毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




先日よりきいている、いろいろな楽器(と編曲)による「無伴奏チェロ組曲」。第1番をハーゼルゼットのフルート(フラウト・トラヴェルソ)、第2番をパンドルフォのヴィオラ・ダ・ガンバときいてきて、これからきく第3番はパスカル・モンテイエのテオルボです。楽器はスティーヴン・マーフィーの1996年製です。

CD : 7243 4 82094 2 9(Virgin classics)

7243 4 82094 2 9

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京都は今日もじめじめしていて梅雨らしい天気。とはいえ、気温が上っていないので、昨日よりはすごしやすくなっています。さて、これからきくのは「無伴奏チェロ組曲」。昨日の第1番はハーゼルゼットのフルーでききましたが、今日の第2番はパンドルフォのヴィオラ・ダ・ガンバによる演奏です。パンドルフォの演奏では、ガンバの特性上、移調されている組曲もありますが、このBWV1008は移調せずに演奏しています。

CD : GCD P30405(GLOSSA)

GCD P30405

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今日の京都はまさに蒸し風呂のような気候。こんな天気は今年はじめてかもしれず、体がまだなじめずにいます。さて、今週はいろいろな楽器と編曲による「無伴奏チェロ組曲」をきいていくことにし、これからその第1番をハーゼルゼットのフルート(フラウト・トラヴェルソ)で楽しみます。楽器はクヴァンツによるフルートのコピーで、ピッチはA=387です。ハーゼルゼットの演奏は、チェロとちがい低音には不足しますが、ピッチが低めなので華麗というより、しっとりとした感じの演奏になっていています。

CD : GCD 920804(GLOSSA)

GCD 920804

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日曜日のバッハは、いつものようにカンタータ。これからきくのはガーディナーたちによる、三位一体節後第4日曜日のための「まじりけなき心」です。BWV24はバッハのトーマス・カントル正式就任後の第3作で、1723年6月20日に初演。第1作のBWV75、第2作のBWV76は、ともに全14曲(バッハの数)の2部構成で、トランペットをともなう大規模なカンタータ。それにくらべると、このBWV24はトランペットこそともなうものの全6曲と小規模です。なお、6月20日の礼拝では、説教後にBWV185が再演(初演はヴァイマール時代の1715年7月14日)されています。

CD : SDG 141(SDG)

SDG 141

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昨日に続き、今日もヴァルヒャの「BACH The Organ Works」から。きくのは、「オルガン小曲集」の「天にましますわれらの父よ」で、右手にあらわれる定旋律を「下3声の十字架動機が彩る」(『バッハ事典』)コラールです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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昨日は梅雨どきとは思えないような好天でしたが、今日は雨こそ降っていないものの、じめじめした梅雨空に逆もどりです。このあと外出なので、ここまま雨が降らなければよいのですが。さて、これからきくのは、「オルガン小曲集」の「これぞ聖なる十戒」(原コラールはルターの作詞)。オルガン演奏は、しばらくぶりとなるヴァルヒャです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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これからきく「喜べ、贖われし群れよ」は、洗礼者ヨハネの祝日(6月24日)のためのカンタータ。このBWV30の原曲は、ヨーハン・クリスティアン・ヘニッケのヴィーダーアウ荘園領主就任の表敬ための「たのしきヴィーダーアウよ」で、原曲のレチタティーヴォと第11曲のアリアをのぞき転用されました(つまり、BWV30ではレチタティーヴォと、第1部をしめくくるコラールが新作)。BWV30aにくらべ編成は縮小されていますが、洗練された、気品のある喜ばしい気分はそのまま継承されています。演奏はガーディナーたちによるものを選びました。

CD : SDG 101(SDG)

SDG 101

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未明からの雨も止み、おかげで仕事も早くおえることができました。その分時間があいたので、これからちょっと長めのバッハを楽しむことにします。で、きくのは、昨日の14のカノンにちなんで「ゴルトベルク変奏曲」です。演奏はいろいろ考えたのですが、ジルケ・シュトラウフとクラース・ハルデルスのヴィオラ・ダ・ガンバによるCDに決めました。ガンバのデュオによる演奏は渋く、チェンバロの華麗さとまったくことなる音世界です。

