です。チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノをひきわけた、同じ趣旨のロバート・レヴィンの録音も、このBWV892ではチェンバロを選択。明快なプレリュードは、とくにチェンバロでの演奏があうように思えます。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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ダニエル・コルゼンパが、チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノをひきわけた「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。今日きくのはオルガンによる第22番です(ロバート・レヴィンもオルガン)。このBWV891のプレリュードには、小節をまたがる保持音があることなどから、コルゼンパはオルガンを選択しているものと思われます。じっさい、オルガンで演奏されると、オルガンのためのトリオ・ソナタを思わせるところがあり、楽しめます。雄大なフーガも、オルガンの響きがあいますね。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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今年の7月に、ハープによる「ゴルトベルク変奏曲」として、カトリン・フィンチの録音を紹介しました(記事は「カトリン・フィンチ『ゴルトベルク変奏曲』」)。じつは、そのときフィンチではなく、同じハープによるシルヴァン・ブラッセルの録音(WARNER CLASSICS & JAZZ 2564 69199-6)を紹介しようかとも。エラールの1904年製ハープの響きはじつにまろやかで、個人的にはフィンチのより、ブラッセルの録音のほうが好きなのですが、ジャケットにつられて、あのときは、ついついフィンチを紹介してしまいました。

ブラッセルの録音(2007年)は、たぶん収録時間のつごうだと思いますが、最近ではめずらしくも、くり返しが完全に省略されています。そのかわり、「ゴルトベルク変奏曲」の主題にもとづく「14のカノン」が付録されており(ハープ奏者ファブリス・ピエールと共演)、くり返しの省略で実現したとはいえ、なかなかよいカップリングとなっています。なお、ブラッセルは1976年生まれのフランスの奏者。なにかと話題の美人奏者が同世代(フィンチは4歳年下)だと、同曲の録音にしてもセ-ルス的には不利なのでしょうね。

2564 69199-6

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ダニエル・コルゼンパによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。コルゼンパは、チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノをひきわけていて、このブログでも紹介したロバート・レヴィンの「第2巻」と同じ趣旨の録音です。ふたりの選択楽器が一致したのは24曲中9曲なのですが、今日きく第21番をふくめ、のこる4曲はすべて一致しています(楽器選択については「『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』の楽器選択(ダニエル・コルゼンパ)」)。このBWV890では、両者ともチェンバロで演奏しています。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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ダニエル・コルゼンパが、チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノをひきわけた「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。これからきく第20番では、コルゼンパはチェンバロを選択。たしかに、鋭くはじまるプレリュードには、チェンバロの冴え冴えとした響きがあいますね(ロバート・レヴィンはフォルテピアノで演奏)。ところで、このBWV889のフーガですが、過去に「視覚化されたバッハの音楽」で紹介した、チャンネル「Music Animation Machine」にも、秀逸な作品がアップロードされていました。まだのかたはぜひ。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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昨夜は風も冷ややかで、虫の音こそないものの、ずいぶん秋めいた気候でした。日中はさすがに、まだまだ残暑がきびしいですが、風が止むことなく吹いていて、日陰だと涼しさを感じることができます。このまま秋へ、とはいかないでしょうが、早く虫の音をききたいものです。

さて、すでに3週にわたってきているダニエル・コルゼンパの「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。のこりは今日きく第19番をふくめ6曲で、今週で全曲ききおえることになります。これからきくBWV888、コルゼンパはチェンバロで演奏しています(ロバート・レヴィンはクラヴィコード)。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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「わが心は血の海に漂う」とは、なんともどぎつい表象(ゲオルク・クリスティアン・レームスによる歌詞)。このBWV199は、1713年8月27日に初演されたとされる、三位一体節後第11日曜日のためのカンタータで、自筆譜には「Cantata」とあります。ややこしいのですが、バッハの「いわゆるカンタータ」では、例外的ともいえる表記です。さて、とくに人気があるというわけではない「わが心は血の海に漂う」ですが、けっこうな難曲ゆえ、有名なソプラノ歌手の録音もめだちます(といってもBWV51ほどではありませんが)。これからきく(みる)のは、マグダレーナ・コジェナー、ジョン・エリオット・ガーディナーとその手兵によるDVD。コジェナーの歌唱は、いつもながらのムーディーなものです。

DVD : OA 0816 D(Opus Arte)

OA 0816 D

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ダニエル・コルゼンパが、チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、フォルテピアノをひきわけた「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。今日これからきく第18番では、コルゼンパはフォルテピアノを選択。ロバート・レヴィンはチェンバロを選択しており、昨日きいた第17番と逆ということになります(楽器選択は「『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』の楽器選択(ダニエル・コルゼンパ)」)。このBWV887の「プレリュード(4/4)は、強弱の対照、表情豊かな前打音、明確な楽節構造によって、多感様式に接近して」(『バッハ事典』)おり、たしかに、コルゼンパが選択したフォルテピアノがふさわしく感じます。

CD : 446 690-2(PHILIPS)

446 690-2

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