毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これから楽しむのは、ドリーナ・フラーティの「Bach & Vivaldi for Mandolin」(DYNAMIC CDS7787)から、2つのヴァイオリンのための協奏曲です。アルバム表題にあるように、バッハとヴィヴァルディの協奏曲をマンドリン・オーケストラのために編曲した7曲がアルバムに収録。バッハの収録曲は、ヴァイオリン協奏曲第1番と第2番、そしてここできく、2つのヴァイオリンのための協奏曲の3曲です。マンドリン独奏はフラーティ(指揮も)とシルヴィア・テンキーニで、マンドリン・オーケストラ・マウロ・エ・クラウディオ・テッローニとの共演。オーケストラの編成は、マンドオリン(12)、マンドーラ(5)、ギター(7)、マンドロンチェロ(1)、チェロ(1)、コントラバス(2)、チェンバロとおよびオルガン(1)で、弓奏弦楽器も入っています。録音は2015年です。

ところで、今日の記事、はじめはデルメ弦楽四重奏団による「フーガの技法」(ロバート・シンプソン編曲)で投稿していました。投稿をおえてき何曲かのコントラプンクトゥスをきいたところで、「これって、このブログで紹介したことがあるかも」と。ブログ内の検索をしてみると、2015年に紹介済みであることが判明したため、記事はいったん削除しました。もう9年もまえのことなので、すっかり忘れていました。で、ちょっと時間をあけて再投稿したのがこの記事というわけです。なお、同じ演奏を紹介していましった例はすでにあるのですが、ずいぶんあとになって気づいたこともあり、それらは削除せずにそのままにしてあります。

CDS7787

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今日これからきくのは、アンジェラ・ヒューイットの「Bach Arrangements」(hyperion CDA67309)から、パッサカリアとフーガです。アルバムは、ヒューイットをふくむ11人の音楽家によるバッハ作品のピアノ編曲を収録。このブログではすでに1曲、ハーバート・ハウエルズ編曲の「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」をきいています。パッサカリアとフーガはオイゲン・ダルベールの編曲。ダルベールの編曲はエマヌエレ・デルッキによる同曲をきいたさいに紹介しましたが、じつにこまかな指示が付されています。ヒューイットの録音は2001年。弾いているのはまだ、スタインウェイ・アンド・サンズですね。

CDA67309

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昨日に続き今日もきくのは、ジュリアン・リベールの「BACH | BARTOK」(harmonia mundi HMM 902651)から、パルティータ第2番です。昨日のフランス組曲第5番もそうでしたが、リベールの演奏はどちらかというと草食的。力強さとか猛々しさのない、繊細さやおだやかさが中心の演奏です。録音は2019年。弾いているのはスタインウェイ・アンド・サンズです。

HMM 902651

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今日と明日きくのは、ジュリアン・リベールの「BACH | BARTOK」(harmonia mundi HMM 902651)です。このアルバム(2019年録音)には表題どおり、バッハとバルトーク・ベーラの作品を収録。バッハの収録曲は、今日きくフランス組曲第5番、そしてパルティータ第2番です。リベールは1987年生まれのベルギーのピアノ奏者。この録音ではスタインウェイ・アンド・サンズをもちいていますが、詳細は不明です。

HMM 902651

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今日これからきくのは、ダニエル・パルミツィオとニコラス・ヴァン・プークの「Bach & Brahms: complete works for viola and piano」(Zefir Records ZEF 9677)。このアルバム(2019年録音)から、ヴィオラとピアノのためのソナタを3曲、番号順にきいており、今日はのこるソナタ第3番を楽しみます。原曲はオブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタですが、パルミツィオとヴァン・プークの録音は、前記のようにヴィオラとピアノでの演奏。2人のバッハの演奏スタイルは、同じアルバムに収録されているブラームスのそれとかわりなく、それが2人にとっての日常的なバッハと思われます。

ZEF 9677

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今日と明日きくのは、ダニエル・パルミツィオとニコラス・ヴァン・プークの「Bach & Brahms: complete works for viola and piano」(Zefir Records ZEF 9677)から、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバ(このアルバムではヴィオラとピアノ)のためのソナタです。すでに第1番は先週きいているので、今日きくのはソナタ第2番。録音は2019年です。

ZEF 9677

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三位一体節後第7日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「魂よ、つまずくなかれ」(Hänssler CLASSIC CD 92.056)です。この美しいカンタータは1723年7月11日に初演。第1部6曲、第2部5曲の全11曲からなっており、第1部、第2部ともにコラール(オーケストラの前奏、間奏付き)で結ばれます。リリングたちの録音は1976年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとゲヒンガー・カントライです。独唱者はアーリーン・オジェー、ヘレン・ワッツ、クルト・エクヴィルツ、フィリップ・フッテンロッハーで、これは当時の最高の布陣といえます。

CD 92.056

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今日これからきくのは、リザ・フェルシュトマンの「Liza Ferschtman plays Biber, Bartok, Berio & Bach」(Challenge Classics CC72635)から、パルティータの第2番です。パルティータといっても今週きいていた鍵盤楽器のためのそれではなく、有名なシャコンヌ(チャッコーナ)をふくむ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータのほう。アルバムは、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー、バッハ、バルトーク・ベーラ、ルチアーノ・ベリオの作品を1曲ずつ収録しています。3世紀にまたがる収録曲の類似点は無伴奏ヴァイオリン、そしてより音楽的にはシャコンヌというところ(解説書による)。ついでにいえば、音楽家の頭文字が「B」ですが、これはたいした問題ではないですね。フェルシュトマンは1979年生まれのオランダのヴァイオリン奏者。この曲の録音は2013年ですが、使用楽器については不明です。