CD : RK 2807(RAUMKLANG)

RK 2807

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これからきくのは「14のカノン」。このBWV1087は「ゴルトベルク変奏曲」の低音主題にもとづくカノンで、「ゴルトベルク」出版譜(1741年)のバッハ私蔵本に記入されています。記入されたのは、筆跡から「1747年頃~1748年8月と推定され」(『バッハ事典』)、バッハらしく、14曲のカノンが1頁におさまるよう、1段、2段、3段の譜表を整然とわりつけて記譜しています(つまり浄書)。ゴルツ、ベーリンガーたちは、曲により編成をかえつつ、14曲を続けて演奏しています。

CD : CD92.133(Hänssler CLASSIC)

CD92.133

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ここしばらくは、日曜日をのぞき「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」ばかり。さて、今週からはなにをきこうかと、いろいろ考えていたのですが、あっというまに一日の3/4が過ぎてしまいました。こういう日のバッハは、手近にあるCDから選ぶことにし、決めたのがBWV1086。演奏はベーリンガーのチェンバロです。

CD : CD92.133(Hänssler CLASSIC)

CD92.133

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ガーディナーたちの演奏できくカンタータ、「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」は、三位一体節後第3日曜日のための、いわゆるコラール・カンタータです。このBWV135は1724年6月25日に初演されていますが、このときバッハはゲーラの聖ヨハネ教会のオルガン検査のため旅行中で、ライプツィヒを不在にしていました。

CD : SDG 165(SDG)

SDG 165

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ムローヴァによる「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」も、これからきくパルティータの第3番でおわり。それまでの緊張感から解きはなたれたようなこのBWV1006は、くつろいだ時をあたえてくれます。なお、ムローヴァの「無伴奏」の感想は、また後日に。

CD : ONYX4040(ONYX)

ONYX4040

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先週はさまざまな楽器による編曲、今週はムローヴァによる原曲をきいている「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」。ムローヴァの演奏は、彼女の近年のスタイルを踏襲した、弦を裸のガットに張りかえ、ピッチもA=415とし、バロック弓で奏くというもの。これからきくのは、雄大なフーガをもつソナタ第3番で、力みのない奏法には、このBWV1005は相性がよいはずです。

CD : ONYX4040(ONYX)

ONYX4040

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さきほどの記事、「エドナ・スターン『シャコンヌ』」でもふれたように、これからきくのは無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータの第2番です。これまでと同じく、ムローヴァの演奏できくわけですが、パルティータ3曲には旧録もあるので、時間がゆるせば、シャコンヌだけでもききくらべてみようかと思っています。それとも、YouTubeにあげられている映像でききくらべるほうがおもしろいかな。

CD : ONYX4040(ONYX)

ONYX4040

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このあと予定どおり無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番をきくのですが、ちょっとあき時間があるので寄り道です。このあとのBWV1004の勉強のためというわけではありませんが、「シャコンヌ」(Zig Zag Territoires ZZT050601)と題されたCDから、気のむくまままにきいておこうと思います。

この「シャコンヌ」(原題はCHACONNE)というCDは、バッハのシャコンヌ(もちろんBWV1004の)を、フェルッチョ・ブゾーニ、ルドルフ・ルッツ、ヨハネス・ブラームスと、それぞれのピアノ編曲で楽しむ趣向のもの。それらの編曲のほかに、バロック・ヴァイオリンによる原曲も併録されています。

ブゾーニとブラームスは説明不要ですが、ルッツはピアノを弾いているエドナ・スターンの師。草食系とでもいうべきその編曲は、スターンに捧げられています。バッハの原曲のほうは、アマンディーヌ・ベイェが演奏していて、これがシャコンヌだけにしておくにはもったいないでき。

編曲者の個性がよくあらわれていて、とてもおもしろくきけるCDですが、できればスターンにはピリオド楽器を弾いてほしかった、と。スターンはフォルテピアノを弾くこともあり、このCDでも弾きわけができないことはないはず。もっともルッツの編曲は、現代のピアノでよいわけですが。

ZZT050601

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