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11・27プロレスリングNOAH有明コロシアム大会観戦記(2)メインイベント。

2011-11-28 23:58:54 | twitter
11・27NOAH有明コロシアム大会観戦記、試合篇です。

まずはメインからいきましょう。
開始前から場内にはKENTAへの声援が圧倒的でした。
ただ、どうなんだろうか、個人的には少し前の「NOAHを変えてくれ!」との思いよりも、
階級を超えて戦うKENTAへの純粋な応援の気持ち、が強いように感じました。
このメインのリングにGHCヘビーへの挑戦者として立つ、それだけでも十分NOAHを変えてきました。

私は元々いい試合を見たい人間なので、
特にKENTAに肩入れするでもなく、潮崎にヘビーの牙城は守ってほしいとは思っても、
潮崎への声援ばかりでもなく、といった感じで見てました。
KENTAはニュートラルコーナー2つでTシャツにサインして投げ入れる大サービス。
神々しささえ感じましたね。カリスマになりました。

試合は序盤から張り手合戦があり、のっけから刺激的な雰囲気に。
そして早い時間でKENTAの1発が入って潮崎の動きが悪くなる、という状況。
しかし潮崎はチョップで打開、KENTAも負けじと蹴りまくる。
長いツアーの後とはいえ、両者のコンディションは悪くなかった。
KENTAは割と早い段階でSTFに行ったと思ったら、どうやらどこかで足を痛めた模様。
それでグラウンドを使ったのだと思う。結果、その足の状態が最後まで尾を引いた。

それにしても両者の気迫が伝わる内容、必死で戦っている…丸藤復帰にも、秋山の三冠にも、
または1週間前にリーグ戦を制した森嶋にも、第3試合に追いやった小橋にも…
それらとの戦いもあったと思った。特に9月の後楽園のメイン後でこの2人と杉浦のマイクで、
プロパー3人で盛り上げていく決意を感じたが、あれから2ヶ月、
非常にいい雰囲気でその3人+森嶋が絡んできたと思う。

KENTAと丸藤のような試合は「奏でるプロレス」と思ったが、この2人は「ぶつかるプロレス」。
割と打撃系、打ち込む系の技が多い両者、そういえばこの日スープレックスは少なかったな。
中盤、流れをつかんだKENTAはgo2sleep。
これは2度決まったが、いずれも3カウントならず。かつて潮崎の顎を折ったが、
この日は少し当たりも浅いような…潮崎はgo2sleepは一度だけ回避して2度受けた。
やはり足の状態がKENTAの切れを削いだか…打撃に関してはベストとは言えなかったか。
そして潮崎が再三流れを断ち切ったのがラリアット。この日は左でも打つ執念ぶり。
やはりヘビーの重さは違う!KENTAもかなり受けていたが徐々に圧力差が出る。
中盤での袈裟切りチョップは気迫もあって場内どよめき。
さらに攻める潮崎は2度目のトライでムーンサルト。
キレイに決まってさあカウン…

!!

なんと完璧に決まったムーンサルト受けた下からスルスルと潮崎に絡みつくKENTA!
場内のどよめきと歓声!!そう、gameover…

いやいやいや、潮崎振り払う!!
(ちなみにgameoverは「GAME OVER」と書かれているけど、自分は「gameover」と書きたい。どうでもいいけど。)
KENTA、勝機を逸した!
それでも食らいつくKENTAだが、それを振り切ったのはやはり豪腕。
特にKENTAとの張り手合戦(これもとんでもないものだったが)の後、KENTAが張り手で押し込むか!?
と思われた後に見事なタイミング出てきた一撃に場内驚愕!!
振りぬいた腕が、左右の違いはあるがまるでハンセンのよう。
これで一気に潮崎ラッシュ。ゴーフラッシャー、そして至近距離からのラリアットも凄まじいものだったが、
KENTAは3カウントを許さない。場内はかつて武道館で体験したような、
声援が渦巻いてゴーゴーいってる状態に。それもあってか四天王プロレスを見ているようだった。
KENTAの粘りもあったが最後は変形リバースDDT。ややボム系の技のように落として3カウント。

