毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




三位一体節後第18日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「主キリスト、神の独り子」(BWV96)です。このカンタータは1724年10月8日に初演。全6曲のうち、第1曲と第6曲が、エリーザベト・クロイツィガーの同名コラールの第1節と第5節をそれぞれ歌詞とする、いわゆるコラール・カンタータです。第3曲の技巧的なフルート(フラウト・トラヴェルソ)独奏もよいのですが、第1曲でのソプラニーノ・リコーダー(フラウト・ピッコロ)も劣らず印象的です。この録音(2003年)でのフルートは前田りり子、ソプラニーノ・リコーダーは向江昭雅です。

CD : BIS-CD-1401(BIS Records)

BIS-CD-1401

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今週のバッハは、ヨーヨー・マの無伴奏チェロ組曲(SONY CLASSICAL 19075854652)で楽しんできました。ヨーヨー・マは同曲を3度録音(2度目は録画)しており、いまきいているのは3度目の録音(2017年)にして、ヨーヨー・マ曰く最後の録音です。

アルバムには「Six Evolution」という副題があり、解説では6段階を、1. Nature at play → 2. Journey to light → 3. Celebration → 4. Building → 5. Struggle for hope → 6. Epiphany、と説明しています。

この段階はヨーヨー・マの人生、組曲との試行錯誤、また、6つの組曲をあらわすものと思われます。これからきく第6番をふくめ、生みだされた演奏はじつに自然体で、雄大、強靱、繊細、柔軟……、といったさまざまな要素が渾然一体となり、すばらしいものとなっています。

なお、解説ではふれられていいないのですが、気になるのはトン・コープマンたちとおこなった3種の録音のこと。ピリオド・アプローチの経験が、この3度目の録音に資するところがあったのか、ちょっと知りたいところです。

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ヨーヨー・マ、3度目の無伴奏チェロ組曲(SONY CLASSICAL 19075854652)を楽しんでいる今週、今日これからきくのは第5番です。この第5番は、プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ガヴォット、ジーグという構成。これらの全曲は、のちに、リュートのためのBWV995に編曲されています。録音は2017年、マサチューセッツ州ウスターのメカニクス・ホールでおこなわれています。

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今週きいているのは、2017年に録音された、ヨーヨー・マの3度目の6曲の無伴奏チェロ組曲です(SONY CLASSICAL 19075854652)。アルバムは番号順に収録されており、これから楽しむのはその第4番。録音場所はマサチューセッツ州ウスターのメカニクス・ホールで、ヨーヨー・マのチェロが豊かな響きでとらえられています。

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今日もきくのはヨーヨー・マのチェロで、無伴奏チェロ組曲の第3番(SONY CLASSICAL 19075854652)です。この組曲は、プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレーⅠとⅡ、ジーグという構成。このうちブーレーは、プロモーション映像がYoutube(Yo-Yo Ma - Bach: Cello Suite No. 3 in C Major, Bourree Ⅰ and Ⅱ)で公開されています。ずっと椅子の背もたれに背をつけて演奏しており、本人の解説にもかつて受けた側湾症の手術のことに触れられていましたが、その影響があるということなのでしょうか。

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昨日からききはじめた、ヨーヨー・マによる、2017年録音の無伴奏チェロ組曲集(SONY CLASSICAL 19075854652)。アルバムには6つの組曲が番号順で収録されており、今日きくのはその第2番です。1955年生まれのヨーヨー・マには、1982年の1度目の録音、1994年から1997年にかけての2度目の録音があり、2017年の録音は3度目ということになります。本人の解説によると、この2017年の録音が最後ということで、幼い日から学び続けた無伴奏チェロ組曲の集大成ということになるようです。

19075854652

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今週きいていいくのは、ヨーヨー・マによる、3度目となる無伴奏チェロ組曲集(SONY CLASSICAL 19075854652)です。音源のアルバムには「Six Evolutions」と副題されており、第1番から収録順に収録されています。きいていくのはその収録順、つまり番号順とし、今日まず楽しむのは第1番です。録音は2017年。 マサチューセッツ州ウスターのメカニクス・ホールでの収録です。

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今日これからきくのは、ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンによるロ短調ミサ曲(BWV232)です。日曜日はカンタータをきいてすごすことが多いのですが、今日はカンタータにかわりにきくことにしました。

クリスティとレザール・フロリサンといえば、まずフランスのバロック、それからヘンデル、パーセル、モンテヴェルディといったところでしょうか。ですからバッハの録音はめずらしく、ひょっとするとこのミサ曲のみかもしれません。

合唱は21人で、ソプラノが7人、メゾソプラノが3人、カウンターテナーが2人、テノールが4人、バスが5人。管弦楽は30人で、独奏ヴァイオリンは昨日まできいていたヒロ・クロサキがつとめています。

ききすすめてびっくりしたのは、ニケア信条の第3曲(Et in unum dominum)です。この二重唱がフリードリヒ・スメント校訂の新バッハ全集どおりに歌われています。この選択が意図的なのかはちょっとわかりませんが、クリスティはそういうことにあまりこだわりがなさそうなので、意図的ではなさそうに感じます。

このあたりの問題は、「ミンコフスキによるロ短調ミサ曲」を参照ください。なお、録音は2016年、フィルハーモニー・ド・パリ(2015年1月落成)でのライブです。

CD : HAF 8905293.94(harmonia mundi)

