デラシネ(deracine)

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10・29プロレスリング・ノア、新宿FACE大会観戦記!GL後半戦!!

2015-10-31 15:39:14 | プロレス
行ってきました、木曜の仕事帰り。新宿歌舞伎町、新宿FACE。
グローバル・リーグも12戦のうち、既に3分の2を消化、残りは新宿入れて4戦です。公式戦があるのは3つ。後楽園は優勝決定戦のみ。

この日は平日、また日本シリーズの優勝決定か?という条件の日でしたが、観客動員は、最近の新宿の中では良いほうでした。
NOAH発表の超満員は少しアレですが、まずます埋まっていたと思います。まあ、低レベルな話ですけど。

試合を振り返ります。19:00開始、21:30終了のコンパクトな大会でした。なので観戦記もコンパクトに・・・できた試しがない(笑)

第1試合はマイバッハ&拳王&大原vsキャプテンノア&玄藩&彰俊。
拳王と大原のうまさが光った試合でした。玄藩も面白かった。竹刀誤爆も早い段階であったので早期決着かと思いましたが、10分ぐらいかかりましたね。
超危暴軍のおかげでつかみは上々のオープニングでした。マイバッハが玄藩をマイバッハプレスでピン。
↓スタートがマイバッハvsキャプテンという珍しいマッチアップ。


竹刀誤爆のシーン。ツアー中には大原の歯に竹刀が当たって折れるということもあった、気をつけよう。


背中に汗が輝く超危暴軍。大原はいつもタオルと共にある。


第2試合は新日本の小島が原田小峠と組み、小川&熊野&クレイジーと当たったわけですが、これがもう小川と小島の絡みに引き込まれました。
初対決なのかどうなのかわかりませんが、ベテランの流れるような攻防に沸きましたね。小川が序盤で少し小島を意識して、
他のメンバーが溜めに溜めた上でのマッチアップ。これが見られて満足です。小島は嫌いなんですが、レスラーへのリスペクトがありますね。
お互いにDDTを決めたり、派手な技が出なくても観客の耳目を集められる攻防ができます。権利がなくなってからも場外で乱闘。それでいいんです。
他の4人には悪いけど、小川と小島が全て持っていきました。ただ、熊野の丸め込みは精度が高かった。それをしのいだ原田が片山で勝利。

↓新日本の、小島が、NOAHの、小会場新宿の、第2試合の、6人タッグに、ヘビーたった1人なのに、出ていただいた。感謝しかない。


小川と小島。小島のマシンガン風チョップがまず炸裂してましたね。でも小島の「いっちゃうぞバカヤロー」からのエルボーは小川が転がって回避(笑)


勝ち名乗り。小峠が隠れてしまった。



第3試合はヨネ&勝彦&ザック&石森vs飯塚&アーチャー&TAKA&タイチ。GHCジュニア挑戦のゆくえ、何か進展あるかと思ったらナシ。
まあこれはしばらく引っ張るでしょう。
試合は石森が長くつかまる展開も、ジュニア4人、ヘビー4人の試合ですからバランスが良くて面白かったですね。でもヨネの出番が極端に少なかった。
アーチャーがこの日もシャラップで大人気。ザックの気迫も凄く、隣に石森、敵にタイチ、負けられない。
最後はザックが華麗なヨーロピアンクラッチをTAKAに決めて勝利。キャリアはかなり違うけどザックがTAKAに勝つのも普通になってきた。
石森も2度ハンドスプリングを見せるなど奮戦、でもどちらもタイチからは取れなかった。
挑戦者決定戦やらなくても、タイチから3つ取ったほうが挑戦なのかな。マイクでタイチが何か言いかけたら石森が遮って幕。さてどうなるのか。

↓タイチに攻撃される石森。でもこの日は彼の「受けの強さ」を見せていた。攻めも守りも絵になる男である。


↓王者タイチに向き合う石森とザック。でもこの石ザック、下手な争いをしていないのがいい。



開始50分経たずに休憩。休憩後はグローバル・リーグ(GL)公式戦5つ。公式戦の写真は少なめです(笑)
まずベンジャミンvs北宮。


ベンジャミンの完勝なんだけど、北宮には合格点。とても良かった。普通にシングルの試合をやっているように見えた、
つまり、見てて「?」「おかしいな?」って時が無かったんです。最近多用するラリアットは少し威力を感じなかったのと、
バックフィリップは少し形が崩れたけど、攻防はとても普通。もちろん普通以上を出さないといけない、タダでは勝てない相手ですが、
違和感のなさ、に北宮の成長を見た気がします。みのる戦の大奮闘から全敗ながらいい状態を持続できていますね。
最後はベンジャミンがペイダート。Bブロックはベンジャミンも連勝街道。11・3大阪でみのると全勝対決です。


第5試合は杉浦vsストーム。これはトイレに行った時に南側から撮りました。暗い会場の照明に照らされた漢の中の漢、2人。(2匹?)


杉浦がストームの技を受けまくった上で、エルボーからオリンピック予選スラムで勝利。っていうかそういう結果云々の試合じゃない。
ストームが100%を出し切っているのが気持ちいい、それを杉浦が受け止めているのが気持ちいい。観てて気持ちのいい試合なんですね。
大きくもない2人だし、危険な技を使う2人でもない、派手なこともしない。でも面白かったと心から思える試合。良かったです。
↓勝ち名乗りの杉浦。ストームはこの頑張りがいつか報われてほしいが・・・杉浦は1敗を堅持で残り2戦。



第6試合はクリス・ヒーローvsDBスミスJr.。来日が遅れたヒーローはこの日GL首都圏初登場。観るたびに腹がブ厚くなっていますが・・
それでも動き自体は悪くないのですが、どうしてもキレといったものはなくなってしまう・・・絞れないかなあ・・・
でもこの試合も面白かったですね。スミスが何でもできるところを遺憾なく見せて、エルボーを鉄柱に誤爆させてからは腕攻撃。
蹴って、極めて、それでいてスープレックスもボムもあるスミス。さすがエリート中のエリートです。強かった。
でも勝ったのはヒーローだった!どれだけ腕を攻撃されようが、ヒーローのヒジは絶対に壊れない!厳しい局面もエルボーで打開、
最後もこれでもかと打っていったエルボー、フィニッシュは相手を振り回してから放つエルボー(キングコブラ・エルボーと発表)。
大盛り上がりを見せた元WWE対決はヒーローに軍配。とにかくエルボーがカッコよかった!!歌舞伎町に響くヒーローコール!!
↓開始前。ヒーローは勝ってAブロック突破へ望み。スミスは4敗目で脱落。



セミは鈴木みのるvsコルト"BoomBoom"カバナ。
カバナの気合も十分だった。でも開始前にはジャンパーを丁寧に畳んでから放り投げる得意のムーヴも披露(笑)


いやー、面白かったのなんの。こんなカードを観られるだけで最高なのに内容も本当によかった。
序盤はカバナがコミカルさを全面に出してみのるのペースを崩しにかかるんだけど、それにみのるが全く反応しない。
でも中盤はカバナも攻勢に出て、エルボーでヒップアタックでみのるをダウンさせる。ここら辺はみのるの掌に乗らないカバナ。


さらに終盤はカバナがなんとカバナ固めを3度に渡り披露!みのるの動きをかわしてから放ったのもあり、どれもこれもあわやの一撃!
1試合で3回なんて、見たことない。それだけカバナにも執念があったということ。大チャンスでした。
特に3度目のは決まり方もガッチリで、カウントも2.99!!あと0.01秒でカバナがGHC王者?!ってシーンも。
沸きました。そしてこの2人の試合の面白さを堪能しました。最後はこの日2度目のスリーパーからゴッチ式パイルドライバーでみのる勝利。
Bブロックで連勝街道続けるみのる、あと2戦はいずれも同門鈴木軍です。ベンジャミン寝返らないかな(笑)


メインは丸藤vs田中将斗。シングル初対決ですね。こんないいカードがまだ眠っていたとは。


どちらも素早い動きと的確な技が持ち味ですが、その2人のいいところが遺憾なく発揮された試合でした。
時間が11分59秒ですが、その間、一切の間も休みもなかった、と言ってもおかしくないぐらい。ノンストップの攻防。
そしてどちらも虎王にスライディングDという一撃で決められる打撃を持っているから緊張感がヒシヒシ伝わる。
田中はスーパーフライを2度目で成功。丸藤の不知火は不発、さらに丸藤はキックがやや精度を欠いていたか?
↓打撃合戦からは最近田中がよく使う裏拳のような打撃がクリーンヒット!1発のキレは田中が上だったか。