やっと終わった。KENTAの挑戦も終わった。
もちろんまだまだ続くんだけど。ひとまず、今年のNOAHのGHCヘビーは終わった。
見事な試合だった。頭から落とす技がそんなになかったのが違う部分で、
あとは気迫とか流れとか、粘りとか1発の強さとか、四天王時代に近いものを感じた。
もちろん追いついてはいない。潮崎にはまだまだ注文もある。
でも、今年最後のビッグマッチは締まった。この2人でやり切ったところに価値があった。
東スポのベストバウトは選考人が決めりゃいいけど、私がナマで見た中では候補の1つ。

試合後には妙なテンションの森嶋が場内、そして潮崎の呼びかけに応えて登場。
変なマイクで挑戦表明。大阪での挑戦です。




セミでは秋山準の三冠統一ヘビー級選手権に太陽ケアが挑戦。
しかし今日はここでタイムアップ。明日以降、また改めます。

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11・27プロレスリングNOAH有明コロシアム大会観戦記(1)総括。

2011-11-27 23:59:10 | プロレス
プロレスリング・NOAH、今年最後のビッグマッチ、有明コロシアム大会観戦記です。
しかし今日はとりあえず写真と総括だけにさせていただいて、
個々の試合等は改めて。


結論として、非常に良い大会となりました。
観客も主催者発表で5800。この数字をどう捉えるかは人それぞれでしょうが、
私はNOAHが去年あたりから有明コロシアムを使うようになってからは、
一番入ったと思っています。7000~ぐらいでもおかしくないと思いましたが、
かなり実数に近い発表だと思います。

会場はレイアウトを以前より変更、
スタンドの一面をつぶして大きいスクリーンを1つ置き、
その下に入場ゲートを1つ(以前は2つ)。
フェンス前で曲がってからリングに入るのは、大阪ではよく見る形。
↓こんな感じ。開始前の写真ですが。


私の席は列こそ通路から2列目ですが、リングから遠いため4000円。
しかし今日はいつもは入れない角の席(ちょうど私の席とかのエリア)も開放、
実際用意された部分についてはギッシリ埋まっていた印象です。
久々に満足のできる客入りだったと思います。
そして照明の演出も頑張りました。武道館撤退してもこれだけの大会をできるなら十分。
有明コロシアムではどうも「イベント感」が不足していたので。
チケット販売も含め、NOAHが気合いれて開催した印象です。

ただやはり場内は席がわかりづらい。
東西南北と示されていないのは仕方ないが、ブロックがどこかわからん。
よって通路でまごまごする人の多いこと。常にこれは改善点。
入場口は2つしかないのだから、そこでもっとわかりやすい座席表を掲示するとかしないと。
あと、会場は寒かった。まあ試合と共に温まってはきたけど、
でも暖房を少しでも入れてくれないと…



会場入り口スペースには急逝したバイソン・スミスへの献花台が。
花を手向け、一礼してきました。

バイソン、ありがとう。
そして開始15:00から追悼セレモニー。田上社長が遺影を持っての10カウントゴング。
こんなことになろうとは…そして過去の映像、バイソンのテーマが流れて終了。


大会はバイソンのセレモニーや休憩20分にしたこともあってか4時間興行に。
長いといえば長い。そのためか?それとも期待外の結末のためか?メイン終了後に席をすぐ立つ人が多かった。
15時開始だから余裕があったけど、やはりビッグマッチといえど3時間半ぐらいがちょうど良い。
しかしこの日の大会に不満のある人はいないでしょう。
観客が多いので盛り上がったし、KENTA戴冠ならずはまあ人それぞれ感想があるでしょうが、
トータルでは非常に良い大会であったと思います。

さて次回は各試合を振り返りますが、
やはりメインでしょう。KENTAがついにヘビーへの挑戦。
果たして試合内容は素晴らしいものとなりました。
そしてそれを受け止めた潮崎。場内は歓声が渦になりましたね。
課題も浮き彫りになりました。とりあえず白のシューズはやめようよ潮崎。

内容ではGHCジュニアヘビー王者決定戦も大爆発!!
中嶋とリッキーのあまりに激しい攻防に場内が沸きに沸きました。
この試合とメインでは久々「重低音ストンピング」がありましたね。
丸藤も復帰戦を無事終了。「無事終わってくれ」との場内の声なき叫び。
力皇は引退した、バイソンも去ったけど、1人重要人物が帰ってきました。

