毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、アリーナ・イブラギモヴァアルカンジェロが共演したヴァイオリン協奏曲。昨日はカンタータ(大天使ミカエルの祝日)で休みましたが、今日からまた楽しんでいきます。これからきくのはホ長調の第2番。このBWV1042は、先週きいていたチェンバロ協奏曲の、ニ長調の第3番に編曲されています。

CD : CDA68068(hyperion)

CDA68068

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大天使ミカエルの祝日(9月29日)にきくのは、トン・コープマンたちによる「喜びと勝利の歌声は」です。このBWV149は、1728年に初演されたいわゆる「ピカンダー年巻」のカンタータ(全7曲)。「狩のカンタータ」の終曲から転用された勇壮な合唱にはじまり、バスのアリア、アルトのレチタティーヴォ、ソプラノのアリア、テノールのレチタティーヴォ、アルトとテノールの二重唱、コラールと続きます。管弦楽と合唱はいつものようにアムステルダム・バロック管弦楽団と同合唱団で、独唱者としてクリストフ・プレガルディエンたちが参加しています。録音は2002年と2003年です。

CD : CC 72220(Challenge Classics)

CC 72220

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今週きいていくのは、アリーナ・イブラギモヴァアルカンジェロが共演したヴァイオリン協奏曲。イブラギモヴァたちによる協奏曲をきこうと思ったのは、先週きいていたアンドレアス・シュタイアーたちのチェンバロ協奏曲つながり、ということです。イブラギモヴァは、1985年、ロシア生まれのヴァイオリン奏者。現在はイギリス在住で、ピリオドもモダンも両方ひきこなし、録音、演奏会活動をおこなっています。ジョナサン・コーエン指揮(チェンバロも)のアルカンジェロ(14名編成)と共演したアルバムは、2014年の録音。収録順に楽しむことにしたので、今日きくのはイ短調の第1番です。なお、このBWV1041は、チェンバロ協奏曲第7番に編曲されました。

CD : CDA68068(hyperion)

CDA68068

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三位一体節後第17日曜日にきくのは、ひさしぶりのカール・リヒターで、「まじりけなき心」(ARCHIV PRODUKTION 439 387-2)です。このBWV148は筆写譜で伝承されており、1723年あるいは1725年の当日に初演されているカンタータ(全6曲)。トランペットをふくむ力強い合唱にはじまり、アリア(テノール)、レチタティーヴォ(アルト)、アリア(アルト)、レチタティーヴォ(テノール)と続き、コラールでとじられます。終曲のコラールは、筆写譜に歌詞が未記入で、リヒターの録音では、ヨーハン・ヘールマンによる「われはいずこに逃れゆくべき」第11節があてられています。アリアとレチタティーヴォの独唱は、ユリア・ハマリとペーター・シュライヤー。管弦楽と合唱は、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。

439 387-2

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先週末からきいてきた、アンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)によるチェンバロ協奏曲。断片の第7番をのぞく1台用の協奏曲を録音されたアルバムから、収録順に楽しんできました。最後にきくのはヘ長調の第6番(BWV1057)で、この協奏曲の原曲は、ブランデンブルク協奏曲の第4番です。したがって、FBOの編成は、弦とリコーダー、あわせて13名となります。また、シュタイアーのチェンバロは、アンソニー・サイデイとフレデリック・バルによる2004年製(ヒエロニムス・アルブレヒト・ハスの1734年製)です。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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今週は、アンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)が共演したアルバムから、1台用のチェンバロ協奏曲を収録順に楽しんでいます。これからきくのはヘ短調の第5番。このBWV1056の原曲は、ヴァイオリン、あるいはオーボエのための協奏曲とみなされています。FBOの編成は、ヴァイオリン二部、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの11名で、これにシュタイアーの独奏チェンバロ(ヒエロニムス・アルブレヒト・ハスによるアンソニー・サイデイとフレデリック・バル)がくわわります。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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ちょっと空き時間ができたので、これからバッハ一族のモテットでもきいてみようと思います。きくのは、ヨーハン・バッハのモテット「人生は影のごとし」。ヨーハンは、1604年にヴェヒマールに生まれ、エアフルトで1673年に亡くなった音楽家。バッハの祖父の長兄にあたり、一族最初の職業音楽家とみなされています。音源は、「Bach Family Motets」と題されたアルバム(COLUMNS CLASSICS 290236)で、その題名どおり、バッハ一族のモテットが収録されています。歌唱は、ティモシー・ブラウン指揮のケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団。「人生は影のごとし」は、6声部と3声部の二つの合唱によっており、「古バッハ家の文庫」にも収録されています。