それでも終盤は目まぐるしく回る展開、虎王を回避してから、一瞬の隙を突いた田中が至近距離からのスライディングD!!
やや意外というか早めのケリではありましたが、流れが良かった上にその1発が極上であったため説得力も十分。丸藤に土をつけました。
もう少し観たかったのも本音ですが、ここまで目まぐるしい攻防ってそうそうあるもんじゃない。
さらに最後のスラDは距離が短く、とても意外なというか新鮮な感じがしました。

↓少し見えにくいですが敗れて引き上げる丸藤は田中を一瞥。田中はエルボーが効いたかアゴを押さえていました。



以上です。試合がどれも面白かったのでプロレスを堪能できました。
いろんな層のお客さんが来ていたと思うのですが、どの人も満足できたのではないでしょうか。
私も大満足。シングルをたくさん観られたし。内容も良かったし、北宮、ストーム、スミス、カバナあたりは、負けても輝いていましたね。
勝った方もよく相手の良さを引き出していた、プロレスの良い部分です。そしてメインのスピード感。
いい大会でした。

GLはこれで公式戦は残り2戦。11・8昼の後楽園ではどのような形になっているのか。展望は改めて書きますが、
大方の予想通り丸藤とみのるなのか?それとも違うのか?どんな展開が待っているのか?大阪、新潟の結果も注目しましょう。

10月14日、大井競馬場にて。西島まどかさん。

2015-10-20 21:41:59 | 競馬
さる10月14日、TCK大井競馬場で行われた「ハイセイコー記念」に関するイベントに、
我らが西島まどかさんが出演するというので、仕事の後、ナイター開催中(トゥインクルレース)の大井競馬場へ行ってきました。
その時の模様を軽くレポートします。
西島まどかさんは競馬番組や、最近はNHKBS「スポーツ酒場語り亭」、BSTBS「夕焼け酒場」などに出演されています。


当日はモノレールの大井競馬場前駅から歩いて行きましたが、北門までの間は馬房の匂いがしましたね。
道が暗い、駅からの階段が急な上に立派ではない、このあたりは改善してほしい・・・

駅から3分ぐらいで北門へ着いて100円で入場券を買いますが、この時点で既に19:00、残り4レースぐらいです。
でもサラリーマンなど中心に、多くのお客さんが入っていきましたね。

↓北門。京急立会川駅方面が正門ってことになるのかなあ。


大井競馬場はおそらく15年ぶり2度目。前の会社の上司に連れてきてもらって以来ですね。その時のことはあまり覚えていませんが、
指定席で見てたらお客さん同士のトラブルがあったのを今思い出しました(笑)
↓パドック。右側にパネルがありますが、今年は斎藤工と剛力彩芽がCMに出ています。


さて私のお目当ては西島さん。競馬はほとんどやらずに西島さん。
この日は19:10からのハイセイコー記念予想トークショーとして登場。競馬場内のイベントステージの上に出走表が。


そして西島さんが登場するのですが、生ではWINS汐留などで見たことがありますけど、結構前です。ひさしぶりの生まどか。
しかし、開始前に写真撮影は禁止、とのアナウンスがあったので、こりゃ写真はダメかあ、と諦めていたのですが、
始まると皆さん撮っているし、スタッフも止めてない!なので黙認状態なのでしょう、写真は撮りました。
つうかtwitterにもUPしましたが、特に問題はなかったですね。
↓最初は遠めに控えめに私も撮っていました。お客さんはそんなに多くなく、あっさり2列目。ただ、相手の柏木集保さんを見ながらのトークなので、こっちはあまり顔が向きませんでしたorz


少しズーム。西島さん痩せましたね。そして細い。折れそう。顔もかなりシャープになりました。でも美しい。そして美脚。


もう少しズーム。柏木さんのハイセイコーにまつわるトークも面白かった!柏木さんも大好き。UHFの「中央競馬ワイド中継」ずっと見てましたからね。


正面見た時2枚。手に持ってるのはハイセイコーが弥生賞に出た時の競馬新聞のコピー。抽選会の賞品に付くとのこと。


あまりに美しい・・・



↓これは柏木さんが「おっとっと、パンツ見えますよ」って言ってる、のではなく机の上の物が風で飛びそうになったとき。
ちなみにヒザが見えるスカートでしたが、危険なシーンはありませんでした。(そりゃそうだ。チッ・・・)


トークショーは20分ほどで終了。面白かったし、美しさを堪能しました。
この後、ハイセイコー記念の表彰式のプレゼンターもやるので、まだ帰れません。
なので競馬場を見て歩きます。

これはハイセイコーの銅像。競馬史上初のアイドルホースはここ大井競馬の出身。そこから中央へ移りスターになります。
競馬を、暗めのギャンブルだったのを大衆化させた立役者の1つがハイセイコー、競馬を女性にまで広めたのが武豊とオグリキャップ。



観覧席に出てみます。夜の競馬場は異様な雰囲気でテンションが上がりました。写真ではお客さんチラホラ、に見えますが結構いましたよ。
イベントしたり照明が輝いたりしていますが、結構「鉄火場」「地方競馬」の雰囲気も場内では多く見かけました。


↓画質が悪くわかりにくいですがイルミネーションが輝いています。ただこれはレースの時には消えます。


大井はグルメも充実、晩御飯に「もつ煮込み丼」を食べましたが、ちゃんとした本物の使い捨てでない丼で出てきて、しかも超旨かった。
甘みがあって、タクアンに紅ショウガもついてきて。ビールが進みました。また食べたい。画像なしです(笑)

さていよいよメインレース、ハイセイコー記念。2歳馬によるマイル戦です。美しいお姉さんたちが登場しての生ファンファーレ!!
後ろのゴール版でわかるように、今年は地方競馬の祭典JCBが11・3大井競馬場にて行われます。剛力彩芽も来場します!


レースは勝てば2歳統一G1(JRA・地方)の全日本2歳優駿への優先出走権が手に入るとあって、他地区の強豪も参戦。
激しいレースになりましたがトロヴァオ号が優勝。人気が薄いのが2着か3着に来て私は的中せず・・・


そしてお待ちかねの表彰式。20:20過ぎに始まりました。まずは我らが西島まどかさん登場!!馬の着ぐるみも歓迎!!


美しい脚。そして挨拶。大井にはよく来ている、向こうのスタンドで飲み食いしながら買ってます、とのお話。今度一緒に是非。(←不可能)


関係者の登壇を待ちます。後ろには賞品や花束を渡す係りの美しいお姉さんたち。


勝利騎手インタビュー。を見詰めるまどかさん。この本田騎手はあまり多くを語らない人でしたが、最後の直線は気迫あふれる追い込みでした。


花束を渡します。バックショットも美しい。なお馬主は中央競馬でもお馴染みのキャロットファーム。生産も中央でも最強のノーザンファーム。それだけ見れば中央でもG1取れそうなイメージ(笑)


みんな揃って記念撮影。


騎手とツーショット、と思いきや、馬の着ぐるみも加わって、騎手はさぞかし無念であっただろう。てか牡馬のほう、寄りすぎだ!!


ということで大井競馬場と西島まどかさんを楽しんできました。
競馬はほぼやめましたが、夜の競馬場はいいですね、仕事帰りでビールもうまい。
職場からも小1時間、帰宅も45分ぐらいで、便利がいいです。また来ようと思います。

それにしても・・・美しかったです。西島さんお疲れさまでした。

タイガース、金本監督の就任を発表。

2015-10-19 23:16:26 | 阪神Tigers
タイガースは来季の新監督に金本知憲氏が就任することを発表し、今日記者会見がありました。

正直、金本の名前が出たときは、やめてくれと思いました。
何よりコーチや指導者の経験がない。選手より目立ってしまう可能性がある。
特にコーチもやっていない人がいきなり監督やるのは、成功例もありますが個人的には好きではありません。

ハッキリ言ってしまえば金本の何がよくて監督にしたのかが理解できないのです。
これは私が現役時代、金本を尊敬はしていたものの、好きでもキライでもなかったことに由来していると思います。

ただ、金本が来たことでタイガースは2003年、2005年と優勝できたのも確か。
さらに金本も47歳。指導者としてスタートするにはむしろ遅いぐらいかもしれません。
監督にしたのも彼の野球への姿勢、理論、哲学を評価してのことだと思います。

だから決まった以上はどうこう言いません。ファンも支持している人が大半だと思います。
名前が上がってから金本が受諾するまで時間は少しありましたが、おそらく就任はほぼ決まりで、
チーム作りの条件面とかを詰めていたのだと思います。GMが不在になり、編成面にどれだけ監督が口を出すかわかりませんが、
金本なりのチーム作りの条件を出して、それを球団が飲む、そこの折り合いに時間をかけていたのではと思います。