それではまた明日以降。

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2011ジャパンカップ。多くの馬にチャンスあり。

2011-11-27 00:18:09 | 競馬
ジャパンカップ。
16頭中14頭ぐらいにチャンスがある。

しかし、馬券になるのは3頭。(4頭とか5頭のケースもあるにはあるけど)

絞り込んで絞り込んで、


最後の輝きを見せてくれよ。
◎ブエナビスタ。
終わったのか?終わってないよ。
待ちに待った内枠。スムーズにいけば伸びる。
府中2400でこの馬より先に入線したのはいない。
ここしかない。有馬は勝てるわけがない。燃え尽きるならこの舞台。

○ローズキングダム。
斤量がこの秋最も軽い57キロ。
この距離なら6回走って全て馬券。

▲エイシンフラッシュ
この距離のほうがいいのは明白。やっと適距離でダービー馬復活。

△トーセンジョーダン
天皇賞はフロックでも何でもない。元々それぐらいの馬なのだ。

△ウインバリアシオン
勝っても何の不思議もありません。ハーツクライならこの舞台でこそ。

△デインドリーム
凱旋門賞勝ち馬は日本では走らない。しかし3歳牝馬、凱旋門より実に1.5キロ減。

☆大穴はトレイルブレイザーを置いて他ない。
何のことはない。大逃げを打つと見ている。

今週はジャパンカップ!空前の豪華メンバー。

2011-11-24 23:39:06 | 競馬
今週日曜日は競馬ジャパンカップ。
NOAH有明コロシアム大会の最中で、なかなか見れないだろうが、

これはとんでもないメンバーが集まりましたよ。

登録があったうちではヒルノダムール、スノーフェアリー、カリバーンが回避したけど、
ヒルノとフェアリーが出ていたらどうなっていたことか…

枠順も決まりました。

1 ジャガーメイル 57.0
2 ブエナビスタ 55.0

3 ローズキングダム 57.0
4 オウケンブルースリ 57.0

5 トレイルブレイザー 57.0
6 トゥザグローリー 57.0

7 ペルーサ 57.0
8 ヴィクトワールピサ 57.0

9 サラリンクス 55.0
10 キングトップガン 57.0

11 ミッションアプルーヴド 57.0
12 ウインバリアシオン 55.0

13 デインドリーム 53.0
14 シャレータ 53.0

15 エイシンフラッシュ 57.0
16 トーセンジョーダン 57.0

外国馬も凱旋門賞1、2着馬が登場。
日本もGⅠ馬7頭が集結した上、
オルフェーヴルのダービー、菊花賞で連続2着のウインバリアシオンも参戦。
さらに上がり馬トレイルブレイザー、春先まで主役が復活なるかトゥザグローリー、
秋天で1頭33秒台の末脚ペルーサ、8歳でブレイクのキングトップガン
などもいて混戦模様。

女王ブエナビスタは昨年降着の雪辱を果たしたい、
この距離でこそのローズキングダムは連覇を狙う、
一昨年2着で復活を期すオウケンブルースリ、
ドバイWC覇者の走りを見せ付けたいヴィクトワールピサ、
ただ1頭のダービー馬の意地だエイシンフラッシュ、
秋天での衝撃をもう一度トーセンジョーダン、
ジャガーメイルも父ジャンポケで頑張ります。

うーん。迷う。
どれも来そうだ…
(小声で)キングトップガンとジャガーメイル以外。(笑)

良いレースになることを期待しましょう!!

夢のある話、できてますか。

2011-11-23 23:17:48 | weblog
3つ一気にいきます。2つ前はバイソン・スミスの訃報、1つ前はどうでもいい我が家付近のことです。

さて、私は採用担当という仕事もしているので、就職活動中の学生と面接することが多いのですが、
基本的に学生との対話を重視して、いろんな話をします。
一般的な就活の面接とは少し違うことも。
学生があまり想定していない質問をすることもある反面、
私もその場その場でいろんな話を思いつくことも。

で、先日つくば市出身の学生と話す機会があったのですが、
我々の世代からすればつくばといえばつくば万博、という話をしました。
当然今の大学生は万博は知らないどころか平成生まれまでおります。

