三位一体節後第2日曜日にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「ああ神よ、天よりみそなわし」。このBWV2は、マルティン・ルターの同名コラールにによる、いわゆるコラール・カンタータで、1724年6月18日に初演(先週きいたBWV20の翌週)されています。コラール・カンタータということで、全6曲はコラール合唱曲にはじまり、レチタティーヴォとアリアが交替して、コラールでしめるという構成となっています。第1曲は、壮麗な無比な「前作(BWV20)とは対照的に、古風なコラール・モテット」で、深い情念に満ちていてこちらもまた魅力があります。
CD : HMC 901791(harmonia mundi)