やる以上は長期政権にしてほしいし、ファンもある程度の我慢をしてほしい。
結果が出ないとすぐに叩く、もちろんタイガース愛があればこそ、結果を出してほしい、勝ってほしい、からの気持ちでしょうが、
とにかく監督に対して厳しすぎるファンが多い。すぐに掌を返す人も出てくるでしょう。

真弓監督の最後はあろうことか、マスコミに煽られる形で「ファンの声」が形作られ、解任につながりました。
解任が悪いのではなくその過程が悪すぎました。結果が出ない、采配がおかしければすぐにマスコミは叩き、
その尻馬に乗る人が多い印象があります。ネット社会になってその傾向が顕著に見えてきました。

育てることと勝つことの両立を求める人は多いと思いますが、
私はプロである以上、どういう戦力であれ、4番級をズラリ並べてもなんでも、勝ったものが勝ちだと思っています。
贔屓チームの負ける姿は見たくありません。だから、金本監督にはまず勝利。そして育成、を期待します。


ただ、アニキは何と言ってもそこにいるだけで活気があります。おとなしかった、悪く言えば事務屋の真弓、和田監督とはそこが違います。
チームに活気を与えてくれる、そんな気がしますね。どういうチームにしていくか、注目です。
今年も3位、決して弱くないタイガースですが、主力の高齢化、若手の伸び悩みなど課題山積ですからね。
金本監督、どうぞよろしくお願いします。

10・17プロレスリング・ノア、ディファ有明大会観戦記!!GL2戦目。

2015-10-19 00:01:55 | プロレス
行ってきました、2日連続のノア、今日はディファ有明。グローバル・リーグ戦(以下GL)は第2戦目。
16日の後楽園ホール観戦記は1つ前の記事になります。なお、私はtwitterで現地生観戦しながらつぶやいてますので、
twitterも併せてごらんいただけるといいかと思います。写真もtwitterにしかないものもありますので。


この日は17:00開始、20:00少し前終了。観客動員は芳しくありませんでしたし、それによって盛り上がりも薄いなと感じました。
ディファも南側後ろ2列をカットしたサイズ。昨日後楽園があったことを考えれば悪くはないかもしれませんが、
動員がどうのこうのより、あまり盛り上がらない試合が多くなったのは残念なところです。
お客さんが多いと、たとえ大したことではなくても歓声を上げる人はいます。その母数がそもそも少ないと、ってことですね。
まあ今回は後楽園→ディファとおそらく前例のない日程だったのもあるでしょうが・・・
もっと頑張ってお客さんを入れないと、選手も、あるいはずっと現地で観戦しているファンも、少し満たされない感じはすると思います。

この日は試合も私はいまひとつのものが多かった印象です。メインを除いて。

簡単に振り返ります。
あ、GLスタンプラリーはこの日はヨネのスタンプでした。押す場所間違えてしまいましたが、
twitterに「スタンプ押したよ!」と投稿したのが幸いでした。何人かの人に指摘してもらえました。twitterに乗せなかったら気付かぬままだったはず。


オープニングは10人タッグ。ほぼジュニア選手ですね。石森&小川&熊野&原田&小峠vsキャプテン&玄藩&大原&拳王&友寄。


まず友寄でしょう。この日も踊りながら登場、そして初めてみた連続バク転。3回目はロープに足を引っ掛けました。
踊りつきのボディプレス、フォームのいいダイビングボディプレス。最後はキルスイッチに沈むも、目だっていたのは友寄でした。
小川の出番が極端に少ないながら、小川は拳王の竹刀攻撃に対して、レフェリーにひたすら文句を言うという珍しいことも。場内は笑いに包まれます。
石森と原田のフライングクロスチョップ編隊飛行も実現。昨日はクレイジーと原田でしたが。
拳王大原と原田小峠は4人での絡みを見せた場面も。終盤はあまり盛り上がらずに終了。もっと沸かせてほしい。ディファは沸きにくいんだけど。


第2試合は彰俊vsカバナvsストームの3WAY。


カバナがとにかく楽しくて。レフェリーに加わるよう何度も促したりしてつかみはOKでした。その後も2人をうまく翻弄。
ストームと彰俊は連日の激突、しかし最後はカバナがストームと彰俊がぶつかる隙にストームにカバナ固め。頭脳的な勝利でしたカバナ。
ストームは彰俊と2人で持ち上げたカバナを彰俊に預けて、彰俊得意の滞空時間長いブレーンバスターを演出しますが直後に彰俊を蹴るなんてことも。
結構楽しめましたね。私は面白かったと思います。


第3試合は丸藤&クレイジー&ザックvsベンジャミン&TAKAみちのく&タイチ。
クレイジーとTAKAの絡みにどこか懐かしさを感じましたね。TAKAとタイチのワンパターンの芸もいつもどおり。
ザックは今日は打撃が多かった印象があります。丸藤は積極的にベンジャミンと絡んでいたように思えました。両者の運動神経を堪能します。
豪快なベンジャミンのショルダースルーで丸藤が投げ飛ばされます。
クレイジーは最近さらに陽気なところが影を潜めてしまいましたね。最後は丸藤が虎王から不知火でTAKAを沈めました。
特にどうってこともない試合でしたが、やはりプロレスがうまい人たちの試合はいいものですね。
ザックは終了後タイチに迫りますが特にベルト争いに進展はなし。
↓クレイジーとベンジャミン、さらにTAKAというWWE経験者3人がいた試合でもありました。


日本イギリスメキシコのトリオ。魅力的です。また見たいですね。画像ブレブレでごめんなさい。



第4試合の前に早くも休憩。ここで太田ゆうきさんのハーフタイムショー。歌を2曲披露。ファンの方もいましたね。キレイな方でした。



第4試合からはGL公式戦。まずは中嶋勝彦vs北宮光洋。昨日みのる戦で大奮闘を見せた北宮でしたが、今日は健介オフィスの先輩との対戦。
闘病中の北斗晶のためにもいい試合を見せたいところ。


試合は勝彦の蹴りが北宮を捕らえ、そのたびに北宮の動きが止まります。さらに北宮の腕も勝彦は蹴っていき、北宮に反撃の機会を与えません。
それでも北宮は向かっていく、その姿勢が見えました。腕を蹴られてもこの日もラリアットがいいタイミングで決まりました。
ただ試合としては大きな盛り上がりに欠けたようなところも。勝彦が垂直落下ブレーンバスターで勝利。
北宮はやはり技のバリエーションを増やしたほうがいいでしょう。今の技だけで上の選手を追い込むのは難しい。善戦マンになりかねない。
勝彦は終了後不満があるようにも見えましたが・・・リーグ戦は白星発進。みのる戦までは負けられない。


第5試合もGL公式戦、この日は5つもあった。飯塚高史vsマイバッハ谷口は大阪で決着戦やって大熱狂の試合やったのにまた組まれた。
もうその時点で観るモチベーションが下がります。2人とも激しく頑張りましたけどね、お客さんの反応が全てでしょうね。


マイバッハは飯塚をテーブルへ放り投げて本部席破壊、飯塚はなんとさすまたドライブを敢行↓、見所はありましたが。


最後は飯塚がアイアンフィンガーで反則負け。飯塚さんはこのリーグ戦、どういう戦いをするのでしょう。それにしてもイマイチでした。


第6試合はGHCタッグ王KESの同門対決、ランス・アーチャーvsデイビーボーイ・スミスJr.。
スミスはどうやらお父さんがダイナマイト・キッドと組んでいた時のテーマ曲で入場?80年代っぽさですごく懐かしさを感じる曲でした。


序盤中盤と大型外国人の激突らしく沸きましたね。久しくNOAHでは観れていない光景です。
アーチャーは中盤にようやくこの日初のシャラップ!。スミスは蹴りも交えながら試合を進めます。
大きい2人が蹴り合う殴りあうだけで十分な迫力、お互いに何の遠慮もありませんでした。ただ得てしていい試合とはなり得ないのが同門対決です。
ややお互いのスタミナが切れてきたか?ってあたりでアーチャーがおもむろにロープ拝み渡り、
でもないけどスミスの手をとってロープに上がりスミスに攻撃しようとします。
するとスミスはそのアーチャーをキャッチしてパワースラム?スタンピード?のように叩きつけ、ガッチリ固めると呆気なく3カウント。
うーん。勿体無いなあ、って感じのフィニッシュでした。でも滅多に観れないものを観れて面白かったのは確か。