そのときにふと思いついたのが、
あの1985年のつくば万博は、これからの日本がどういう進路で歩むのかを示した、
画期的なイベントだった、ということ。
そういう主旨で少し話をしました。

思いつき、口から出任せで話すことは多いですが(嘘や事実と異なることは絶対言わない)、
この話は我ながら少し面白いと思いました。
要は、高度成長を終え、オイルショックのような危機も脱し、
さらにそれまでの重厚長大産業(鉄鋼や造船)、さらには自動車、家電製品、といった産業も落ち着き、
これからの日本はじゃあどういう産業で世界にアピールしていくのか、
という時にそのつくば万博では「科学技術」というものがあると示した、ということです。

そしてそれは当時の子どもたちに(大人にもかもしれないけど)、
非常に夢のある話として、大人が示すことができたものだと思ったのですね。
そういう「夢のある話」が今の世の中は何もできていない。
ITという情報技術、コンピュータなどにその可能性もあったが、
日本がバブル崩壊して不景気に突入した後の話であって、
そもそもそれが日本の失地回復につながってはいない。
むしろ様々なIT化、コンピュータ化は便利さと悪いこと半々ぐらいなのではないか。

そんなことを思いました。
科学万博、EXPOという夢のある言葉を提示し、
そこに夢を感じられたのも、そういう時代だったからなのでしょう。
今じゃどんな夢が提示されても、「金がない」で終わってしまう。
リニアモーターカーや既に実績残した宇宙探査機はやぶさなどは少しは感じられるが…
大人が子どもに提示できる夢、って何なんでしょうね。

話変わりますがリニアモーターカーは、JR東海によると、
名古屋開業が2027年、新大阪延伸が2045年の計画。
2027年は私51歳、2045年は69歳!!
生きてるのか俺!?

我が家付近の再開発。

2011-11-23 22:39:17 | weblog
私が住む川崎市武蔵小杉は、ものすごい勢いで最開発が進んでいますが、
再開発地区には直接当たらない、私の住むアパート周辺でも、
大変な勢いで再開発?が進んでいます。

てかそもそも今のアパート自体が、住み始めた時に新築でした。
その前は古いアパートか家があった模様。
そして住み始めてから5年半を超えましたが、
まず隣にあった古い小さな薬局が取り壊されて更地になり、
近くの大きな道に出るところにも新しいアパートができました。

さらに昨年、まず玄関側から向かって左の古いアパートが取り壊されて、
立派な一軒家が建ちました。小さいながら庭に駐車場もあります。
そして今年は後ろ(ベランダ側)の一軒家が改築。
これが春先からずっと工事中で、まだ作っています。

そして今週、玄関から出て右の古い家も壊され、今は更地に。
かなりの広いスペースであったことがわかりました。
そして、工事を始めたときにいやな予感がしたのですが、的中。

その今回壊された家の庭には、桜の木があったのです。
それは私の家からすぐ見れるもので、毎年楽しみにしていました。
壊されなければいいなと思ってましたが、火曜の夜に帰ったときはあっさりと。
一番近くにあった桜がもう来年からは楽しめません。

そこに今後何ができるかはどうでもいいですが、
桜の木をあっさり切ってしまうのは、地主に一言いいたい気持ちです。

それにしても上記3件の取り壊し→新築改築にあたっては、
工事で結構な音をさせているのに、一言も連絡すらないってのは、どういうことでしょう…

バイソン・スミス急逝。

2011-11-23 22:07:30 | プロレス
プロレスリングNOAHの常連外国人、バイソン・スミス選手が亡くなりました。
享年38。プエルトリコで、現地火曜日の夜のようです。

このニュースにはプロレスファン、とりわけNOAHファンは驚いたでしょう。
というのも、バイソンは日曜日までNOAHのグローバル・リーグ戦に参加しており、
普通のファイトをしていたためです。
しかもナマで見る限り、身体への異変などは感じられず、
最終戦の成績次第では優勝決定戦進出もありました。
ただ元々、20日の札幌までの参戦の予定であり、
おそらくすぐに帰国したのでしょう。

