毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨日からききはじめた、リチャード・エガーによる「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。これを番号順(収録順でも)にきいているので、今日きくのはハ短調の第2番(BWV871)です。チェンバロをひいているエガーはイギリスの奏者で、グスタフ・レオンハルトにも学び、鍵盤楽器奏者として多数の録音があります。近年はクリストファー・ホグウッドたちが創設したアカデミーの芸術監督に就任し、指揮者としても活動しています。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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今週から4週(あるいは5週になるかも)にわたり、「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」をきいていく予定です。このブログでは、第1巻を6度きいているのですが、第2巻は5度。両巻のバランスがわるいというのが、第2巻をきこうと思いたった、たわいもない理由です。6度目に選んだ演奏は、リチャード・エガーによる2007年録音の音源。楽器は、ジョエル・カッツマンが1991年に製作したチェンバロ(1638年製のリュッカースによる)です。5度目の前回(オッターヴィオ・ダントーネ)は、バルトーク版の配列順(難易度順)できいたのですが、今回はふつうに番号順(収録順)にきいていきます。つまり、これからきくのはハ長調の第1番(BWV870)。このプレリュードとフーガ、天気のよい朝にきくにはぴったりです。

CD : HMU 907433.34(harmonia mundi)

HMU 907433.34

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バッハのカンタータにも、人気、不人気はあり、録音の数にも影響しています。復活節後第4日曜日のためのカンタータ「汝はいずこに行くや」には、ピリオド楽器による録音が7種あるようですが(「Bach Cantata Website」の録音リストによる)、キャロリーナ・バロックの録音をのぞけば、全集か、あるいは全集進行中の録音ばかり。つまり、このBWV166は、録音上からみれば、不人気のカンタータということになります。これからきくのは、ピーテル・ヤン・レウシンクたちによる音源で、2000年の録音。これで手持ちのCDで未聴なのは、レオンハルトと鈴木の2種となりました。

CD : 99373(BRILLIANT CLASSICS)

99373

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ダニエル・コルゼンパ、1983年録音の「J.S.Bach 3 Concerti After Vivaldi」からきいている、オルガン協奏曲。収録されているのはタイトルどおり3曲の協奏曲(とBWV579)で、一昨日から、BWV596、BWV593ときいてきました。これまでの2曲はどちらも、アントーニオ・ヴィヴァルディの作品3、つまり「調和の霊感」の協奏曲を原曲とするものでしたが、今日きくハ長調の協奏曲は、作品7の第11番(ニ長調)を編曲したものです。コルゼンパの明解な演奏との相性でいうと、このBWV564は抜群だといえるでしょう。使用楽器は、スイス、アーレスハイム大聖堂のジルバーマン・オルガン(ヨーハン・アンドレーアス)です。

CD : 412 116-2(PHILIPS)

412 116-2

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ダニエル・コルゼンパによるオルガン協奏曲、今日はイ短調の協奏曲です(このBWV593の原曲はアントーニオ・ヴィヴァルディの作品3第8番)。コルゼンパの演奏は、渋みのないオルガンの響きが特長。先日まできいていたヘルムート・ヴァルヒャとは、じつに対照的です。なお、コルゼンパの使用楽器は、アーレスハイム大聖堂(スイス)、ヨーハン・アンドレーアス・ジルバーマン製造のオルガンです。

CD : 412 116-2(PHILIPS)

412 116-2

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今日木曜日から土曜日までは、ダニエル・コルゼンパによるオルガン協奏曲を楽しむことにします(音源は1983年録音の「J.S.Bach 3 Concerti After Vivaldi」)。コルゼンパの使用楽器は、アーレスハイム大聖堂(スイス)のジルバーマン・オルガン。といっても、有名なゴットフリートのではなく、兄アンドレーアスの長男ヨーハン・アンドレーアスが1761年に製作したオルガンです。これからきくのは、ニ短調のBWV596。この曲の原曲は、アントーニオ・ヴィヴァルディの作品3第11番です。

CD : 412 116-2(PHILIPS)