290236

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先週末からきいている1台のチェンバロのための協奏曲。音源は、アンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)によるアルバム(2013年録音)。このアルバムには1台用の協奏曲が収録されており、収録順に楽しんでいるので、今日きくのはイ長調の第4番(BWV1055)です。ここでのFBOの編成は、弦11名とチェンバロ1名の12名。チェンバロ独奏はもちろんシュタイアーです。なお、編曲元の協奏曲は、オーオエ・ダモーレのためのそれと推定されていて、このブログでも何度かきいています。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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今週のバッハは、先週末からききはじめたアンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)によるチェンバロ協奏曲(2013年録音)。今日これから楽しむのはニ長調の第3番で、このBWV1054は昨日のBWV1058と同じく原曲が伝承しており、ヴァイオリン協奏曲第2番を編曲したものです。FBOの編成は弦楽のみの11名。シュタイアーの楽器は、ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(1734年)による、アンソニー・サイデイとフレデリック・バルのチェンバロ(2004年)です。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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アンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)の共演できいているチェンバロ協奏曲。2013年に録音されたアルバムから収録順に楽しんでおり、今日きくのは、昨日の第2番に続く第3番ではなく、とんで第7番となります。このBWV1058は、編曲元が判明し、伝承されている協奏曲で、原曲はヴァイオリン協奏曲の第1番です。FBOの編成は、11名の弦にチェンバロと計12名です。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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シルバーウィークとはいえ、観光地からはなれていると、かえって静かな京都。天気は上々というわけではありませんが、音楽を楽しむのにもよい気候となってきました。さて、今週のバッハは、アンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)によるチェンバロ協奏曲。先週末に第1番はきいており、両者のアルバムから収録順に続けてきいていきます。これからきくのはホ長調の第2番で、このBWV1053におけるFBOは、ソロ編成をとっています。チェンバロは、アンソニー・サイデイとフレデリック・バルによる2004年製の楽器(ヒエロニムス・アルブレヒト・ハスの1734年製)です。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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シルバーウィークただ中の三位一体節後第16日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」です。このBWV27(全6曲)は、コラールにはじまりコラールにおわるという構成。しかし、第1曲はエミーリエ・ユリアーネ、第6曲はヨーハン・ゲオルク・アルビーヌスと同一コラールではなく、いわゆるコラール・カンタータに分類されていません。この両端のコラールにおける歌唱では、ダイナミクスをじつに大きくとっており、そういうところはガーディナーならではです。なお、録音は2000年10月7日、カンタータ巡礼シリーズにおけるライブ収録です。

CD : SDG 104(SDG)

SDG 104

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今日からきいていくのは、アンドレアス・シュタイアーフライブルク・バロック・オーケストラ(FBO)によるチェンバロ協奏曲。来週にかけて、1台のための協奏曲を収録したアルバム(2013年録音)を収録順にきいていきます。今日きくのは第1番(BWV1052)で、シュタイアーのチェンバロは、アンソニー・サイデイとフレデリック・バルが2004年に製作した楽器(ヒエロニムス・アルブレヒト・ハスの1734年製)。FBOの編成は、ヴァイオリンが6名、ヴィオラとチェロが各2名、コントラバスが1名の計11名です。シュタイアーとFBOということから想像されるように、その演奏は、先鋭的かつ腰のすわったものとなっています。

CD : HMC 902181.82(Harmonia Mundi)

HMC 902181.82

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これから楽しむのは、バーバラ・ヘンドリクスたちによる「結婚カンタータ」。バッハの伝承された「結婚カンタータ」には、「しりぞけ、もの悲しき影」(BWV202)、「佳き日、めでたき時」(BWV210)、「満ち足れるプライセの都よ」(BWV216)がありますが、きくのはもっとも有名なBWV202です。音源は、ヘンドリクスをフィーチャーした、ソプラノのためのカンタータ集(EMI CDC 7 49842 2)で、共演するのはペーター・シュライヤーが指揮するC.Ph.E.バッハ室内管弦楽団(1989年の録音)。アルバムには、このBWV202のほか、BWV51、BWV82a、BWV208のアリアが収録されており、それらもいずれ楽しむことにしましょう。

CDC 7 49842 2

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これからきくのは、1974年に録音された「音楽の捧げもの」。音源は、フランスの指揮者ジャン・フランソワ・パイヤールが、自分の名を冠したオーケストラ、パイヤール室内管弦楽団の独奏者たちと共演したアルバム(コロンビアミュージックエンタテインメント COCO-70953)です。楽曲の配列は、最初に三声のリチェルカーレ、最後に六声リチェルカーレ、そしてトリオ・ソナタを中心にその前後にカノンをおくシンメトリーなもの。現代音楽のようにきこえる、三声のリチェルカーレからして魅力的な編曲で、独奏者には、著名なフルート奏者マクサンス・ラリューの名もみえます。緻密な分析は、ソルボンヌで数学を学んだという経歴が関係しているのでしょうか。

COCO-70953

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