何か病気を抱えていたか、急に不調が襲ったか…
いずれにせよ、大変驚いています。
今はただご冥福をお祈りしたいと思います。

バイソンというと2009年6月13日の広島のリング上にもいました。
自分をNOAHで引き上げてくれた三沢に、早くお礼がしたかったのか…

NOAHはまた1つ大事な宝を失いました。
今年で来日10年。数少ない常連のヘビー級ガイジンとして、貴重な存在でした。
そしてシューズには日本の国旗を入れたり、齋藤彰俊とタッグを組むなど、
日本に溶け込んでいましたね。

NOAHが勢いを失って、個人的にリングの上のことで一番まずいと思ってるのが、
良いガイジンを多数呼べなくなってしまっていることです。
その中にあってフリーのバイソンはおそらく金勘定無しで来てくれていたはず。
最近のガイジンでは唯一GHCヘビー取れる可能性もあっただけに…

ただただ、残念です。

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グローバル・リーグ戦2011終了!優勝は森嶋!!

2011-11-21 21:45:16 | プロレス
プロレスリングNOAH「グローバル・リーグ戦2011」は森嶋猛の優勝で幕を閉じました。

土曜日のリーグ戦最終日は旅に出ており…
日曜は日本シリーズ見てたら書く暇なく…

Aブロックでは森嶋が秋山を下して12点での逆転進出。
これはやや意外でしたね。秋山は金丸に負けたのが響きまくった。
潮崎は最後勝って11点に伸ばしたが、GHC王者が2位タイがやっとでは話にならない。
吉江は森嶋に勝ってかき回したが結局6点止まり。気合の割にはこのメンバーで6位タイ。
マードックは高山、森嶋、吉江に勝ったというのが凄いけど8点まで。

Bブロックはリーグ戦最終日に健介、杉浦が共に勝って11点に伸ばすも、
KENTAがバイソンを下してあっさり12点。
KENTAはその健介、杉浦には負けているが、他の勝てるところをキッチリ引き分けもせず勝った。
バイソンは9点。ヨネ、谷口に勝ってさえいれば独走だったか。
他はどうでもいいが、元気なのがジュニアのKENTAと40代の健介、杉浦。
そのあたりもう少しどうにかならないのか。

そして決勝。
試合は見ていないので書けませんが、
森嶋がヘビーの意地を示した、ということでしょうね。
GHCヘビーへの挑戦権をゲットしたとも言えるでしょう。
森嶋が、というかヘビーらしいヘビーが強いプロレスはやっぱり面白い。
KENTAもそれは大事だし強い。杉浦も世界に誇れるレスラーだ。
でも身体のサイズはやはりプロレスの一番の魅力でもある。
それを持つ森嶋がこうやって勝てたのは大きいんじゃないかな。

大きい選手にありがちな殻を破れず突き抜けられない、という課題を、
今回こそはクリアしたと思いたい。
ついに覚醒した、と書かれるかもしれないが、
本当に覚醒したのかどうかはこれからの戦いぶりでわかる。
今後トップに絡めない、ベルトに絡めないようだったら、
この優勝はただの花火で終わってしまう。
そうじゃない、NOAHをオレが引っ張ると言ったなら、それをリングで見せてほしい。
まずはおめでとう。


さて今回のリーグ戦、無差別級で18選手を2ブロック制にした試みでしたが、
率直に感想を言えば、非常に面白かったですね。
だから3大会も観にいってしまったのですが、払ったお金以上の価値はありました。
いろんな顔合わせが実現し、やっぱりプロレスの面白さはシングルにあると実感。
特にブレイクした選手もいない反面、秋山、杉浦、健介など実績ある選手が活躍し、
KENTAのヘビー超えという1つのテーマも提示。これで見る側はひきつけられた。
さらに森嶋のスランプ脱出→復活というストーリーもあり、
ボビー・フィッシュやトレバー・マードックというガイジンも華を添えました。
優勝者が特に何らかの挑戦権を与えられるでもないのは、いろんな意見があるでしょうが、
2人のシングル王者も参加してのリーグ戦ならば当然かと。