セミは鈴木みのるvsモハメドヨネ。
昨日は北宮にやらせるだけやらせたみのるですが、この日もヨネにやらせるだけやらせていました。
ヨネ善戦という見方もあるでしょう。特に長時間スリーパーで捕獲していた時にはヨネ勝利への期待を持った人もいたと思います。
粘り強く戦ったヨネ、しかしキン肉バスターを逃げられるとそこまでで、結局7割方攻められていたはずのみのるのほうがよっぽどスタミナを残していたという。
私にはそう見えました。ヨネも頑張りましたよ、でもキャリア実績から考えて北宮と同じようには語れません。もっと追い込んでほしかった。
逆に言えばみのるが敵の、NOAHの土俵にしっかり上がって受けて受けてのプロレスをやっていることが驚きです。
この日も鈴木軍の試合はノーセコンド。当然、介入も全くありません。
ヨネもゴッチ式パイルで決まり!の流れをリバースで切り返す意地を見せましたが、最後はみのるの胴締め式のフロントネックロック。
ヨネももう少し耐えてほしかった、いやもっと言うなら、(危険だけど)意地でもタップはしないぐらいの気持ちを見せてほしかった。
かくして、この日もGHC奪還はならず。ヨネは先週2度も地上波に登場。大食い、力自慢(穴掘り)とまさにレスラー。
↓藤原組長が師匠、という源流は同じような2人。スタイルも髪型もまるで違うけど。



メインは弾丸ヤンキース同門対決、杉浦貴vs田中将斗。スギは金曜日丸藤と、田中は小島と大激闘。


なのに、このオジサン2人、とんでもない試合をやってみせました。
エルボーがこれでもかと2人から繰り出され、しかも1発1発が尋常ではなく重い。田中はヘッドバット、杉浦はヒザも出します。
というかね、技も打撃もいろいろ出るんですけど、2人の気迫が気合が半端じゃないんですよ。
何でそこまでやるの?同門なのに、戦友なのに、なぜそこまで打てるの蹴れるの投げれるの?

あまりにハード、あまりにストイック、あまりに極限。終盤は杉浦が万を持して張り手。すると田中は裏拳のような回転袈裟切りのような技!
倒す、倒される、倒れない、倒れない。これが40過ぎたオジサンの攻防か!
田中はスーパーフライ、しかしこれは杉浦が剣山↓。でも2度目は田中も決めた。


杉浦の後ろからのエルボー!オリンピック予選スラムは1発目を回避され、逆に田中が1発目のスライディングD!


激しすぎる攻防に、このままやっていたら、プロレスじゃなかったら、どちらかもしくはどちらも死んでいたのでは、と思いました。
最後は2発目のスライディングDを杉浦が回避、決定打を出させず、すると一気に攻め込み、オリンピック予選スラム1発。
終わってホッとしました。
凄いところは、もちろん打撃以外にも大技も出るんだけど、それに頼ってカウント2.9の攻防をするのではなく、
1発1発が「これで決めてやる!」との気持ちにあふれたものだったことです。やはりプロレスは技じゃない、気持ちなんだと思い知らされました。
フラフラの両者、勝ったのは杉浦。でも勝敗を超えたものが、確実にリング上にありましたね。


杉浦はマイク。「今日はご来場ありがとうございます。昨日負けたけど今日勝てました。一戦一戦一生懸命戦っていきます。
みんながNOAHを思う気持ちと、俺がNOAHを思う気持ちは一緒だから。NOAHは絶対につぶれません。絶対につぶれません。絶対に」
と、お客さんを泣かせる言葉。その言葉の覚悟を、試合で示した杉浦でした。


いい締めでした。不満も多い大会でしたが、メインが最高でしたね。これだけでも観に来た価値はありました。
18日の川越は私はパスしましたが、結構3連戦された方いたようですね。ファンの鏡です。そういう熱心なファンがいる以上、
選手、団体は頑張らないといけないですね。ファンも頑張ります。

リーグ戦は始まったばかりですが、来日遅れのヒーロー以外はそれぞれ1,2戦を消化。
Aブロックは丸藤が1人連勝、Bブロックは鈴木とベンジャミンが連勝のスタートです。
ツアーは木曜日から九州方面へなんと5連戦。どうかケガの無いように、全選手完走してください。

私はその5連戦の次になりますね、29日の新宿FACE大会を観に行きます。

10・16プロレスリング・ノア、後楽園ホール大会観戦記!!!GL2015開幕。

2015-10-17 15:38:06 | プロレス
行ってきました、金曜夜仕事帰りの後楽園ホール。
ノアの秋の大一番「グローバル・リーグ戦2015」(以下GL)がこの日開幕。風邪気味の中、また雨が降る中でしたが、ビールを買って18:30ちょい過ぎに入場。
そしたら第1試合の大原vs友寄の試合のゴング。
しかしこの試合、開始前に見所があったようで・・・友寄は入場テーマ曲がついたようですが、沖縄の曲で踊りながら入ったとか!
さらに入ってからバク転をしたとか!見たかった・・・あと少し早く会社出られたらなあ。

試合は友寄の奮闘が目立ちました。大原が受けまくったのもあるけど、気迫も技も出ていて、
声を上げて放ったダイビングボディアタックは、週プロでもフォームの美しさを評価されていましたね。
そこで追い込まれた大原はやや強引に反撃、最後はもちろんムイビエンで一蹴しますが、友寄は今後相当期待して良さそうです。
身体が頑丈なので安心できます。熊野の時はケガしないように・・・と思いながら見てたのですが彼はそれがない。
キャラもついてきたようで、デビュー3ヵ月半、いよいよ自分を出し始めました。もちろん課題のほうが多いのですが、現時点では高評価を出せます。





この日観客動員はまあまあ。まあまあとしか言いようがないです。発表は1000人切っていましたね。
気になったのは席のせいかな、盛り上がりがやや中盤まで薄かった点。もちろん終盤は役者登場で盛り上がりましたけどね。
金曜の夜、仕事帰りで疲れている人が多いのか(笑)、座った場所なのか、たまたまなのか。

入り口ではスタンプラリーの台紙を渡されました。12大会のうち、4,8,12大会観戦でそれぞれ賞品がもらえます。私は4予定ですが・・
グッズ売り場にスタンプを押すところがあって、この日は杉浦の形のスタンプがありました。よく作りましたね。
前にも有明スタンプラリー、とかやりましたけどね、どんどんこういうのやればいいです。
私はある試合の途中で押しにいったのですが、スタンプ押す机がどこにあるのかわかりにくかった。



第2試合はまずお客さんが沸いた10人タッグ。
ザックキャプテン玄藩拳王彰俊vs小川小峠原田ストームクレイジー。多士済々、豪華な顔ぶれです。
小峠原田はベルトを奪還して初めての後楽園。歓迎されていました。


試合は小川とザックの技術披露でスタート。コーナーに控える選手が多いので良く見えないところもありましたが、
とにかくこの2人のテクニックに心から酔いしれました。どうなってそうなるの?!って技術が山のように。それはここでしか見られないもの。
もうこの2人の攻防だけでお腹一杯でしたね。攻防終えて下がる時にまで握手するなんて、見たことありません。
タッグは解消、これからは向き合う2人。どこでシングルやるのかな。
試合は彰俊ストームの激突、拳王キャプテン玄藩の竹刀やりとり、クレイジー新髪型新コス(試合と関係なし)からの、
小峠原田のコンビネーションから原田の片山ジャーマンで玄藩撃沈。キャプテンは思いっきり玄藩の頭を打ち抜いてました。
玄藩はいまだマスク被って、キャプテン・ゲンバとコールされています(笑)


第3試合はTAKAみちのく&タイチvs石森&熊野。写真なし。特にどうってことない試合になってしまった。
石森はもっとタイチにいかないと。TAKAタイチのテーマ曲がフルコーラス流れて、なかなか入ってこない2人。まあ、よくあるけど。
試合よりもその印象が強い。熊野の奮闘はあったけど、最後はタイチが熊野をラストライドから川田式押さえ込み。
TAKAにジャストフェースで捕獲されて動けぬ石森でした。ザックも名乗りを上げた以上、石森がどういう動きをするのか。


第4試合はGL出場メンバーによる6人タッグ。GLプレビューの趣か。
KESのアーチャー&スミスJr.&飯塚vsヨネ&マイバッハ&勝彦。ヘビーの醍醐味を味わいました。


とにかくKESの強さが際立ってますね。粘るマイバッハをキラーボムで沈めました。でも6人とも調子は良さそうです。
勝彦は特にこのシリーズ、やるしかありません。ミサイルキックが珍しく出ない、出せない日だったなあ。
アーチャーが大人気。シャラップ!をこの日も大盤振る舞い、さらにTシャツを脱いで客席に投げ込むぞと見せかけて投げ込まないという、
よくヒールがやる手ですが実はNOAHでは新鮮なムーヴを披露。
いやー、アーチャーとスミスは強さで、楽しさで、お客さんの心をつかんでます。来てくれて本当にいいなあ。
最後は翌日のディファで対戦するKESの2人がエール交換というか決意表明というか。ガッチリ握手していきました。ここでも好感度UP。



休憩明けからGL公式戦開幕。杉浦によるトロフィー返還式。入場式やらなかった。やろうよ。



第5試合はコルト"BoomBoom"カバナvsベンジャミン。NOAHでこんなカードが実現するなんて。どちらも元WWE。
カバナが楽しさと激しさをうまく同居させていたのが印象的。なのでお客さんも盛り上がる。
脳天へのエルボースタンプで何度もベンジャミンをダウンさせるが決定打が出せず。でもよく攻めた。あのベンジャミンも流れがつかめず。
しかし最後はベンジャミンが底力を見せてペイダート一閃。ややあっさりながら開幕カードを制しました。何度でも見たいシングルですね。



第6試合は小島聡vs田中将斗。小島が全日本の頃に実現しているようで、新日本ではやってないかな?


