毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週きいているのは、ピーテル・ヤン・ベルダーの「Bach / Notenbüchlein für Anna Magdalena Bach」(「アンナ・マクダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」)。今日きくのはト短調のポロネーズ(BWV Anh.123)で、この曲はカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲とみなされており、昨日の行進曲と、明日、明後日の行進曲、ポロネーズとともに、H番号の1番(H.1)が付与されています。ベルダーの録音は1999年。弾いているのは、ハース・モデルにもとづくコルネリス・ボムの1992年製クラヴィコードです。

CD : 93098(Brilliant Classics)

93098

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昨日、一昨日と同じく、今日も楽しむのはピーテル・ヤン・ベルダーの「Bach / Notenbüchlein für Anna Magdalena Bach」(「アンナ・マクダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」)。きくのはニ長調の行進曲(BWV Anh.122)で、クラヴィコード(ハース・モデルにもとづくコルネリス・ボムの1992年製)による演奏です。この行進曲は、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが楽譜帳に記入。作曲もエマヌエルとされます。

CD : 93098(Brilliant Classics)

93098

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ピーテル・ヤン・ベルダーが1999年に録音した、「Bach / Notenbüchlein für Anna Magdalena Bach」(「アンナ・マクダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」)。今朝これから楽しむのは、ハ短調のメヌエット(BWV Anh.121)です。はじめの3小節の旋律は、3台のチェンバロのための協奏曲第1番(BWV1063)第1楽章の3小節のそれにちょっと似ていて、BWV Anh.121の作曲者は、バッハの関係者ではないかと、きくときにはいつも夢想してしまいます(筆写はアンナ・マクダレーナ)。ベルダーがここで弾くのは、コルネリス・ボムの1992年製クラヴィコード(ハース・モデル)です。

CD : 93098(Brilliant Classics)

93098

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今週きいていくのは、オランダのチェンバロ奏者、ピーテル・ヤン・ベルダーの「Bach / Notenbüchlein für Anna Magdalena Bach」(「アンナ・マクダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」)です。ベルダーによる同曲集は、今年の7月上旬と8月上旬にも楽しみましたが、今週はその続き。これからきくのはイ短調のメヌエット(BWV Anh.120)。筆写者はアンナ・マクダレーナですが、作曲者はわかっていません。ベルダーの弾くのは、コルネリス・ボム製チェンバロ(リュッカース・モデル)で、録音は1999年です。

CD : 93098(Brilliant Classics)

93098

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三位一体節後第12日曜日にきくのは、イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、ジョナサン・コーエン(指揮とチェンバロ)、そしてアルカンジェロによる「霊と心は驚き惑う」(BWV35)です。このカンタータの初演は1726年9月8日。第1部4曲、第2部3曲からなるアルト独唱のためのカンタータで、コラールもなく、合唱はまったく登場しません。第1部はコンチェルト(Concerto)、第2部はシンフォニア・プレスト(Sinfonia Presto)と、2部ともにオルガン協奏曲の楽章といった音楽ではじまります。じっさい2曲は、協奏曲からの転用とみられています。独唱のデイヴィスは1979年生まれのイギリスの歌手。独唱カンタータのBWV54、BWV82、BWV169、BWV170を録音しており、BWV54とBWV169はすでに紹介済みです。このBWV35の録音は2020年で、すぐれた歌唱をきかせてくれます。

CD : CDA68375(hyperion)

CDA68375

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今週きいてきたのは、ウッラ・ブンディース高田泰治の「Bach: Sechs Sonaten für Violine und obbligates Cembalo」(2012年録音)。アルバムにはソナタ第1番から順に収録されており、ここでも収録順どおりに楽しんできました。今日これからきくのは、のこる第6番(BWV1019)。昨日までの5曲は緩急緩急の4楽章構成でしたが、この第6番はアレグロ、ラルゴ、アレグロ、アダージョ、アレグロという5楽章構成です。しかも第3楽章のアレグロはチェンバロ独奏ということで、この楽章では高田がひとり、百瀬昭彦の2002年製チェンバロ(アンドレアス・ルッカースの1638年製にもとづく)を駆って、活気のある音楽を奏でています。なお、ブンディースの楽器は、ミッロ・カミッリの1734年製ヴァイオリンです。

CD : RK 3303(RAUMKLANG)

RK 3303

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今朝もきくのは、ウッラ・ブンディース高田泰治によるオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。「Bach: Sechs Sonaten für Violine und obbligates Cembalo」(2012年録音)に収録された6曲のソナタをを順番にきいており、これから楽しむのはソナタ第5番(BWV1018)です。これまでのソナタと同じく、このヘ短調のソナタも緩急緩急の4楽章構成。これまでと異なるのは、第3楽章で長調に転じないことで、ほかは主調が長調なら短調、短調なら長調と転じるのですが、第5番ではハ短調となっています。しかも、第5番の第3楽章は重音とアルペッジョがほとんどという変わり種です。

CD : RK 3303(RAUMKLANG)

RK 3303

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今週きいているのは、ウッラ・ブンディース高田泰治の「Bach: Sechs Sonaten für Violine und obbligates Cembalo」。このアルバムから、6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタを番号順=収録順に楽しんでおり、これからきくのはソナタ第4番(BWV1017)です。録音は2012年。ブンディースと高田、それぞれの使用楽器は、カミッロ・カミッリの1734年製ヴァイオリン、アンドレアス・ルッカースの1638年製にもとづく百瀬昭彦の2002年製チェンバロです。

