毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




4週にわたってきいてきたヤロスラフ・トゥーマ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。トゥーマは、「平均律」の第1巻、第2巻をクラヴィコードで録音しており、その第1巻を先々々週から番号順に楽しんでいます(今日は最後の第24番)。このBWV869のプレリュードは、永遠に続くのではないかと思わせる、気品に満ちた美しいもの。これにバッハは「アンダンテ」と標記していますが、奏者によってずいぶんテンポがちがい、演奏時間(くり返しを完全励行)にして、4分前後から8分前後までまちまちです。トゥーマはこれを4分3秒と速いテンポで弾います。なお、トゥーマの使用楽器は、ドイツの製作家マルティン・カーテルの1999年製クラヴィコード(ダーヴィト・タンネンベルクの1761年ごろの手稿図による)です。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ポール・デュ・ブーシェ著の『バッハ 神はわが王なり』(創元社)は、初版1996年のコンパクトなバッハ本。同書180頁中、138頁までが原書「Magnificat Jean Sébastian Bach le cantor」(1988年)の訳、のこりが樋口隆一監修による「バッハ、その人と音楽」と題された資料編となっています。創元社の「知の再発見」双書の一冊で、情報がぎゅうぎゅうにつめ込まれたレイアウト。文字そのものは大きめなのですが、ちょっと雑然としています。原書訳の部分は、すべての頁に図版があるのも、それを助長しているのかもしれません。しかし、図版の多さがこの本の売りだともいえ、図版だけながめていても、けっこう楽しめます。資料編には、グレン・グールドのインタビュー記事も掲載されるなど、新奇さはないものの、多彩な内容となっています。

バッハ 神はわが王なり

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




ヤロスラフ・トゥーマのクラヴィコードで、番号順に楽しんでいる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。のこすところは2曲で、これからきくはロ長調の第23番です。音楽はさらりとしており、すがすがしい秋空のよう。ただし、じっさいの天気のほうは、イマイチですが。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




4週にわたって番号順に楽しんでいるヤロスラフ・トゥーマの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。のこすところは、これからきく変ロ短調の第22番をふくめ3曲となりました。沈鬱な気分のこのBWV867は、トゥーマのようにクラヴィコードで弾いても味があるのですが、複数楽器を弾きわけたダニエル・コルゼンパとロバート・レヴィンは、オルガンを選択していました。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先々々週から番号順に楽しんでいる、ヤロスラフ・トゥーマによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。トゥーマはチェコの鍵盤楽器奏者で、クラヴィコードにも積極的にとりくんでいます。「平均律」も、全曲をとおしクラヴィコードで弾いており、今日は変ロ長調の第21番をききます。このBWV866は、今朝のような雨上がりの好天にふさわしい、元気な音楽。クラヴィコードは、もう少し曇り空のほうがにあいます。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ヤロスラフ・トゥーマのクラヴィコードで楽しんでいる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。先々々週から番号順にきいており、今日はイ短調の第20番です。このBWV865のフーガは、「ヴァイマル時代に書かれたオルガン曲の転用という説」(『バッハ事典』)もあり、チェンバロ、クラヴィコード、オルガンを弾きわけた、ダニエル・コルゼンパもロバート・レヴィンも、オルガンを選択していました。クラヴィコードでは、フーガにある5小節にまたがる保持低音は、さすがに困難です。なお、トゥーマは、フーガのおわり近くの2回の休止で、1回目は、直前の和音をゆったりしたアルペッジョで弾き、その流れのまま休止部分で短く即興しています。2回目のほうの休止では、ふつうに休止しています。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先々々週から楽しんできたヤロスラフ・トゥーマの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。「平均律」の録音ではめずらしく、クラヴィコードを弾いたアルバムで、これを番号順にきいています。今週はのこる6曲を楽しむ予定で、今日きくのはイ長調の第19番。トゥーマの使用楽器は、ドイツの製作家マルティン・カーテルが、ダーヴィト・タンネンベルクの1761年ごろの手稿にもとに、1999年に製作したクラヴィコードです。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




三位一体節後第21日曜日にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」です。このBWV109は、1723年10月17日に初演された、全6曲からなるカンタータ。ヘレヴェーゲの録音は、自主制作レーベル「フィー」(PHI)でのもので、2013年の録音。第2ヴァイオリンとして、近藤倫代が参加しています。二人の独唱者、ダミアン・ギヨンとトーマス・ホッブスは合唱も歌い、その合唱はパート3名という編成です。

CD : LPH 012(PHI)