で、この試合を楽しみに来た新日本ファン、ZERO1ファンもいたようですね。会場は歓声がここまでで一番大きくなります。
さすがベテランの2人、技も的確ながら受けも見事で、またラリアットvsエルボーというわかりやすい必殺技があるため、それをめぐってスリリングになります。
ポイントは田中が小島の「いっちゃうぞバカヤロー」エルボーをさせず、さらにマシンガンチョップを先に出すなど、
小島に揺さぶりをかけていたところでしょう。これで小島のペースが乱れます。
終盤は田中のスーパーフライを剣山した小島が左のラリアットから一気にいくかと思わせながら、
田中が徹底的に粘りを見せ、最後は問答無用のスライディングD。大熱戦は田中が制しました。12分かかってないんですけどね、濃密でしたね。
いい試合でした。NOAHの試合とはまた違うもので、攻めてよし攻めてよしの2人の直線的な攻防が印象的でした。
勝った田中ですが、エルボーのダメージか、ずっと顔を押さえてました。田中はこの厳しい試合の後、17日は杉浦戦です。。



セミはGHC王者鈴木みのるvs北宮光洋。北宮に大チャンスが巡ってきました。何でもいいのでみのるに勝てば王者です。
そんな北宮の大一番に、NOAH側はセコンドが大量につきます。これでいいのです。


試合は鈴木が受けにいった、北宮の土俵に完全に乗って食らいまくった、リーグ戦初戦で試運転、そう見えましたが、
北宮がとにかく攻めました。途中もっといけ、と思うところはありましたが、バックフィリップ、ジャーマン、セントーン、
さらにみのるの動きを読みきってのラリアット。緊張はアリアリと見えた北宮ですが、試合は一切鈴木に臆するところがありませんでした。
終盤みのるは試し切りとばかりに腹固めから腕固め。元UWF系の技術を遺憾なく披露。今までのシングルでは見せてないのでは・・・
最後もスピアーで勝負にきた北宮をフロントネック。
締め上げてからゴッチ式パイルドライバー。みのる完勝、しかし北宮よくやった、そういう試合でした。


みのる、勝ってセコンド陣を挑発。マイクはありません。でも、この日みのるにセコンドはなし。彼もまた背水の陣なのです。
その背水の中でも、とにかく今プロレスを楽しみ尽くしている、己のNOAHという戦場を味わいつくしている、そう見えます。底知れぬ男です、鈴木みのる。
この男からベルトを引き剥がすのは容易ではありません。



メインは丸藤正道vs杉浦貴のNOAH頂上対決。GL初戦がいきなりこの対戦です。


何度もやっているカードですが、その度に新鮮な動きも定番の動きもあり、飽きることはありません。
序盤はじっくりとお互いの動きを探りあい、お客さんも固唾を呑んで見守ります。NOAH伝統のアームドラッグを丸藤が披露。
中盤からは徐々にギアを上げていき、丸藤はリング内から飛び込んで前転しての場外パワーボム、そこからfromコーナーtoコーナー。この跳躍力!!


以前ほどの距離は出ないのでしょうが、高さがすごい一撃でした。不知火を度々トライしますがそこは杉浦も粘ります。
一方杉浦はいつも通りエルボーで攻めまくり。丸藤のチョップも走ってました。この2人ならではの攻防です。


印象的だったのが、杉浦が丸藤をダウンさせた時に何度か声を上げて丸藤を鼓舞していたように見えたこと。
もっとこい、そんなもんかと、盟友であり強敵に声をかけることで、自分をそして丸藤を燃え上がらせていたように思います。
NOAH一丸でやるしかない状況、試合でいいものを見せないとお客さんは納得してくれない、ここで慣れ合いの試合やっていてはダメです。
その意味からして杉浦の攻めは誰もが納得できるものでした。
その杉浦の激しすぎる檄を受けて丸藤、不知火を決め、終盤はこれでもかと虎王連打。必死に打ちましたね。3連発。
どれも的確にヒットしていたように思います。ある意味華やかさを抑えて、何が何でもと必死の丸藤が見えました。


18分あまりの試合でしたが、濃厚、濃密でした。丸藤が白星スタートですが、敵はまだまだ多い。。。今後どうやって積み上げるか。
杉浦も開幕戦負けて17日はまた田中戦。身体が心配になるくらいですね。どうぞ2人とも、いや他の選手も無事完走してください。

優勝決定戦は11・8昼の後楽園ホールです。

最後は丸藤がマイク。「大きな一勝だ。されど一勝だ。でもこれだけは言わせてくれ、このリーグ戦優勝するのは、俺だ」


堂々の優勝宣言。
カッコいい丸藤が帰ってきました。杉浦との頂上決戦を制して、ノッているように見えました。
この2人がやっぱりNOAHを引っ張っていく身です。今の所、いい状態でリーグ戦をスタートさせることができたと思います。
全12戦、どんな戦いを見せてくれるか。注目しましょう。

次回は今日、もうあと1時間ちょいぐらいで始まりますが、ディファ有明で第2戦が行われます。急いで準備しないと(笑)

明日開幕!プロレスリング・ノア、グローバル・リーグ戦2015!!

2015-10-15 21:42:43 | 阪神Tigers
明日金曜日18:30開始の後楽園ホール大会から、ノアのヘビー級シングルリーグ戦、「グローバル・リーグ戦2015」が始まります。

今年も2ブロック制、1ブロック8人の計16人が参加。
3週間に渡るツアーを行いますが、今年の特徴として、最終戦11・8後楽園ホールでは優勝決定戦のみが行われます。
つまり、その前の11・6新潟大会までに公式戦を戦い終え、後楽園ホールでは公式戦は行わないということです。
選手の負担軽減の観点からもいいと思う反面、
優勝決定戦に誰が進出するんだ?のドキドキを最終戦では味わえないということになります。新潟の方がうらやましい。


去年は杉浦貴と関本大介の壮絶極まりない優勝決定戦がありましたが、果たして今年はどのような展開が待っているのでしょうか。
なんと言っても丸藤は9・19大阪の結果を受けて、「NOAH解散も覚悟する」と言って臨みます。
要は鈴木軍の誰かが優勝したら解散、NOAH勢優勝ならば解散は回避、それ以外の選手が勝ったらどうするの?
ってところですが、団体の行方も懸けたリーグ戦、背水の陣で臨むNOAH勢に期待しましょう。
もっとも、12月23日(水祝)には大田区総合体育館大会が予定されていますので、そこまではどうあっても存続?する?でしょうが?


