毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日からきいている、マリアンジョラ・マルテッロとジョルジョ・タバッコたちによる、2台のチェンバロのための協奏曲、今日これからきくのはハ短調の第3番(BWV1062)です。昨日が第1番だったので、番号順だと今日は第2番となるのですが、収録順どおりに第3番を楽しむことにしました。この第3番は、2つのヴァイオリンのための協奏曲(BWV1043)を原曲とする協奏曲。緊迫感のある原曲にくらべると、2台のチェンバロ稿のほうは、華麗さがあって、リラックスしてきくことができます。共演のアンサンブルは、アカデミア・モンティス・レガ-リス。弦楽と通奏低音の5人編成で、チェンバロの2人をふくめても7人という室内楽的編成をとっています。

CD : AM 245-2(Amadeus)

AM 245-2

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今日から3日にわたって楽しむのは、2台のチェンバロのための協奏曲。音源は、マリアンジョラ・マルテッロとジョルジョ・タバッコ、そしてアカデミア・モンティス・レガ-リスによるアルバム(1990年録音)で、これにはBWV1060、BWV1061、BWV1062の3曲が収録されており、今日きくのは最初に収録されたハ短調の第1番です。使用チェンバロは、カール・フライシャーと作者不詳のジャーマン・モデルによる、ともにキース・ヒル製作の楽器です。共演のアカデミア・モンティス・レガ-リスは、2部のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの5人編成。なお、アルバムには、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハとヨーハン・ルートヴィヒ・クレープスの協奏曲も併録されています。

CD : AM 245-2(Amadeus)

AM 245-2

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三位一体節後第4日曜日にきくのは、カール・リヒターたちによる「まじりけなき心」です。1723年6月20日に初演されたこのカンタータは、アリア―レチタティーヴォ―合唱―レチタティーヴォ―アリア―コラールという6曲構成。リヒターたちによる録音は1974年と1975年で、独唱者は、アンナ・レイノルズ、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ、管弦楽と合唱は、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。

439 380-2

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今日これから楽しむのは、昨日に続き、ミシェル・ピゲ(オーボエ)とコリン・ティルニー(チェンバロ)によるオーボエとチェンバロのためのソナタ。今日きくソナタは、ト短調のヴァイオリン・ソナタ(BWV1020)を原曲とするもので、フルート・ソナタとしてもよく演奏されます(このブログできいたジャネット・シーなど)。バッハの真作性が疑われている作品ですが、オーボエ・ソナタとしてきくと、ヴァイオリンやフルートのときよりぐっと情緒が濃くなり、なかなか楽しめます。

CD : 05472 77440 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77440 2

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今日と明日楽しむのは、オーボエとチェンバロのためのソナタ。もちろん、伝承されたバッハのオリジナル作品中にはオーボエ・ソナタはないのですが、ここできいていくのは、フルート・ソナタの異稿としてそれです。今日のソナタ(BWV1030b)はロ短調のフルート・ソナタ(BWV1030)のオーボエ稿で、1981年の録音。演奏は、オーボエがミシェル・ピゲ、チェンバロがコリン・ティルニーです。なお、オーボエ稿での録音には、このブログでも紹介したゲイル・ヘネシー、またロビン・カンターのものなどがあります。

CD : 05472 774402(deutsche harmonia mundi)

05472 77440 2

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今日これからきくのは、ヴラジーミル・フェルツマンによる「イタリア協奏曲」(Nimbus Records NI 2541/2)。フェルツマンは、1952年、モスクワ生まれのピアノ奏者で、音源のアルバムには「イタリア協奏曲」のほか、1台の鍵盤楽器のための協奏曲が収録されています(共演はセントルークス管弦楽団)。ピアノ奏者としては、けっこうくずした弾き方といえ、即興的な味もあります。なお、アルバムは、1987年のアメリカ移住後、1993年の録音です。

NI 2541/2

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洗礼者ヨハネの祝日(6月24日)にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」。このBWV167は、1723年の洗礼者ヨハネの祝日に初演されたカンタータで、アリア―レチタティーヴォ―二重唱―レチタティーヴォ―コラールという構成です。いわゆる合唱曲は第5曲のコラールのみで、楽器編成もつつましいもの。編成されているトランペット(クラリーノ)は、コラールの定旋律補強にのみにもちいられます。

CD : SDG 101(SDG)

SDG 101

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今日これからきくのは、昨日に続き「ゴルトベルク変奏曲」。今日の「ゴルトベルク」は弦楽合奏版で、編曲者は昨日と同じドリトリー・シトコヴェツキーです。音源は、イギリスのアンサンブル、ブリテン・シンフォニアが2014年に録音したアルバム(Harmonia Mundi HMU 807633)。昨日のミッシャ・マイスキーたちの演奏がヴィルトゥオーソ的で、まるでベートーヴェンかブラームスのようにきこえたのにくらべ、こちらのブリテン・シンフォニアの演奏は、アンサンブル名に冠したブリテンのようにもきこえます。じつにすっきりしたサンサンブルですが、おもしろさはマイスキーたちのほうがあったかも。

