アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

20220902 小松基地での日米共同訓練弾劾

2022年09月02日 | 小松基地(日米共同演習)
20220902 小松基地での日米共同訓練弾劾

 小松基地と日本海G空域で、8月29日から9月2日までの日程で、日米共同訓練がおこなわれた。防衛省のHPによると、参加部隊は、【米軍】第35戦闘航空団(三沢)のF-16戦闘機6機、兵員90人、【自衛隊】第6航空団(小松)のF-15戦闘機6機で、演練項目は戦闘機戦闘訓練等とされている。

 共同訓練後の記者会見で、デュベル隊長が「現下の国際情勢に関係なく、戦闘機パイロットにとって慣れない空域での訓練は非常に重要」と述べているが、「語るに落ちる」とはこのことであろう。8月22日から9月1日までおこなわれていた対北朝鮮・米韓合同軍事演習と重なる日程でおこなわれた日米共同訓練(小松基地・G空域)は、朝鮮侵略戦争の一端を担う軍事訓練以外の何ものでもない。

 この日米軍事訓練中の29日には、米軍F16戦闘機は着陸に失敗し、右タイヤをパンクさせ、30日には訓練空域でF16戦闘機に不具合を示す表示が出ても、そのまま着陸を強行し、そのまま動けなくなり、牽引車で移動させるという事故が起きた。

 このように米軍機に立て続けに事故が起きても、原因究明は後回しにして、共同訓練を続行した。1月に空自F15戦闘機が海岸から数キロ先の海中に墜落した事故があったばかりであり、報道で知らされた基地周辺住民は肝を冷やしたに違いない。

米韓共同軍事演習と連動
 小松基地でおこなわれた日米共同訓練と同時期におこなわれた米韓共同軍事演習(8/22~9/1)について確認しておきたい。

 9月1日の『東京新聞』は同軍事演習について、「バイデン米政権と韓国の尹錫悦政権は米韓同盟を重視し、文在寅前政権下の2018年以降、中止されていた野外機動訓練を4年ぶりに実施」、「北朝鮮との全面戦争に拡大した状況からソウル首都圏の安全を確保して反撃する作戦など実戦的訓練が行われた」などと報道している。

岸田政権の戦争政策止めよう
 米帝の対東欧政策はウクライナ戦争を招き寄せ、対台湾政策は中台戦争危機を醸成し、対韓国政策は朝鮮半島戦争情勢を醸成している。米帝・米軍こそ世界に戦争をまき散らし、無辜の人民の生活と命を奪いながら、富を集中しているのである。

 このような米帝・米軍の東アジア戦争政策に、全面的に賛同し、「核共有」、「敵基地攻撃能力の進化」(下図)、「防衛予算の急拡大(2023年度=6.5兆円)」を推し進め、戦争を共にしようとしているのが岸田政権であり、なんとしても阻止しなければならない。


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