鈴木軍としてはNOAH登場から9ヶ月、ヘビー級レスラーのシングルリーグ戦は初参加です。
GHC王者鈴木みのるはじめ、飯塚、ベンジャミン、
さらにNOAHでシングルは初めてか?GHCタッグ王者のランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.も。
これは純粋に楽しみですよ。特に外国人3人のシングルが連日行われることは今までなかったですから。
もちろんみのるもシングルはGHC戦のみ、飯塚もシングルはマイバッハ戦ぐらいでしょうか?
解散だとか何だとかの前に、実力者が揃いの鈴木軍メンバーのシングル戦にも注目です。

他にも小島聡、田中将斗といったNOAHでもおなじみの大物に、クリス・ヒーロー、コルト・"BoomBoom"カバナの常連外国人も参戦。
NOAH勢ではTMDKと彰俊を除くヘビー選手が参戦します。その3人がいないのは納得いかないけど。
とにかくNOAH所属レスラーは背水の陣に相応しい試合を見せてほしい。
その気持ちが見えれば優勝は誰であれ引き寄せられると思う。期待しましょう。

以下、ブロック分けと選手寸評と展望です。
それにしても偏ったなあ・・・誰だこのブロック分け作ったの(笑)同門対決が多いのは個人的には歓迎なんだけど。

<Aブロック>
丸藤正道・・・優勝は義務に思えるがその期待に応えられるか。体格、コンディション面も含めてもっともキツイのも確か。それでもやらねばならない。
杉浦貴・・・当然優勝候補、大阪の激闘を見た者として、みのるへのリベンジも見たい。相手7人、誰とやってもいい試合が期待できる。
田中将斗・・・このメンバーと田中のシングルが観られるなんて最高。NOAH側に立ってくれる気持ちもうれしいし、当然優勝を狙える。
クリス・ヒーロー・・・タッグながらアーチャーから今年ピンも取っているし、体格的にもKESと渡り合える。各地でヒーロー人気爆発。
クワイエット・ストーム・・・いつも100%、そしてアメージパング!でもおなじみ。誰が相手でも臆しないストームの試合をするのみ。
ランス・アーチャー・・・シングルレスラーとしてどこまでやれるのか、DBスミス共々注目です。シャラップ!でもおなじみ。当然優勝候補の一角。
デイビーボーイ・スミスJr.・・・この人のシングルを常々見たいと思っていました。タッグでは見れないその真の実力を出す時です。
小島聡・・・この人が優勝したらどうなるのでしょう。

丸藤は杉浦戦、田中戦と厳しい開幕2連戦です。そこを乗り越えても他のメンバーも強い・・・GHC奪還のための試練ですね。
2度みのるに負けて失った信頼は、リングで取り戻すしかない。
期待も込めて丸藤が優勝決定戦進出、と思うが、ここらでヒーローがヒーローになっても面白いよな、と思う。
三沢リスペクトのヒーロー、当然心はNOAH。参戦が遅れるそうですが・・
個人的にはKES2人のシングル戦に注目。同門対決は17日ディファ!!これは必見、新日本でもやってないのでは?
杉浦、田中、小島も当然圏内、相当激しい星争いになりそう!
エルボーやチョップが得意な人たちが揃った印象のAブロックですね。杉浦は丸藤戦、翌日田中戦。タフだけど、どうか無事に・・・


<Bブロック>
鈴木みのる・・・王様ながらリーグ戦参戦はさすが。負けたらベルトは渡す、と言う事はこの男も実は背水の陣。間違いなく決勝に出てくる。
モハメドヨネ・・・去年は最終戦永田に勝ったヨネ。ならばその抗争相手のみのる相手にも勝てるヨネ。(どういう理論だ)
マイバッハ谷口・・・マイバッハの頑張りなくしてNOAHは盛り上がらないよ。みのる食ってみせて、マイバッハがベルト巻いてもいいんだ。
中嶋勝彦・・・みのるには敵意剥き出しの勝彦、当然ベルト巻く権利も実力もある。みのる食って北斗を元気づけよう。ベンジャミンとの再戦も注目。
北宮光洋・・・厳しい戦いになるが北宮の成長を見せるには最高の舞台。「なんだ、彰俊出しておけばよかったのに」と思われないように。
コルト・"BoomBoom"カバナ・・・参戦してくれるだけでうれしい。新宿ではみのる戦が観れる!食ってしまえ。ところでどかで菊タロー呼べませんか?
シェルトン・X・ベンジャミン・・・実力は杉浦戦、勝彦戦で証明済。新日本でもシングルで活躍してるし。とにかくその強さを見たい。
飯塚高史・・・アイアンフィンガーでみのるをKOして、飯塚さんGHC戴冠はないかな。ないよ。

ここは決勝戦進出候補はみのる一択でしょう。他の顔ぶれからしてもみのるを超えて決勝戦行ける人はいません。
ただ、これまであまりみのるとシングルやっていない人が多いので、カードの新鮮味はかなりあると思います。
みのるvs飯塚とか、どんな試合になるんだろうか?また、いわゆる中堅どころが集まってもいるので、誰が飛び出すか、の興味もあります。
中でもベンジャミンはその真価を見せるには最高の舞台でしょう。
勝彦も同じことが言えます。ベンジャミンに完敗した大阪のリベンジの舞台がすぐきました。
マイバッハはマスク脱いでも何してもいいので、とにかく突き抜けて暴れてほしい。ヨネもカバナも頑張れ。
北宮は初戦でいきなりみのる。この意味がわかるか!最高のチャンスが来たってことだ。


さて明日は後楽園ホール。メインに丸藤vs杉浦、みのるvs北宮、小島vs将斗、カバナvsベンジャミンというリーグ戦。
飯塚&アーチャー&スミスvsヨネ&勝彦&マイバッハ。
さらにジュニアシングルのタイトル戦へ動きはあるか?タイチ&TAKAvs石森&熊野。
10人タッグはザックやクレイジーも登場。ヘビーが主役のシリーズでも、クレイジーにザックが出てくれる有難さ。
オープニングは大原vs友寄。
リーグ戦4つがとにかく楽しみですね。丸藤vs杉浦はNOAHの切り札カード。勝ったほうが優勝へ突っ走るでしょう。


以上です、明日の後楽園ホールは18:30開始、金曜仕事帰りにプロレスを楽しみましょう。翌土曜日はディファ有明です。
29日新宿、最終戦の後楽園も観に行きますが、他もどっか行けないかな・・・

10・12新日本プロレス両国国技館大会、後半を生観戦!!

2015-10-14 23:52:26 | プロレス
12日祝日月曜日、東京ドームでのタイガース終戦を観た後は、
急いで総武線に乗り込み、両国へ。新日本プロレス両国国技館大会を観てきました。恒例になった、秋の体育の日の両国ですね。

ただ、試合開始は16:00。私が東京ドームを出たのが大体16:50頃。両国国技館には17:10頃到着。
先に入っていた後輩が、IWGPジュニアタッグ終了後にチケットを持って入場口まで来てくれて、そこから入場。
試合はその次のIWGPジュニアから観ることになりました。
観ていない試合は語れないのですみません、IWGPジュニアからになります。
飯伏や後藤、柴田といったところを前半に持ってきてもまだ余りある布陣。ボリューム満点の新日本ですね。

観客は満員。空きが無かったとまでは言いませんし、事実私と後輩がまず座った升席の後ろの列はほぼ空いていました。
後で誰も来ないだろうと判断、後ろの升を2人で使いました。そもそもあの升を4人で使うのはかなり厳しい・・・
それはともかく、我々はゆったりと楽しめましたがお客さんは満員。あれだけビッグマッチを開いても、定期的に両国を満員にできる。
やはり新日本は凄いのだなと思い知らされます。それぞれ思い思いの新日本のTシャツを着て観戦。中は暑かった!Tシャツにさせる作戦だったか?!
グッズも相当売れているようです。
そして演出も盛り上がりもとにかく凄かった。2つのカドに据えられたスクリーンは外国を意識したデザイン。実際外国向けの実況も入ったようですね。

観に行くたびに新日本の勢い、スケールの大きさ、といったものを見せ付けられます。
さらにこの日は大会も20:00ちょうどの終了。進行も運営も完璧だったといえるでしょう。

試合の写真と感想を簡単に。
第5試合はIWGPジュニアシングルはケニー・オメガvsマット・サイダル。かつてのDDTとドラゴンゲートの主力外国人対決でもあります。


サイダルの動きはどれもこれも観た事がないもので驚愕しました。ただ、オメガのパワーが圧倒した感じ、セコンド介入は最小限に、
力と技で勝負してましたね。サイダルの飛び技やリバースフランケンの切れ味!
ただ試合はサイダルの攻めをしのいだオメガが、サイダルが勝負をかけたシューディングスタープレスを剣山、
そこからは一気にオメガペースで、最後はサイダルの動きを捕らえてからの片翼の天使。サイダルも素晴らしかったけど王者の完勝でした。

第6試合は6人タッグ。中邑&矢野&桜庭vsアンダーソン&ギャローズ&ファレ。
中邑のインターコンチに挑戦表明しいてるアンダーソンが中邑とやり合うも、終盤は矢野が大きな外国人を翻弄。急所攻撃からの丸め込み。
矢野がDVDの宣伝も頑張り、試合も頑張りました。
でもね、やっぱり中邑真輔。オンリーワンですよ。何から何まで違いすぎる。白ベルトも似合う。この男だけでも見る価値がある新日本。


第7試合はNEVER選手権。真壁と石井の漢同士のひたすらな、ひたむきな激突。プロレスとはこういうものだよ、と見せ付ける試合。
いい年した2人なんですがね、気持ち1つで試合はいくらでも盛り上げられる。石井がまさかのドラゴン、キングコングニーと真壁技を繰り出して王座奪取。
幾分モッサリしたようなところもあったけど、とにかく激しくて面白かった。華々しいのだけがプロレスじゃないんだよと。
2人はお客さんの心に訴えるようなプロレスをしますね。何度でもやればいいと思います。