CD : RK 3303(RAUMKLANG)

RK 3303

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今夕きくのは、ソフィー・イェーツがヴァージナルを弾いて録音した「Elizabethan Virginals Music」(Chandos Records CH 0699)から、ウィリアム・バードの鍵盤音楽を4曲。「Elizabethan Virginals Music」は2002年に録音されたアルバム。表題どおりエリザベス朝のヴァージナル音楽を集めたもので、バードのほかオーランド・ギボンズ、ジョン・ブルらの鍵盤音楽も収録されています。バードは1623年に亡くなっており、今年、つまり2023年は没後400年という記念の年ということになります。イェーツの弾くのはデイヴィッド・エヴァンスおよびアラン・ゴットによる2台のヴァージルナルです。

CH 0699

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ウッラ・ブンディース(ヴァイオリン)と高田泰治(チェンバロ)の演奏できいている、6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ。これからきくのはソナタ第3番(BWV1016)です。アダージョ、アレグロ、アダージョ・マ・ノン・トロッポ、アレグロという楽章構成で、ブンディースと高田の演奏は楽章をくっきり対比させたもの。おもしろいのは第3楽章のアダージョ・マ・ノン・トロッポ。この楽章は情緒纏綿と演奏されることが多いのですが、ブンディースは意外にあっさり気味とです。第1楽章のアダージョを美しいレガートで演奏していたので、同じアダージョでも「マ・ノン・トロッポ」(しかし、はなはだしくなく)だということもあり、第3楽章は抑制的に対比したのかもしれません。

CD : RK 3303(RAUMKLANG)

RK 3303

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昨日からききはじめた、ウッラ・ブンディース高田泰治の「Bach: Sechs Sonaten für Violine und obbligates Cembalo」。2012年録音のアルバムには、6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタが番号順に収録されており、今日きくのはソナタ第2番(BWV1015)です。第1楽章のドルチェは、まさに「甘美」な音楽。ブンディースはこれをなめらかに、おだやかに奏しますが、第2楽章のアレグロ・アッサイは一転して情熱的に躍動し、くっきりとした対比をみせます。第3楽章と第4楽章も同じで、とても楽しめる演奏です。使用楽器は、ブンディースがカミッロ・カミッリの1734年製ヴァイオリン、高田が百瀬昭彦の2002年製チェンバロ(アンドレアス・ルッカースの1638年製にもとづく)です。

CD : RK 3303(RAUMKLANG)

RK 3303

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今週きいていくのは、ウッラ・ブンディース高田泰治の「Bach: Sechs Sonaten für Violine und obbligates Cembalo」です。表題どおり6曲のオブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタが収録されており、今日の第1番(BWV1014)から順に楽しみます。ブンディースは南アフリカ生まれ(1959年)のヴァイオリン奏者。高田は1977年生まれのチェンバロ、フォルテピアノ奏者。それぞれの楽器は、カミッロ・カミッリの1734年製ヴァイオリン、百瀬昭彦の2002年製チェンバロ(アンドレアス・ルッカースの1638年製にもとづく)です。

CD : RK 3303(RAUMKLANG)

RK 3303

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三位一体節後第11日曜日にきくのは、ザビーヌ・ドゥヴィエル、ラファエル・ピションとピグマリオン による「わが心は血の海に漂う」(BWV199)です。このソプラノ独唱のためのカンタータは、1713年8月27日に初演されたとみられ、高度の技巧が必要とされます。そのため、ソプラノ歌手がこぞって録音しており、手持ちも豊富。三位一体節後第11日曜日には、「わが心は血の海に漂う」をきく機会がどうしても多くなります。歌っているドゥヴィエルは、1985年生まれのフランスのソプラノ歌手。録音は2020年で、ラファエル・ピションたちとの共演です。なお、録音にはヴァイオリン奏者の手塚有希子が参加しています。

CD : 190296677847(Erato)

190296677847

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今週きいてきたのは、ボヤン・チチッチの「Bach / Partitas & Sonatas」。2021年に録音されたこのアルバムには、3曲のパルティータ、3曲のソナタという順に6曲が収録されており、ここでもその順に楽しんできました。これからきくのはのこる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番。緊張から解放されたソナタ第3番(奏者にしてみればそうではないかもしれませんが)、6曲の掉尾を飾るにもふさわしく、フーガもスケールの大きいものです。チチッチの6曲は、練られたアーティキュレーションで、意外なほどに繊細なもの。録音をきくまえは、もっとアグレッシブな演奏をするのではないかと思っていたのですが、かってなイメージは当てになりません。

CD : DCD34300(Delphian Records)

DCD34300

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クロアチアのヴァイオリン奏者、ボヤン・チチッチの演奏できいている、6曲の無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。6曲のパルティータとソナタは、2021年録音の「Bach / Partitas & Sonatas」に収められており、ここでは収録順どおりに楽しんでいます。これからきくのはアルバムの5曲目に収録されたソナタ第2番(BWV1003)。緊迫した楽章が続く中、第3楽章のアンダンテのみはオアシス的な楽章で、とても癒やされます。

CD : DCD34300(Delphian Records)

DCD34300

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