毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




10月31日は宗教改革記念日ということで、今日は昨日に続き、トン・コープマンたちによるカンタータをきくことにします。これからきく「われらが神は堅き砦」は、マルティン・ルターによる同名コラールによるカンタータ。このBWV80は、「すべて神によりて生まれし者は」としてヴァイマールで初演(復活節前第4日曜日)されてから、改稿をへて、いまきかれる最終稿となり、さらにフリーデマンの編曲(旧全集)ものこされています。ちなみに、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」も、ルターの同コラールが終楽章にもちいられています。

CD : CC 72222(Challenge Classics)

CC 72222

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未明に降っていた雨もいまはあがり、空が明るくなってきました。降水確率はまだ高いようなので、このあとも、まだ降ったりやんだりなのかもしれません。さて、日曜日のバッハは、いつものようにカンタータです。三位一体節後第19日曜日にきくのは、トン・コープマンたちによる「われはいずこにか逃れゆくべき」。このBWV5(1724年10月15日初演)は、ヨーハン・ヘールマンの同名コラールによる、いわゆるコラールカンタータです。

CD : CC 72211(Challenge Classics)

CC 72211

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今日も朝からよい天気です。夕方からは降水確率も高くなり、明日は雨という予報ですが、日中は行楽日和が続きそう。さて、番号順にきいているトレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲、今日はト短調の第7番です。このBWV1058の原曲は、BWV1041、つまりヴァイオリン協奏曲の第1番です。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

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午前中の外出が長引き、さきほど帰宅してようやく昼食。それにしても、このところ好天続きで、今日もじつによい気候です。観光地界隈はさけて通ったのですが、さぞかし賑わっていることでしょう。さて、トレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲、これからきくのはヘ長調の第6番です。このBWV1057の原曲は、ブランデンブルク協奏曲の第4番で、独奏ヴァイオリンがチェンバロに替えられています。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

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今朝はずいぶん冷えこみましたが、いまは上々の天気で、日中は気温が上がってきそう。午後からは外出ですので、この好天は大歓迎です。さて、トレヴァー・ピノックたちによるチェンバロ協奏曲、これからきくのはヘ短調の第5番です。このBWV1056の原曲は、第1、第3楽章がヴァイオリン協奏曲、第2楽章がオーボエ協奏曲とみられているようで、ヴァイオリン、オーボエともに復元演奏も活発です。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

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トレヴァー・ピノックたちの演奏できいているチェンバロ協奏曲、今日きくのはその第4番です。このBWV1055の原曲は、イ長調のオーボエ・ダモーレ協奏曲とされ、復元した協奏曲がじつに魅力的なので、BWV1055をきく機会はあまりありません。じっさい、ピノックたちの演奏も、ほとんどきいていないはず。それだけに、これからきくのが楽しみです。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

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今日からしばらくは、チェンバロ協奏曲を番号順にきいていくことにします。演奏は昨日もきいたピノックたちによるものです。ピノックたちの協奏曲集のCDは、チェンバロやヴァイオリンの協奏曲などを集めた5枚組。録音してからもう30年ほど経過しているのですが、その若々しい演奏はまだまだ楽しめます。このブログでは、昨日の第2番のほか、すでに第1番はきいているので、今日きくのは第3番ということになります。なお、このBWV1054の原曲は、ヴァイオリン協奏曲の第2番です。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

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今日のバッハは、昨日きいたBWV169つながりで、チェンバロ協奏曲の第2番をきくことにします。このBWV1053は、BWV169の第1曲シンフォニアと第5曲アリアの原曲でもある、失われた協奏曲から編曲されたものです。原曲は変ホ長調のオーボエ協奏曲、あるいはヘ長調のフルート協奏曲であったとみられています。これからきくのはトレヴァー・ピノックたちの演奏で、1982年のレコード・アカデミー賞(音楽之友社)の協奏曲部門を受賞した名盤です。

CD : 463 725-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 725-2

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今日のバッハは、いつもの日曜日と同じくカンタータ。「神のみにわが心を捧げん」は三位一体節後第18日曜日のためのカンタータで、1726年10月20日に初演されました。全7曲中、いわゆる合唱は第7曲のコラールのみで、ほかはアルト独唱曲です。そのため、有名とはいえないカンタータにもかかわらず、かなりの数のアルト歌手や、カウンターテナー歌手がこのカンタータを録音しています。これからきくベルナルダ・フィンクもそうしたひとりで、BWV35、BWV170、そしてBWV169を、ぺトラ・ミュレヤンス指揮のフライブルク・バロック・オーケストラともに録音しています(録音は2008年)。フィンクは、1955年生まれのアルゼンチンの歌手。非ドイツ系のなかでは、バッハを安心してきける歌手のひとりです。

CD : HMC 902016(harmonia mundi)

HMC 902016

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もう雨は降らないだろうと、たかをくくっていたら、なんだかゲリラ豪雨のような雷雨。そんな雨にもたたられて、予定がくるってしまい、さきほどようやく夕食にありつけました。今夜はもう何もしないでやすもうかとも思ったのですが、雨のあがった夜空にも星がみえてきています。そんな夜空をみていると、せっかくの秋の夜長にすぐにやすんでしまうのはもったいない気がしたので、これからしばし、ちょっとだけBWV869つながりの、アルカンジェロ・コレッリの音楽を楽しむことにします。