LPH 012

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先々週から番号順に楽しんでいるヤロスラフ・トゥーマの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。曲集は、トゥーマがクラヴィコードを弾き2000年に録音したもので、これからきくのは嬰ト短調の第18番です。このBWV863はクラヴィコードで弾いても味わいがあり、じっさい、ダニエル・コルゼンパはこの曲を弾くにあたり、チェンバロでもオルガンでもなく、クラヴィコードを選んでいました。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




アドルフ・フォン・メンツェルの「フリードリヒ大王のフルート・コンサート」(1852年)は、バッハ好きなら一度は目にしたことがある絵画だと思います。ここで紹介する、ヨスト・ヘルマント著、神林恒道・三浦信一郎訳の『メンツェル 《サンスーシのフルート・コンサート》 美術に見る歴史問題』(三元社)は、ドイツ近代史における、その絵の受容をテーマにした本で、115頁にしては(というのも変ですが)ややお堅いといえるかもしれません。購入のきっかけはもっとお手軽で、絵画に描かれた人物だとかの解説にあったのですが、「メンツェル《フルート・コンサート》で鳴り響く音楽について」など、訳者の解説も15頁という紙幅がとられていて、読みごたえがありました。

メンツェル 《サンスーシのフルート・コンサート》 美術に見る歴史問題

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ヤロスラフ・トゥーマのクラヴィコードできいている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。これからきく変イ長調の第17番(BWV862)、たびたび紹介する、複数楽器を弾きわけたダニエル・コルゼンパもロバート・レヴィンも、クラヴィコードを選択していました。家庭的というか、なごやかさというか、そいうところもクラヴィコードにふさわしいといえるかもしれません。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




チェコの鍵盤楽器奏者ヤロスラフ・トゥーマが、2000年に録音した「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。先々週からは、クラヴィコードによるそのアルバムを番号順に楽しんでいます。今日きくのはト短調の第16番。このBWV861、チェンバロ、クラヴィコード、オルガンを弾きわけたダニエル・コルゼンパは、クラヴィコードを弾いていました。同趣旨のロバート・レヴィンはチェンバロで、どちらの楽器を選択するかは両者で意見がわかれています。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




秋といえば「スポーツの秋」、あるいは「食欲の秋」なのでしょうが、「読書の秋」ともいうので、今夜は本の紹介です。紹介するのは『教養としてのバッハ 生涯・時代・音楽を学ぶ14講』(アルテスパブリッシング)。最近紹介した『アンナ・マグダレーナ・バッハ 資料が語る生涯』や『チェンバロ・フォルテピアノ』ほど専門的ではなく、「国立音楽大学での講義『バッハとその時代』の内容を集約したもの」(同書「おわりに」)です。200頁ほどの本に14講をつめ込んでいるため、ひとつの講義の紙幅は少なくなっています。講義もあくまで教養科目としてだったようなので、概説的なのはいたしかたないかもしれません。

個人的におもしろく読めたのは、「第13講 19世紀におけるバッハ」(吉成順)です。19世紀におけるバッハ受容が簡潔にまとめられ、「表1 ゲヴァントハウス(1781-1881)におけるバッロック作曲家の作品演奏回数」は、ゲヴァントハウス(ライプツィヒ)での公開演奏会におけるバッハの断絶を、データとして明快に示しています。なお、同書は、バッハ伝などに精通されているかたには、その内容に不満を感じることもあるでしょう。しかし、あまり扱われない領域の、政治、言語など、バッハをとりまくさまざまな状況をコンパクトに学ぶことができ、概説本として内容が薄すぎるということはないと思います。

教養としてのバッハ 生涯・時代・音楽を学ぶ14講

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




クラヴィコードを弾き録音した、ヤロスラフ・トゥーマの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのはト長調の第15番です。このBWV860は、プレリュードもフーガも翳りのない明快な曲なので、ぜひともクラヴィコードでききたいというものではありません。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




チェコの鍵盤楽器奏者、ヤロスラフ・トゥーマがクラヴィコードを弾いて録音した「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。先々週から番号順に楽しんでおり、これからきくのは嬰ヘ短調の第14番です。このBWV859、インヴェンション風なプレリュードに鬱々としたフーガが続くのですが、複数楽器を弾きわけて録音している二人、ダニエル・コルゼンパとローバート・レヴィンは、それぞれクラヴィコードとチェンバロを選択。個人的には、クラヴィコードのほうがおもしろくきけます。

CD : F10165(ARTA Records)

F10165

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