412 116-2

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ヘルムート・ヴァルヒャによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」。ステレオ録音を集成した「BACH The Organ Works」からきいてきましたが、今日が最後で、きくのは変ホ長調のプレリュードとフーガ(BWV552)のフーガです。「練習曲集 第3部」の配列順だと、今日からは4曲のデュエットということになるのですが、ヴァルヒャの録音ではデュエットはこの曲集とは別個に収録されています(しかもこのブログでは既聴)。ということで、これからきくのは、曲集冒頭のプレリュードと対になっている、みごとな綾のフーガ。録音は1970年。使用楽器は、ストラスブール聖ピエール・ル・ジュヌ教会ジルバーマン・オルガンです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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ヘルムート・ヴァルヒャ演奏のジルバーマン・オルガンできいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日きくのは、昨日と同じコラール「われらの救い主なるイエス・キリストは」(マルティン・ルター作)による、ヘ短調の第2編曲です。このBWV689は4声のフーガで、手鍵盤のみで奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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今朝はちょっと冷え込んだものの、上々の天気。上空はきれいな青天がひろがり、光に満ちていて、この季節らしい一日になりそうです。さて、ヘルムート・ヴァルヒャの「BACH The Organ Works」からきいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日と明日きくのは、コラール「われらの救い主なるイエス・キリストは」(マルティン・ルター作)による編曲です。これからきくのは、ペダルをともなうBWV688で、コラール旋律はそのペダルで奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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「泣き、嘆き、憂い、怯え」は、復活節後第3日曜日のためのカンタータ。このBWV12は、バッハのヴァイマール時代、1714年4月22日に初演され、ライプツィヒ時代の1724年4月30日にも再演されました。第2曲の合唱が、「ロ短調ミサ曲」の「クルチフィクスス」に転用されたことで有名です。きくのは、ガーディナーたちによる演奏。バッハにもなじみのある、アルテンブルグの城教会でのライブ録音(2000年)です。

CD : SDG 107(SDG)

SDG 107

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京都は今日もまずまずの天気ですが、今朝も空気はひんやり。一昨日の最高気温は27度、昨日は同15度、今日は同16度の予報、と急降下。先日までの陽気はどこにいったのか、という感じですね。

さて、ヘルムート・ヴァルヒャによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日きくのは昨日と同じコラール「深き淵より、われ汝に呼ばわる」で、手鍵盤のみで奏されるBWV687です。昨日のBWV686は6声でしたが、こちらは4声です。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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ヘルムート・ヴァルヒャによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日と明日は「深き淵より、われ汝に呼ばわる」です。「深き淵より」は、昨日、一昨日にきいた「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たれり」と同じく、マルティン・ルター作の同名コラール。今日きく編曲は、手鍵盤とペダルによるBWV686で、「バッハ唯一の6声のオルガン曲で、しかもペダルが2声を担う」(『バッハ事典』)ものです。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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3月末からレギュラーできいているヘルムート・ヴァルヒャの「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日きくのは、コラール「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たれり」(マルティン・ルター作)の第2編曲で、ニ短調のフゲッタです。このBWV685は、ほかの第2編曲と同じように手鍵盤のみで演奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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ヘルムート・ヴァルヒャの演奏する、ジルバーマン・オルガンできいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日と明日は、コラール「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たれり」(マルティン・ルター作)の編曲です。これからきくのは、手鍵盤とペダルによるハ短調のBWV684。コラール旋律はペダルで奏されます。

CD : 463 712-2(ARCHIV PRODUKTION)

463 712-2

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今夜はさきほどまで、ヨーハン・ゴットフリート・ミューテルのチェンバロ協奏曲を楽しんでいました。ミューテルは、1728年生まれの音楽家で、バッハ最晩年の弟子のひとり(最後の弟子といわれています)。バッハ訪問時はメクレンブルク・シュヴェーリン宮廷の室内楽奏者兼オルガン奏者で、1年間の休暇をもらい、1750年5月にバッハの門をたたきました。しかし、バッハは目の手術に失敗しており、その年の7月28日には亡くなっているわけで、どれだけの教えをうけられたかはよくわかりません。ライプツィヒ滞在でえた知己なのか、のちにバッハの女婿のヨーハン・クリストフ・アルトニコル(ナウムブルク)や、エマーヌエル・バッハ(ベルリン)を訪ねたりもしているようです。

さて、きいていたのは「Konzerte und Kammermusik」(MDG 325 0452-2)と題された、ムジカ・アルタ・リパによる音源。CDは2枚組で、1枚目にはチェンバロの独奏曲、二重奏曲、ヴァイオリンやフルートのためのソナタなど、2枚目にはチェンバロ協奏曲が収録されています。ミューテルは作曲家としては寡作だったようで、その作品をきく機会はあまりありません。しかし、ひさしぶりにきいた、ニ短調の協奏曲(チェンバロ、2本のファゴット、弦楽、通奏低音のための)は、友人でもあったエマーヌエルを思わせる情趣の濃い作品で、ミューテルがすぐれた作曲家であったことをうかがわせます。同じニ短調の、バッハ、エマーヌエルのチェンバロ協奏曲とききくらべるとおもしろいかもしれません。

MDG 325 0452-2

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