きくのはコレッリの作品5から、気のむくままにいくつか。コレッリは、1653年、イタリアのフジニャーノ生まれ。ヴァイオリン奏者としても、作曲家としても名をなし、死後も弟子たちを通して影響力のあった音楽家です。コレッリは、同時代にはまれな寡作の作曲家で、出版された作品のほかは、ごくわずかな作品がのこされているだけ。しかも、2声、3声のソナタは、独奏楽器がすべてヴァイオリンのためのもの。2曲の4声のソナタの1曲に、「トランペットと2つのヴァイオリン」という例外があるだけです。作品6のコンチェルト・グロッソも独奏は「2つヴァイオリンとチェロ」なので、コレッリはまさにヴァイオリンの申し子といえるでしょう。

作品5については、「イタリア・バロックを代表するコレッリのヴァイオリンソナタ作品5」(「私的CD評」)にくわしい解説があるのでそちらにゆずり、ここでは、トリオ・ヴェラチーニ(ジョン・ホロウェイ、デヴィッド・ワトキン、ラルス・ウルリク・モルテンセン)の演奏について説明しておきます(Novalis 150 128-2)。一般にこの作品5は、ヴァイオリンと通奏低音で演奏され、通奏低音に複数の楽器をもちいます。ところが、ホロウェイたちは、「Sonate a violino e Violone o Cimbalo」、つまり「ヴァイオリンとヴィオローネあるいはチェンバロのためのソナタ」を字義どおりに解釈し、ヴァイオリンとチェロ、あるいは、ヴァイオリンとチェンバロで演奏しています。

コレッリの真意がどうだったか、いまとなってはわかりませんが、ホロウェイたちの試みは耳にも新鮮で、アカデミックな雰囲気が醸しだされています。証言や逸話などからすると、コレッリは技術をほこるための技術をきらっていたらしいので、コレッリの演奏もホロウェイたちのようだったのかもしれません。とにかく、ヴァイオリンと複数の低音楽器とによるにぎやかな演奏とは一線を画すもので、ホロウェイたち試みは評価できると思います。ところで、教会ソナタの緩急緩急は、コレッリが完成したといわれますが、教会ソナタとされる作品5の前半6曲には、これにあてはまるものはありません。どうしてそうなってしまったのでしょう。

150 128-2

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昨夜からの雨もすっかりあがり、さきほどからは雲のあいだから日もさしてきました。天気予報によると、降水確率はまだ高いのですが、このようすだともう雨は降らなさそう。さて、ピーテル・ヤン・ベルダーのチェンバロできいてきた「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」も、いよいよ最後のロ短調の第24番です。このBWV869の気品ただようプレリュードは、「コレッリ流のトリオ・ソナタ様式で書かれ美しい流れをもつ」(『バッハ事典』)もの。4声のフーガは、「キリストの受難を思わせる崇高で雄大なポリフォニーを築きあげ」(『同』)ます。

CD : 93892(Brilliant Classics)

93892

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今日は予報よりずいぶんよい天気になりました。夜には雨が降るらしいのですが、いまはその気配はありません。午後からの外出も、雨の心配をしなくてよさそうです。さて、ピーテル・ヤン・ベルダーの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」もそろそろおわりで、これからきくのはロ長調の第23番です。このBWV868は、「3声のインヴェンションのスタイルによるプレリュード」(『バッハ事典』)と、4声のフーガの組みあわせです。

CD : 93892(Brilliant Classics)

93892

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今朝は雲ひとつない青空がひろがっています。昨日もよい天気でしたが、今日はそれにもまして好天になりそうです。ただ、明日、明後日は雨もようの予報がでていて、この爽快な天気も今日までのようです。さて、ピーテル・ヤン・ベルダーできいている「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのは変ロ短調の第22番です。BWV867のもつ雰囲気には、深みをおびた青がにあっていて、上空をあおぎみながらきくにもぴったりかと。

CD : 93892(Brilliant Classics)

93892

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今日は秋らしい上々の天気。青空は深く、澄みきっていて、白い下弦の月もみえています。さて、ピーテル・ヤン・ベルダーによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」、これからきくのは変ロ長調の第21番です。このBWV866は、せわしないプレリュードにはじまり、長めの主題による3声のフーガでとじられます。

CD : 93892(Brilliant Classics)

93892

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今夜もまた真夜中のバッハになりました。きくのは、ピーテル・ヤン・ベルダーによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」から、イ短調の第20番。このBWV865のフーガは、「ヴァイマル時代に書かれたオルガン曲の転用という説」(『バッハ事典』)があり、じっさい、チェンバロ、クラヴィコード、オルガンを弾きわけた、ロバート・レヴィンやダニエル・コルゼンパのCDでも、これにはオルガンがあてられています。ベルダーの楽器はもちろんチェンバロですが。

CD : 93892(Brilliant Classics)

93892

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