セミは注目の棚橋vs内藤。東京ドームの挑戦権の防衛戦、ということになるのでしょう、棚橋が内藤を迎え撃ちました。
この試合のポイントはとにかく、内藤の相棒(パレハ)は誰だ?!という点。
にしても、トランキーロ、ロス・インゴベルナブレス、パレハ、内藤はプロレス界で今まで聞くことのなかった言葉を次々投入してきました。
内藤入場、パレハも一緒ですが試合前は誰かわからず。


棚橋も入場、コーナーに座って格の違いを見せつける感じ。


試合は、というか意外や意外、内藤に大声援でした。一部にはブーイングも罵声もあったけど。
内藤はノラリクラリやったりリングに寝転んだりもしたけど、ファイトスタイルが大きく変わった印象は私はありません。
パレハは途中で渡辺高章と判明。渡辺の介入、レフェリー誤爆もあり、混沌としますが、棚橋の助太刀にやってきたのが柴田と後藤。
その助けもあって棚橋が最後はハイフライで勝利も、攻防自体はさすがのこの2人、洗練されてましたね。
ディスティーノとスリングブレイドの攻防は見ごたえがありました。結局決め技を食わなかった棚橋が勝利。
終了後は渡辺が後藤をKO。そしてドームでのIWGP挑戦権は棚橋のもとに戻ってきました。やはり棚橋。正統派の強さを存分に出しましたね。


メインはIWGPヘビー、王者オカダ・カズチカに挑戦はAJスタイルズ。タイガースファンらしいAJに声援を私は送りました(笑)


試合はとにかくお互い一手先を読む攻防が続き、運動神経、身体能力、そしてプロレス頭の良さをぶつけ合う攻防に。
重厚さはありませんが、俊敏さや機転といったものがとにかくこの2人から出ます。セコンドの介入もありましたが、あれはどうかな。
ただそのセコンドはオカダが1人で蹴散らします。終始、オカダのなりふり構わぬ姿勢が目に付きました。
AJはタイガードライバーにいこうとするもオカダウラカンラナ、AJはスタイルズクラッシュに再三入ろうとするもオカダが回避。
オカダのツームストンもAJが回避。このあたりの攻防はレベルが高く、白熱します。
オカダのコーナーtoコーナー的なドロップキックは背が高いのもあってメチャメチャ見栄えがしてびっくりしました。
AJはスタイルズクラッシュを決められなかったのが響いたか。最後はコーナー上での攻防から、
デッドリードライブをフェイントにしたオカダがレインメーカー3連発。というか最後もなりふり構わず、レインメーカーというより己の気持ちをぶつけにいった印象です。
いい試合でしたね。勝負が最後までわかりませんでした。でもオカダ勝利で防衛。
来年の1.4東京ドームはオカダvs棚橋に決まりました。↓早くもマイクで舌戦。オカダは恒例の3つ言うことがある、から。
棚橋はかつての名言「IWGPは遠いぞ」ではなく「IWGPは近いぞ」と奪取を予告。オカダも自分が勝つと宣言。


でもこの時のマイクがよくありがちな殺伐としたものではなく、妙にほのぼのした印象を持ってしまいました。棚橋のマイクがやさしめで。
この2人が何度も対峙している中で、よくも悪くも定番化した感じがしました。・・・って言えるほど新日本観てないけど。
それにしても本当にIWGPヘビーはオカダ、棚橋、AJの3人で回しますね。それで回るのがすごい。

オカダはレインメーカーポーズを4つのコーナーでやって退場。リングの上には金の紙ふぶき。
かつてのキャラより丸くなったというか大人になってきたというか、そんなオカダが見れました。



以上です。試合も軒並み面白かったので満足ですね。いろいろあって一切飽きませんでした。
お客さんも盛り上げているし、団体、選手、そしてお客さんの3者の相乗効果で素晴らしい大会ができていると思います。
また機会があれば新日本も観ます。

最後にこの日はライガー推しの日で、両国グッズ売り場の奥突き当たりはライガー関連のパネルや人形が展示されてました。
キンプロ(カードゲーム)ライガー祭りとありますね。
世界的なレジェンドになりましたね、ライガー。しばらくは辞められないでしょう(笑)


タイガース、CS敗退で今季全日程を終了。みなさん、お疲れ様でした。(今季ラスト生観戦)

2015-10-12 23:44:49 | 阪神Tigers
タイガースは今日の読売戦に1-3で敗れ、クライマックスシリーズ初戦敗退が決まりました。
よって今季の全日程を終了しました。

苦しい試合でした。能見が初回から乱調、1点を失い、2回3回と立ち直れず先頭を出しては苦しくなります。
それでも能見は踏ん張り、追加点を許しません。耐えましたね。
まあ、初回の立岡の三塁打がとにかく余計だった。

もっと苦しかったのは打線です。読売の苦手ポレダの前に4回まで完全試合。
5回にゴメスマートンが連打でやっと走者が出ても得点には至らず。
ここで1点でも取れていれば違ったはずですが。応援団もやっときたチャンスになぜかチャンスマーチやらないし。
でもとにかくポレダが良すぎました。手も足も出なかった。


6回が勝負の分かれ道でしたかね。6表に能見に代打がでて岩田登板。これが完全に裏目。
なぜ能見続投ではないのか、の声もありましたが、負けている状況では打者1人も無駄にできませんね。結果打つほうも裏目でしたが。
岩田はピンチを招くと阿部に今日2打点目のタイムリーを許しさらに暴投で2失点。
この回からマスクかぶった梅野共々反省点が残る試合に。でも阿部の技術はすごかった。


でも、この後を継いだ歳内が素晴らしかった。
7回まで打者7人をヒット1本敬遠四球1に抑えます。無失点。本当に希望の星です歳内。来年はもっと飛躍してほしい。
終盤リリーフ陣では一番安定感がありました。これを観れてまずよかった。

そして必死の防戦のタイガースは上記歳内、さらに8裏も福原が読売相手に敬遠で追加点を許しませんでした。
CSならではのヒリヒリとした緊張感の中でしたね。執念で2点差で終盤に入ります。

打線は7回に福留のソロで反撃。しかし読売が福留に打たれたところでポレダをスパッと代えてしまいます。
マシソン相手に出塁すらできず8回終了。

このままか、これで終わりか。
しかし9回、先頭の鳥谷、さらに代打西岡と連打が出て無死1、2塁。
東京ドームが炎上します。この時からの盛り上がりが凄かった。
澤村を攻め、1発出れば逆転のシーンを演出。応援も最高潮。チャンスマーチがやっと登場、ドームが虎の応援に染まります。
しかし福留が進塁打の後は、頼みのゴメスマートンが倒れ、関本にも回らず試合終了。

ピンチになってむしろ澤村が開き直ってしまった、逆にゴメスマートンが硬くなったように見えました。
外国人2人が活躍しきれなかった、最後まで外国人次第のシーズンでした。
ため息の中タイガースの2015年シーズンが終わりました。


でも、最後三者凡退の無抵抗で終わったらかなりガックリきたでしょうが、
チャンス作って、盛り上がって、盛り上がって、終わりました。
そもそも半ば棚ボタで出られたCS。2戦目に勝って逆王手という意地も見せてもらいました。初戦も2点差追いついて延長にまで持ち込みました。


負けて悔しいです。
でも悔いはありません。
タイガースの意地を見たからです。
2日合わせて8時間余り(開始まで待ってるのも合わせて)立ち見でした。疲れました。
でも気持ちはすごくスッキリしています。


そして和田政権の4年と、関本の19年間の選手生活もここで終わりました。
2人とも本当にありがとうございました。和田監督、私は好きでしたよ。選手時代と合わせて虎ユニ着て31年ですか、本当にお疲れさまでした。
関本は今日スタメン、最終打席に最終守備を見れました。
↓これは最終打席の1つ前かな。ノーヒットで終わりました。



そして選手、監督、コーチ、そしてファンの方々、このブログをお読み頂いたタイガースファンの皆さん、
1年間ありがとうございました。また来年頑張りましょう。来年こそは優勝しましょう。

あと、マートンとゴメス、どうなるのでしょうね。正式発表が何もないですね。監督・コーチ人事も気になります。
でも今はこのCS3連戦の激闘の余韻に浸りたいと思います。意地、見せてくれました、いい3連戦でした。結果は負けたけど。


以下、写真です。
今日の立ち見席。13時過ぎには行ってよいところを確保しました。


スタメン。タイガースは関本をスタメン起用。これは「?」でしたがもういいです。昨日好プレーの大和も結果が出ず。


能見と鶴岡のバッテリー。序盤耐え抜き、中盤立ち直っただけに惜しかった。


劣勢でも諦めない応援団。たくさんの虎ファンと燃えました。


最終回、ランナー2人出して最高潮になります。凄かった。読売ファンも2アウトからは澤村コールでドームがエラいことになってました。盛り上がりましたね。


以上です。

【2015年生観戦結果】○=勝ち、×=負け
3/31神宮球場×
4/3~5東京ドーム○××
5/13,14神宮○○
5/23,24横浜スタジアム○×
5/31西武プリンスドーム×

7/2神宮×
7/4,5横浜○○
7/10,11東京D××
8/8,9横浜○○
8/18~20東京D×××

9/18横浜×
9/20阪神甲子園球場○
9/22,23東京D××

10/10~12東京D×○×

合計10勝16敗で終了でした。

生観戦!タイガース勝って1stステージ逆王手!!