HMU 807633

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今日、明日ときくのは、「ゴルトベルク変奏曲」。まず今日の音源は、ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)、今井信子(ヴィオラ)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)によるCD(Deutsche Grammophon 00289 477 6378)で、ドリトリー・シトコヴェツキーによる弦楽三重奏編曲です。編曲者のシトコヴェツキーはヴァイオリン奏者。グレン・グールドの「ゴルトベルク」に感銘し、この弦楽三重奏編曲をつくったそうで(ほかに弦楽合奏編曲も)、マイスキーらと1984年に録音したCDもあります。ここで楽しむCDは、その初演に参加したマイスキーが、2006年2月にドレスデンのルカ教会で録音したもの。いくつかの変奏では、その演奏がベートーヴェンかブラームスという風で、ややバッハから遠い感じもします。

00289 477 6378

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三位一体節後第3日曜日にきくのは、カンタータ「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」です。音源は、このところの日曜日のレギュラー、カール・リヒターたちによる録音(1974年、1975年)。管弦楽と合唱は、いつものようにミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団で、独唱者は、アンナ・レイノルズ、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウです。第1曲はコラール合唱ではじまるのですが、こういう痛切な音楽は、リヒターの世界にいちばんふさわしいといえるかもしれません。

439 380-2

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今週は、フロリレジウムのアンサンブル編曲による、オルガンのためのトリオ・ソナタを楽しんできました。2007年に録音されたアルバムは、前半に長調の3曲、後半に短調の3曲という構成で収録されており、今日は最後となるホ短調のソナタ(原曲はハ短調の第2番)をききます。フロリレジウムの編成は、フルート(アシュレイ・ソロモン)、ヴァイオリン(ロドルフ・リシュテル)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(市瀬礼子)、リュート(エリージョ・クィンテイロ)、チェンバロ(ジェームズ・ジョンストン)というものです。

CD : CCS SA 27012(Channel Classics)

CCS SA 27012

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昨日からアルバム後半に入った、フロリレジウムによるオルガンのためのトリオ・ソナタ。これからきくのは、ニ短調の第3番を原曲とするト短調のソナタで、編成はピッコロ・チェロとチェンバロです。このめずらしい編成は、伝承されているソナタにはなく、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタが、近い編成といえるでしょう。じっさいのところ、ガンバとチェンバロのための編曲でもよかったのでしょうが、チェロとチェンバロにしたのは、このアルバムでほかに独奏のないチェロにも花をもたせるためなのかもしれません。奏者は、ピッコロ・チェロがジェニファー・モーシェス、チェンバロがジェームズ・ジョンストンです。

CD : CCS SA 27012(Channel Classics)

CCS SA 27012

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イギリスのアンサンブル、フロリレジウムの演奏で楽しんでいる、オルガンのためのトリオ・ソナタ。今日きくのは、ホ短調の第4番を原曲とするソナタで、ヴィオラ/ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、リュートのための編曲です。フロリレジウムのアルバムは、前半に長調、後半に短調という収録順ですが、後半のはじまりは、ずいぶん渋い編成となりました。奏者は、ヴィオラ/ヴァイオリンがロドルフ・リシュテル、ヴィオラ・ダ・ガンバが市瀬礼子、チェロがジェニファー・モーシェス、リュートがエリージョ・クィンテイロです。

CD : CCS SA 27012(Channel Classics)

CCS SA 27012

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フロリレジウムの室内楽版による演奏できいている、オルガンのためのトリオ・ソナタ、これからきくのはニ長調のソナタで、原曲はハ長調の第5番です。ここでの編成は、フルートとチェンバロで、これはバッハのオブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタと同じ。つまり、フルート、チェンバロの右手、チェンバロの左手によるトリオとなっています。奏者は、フルートがアシュレイ・ソロモン、そしてチェンバロがジェームズ・ジョンストンです。

CD : CCS SA 27012(Channel Classics)

CCS SA 27012

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昨日からききはじめた、フロリレジウムによるオルガンのためのトリオ・ソナタ。今週は、原曲を室内楽編成で録音したアルバムから、収録順に楽しんでいます。これからきくト長調のソナタは、ト長調の第6番が原曲で、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロという編成で演奏しています。ヴァイオリンとチェンバロは昨日と同じく、ロドルフ・リシュテルとジェームズ・ジョンストン、ガンバは市瀬礼子です。

CD : CCS SA 27012(Channel Classics)

CCS SA 27012

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