その意味ではGHC王者、潮崎の5勝2敗1引き分け=11点という成績は納得しがたい。
特に秋山、高山、森嶋相手で1点しか取れなかったのは話にならない。
秋山が11点であったのが救い?だがGHCは三冠の下だと思われてはいけない。
ただ、週プロでKENTAが言っていたようにNOAHファンは「秋山準」は応援しても、
「秋山の三冠ベルト」にはあまり興味がないのではないか。

しかし今回のリーグ戦は、あまり大物が呼べない、外敵も呼べない中で、
かなりのボリュームを見せてくれたのはよかった。やはりシングルはカードの可能性が広がる。
ジュニアも加えるのは他でもよくあるし、幅は広がったと思う。


ただ、当然課題もある。
まず日程がタイトすぎ。前夜祭を入れれば18日で13戦はさすがにやりすぎ。
しかも南は広島・高知、北は旭川。東京で3戦は財布に厳しいと何度も書いた。
そのせいか、選手にケガ人が多かった。ケガはつきものとはいえ、ハード日程でシングルが多いと…
終盤戦で疲れやケガからクオリティが落ちていないといいが。
内容あってこそのNOAHだけにね。
そして1大会で8、9試合をやったことで、試合時間の短縮が必要になってしまった。
それではちょっと内容の充実は難しい。それでも後楽園では熱狂が生まれたけど。
いろんな事情はあるだろうけど、日程、そして試合にゆとりが欲しかった。
さらに今日の函館、23日の花巻があってからの、27日有明コロシアム。
選手とスタッフの皆さん、どうぞ身体に気をつけて…

しかし1人の脱落者も出さず、完走しました。
今やこれだけの大規模な巡業を組めるのも新日本、NOAH、全日本ぐらい。
全国津々浦々行けるのはある意味、プロレスにしかできないこと。
東京の大きな会場でのビッグマッチも大事だけど、小さな町の体育館も同じように大事です。

次回は11・27有明コロシアム大会。
ついにKENTAがGHCヘビー級選手権に挑戦します。

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NOAH「グローバル・リーグ戦2011」いよいよ大詰め!!

2011-11-18 23:28:02 | プロレス
プロレスリングNOAH「グローバル・リーグ戦」はついに明日でリーグ戦は終わり!!
いよいよ優勝のゆくえが絞られてきました。
明日からの札幌2連戦!!行きたい!!

両ブロックとも1位だけが「次(=優勝戦)」がある。

Aブロックは可能性を残すのはこの3人!!
11点…秋山準(明日はvs森嶋)
10点…森嶋猛(明日はvs秋山)
9点…潮崎豪(明日はvsマードック)

高山は10点で公式戦終了、優勝戦は消えた。
ということで、こうなる。
秋山が○△で秋山1位通過。引き分け以上でいいわけだ。
森嶋は秋山と対戦。○で12点となり1位通過。これは○しかない。
潮崎は○が必須。11点。その上で秋山と森嶋が両者無得点試合しか道はない…
昔の全日本では「リングアウト・反則」での勝ちが1点てのがあったが…
潮崎はまず無理だ。
ということは、秋山-森嶋が優勝戦進出決定戦になるわけで、これは楽しみだ!!


Bブロックも健介の失速で風雲急を告げた。
10点…KENTA(明日はvsバイソン)
9点…健介(明日はvsヨネ)
9点…杉浦(明日はvs佐野)
9点…バイソン(明日はvsKENTA)

ヨネが今日佐野に負けて7点止まり。10~11点の目はなくなった。
4人に可能性が残っておりAブロック以上の混戦。
簡単に書けば、「勝った者がまず有利」。但し、11点を3人が取る可能性があるため、そうなりゃ決定戦か!?
面倒だし、実際あり得ないから、両者無得点は無しで考えよう。
KENTAは○で単独1位通過、△で11点で健介・杉浦の結果次第。●なら相手はバイソンのため無理。
健介は○でもKENTA次第。△なら10点で、KENTAvsバイソンの結果待ち。
杉浦も健介と同じ。佐野ぐらいはあっさり通過してほしいぞ。
バイソンはKENTAと直接対決があるが○は絶対条件。11点なれば健介、杉浦次第で優勝戦アリ。△ではKENTA11点で脱落。
いずれにせよ、11点で3人並ぶ可能性も残る。巴戦か!?
でもおそらくKENTA、いくんじゃないかな。

優勝戦はどうなる!?