CC72635

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今日これからきくのは、ダニエル・パルミツィオとニコラス・ヴァン・プークの「Bach & Brahms: complete works for viola and piano」(Zefir Records ZEF 9677)から、ヴィオラとピアノによるソナタ第1番(オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第1番)です。パルミツィオは1986年生まれのイタリアのヴィオラ、ヴァイオリン奏者。ヴァン・プークは1992年生まれのオランダのピアノ奏者。録音でもちいている楽器は、ヴィオラが19世紀のテストーレで、ピアノがスタインウェイ・アンド・サンズのD 274(572839)です。録音は2019年、ミデルブルフ(オランダ)のゼーラント州立コンツェルトザールで行われています。

ZEF 9677

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今日きくのは昨日同じパルティータ第1番。楽器は昨日まできいてきたピアノではなく、ザラ・クリストのハープです。パルティータ第1番が収録されているのは、2020年録音の「Un Bal: Dances For Harp Solo」(audite 97.776)。表題どおりハープのための舞曲が収録されていますが、すべてがハープのためのオリジナル曲ではなく、パルティータ第1番はクラヴィーア曲です。収録曲でおもしろいのはアルバム表題にもなった、エクトル・ベルリオーズの「幻想交響曲」の第2楽章「舞踏会(Un bal)」で、これはクリスト自身の編曲で演奏されています。

audite 97.776

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昨日、一昨日に続き、今日もきくのはピアノによるパルティータ。今日きくのは酒井茜の「Akane Sakai: Voyages」(ACOUSENCE records ACO-P CD 14322)からパルティータ第1番です。アルバムは2021年、ハンブルクで録音されたもので、収録されているのは「様々な『旅』が彼らの作品に大きな影響を及ぼした」、バッハ、カロル・シマノフスキ、ロマン・マチエイェフスキ、ミェチスワフ・ヴァインベルグ、ウワディスワフ・シュピルマン、フレデリック・ショパンの6名7曲です。録音でもちいられたピアノは「SHIGERU KAWAI EX」(ピアノ調律は山本有宗)です。

ACO-P CD 14322

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今日きくのは昨日に続き、ピアノによるパルティータです。ピアノも昨日と同じイギリスの奏者、ベンジャミン・グローヴナー(1992年生)。きくのはパルティータ第4番で、同曲は2013年録音の「Dances」に収録されています。録音でグローヴナーが弾いているのは、スタインウェイ・アンド・サンズのD型(Nr. 563766)です。グローヴナーの演奏は「動」と「静」の対比がくっきり。クーラント、アリア、ジーグではテンポも速く、アルバムの表題どおりとても動的で生き生きしています。

478 5334

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週が明けても梅雨の晴れ間。もはや五月晴れということばが感覚的には適合しない、猛暑が続いています。とりあえず室内はエアコンが効いているので、なんとか快適に音楽がきける環境なのですが……。で、これからきくのは、イギリスのピアノ奏者、ヤスミン・ロウのパルティータ第2番です。同曲が収録されているのは、2015年録音の「Yasmin Rowe: Bach, Chopin, Janáček & Kapustin」(Willowhayne Records WHR039CD)。表題どおり、バッハ、フレデリック・ショパン、レオシュ・ヤナーチェク、ニコライ・カプースチンの作品を、192KHz、24bitでスタジオ収録しています。この録音でロウが弾いているのはスタインウェイ・アンド・サンズのピアノです。

WHR039CD

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これから楽しむのは、アリソン・バルサムの「Jubilo - Bach, Corelli, Torelli, Fasch」から「尊き御神の統べしらすままにまつろい」(「シュープラー・コラール集」)です。アルバムには表題どおりバッハをはじめ、アルカンジェロ・コレッリ、ジュゼッペ・トレッリ、ヨーハン・フリードリヒ・ファッシュの作品を収録。無弁と有弁のトランペットを吹きわけており、収録されたバッハのオルガン・コラール8曲も同様です。「尊き御神の統べしらすままにまつろい」は有弁のトランペットで吹いており、共演はオルガンを弾くスティーヴン・クレオバリー。ここでのバルサムはコラール旋律を吹くだけなので、出番はあまりありません。録音は2015年です。

0190295924652

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今日これからきくのは、フランシスコ・フリャーナの「Bach's Long Shadow The Chaconne Files」(Orchid Classics ORC100163)。このアルバム(2021年録音)には無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番と、「長い影」のひとつ、ジョアン・バレントの「プンタ・カンパネッラ」が収録されています。フリャーナは1990年生まれのスペインのヴァイオリン奏者。ジャケット写真や「Bach's Long Shadow: Francisco Fullana's New Album」(Youtube公式チャンネル「Francisco Fullana」)からすると、バッハについてはバロック弓での演奏のようです。また、解説書には明記されていませんが、ヴァイオリンは、グァルネリ・デル・ジェスの1735年製「メアリー・ポートマン 」とみられます。

ORC100163

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