2015-10-12 00:47:35 | 阪神Tigers
CS1stステージ第2戦。もう後がないタイガースでしたがこれを勝利しました。

とにかく最後に意地を見せてくれましたね。それが何よりうれしかった。昨日も苦手マイコラスから点取って延長にまで持ち込みましたからね。
選手からベンチから意地のようなものが見えました。
先発捕手も梅野ではなく藤井、勝ちにいった起用でした。そりゃ梅野のほうが来季を考えればいいんだけど、
結果としてメッセの好投を藤井が引き出しました。

メッセはコントロールに苦しむ場面もあったものの、走者を出してから崩れることなく、
読売打線に助けられた面もありますが7回2失点と文句なし。9安打を浴びても連打は1度しかなく、踏ん張りました。
その後は高宮1人、安藤2人、福原1イニングでしのぎ切りました。
福原は由信に2塁打打たれるものの、後続を断ちます。特にラストプレーは大和の超ビッグプレー。
あれが抜けていたら、アウトにできなかったら1点差で阿部に回っていたので厳しかった。
ドームで観てて、取れるとは思いましたが1塁がアウトになるとは露思わず、2塁走者の動きを見ていたため、
アウトになって「えっ!?」って思ったのが正直なところ。タイミングは微妙でしたがアウトでした。

大和は本当にすごい。プロではセカンド本職ではないのに。
というか、9回から大和をセカンドに入れた采配もすごい。完全的中。代走の後センターかなと思ってたら。
これで人並みに打てればいいんだけど・・・
去年のCSファイナルに王手をかけたときも最後は大和のスーパープレーでしたね。


打つほうは初回にゴメス2ラン、マートンソロで3点先行。というか読売の菅野が悪かった。
でもこの3点でいけるぞ、の気持ちになりましたね。
その後は走者を出しても点が入らないシーズンそのままの展開。残塁の山。上本が野手で唯一無安打。うーん。
毎回走者、11安打、読売のエラーで4点目を取りましたが、まあ打線はアレでした。

でももうとにかく勝ちました。勝った瞬間、本当にうれしかったというかホッとしました。
いい試合ではありませんでしたが、両軍に好プレーも多く、必死の継投もあり、CSの醍醐味、ハラハラドキドキの展開で楽しめました。

そしてタイガースが逆王手。いい言葉です。3位だけど、借金チームだけど、意地を見せてくれました。
でも梅野、関本が使えなかったのがなあ。明日は能見なら鶴岡かな。でももういいや勝てば。

明日は、いやもう日付は今日か。先発はどうやら能見の予想ですね。岩田かなと思っていましたが。岩田はリリーフかなあ。
能見、そして岩田を使ったらCSファイナル初戦を誰が投げる、ってことになりますけどね。
でもそんなことはどうでもいい、今年の集大成、泣いても笑っても最後です。勝ちましょう。

写真です。
今日は立ち見。この位置はレフトスタンド、レフトポール際がが見えないのですが、バッテリーがとても良く見えます。前に人がいるので観やすいことはなかったですが。


3点先行。のっけからドームが炎上します。立ち見エリアの人たちとも一緒に応援する感じでした。楽しかった。


長い試合でした。ちょっと長すぎでしたね。でも長い試合でも立ち見でも、勝てば疲れは吹き飛びます。


ヒーローはメッセンジャー。よく投げました。


勝ちました。ということは私の東京ドーム生観戦連敗記録は10で止まりました。


【2015年生観戦結果】○=勝ち、×=負け
3/31神宮球場×
4/3~5東京ドーム○××
5/13,14神宮○○
5/23,24横浜スタジアム○×
5/31西武プリンスドーム×

7/2神宮×
7/4,5横浜○○
7/10,11東京D××
8/8,9横浜○○
8/18~20東京D×××

9/18横浜×
9/20阪神甲子園球場○
9/22,23東京D××

10/10,11東京D×○

CSファーストS初戦、東京ドームを生観戦。タイガース敗れる。

2015-10-10 22:23:12 | 阪神Tigers
いよいよ今日から始まりました、クライマックスシリーズ1stステージ。
タイガースは東京ドームで読売戦。その初戦を生観戦してきました。

結果負けました。個人的には東京ドーム生観戦10連敗。
高い金払ってチケット入手して観たけど、またしても連敗ストップならず。

それでも今日は2点先行されても7回に苦手のマイコラスから2点取って追いつくという、意地も見せました。
特に打つほうでは梅野が素晴らしかったですね。リードも悪くはなかったけど、結果として延長10回は4つの四球で押し出し。
でも梅野の頑張りに、少しだけ来季への希望が見えてきました。
先発藤浪だけど梅野を起用し、それに応えた梅野。
もしこのCS負けても(勝っても)、梅野をずっと使い続ける、梅野にCSを預けるなら、私はそれでいいと思います。
もちろん明日は負けられないので、どうするかはわかりませんが・・
打っても梅野が3安打1打点。素晴らしかったです。
2点目は西岡の犠牲フライ。復帰後やっと仕事をしました。ヒットならなお良かったですが最低限。マイコラスから2点取りました。


先発の藤浪は不安定な感じもしましたが、球自体は威力があり、良かったですね。
ただ先制点をマイコラスに打たれて献上してしまったのは痛かった。狙いすまされた球、この日一番迫力のある打球を飛ばされました。
6回は牽制悪送球から失点。勿体無い失点で、これらがなければ勝っていたかもしれません。
投手陣全体として読売の2-4番を無安打に抑えた上に、まともに打たれたのは井端とマイコラスぐらい。
2番手でリリーフの経験は薄い岩崎が好投、これが良かったですが、10回は安藤と高宮で計4つの四球を出して自滅。
先頭、そして敬遠後の打者に四球というのがどうにもこうにも。


打線は上本が復帰してよかったのですが、2番に起用された今成が音なし。さらにゴメスに至っては打てる気配すらなし。
打線が線になりませんでした。線になった7回はこの2人に回っていません。
江越、伊藤隼太も面白いように空振りをしてしまいました。



とにかく接戦で敗れて、あとがなくなりました。明日はメッセvs菅野でしょうか。
打線が奮起するしかありません。1つ取り返せば流れは変わります。

以下、写真です。
今日の席。帽子は甲子園で配られたもの。といっても私が行った時ではないです。知人から頂いた物です。


試合前のキャッチボールをする藤浪。今日は荒れてはいましたが読売に崩された感じはしません。それだけに勿体無かった。


開始前に両軍監督コーチ選手がライン上に並んでセレモニー。要りますかね、これ。


でもそのセレモニーの時にスタメンがわかるようになっていて、この通りに発表。


CSでは外野スタンド席、半分が読売応援団になります。まあ仕方ない。3塁側にも読売ファンはいました。
でもね、タイガースファンの声援が小さい少ないとは一切思いませんでした。


あまり来ない内野スタンド席。通常3900円。CSは特別に6200円。ひどい。2階席は通常の価格設定のところがほとんど。



国家独唱。清水翔太。CS決まったのはこないだのこと。大物?でスケジュールが空いてたのはこの人だけか?って思った(笑)


7回は凄まじい盛り上がりでした3塁側・レフトスタンド。チャンスマーチも多く歌えて良かったのですが、結果が・・・


以上です。明日はどうするか検討中です。チケットは立ち見でしかありません。

【2015年生観戦結果】○=勝ち、×=負け
3/31神宮球場×
4/3~5東京ドーム○××
5/13,14神宮○○
5/23,24横浜スタジアム○×
5/31西武プリンスドーム×

7/2神宮×
7/4,5横浜○○
7/10,11東京D××
8/8,9横浜○○
8/18~20東京D×××

9/18横浜×
9/20阪神甲子園球場○
9/22,23東京D××

10/10東京D×

合計9勝15敗。