HAF 8905293.94

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今日これから楽しむのは、一昨日からきいているヒロ・クロサキとヴォルフガング・グリュクサムによるヴァイオリン・ソナタで第6番(BWV1019)。このソナタの第3楽章(アレグロ)はチェンバロ独奏となっており、これをみごとに弾いているのがグリュクサムです。グリュクサムは、1958年生まれのオーストラリアのチェンバロ奏者。グリュクサムの独奏できいたことがあるのは、このアルバムと同じウィレム・クレースベルヘンの1986年製のチェンバロ(フランコ・フレミッシュ)による「ゴルトベルク変奏曲」のみですが、これも中々よかったと記憶しています。なお、クロサキの使用楽器は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェーリの1690年製のヴァイオリンで、録音は2005年です。ライブ録音ということで、おわりには盛大な拍手も収録されています。

CD : CD 449(ORF ALTE MUSIK)

CD 449

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これからきくのは、ヒロ・クロサキによるによる無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータの第2番(BWV1004)。ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)は、1959年、東京生まれのオーストリア(1969年にウィーンへ)のヴァイオリン奏者で、ヘンデルやモーツァルトのヴァイオリン・ソナタのすぐれた録音があります。バッハの録音はこれのみと思われ、ヴォルフガング・グリュクサムとのヴァイオリン・ソナタを集めたアルバムは、トリゴナーレ音楽祭(2005年6月)でライブ収録されたものです。BWV1004はもちろん、ヒロ・クロサキの独奏で、使用楽器はジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェーリの1690年製のヴァイオリン。映像はありませんが、いつものように体を大きくゆすって演奏しているのでしょうか。

CD : CD 449(ORF ALTE MUSIK)

CD 449

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今日からきいていくのは、ヒロ・クロサキとヴォルフガング・グリュクサムによる「Johann Sebastian Bach / Suonate à Cembalo certato e Violino Solo / Partia 2da à Violino Solo senza Basso」です。アルバムは、2005年6月、オーストリア・トリゴナーレ音楽祭でのライブ録音で、ヴァイオリン・ソナタの第4番(BWV1017)と第6番(BWV1019)、無伴奏ヴァイオリン・パルティータの第2番(BWV1004)が収録されています(収録順はソナタ第4番、パルティータ第2番、ソナタ第6番)。まず今日きくのは、収録順にヴァイオリン・ソナタの第4番。使用楽器は、グリュクサムがウィレム・クレースベルヘンの1986年製のチェンバロ、クロサキがジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェーリの1690年製のヴァイオリンです。

CD : CD 449(ORF ALTE MUSIK)

CD 449

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先週末からきいてきた、フィリップ・ピケットとニュー・ロンドン・コンソートによる管弦楽組曲。収録順にききすすめてきたので、これから楽しむのは第4番(BWV1069)です。ピケットたちの編成は、ここでもほぼパート一人。しかし、第3番もそうでしたが、この第4番でも小編成とは思えない迫力があります。なお、CD1と同じくこのCD2にも収録時間の余白にカンタータのオーケストラ楽曲を3曲収録。収録曲は、「出で立て、信仰の道に」(BWV152)のコンチェルト、「天は笑い、地は歓呼す」(BWV31)のソナタ、「鳴り交わす絃の相和せる競いよ」(BWV207)の行進曲です。

CD : 452 000-2(L'OISEAU-LYRE)

452 000-2

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これからきくのは、フィリップ・ピケットとニュー・ロンドン・コンソートによる管弦楽組曲第2番(BWV1067)。ニュー・ロンドン・コンソートは、この第2番でもほぼパート一人の演奏で、フルートはリサ・ベズノシウクが吹いています。ベズノシウクはこれが何度めの録音なのか、数えたことはありませんが、ポロネーズなど、いつも流麗な即興で楽しませてくれます。この録音でもドゥーブルのくり返しでは華麗な即興が披露されます。

CD : 452 000-2(L'OISEAU-LYRE)

452 000-2

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先週末からききはじめた、フィリップ・ピケットとニュー・ロンドン・コンソートによる4曲の管弦楽組曲。今日これからきくのは、収録順どおりに第3番(BWV1068)です。録音は1995年で、ニュー・ロンドン・コンソートの編成は、第1番と同じく、第1ヴァイオリンの2人と通奏低音をのぞき、すべてパート一人。しかし、ほぼ最小人数での演奏ですが、力感にも不足はなく、華やかなさを楽しむことができます。なお、CD1にはこのあと余白に、ヴァイマール時代のカンタータ「天より雨下り、雪落ちて」と、「復活節オラトリオ」のシンフォニアが収録されています。

CD : 452 000-2(L'OISEAU-LYRE)

452 000-2

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三位一体節後第16日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による「キリストこそ わが生命」です。このBWV95は、1723年9月12日に初演されたカンタータ。全7曲からなり、うち第1曲(合唱とテノール)、第3曲(ソプラノ)、第7曲(4声合唱)の3曲でコラールが歌われ、翌年度のコラール・カンタータを予期させる構成です。BCJの編成は、合唱が19人、管弦楽が18人。独唱者は、鈴木美登里、カイ・ヴェッセル、櫻田亮、ペーター・コーイで、ヴェッセルをのぞき合唱も歌います。

CD : BIS-CD-991(BIS Records)

BIS-CD-991

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